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オザミの愛車 [スバル WRX STI]

整備手帳

作業日:2020年4月12日

TEIN Super Racing アッパーマウントのピロ交換

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目的 修理・故障・メンテナンス
作業 DIY
難易度

初級

作業時間 1時間以内
1
現在装着している車高調キット TEIN の Super Racingですが、使用を始めて約2年が経過してフロントのアッパーマウント・ピロにガタが出てきました。
今回の作業では、アッパーマウントをバラして新品ピロボール(スフェリカルベアリング)への換装を行うことにしてやります。

ちなみに、TEINでは換装ピロのキット販売を行っていません。
使用されているものと同型のピロボール(※)を適当な小売店から購入して換装してやる必要があります。

(※)
型式:MBWTD18-207
内径:18mmφ
外径:33mmφ
幅:20mm
いわゆるミネベアミツミのスフェリカルベアリングです。

なお、以下は我流の作業要領となります。
参考にされる際には自己責任にてお願いします。


さて、アッパーマウントを車体から取り外す作業を行っていきます。
GVBのフロントはストラット式サスですので、下部ナックル側はバラさず、アッパーマウント部のみを車体と車高調から取り外す方法をとります。

先ずはジャッキアップしてウマをかけ、フロントタイヤを取り外してやります。

自分のGVBにはEDFCを装着していますので、アッパーマウント上にステッピングモーターが取り付けられています。
カプラー(黄○部)を取り外し、モンキーでもってモーター(赤○部)もリリースしてやります。
2
アッパーマウントを取り外す前に下準備を2つ。

この後、アッパーマウントを車体に固定しているナット3つをリリース、車高調全体をタイヤハウス内に下ろす作業を行っていきます。
ただ、スタビが突っ張り棒になって思うように車庫調が下りていきませんので、スタビリンクをリリースしておきます。
(スタビリンクのリリース方法はこれまでの整備手帳で何度も書いているので割愛)

また、アッパーマウントに足廻りの荷重がかかっている状態で上述のナットを緩めようとすると、アッパーマウントのボルト山を傷める事になります。
ここでは、ロワアームにジャッキをかまして1G状態を作り出しておき、ナットのリリースの際にボルト山に負荷がかからない様にしておきます。
アッパーマウントのナットをリリースした瞬間にサスが勢いよく落下しちゃうのも気持ちが悪いですしね。

ちなみに、足廻りを上方に持ち上げてアッパーマウントを車体に取り付け直す際にも画像の様にジャッキを使用してやれば一人で作業できます。
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ロワアームをジャッキをかけたら、3箇所の12mmナット(緑○部、締付トルク 20N・m)を取り外しアッパーマウントを車体からリリースします。
また、赤○部のナットも取り外し車高調本体とアッパーマウントも切り離してやります。

あとは先ほどのジャッキを下げ、車高調本体と共にタイヤハウス内に沈んでいったアッパマウントを取り出してやります。
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画像は、取り外したアッパーマウントの裏側(下側)のものです。

赤矢印部がピロですが、その周囲に90度ピッチで凹部のあるリングがはめ込まれているのが分かると思います。
このリングがピロの蓋になっていて、ねじ込む形でピロを固定しているんですね。

このリングの脱着用SSTがあるはずなんですけど、緑矢印のツールで代用することが可能です。
このツール、サンダーの歯を交換するためのものなんですが、凸部の幅を調整することができる様になっていて、今回のリングの脱着にも使用可能ってわけです。
ホームセンターで700円前後で購入できました。

とりあえずリングの廻りにラスペネを噴き付けて暫し待機です。
5
先ほどのツールでリング状の蓋をリリースするんですが、アッパーマウント自体を固定してやる必要がありました(万力を所有していません)。

色々と考えた末、作業マットとして使用しているお風呂マット2枚を重ねて… アッパマウントのボルト3本を突き刺す様に固定してやりました。
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先ほどのツールをリングにかけてプラハンで軽くシバいたところ… 意外なくらい簡単に緩められました。

緑矢印で示すものが取り外したリング状の蓋です。
リング側面にネジ山がきってあって、ネジ込む形でピロを固定する蓋になっているのが分かると思います。

赤矢印部がケースにはめ込まれたピロになります。
ピロ自体に大きなガタは無かったんですけど、内部がかなり痩せちゃっていてクリンクリンに動きまくる状態でした。
7
ピロ本体(赤矢印)のケースへの固着を心配していましたが、抵抗無くスポっと取り外すことができました。
ピロ表面・ケース内部共にキレイなものでした。

アッパマウントの各部をキレイにクリーニング後、表面を軽くグリスアップした新品ピロをはめ込んでやりました。

あとはアッパマウントを車体に取り付けなおして作業完了となりました。
8
交換した新品ピロですが、通販で購入しています。
4個で13,000円チョイでした(備忘録)。

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この記事へのコメント

2020年7月11日 11:57
タカタサーキットで同じ脚使ってる人初めて見たよう気がします…
個人的には良い脚だと思うんですが、なかなか浸透率が低いんですよねー

参考になりました。
コメントへの返答
2020年7月11日 23:27
コメントありがとうございます。

とても良い動きをするダンパーだと思っています。
容量がある上にメインシムが良い仕事をしてくれているイメージです。造り自体も何気にシッカリしていますよね。

自分が若かった頃、もう25年以上も前ですけど、当時のテインはそれほど評価が高くなかったと思うんですよ。今でも過小評価・食わず嫌いな方は多いかもですねぇ。

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2013年、13年間乗り続けてきたS2000(AP1)からWRX STI (GVB) SPEC Cに乗り換えました。 乗り換えをきっかけに10年間くらいご無沙...
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