
3月8日(日)
毎年に比べてかなり遅くなりましたが今年初めての鈴鹿。
新型コロナウィルスの影響で鈴鹿でのイベントも軒並み中止になりいつもなら取れないこの時期の日曜日の走行枠が。しかしこれが災いしました。
天候は雨でしたが4月のRUSHが近づいて来て少し気持ち的に焦っていました。
仕事や雨などの理由で9月のRUSH以降サーキットを走っておらずとにかく走らなきゃと思ってました。大量の雨以外なら迷わず行くつもりで。当日午前中は100%でしたが昼からは曇りに変わる予報だったので昼近くの枠を取って鈴鹿に。
予想より来ている台数は少なくパドックには1台も車両が居ません。
空いてるピットに入れ走行準備を始めました。

ガランとしたピット
雨は小降りで降り続いておりピットインした時に第2グループの走行が始まるタイミングでした。走行台数はやはり少ないようでした。
荷物を降ろし空気圧を調整し受付を済ませてふとピット前のハウスを見るとアドバイザールームの表示が。今日は誰かな?と覗いてみると福山さんでした。
挨拶し少し空気圧の事を聞いてみました。雨で路面温度も10度以下だから初めから2.5位でいいのでは。との事でしたので2.2にしていた空気圧を2.5に上げました。もしかしたらこれが少し影響したのかもしれません。
走行する枠の時間が近づいてピットレーンに。台数は8台くらいでした。5台目位について慣熟走行スタート。久しぶりの鈴鹿で雨の走行なので鼻から頑張って走るつもりはなかったのですが…
慣熟走行を終えピットレーンに戻り最後尾につけようと少し待ってからスタート。
ピットレーンからコースに出る手間でアクセルをグッと(そんなに極端に踏んだつもりではなかった)踏んだ瞬間全く予測してなかった事が。左リヤが大きく振れピット出口左のコンクリート壁に激突しそうになり、カウンターをおそらく当てたとは思いますが、なんとか出口の壁にはギリギリぶつかりませんでしたが完全に車のコントロールは失っていました。どう動いたのかははっきり覚えていませんがとにかく大きくグルっと回り出口右側のガードレールが近づいて来るのははっきりわかりました。何かしたら車がどっちに行くかわからないととっさに思いガードレールにほぼ並行に向かっていたのでとにかく止まってくれとジッとガードレールの方を見てました。予想よりリアが先に当たったのはわかりましたがその後にフロントが当たったのはあまり感じていませんでした。
何故かかなり冷静でしたので当たる瞬間は身構えていたつもりでしたが、停止してからエンジンが掛かるかをまず確認し掛かったので停止しました。ピット出口に近い位置だったのでオフィシャルの方がすぐに来てくれました。とりあえず降りてガードレールの内側にと言われたので車から降りようとした瞬間、痛っ⁈あれ?右足にかなりの痛みが。全く気がついてなかったですが車から降りるのが少し大変な程の痛み…
ガードレールをまたいで内側に入りすぐ車を確認しました。左リヤとフロントも当たってる事を認識。その後促されるまま医務室へ。医務室に着いた頃にはかなり痛みも酷くまともに歩けない感じになってました。
靴下を脱ぐとかなり熱くなり腫れ上がって来てました。多分フロントが当たった時にブレーキペダルの下に足が入ったと思います。ショックはありましたが不思議なくらい気持ちは落ち着いていて乗って帰れるかな?とそればかり気にしてました。
医務室からピットに戻りしばらくすると車が牽引されピットに戻って来ました。
あー、やっちまった…
右リヤのフェンダーが内側に入りタイヤに干渉してる感じでした。こりゃこのままだと帰れないなー(><)
とりあえずスペアで持って来た少し細いタイヤに替えて隙間が出来るかやってみよう。
しばらくして福山さんが来てくれました。ジャッキアップしてタイヤとフェンダーに隙間をつくってそこにハンマーの柄を突っ込んでフェンダーを外側に出してくれました。フェンダーは思っていたより硬くて手で引っ張ってもビクともしませんでしたが福山さんがハンマーを探して持って来てくれて助かりました。なんとか指が入るくらい隙間が出来たので乗って帰れそうと確信。あとはフロントとリヤの割れたランプ類をテーピングでカバーし荷物を載せて。
そういえば運転出来るのかな?
少し動かしてみました。痛みは有りますがなんとかいけそう。
福山さんにお礼を言いにアドバイザールームに行くと丁度そこに来ていたお客さんが私をみて「足見せて下さい、私は整形外科医だから」と。多分慣熟走行の時に私の前にいたR35の人だと思います。少し触診してもらい「骨折してるかもしれない、明日すぐ病院でレントゲン撮って確認して下さい」との事。
「964ですか、勿体ないですけど、サーキットで走れて車は喜んでるかもしれないですね」と。
少し恥ずかしかったですがお礼を言って鈴鹿を後にしました。
足の痛みを堪えながらも高速は怖いので下道で名古屋まで走りすぐショップに入庫しみてもらいました。リヤフェンダーは替えないとダメかも?との事。
とりあえず預けて自宅まで送ってもらいました。
家に入ってなんて言おうかな〜
ちょっと緊張しました…
ま、正直に言うしかないのでサーキットで事故ったと言う事と足を骨折したかも?とだけ嫁と子供に伝えて。うちの嫁は肝が座っているのか常にリアクションが薄いので、あっそうくらいの反応で内心ホッとしました。
もうヤメテ!くらいの事を言われたらどうしようかなってビビってました(笑)
足は夜になってどんどん腫れて来てしまい、痛みといろいろな思いでなかなか寝付けませんでした。
翌朝整形外科でレントゲン撮ってもらいましたが足の指の骨が2ヶ所少し裂けたような感じで骨折まではしてなく、足を固める速乾のカバーみたいなのを付けて湿布しただけの処置でした。痛み止めと湿布をだしてもらいそのまま出勤。痛みがかなりありほぼ歩けない感じでしたが、幸い?運転は出来たので会社の事務所まで30キロを運転し仕事に。年度末で予定が詰まっていてとても休める状況ではなかったので。その日は納品で現場仕事もありましたがなんとかこなし早目に帰宅しました。
2日目からは痛み止めが効いているのか少し楽になって来ましたがやっぱり痛い。

左足と比べると厚みがかなり違います。
今週末は鈴鹿でクラブマン レースオフィシャルがありましたが、すみませんとお休みさせて頂きました。
なんとか一週間を乗り切りましたが、しばらくは痛みを堪えて仕事は頑張るしかないですね。

なんとも悲しい限りですが、フレームとエンジン系には多分ダメージがないので不幸の幸いと思うしかないですね。
4月19日までに車と右足が治ってRUSHで走れるか?今はそれが一番心配。
修理代を考えると、後悔すればキリがないですが走れないのは悲しいのでなんとか間に合うように直したい。
サーキットを走る以上常に覚悟はしていましたが、現実になるとやはり凹みますね…
よくよく考えるとこれも新型コロナウィルスの影響だったのか…??
なんて。
いやいや、未熟だっただけで…
😞