駆動用電池交換後4回目の補正+普通充電ロス計算。230921-22
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
ショップ作業 |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) ![](/images/icon_difficult_on.svg) 中級 |
作業時間 |
12時間以上 |
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三菱販売店に預けた時のオドメーター。
今回測定時走行距離:193705km
前回測定時走行距離:170000km
上記2つの差分:23705km
駆動用電池交換後:52130km
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三菱販売店に預けた時のセルごとの電圧。
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三菱販売店に預けた時のユニットごとの電池温度。
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三菱販売店に預けた時のCaniOn「my Trip Timer」 Ah指示値
42.5Ahなので、容量残存率(SOH)は、42.5(Ah)÷48.0(Ah)×100=約88.54%
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2023年2月から私の担当店の代車は「eKクロスEV」になったので、貸してもらった車は「eKクロスEV・ビジネスパッケージ」です。
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9月21日23時頃のMiEVコンセントの液晶画面。
充電時間が37分と表示されているので、22時20分頃までは放電していたと思われます。
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開店時刻直後だとデータ集計する時間がないとのことで、その間に実家と父の墓参りに行きました。
EV慣れしてる母の感想は「広いね~。(私が後から追加した)配線が無いからスッキリしてる」でしたw
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アイ・ミーブは夕方に引取りました。
借りている間のeKクロスEVの走行データ。
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無事に1泊2日で補正終了して受け取りました。
受け取った電池容量測定チェックシート(1/2枚目)
今回測定時走行距離:193705km
前回測定時走行距離:170000km
上記2つの差分:23705km
駆動用電池交換後:52130km
入庫時(測定前)データの現在電池容量は、42.5Ah(=約88.54%)
預けた時のCaniOn「my Trip Timer」 Ah指示値とピタリ一致。
補正後の結果はいかに?
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受け取った電池容量測定チェックシート(2/2枚目)
今回測定時走行距離:193705km
前回測定時走行距離:170000km
上記2つの差分:23705km
駆動用電池交換後:52130km
容量測定後データの現在電池容量は、44.5Ah(=約92.70%)
測定後-測定前=44.5Ah-42.5Ah=+2.0Ah(+約4.17%)
この数値は、新車から30ヶ月(52041km)での容量補正後の電池現在容量:44.9Ah(=約93.54%)とほぼ同等です。
新車時と充電スタイルを変更している割には劣化は少な目な印象です。
30ヶ月点検(6ヶ月点検)+バッテリー補正+Fショック交換+普通充電ロス計算 160905-09
https://minkara.carview.co.jp/userid/183214/car/1664020/3974847/note.aspx 12
チェックシートだけでなく、裏付け用としてパソコン画面のハードコピーも分けてくれました。
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これも以前からお願いしているバッテリー補正で普通充電が終了した後のデータを確認。
充電時間:7時間26分(前回7時間38分、2回前7時間56分)
充電電力量:17.49kWh(前回18.26kWh、2回前18.62kWh) でした。
前回と比べて充電時間が短くなり、充電電力量が小さくなっていることからも若干ながら劣化しています。
駆動用バッテリー容量補正後の電池容量残存率は92.7%だったことから、
よこよこi-MiEVの駆動用電池容量
=16kWh×0.927≒14.832kWh
上記2つの数値から、普通充電時の充電時ロスは・・・
17.49kWh÷14.832kWh≒1.179
と言うことで、端数を切り上げた「18%を普通充電時のロス」として個人的な集計での根拠にしようと思っています。
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受け取った時のセルごとの電圧。
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受け取った時のユニットごとの電池温度。
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受け取った時のCaniOn「my Trip Timer」 Ah指示値と容量測定チェックシートに記載の値がピタリと一致しました。
結果としてたまたま一致しただけなので、CaniOn指示値はあくまで参考値です。
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受け取った時のMiEVモニタ。
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ここからは、よこよこ独自で集計しているデータをご紹介します。
(全ての場合で同じ値になるとは限りません。あくまで一例として参考にしてください)
左半分:保証で交換してもらってからの走行距離とSOHの推移をグラフにしました。
補正によりSOHは改善したので、数値をプロットすると5つのグループになります。
右半分:2023年以降のSOHの推移。
日付・オドメーター・前回変化時との差分・電池交換後の距離・SOH・現在電池容量の順です。
0.1Ah劣化する平均距離から計算すると、10万キロ走行時のSOHは約85%??
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データ点数を関西電力検針日と容量補正時だけに絞ってプロットしてみました。
Excelが導いた一次関数式に10万kmを代入すると10万キロ走行時のSOHは約80%??
新車から10万km走行時の実績ともおおむね一致するので一定の精度は有るかも?
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前回補正を行った1年前の2022年9月から今回の容量測定までの推移をグラフにまとめました。
割とキレイに直線的に並んでいます。
最後にSOHが変化を確認した時の走行距離を代入すると、ほぼピタリなSOH値が演算できました。
一個人でもこれだけ集計している例が有るので、自動車販売店スタッフ各位、自動車メーカー各位も私以上に熱意を持って情報収集して頂くと共に進化した軽やAセグメントBEVの開発をお願いします。
次回は1年後の2024年夏?秋?に5回目の容量補正を行う予定です。
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