前回に続き横須賀の小さなトンネルを探索しました。
トンネルに特化したニッチな内容です。
二日に分けてスクーター、徒歩、車で横須賀のトンネルを廻りました。
■一日目は娘のビーノ🛵で15箇所のトンネルを廻ります。(国道16号は除く)
京浜急行の逸見を起点に追浜の取りこぼしたトンネルを目指して出発。
①
沢山隧道

左側が沢山隧道(旧道)、右側が新沢山隧道
トンネル内でレンガ🧱が見える旧道

道幅が狭く一方通行です。
壁面はパネルで覆われてます。
所々レンガ🧱が見えます。
反対側(逸見側)

完成 大正6年(1917)
長さ 80m
②
新沢山隧道(逸見側の入口)

幅の広い新道を作り両面通行になりました。
完成 平成3年(1991)
長さ 124m
幅 9.5m
③
西逸見吉倉隧道

歩行者自転車専用防災トンネルです。
逸見側の道の先は桜の名所「塚山公園」
江戸時代の武士「三浦按針」の石碑があります。
壁面はパネルで覆われてます。
トンネルを抜けると山の上に安針台のマンションが見えます。
反対側(安針塚側)

完成 昭和60年(1985)
長さ 260m
幅 4.5m
マップ(衛星)

トンネルの上には「本町山中道路」が通ってます。
④
ながかまトンネル

JR田浦駅 16号線を越えた先にある防災トンネルです。
田浦側の道を奥に進むとループ橋(ぐるぐる橋)があります。

コンクリート板の白い壁が綺麗なトンネルです。
休憩用の木のベンチが置かれてます。

おばあちゃんが並んでお話してそうですね。
反対側(安針塚側)

完成 平成8年(1996)
長さ 214m
幅 4.5m
高さ 5.2m
マップ(衛星)

北側に国道16号と田浦駅があります。
のの字橋もギリギリ下に写ってますね。
⑤
追濱隧道

トンネル前にあるコンクリートの橋が特徴的なトンネルです。
トンネルを抜けると日産追浜工場が見えます。
反対側(追浜側)
完成 明治45年(1912)
全長 69m
幅 8m
高さ 6.7m
⑥
山之脇トンネル(追浜側)

前回のトンネル巡りの取りこぼし
追濱隧道と平行に掘られた短いトンネル
トンネルを登ると見晴らしの良い公園がありました。
長浦港が見えます。
反対側(公園側)

カーブと傾斜が絶妙な坂。🛵ビーノでも気持ちがいい
完成 平成19年(2008)
長さ 29m
幅 7m
高さ 4.5m
⑦
比与宇隧(田浦駅側の入口)

旧国鉄の引き込み線が通っていたトンネルです。

昔は線路内に貨物列車用の線路がありました🛤️
反対側(横須賀側)

長さ130m
幅 8m
⑧
坂本隧道

歩行者と二輪車が通れる道路
壁面は上側がパネルで下側がコンクリート
一部レンガ🧱が見えます。
反対側(坂本側)
完成 昭和61年(1986)
長さ 123m
幅 3.6m
高さ 3.2m
マップ
⑨
新坂本隧道

坂本のトンネル
トンネルを抜けると火葬場があります。
⑩
枇杷山トンネル(びわやま)

Jr衣笠駅の山の上にあるトンネル(歩行者専用)

上部が蛇腹金属板
下部はコンクリート
汐見台側は四角
トンネルを抜けると山の上
反対側(衣笠側)

横須賀で一番狭いトンネルかも
改修 昭和48年(1973)
長さ 62.35m
幅 1.95m~2.6m
高さ 約2m
マップ(衛星)
⑪
公郷3丁目隧道(横須賀高校裏)

県立横須賀高校校舎裏のトンネル
内部はこんな感じ
反対側

このトンネルの存在はトンネル巡りの調査で初めて気がつきました。
他の人のブログや横須賀市の広報でも見つけられずストリートビューで発見しました。
マップ
⑫
金堀隧道

堀ノ内駅の近くのトンネル
信号による片側通行で片側に歩道があります。
反対側

完成 昭和11年(1936)
長さ 86m
幅 5m
⑬
山崎ふれあいトンネル

三春町から公郷に抜ける公郷隧道の隣に作られた歩行者専用道路です。

長いです
反対側

完成 平成8年(1996)
長さ 294m
幅 4m
⑭
公郷隧道

こちらは車道
1954年(昭和29年)に、車道、歩道兼用の公郷トンネルが完成。
現在は改修工事により歩道撤去し歩行者通行禁止
反対側(三春町側)
全長 255.3m
幅 6.5m
高さ 約5m
⑮
中里隧道

横須賀中央方面から不入斗(いりやまず)に抜ける道にあるトンネル
信号による片側通行で片側に歩道があります。
下側はパネルで上部はコンクリートで金属補強材
反対側(不入斗側の入口)

完成 昭和12年
長さ50m
⑯
若松隧道

横須賀中央駅のトンネル

このトンネルは両側から堀始めて方向がズレて丁字型ぶつかりトンネルの中に横道ができてしまったそうです。
現在は幅が拡張されてかつての横穴はなくなりました。
トンネルを抜けると横須賀中央に到着
横須賀中央側の入口

完成 昭和22年(1947)
改修 昭和41年(1966)
長さ 221.9m
幅 9.5m
高さ 6.8m
■ここから二日目
前半は徒歩で後半車です。
廻ったトンネルは5個(京浜急行のトンネルを除く)
横浜で雪が降った金曜日⛄
汐入駅からバスに乗り坂本坂下のバス停で下車。
京浜急行の踏み切りを通り横須賀駅に向かいます。
①
汐入二号隧道
内部は白くて綺麗
椅子が並べられてました🪑
反対側(横須賀駅側)

完成 昭和53年(1978)
長さ 136m
幅 4.0m
逸見駅と汐入駅の間の二連トンネルの間の踏み切りを通過します。
踏み切りで左右を見ます
逸見側のトンネル

出口が見えない。
内部にカーブがありますね。
汐入側のトンネル

トンネルの先に汐入駅のホームが見えます。
②
汐入一号隧道
内部

右側に放置自転車?
一台ではない所が謎です🚴♂️
反対側(横須賀側)

トンネルを抜けて坂を下りると国道16号の横須賀駅付近に出ます。
完成 昭和53年(1978)
長さ 148m
幅 4.5m
マップ(衛星)

画像上部に1号隧道、ポイント位置に2号隧道があります。
ここから車に乗り換えて走水方面の3つのトンネルを目指します。
③
長瀬隧道

浦賀の首切り場の旧道
雨模様とはいえ15時で児のくらさ。
反対側
以前から私が横須賀のトンネルの中で1番怖いと感じるトンネルです。
暗い、狭い、長いトンネルは他にもありますが夜に通ると周りの雰囲気や気配がここだけ別格。
(他のトンネルは夜に懐中電灯で歩いても怖く感じないんですよね。)
④
走水第二隧道(海側のトンネル)

手掘りのトンネルとしては全国5位の長さのトンネルです(一方通行)
オレンジ色のナトリウム灯が綺麗
反対側

出口は四角
完成 明治9年 (1876)
拡張 明治15年
長さ 229m
幅 4.6m
高さ 4.0m
⑤走水第一隧道(馬堀側のトンネル)

水道用のトンネルとして掘られ馬堀海岸の埋め立て地ができるまではこの道が走水と観音崎までのメイン道路でした。
こちらもナトリウム灯
反対側

拡張 明治16年 (1883)
長さ 90m
幅 4.6m
高さ 4.4m
説明パネル
今回も様々な表情のトンネルを堪能できました。
横須賀にある公道のトンネルで私が未確認のトンネルは残り一つ
「旧田浦隧道(廃道で通行禁止)」
ぶらタモリで放送された16号線の横にあるトンネルです。
時間を作り見に行きます。
最後まで見ていただきありがとうございました。
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Posted at
2023/02/11 20:11:42