Vベルト(フロント&リアサイドベルト)交換 (3/3)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) 初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
さて、サービスマニュアルの手順にそって実際にリアサイドベルトを取り付けていきます。
・クランクプーリーのボルト(22mm)を右に回し、クランクプーリーの4つあるサービスホールの一つが真上にくるようにします。
・エアコンコンプレッサープーリーにベルト①をかけ、ベルトストッパー②を専用ボルト⑤で取り付けます。
・クランクプーリーの上にベルトガイド③を載せ、ベルトガイドホルダー④を取り付けます。
2
・クランクプーリーを約45度右回転させます。
・クランクプーリーの溝にベルトをあててホルダー④で挟み込みます。
・ストッパー②とガイド③の部分でベルトが捩れていないか確認します。
3
・クランクプーリーとエアコンコンプレッサープーリーの溝からベルトが外れない様に、また、ベルトが捩れてしまわないように気を付けながら、クランクプーリーを右方向にベルトガイド③が画像の位置にくるあたりまで回します。
画像の状態までクランクプーリーを回すとベルトが両プーリー溝に嵌ってくれます。
なお、クランクプーリーを回すのにけっこうなトルクが必要なので、ラチェットに延長パイプをかけて作業しています。
4
ストッパーやガイドを取り外した後、ベルトを馴染ませるためにクランクプーリーを2回転させたらリアサイドベルトの取り付けは完了です。
5
最後にフロントサイドベルトを取り付けます。
新しいフロントサイドベルトをクランク・パワステポンプの両プーリーとオルタネーターに仮セット、水色○の長ボルトを締め込んでいきます。
オルタネーターが緑○部のボルトを支点にして持ち上がり、フロントサイドベルトが張っていきます。
フロントサイドベルトに適当なテンションが掛かったら、赤○部・緑○部の両ボルトを締め込みベルト取り付け完了となります。
なお、フロントサイドベルトのテンション目安(ベルトテンションゲージを使用しない確認要領)について、サービスマニュアル上では次の様に記載されています。
クランクプーリーとオルタネートの中間部分(黄色矢印部)を約98N(1kgf)で押した際の撓み量;
・新品取り付け時 7~9mm
・点検時 9~11mm
6
Vベルト交換とは別途の作業内容となりますが、備忘録として下記します。
ラジエター背面上部に取り付けられている配管がサビ始めていたので新品に交換しておきました。
この配管、サービスマニュアル上では「オーバーフローパイプ」と記載されているもので、クーラントがリザーバータンクから出入りする際の流路となるものです。
7
ラジエターを装着し直し、新しいクーラントを充填してエア抜きをしたら今回の全での作業が完了です。
※前述していますが、Vベルト交換に際してラジエターの脱着は必須ではありません。
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