アマチュア無線局の免許状が平成15年(2003年)3月末で切れた後、ほったらかしでした。
職場の先輩が、職場の無線部の勧誘+古い短波の無線機(KENWOOD:TS680V)をやると言ってくれたのが平成23年(2011年)の秋頃。
とりあえず、ヤフオクで中古のスイッチング電源(DM-330MV)を落札し、新品のダイポールアンテナ(W721)を購入して、短波の受信してみることに。
懐かしい感じが戻ってきて、電信級の従事者免許を探し出して、平成24年(2012年)春に開局の手続きをして、旧コールサインの再指定で5月に免許されました。
自宅で短波運用なんて高校生の頃以来です。当時使っていた無線機と違って真空管は無し(当たり前だ)。
これ以外にも車にVUHFのモービル機も買いましたが、これが再開当時の短波用設備です。
この頃にびっくりした物のその1
ATU(オートアンテナチューナ)っていう物が画期的でした。
自分が手に入れたのは無線機の上にある黒い箱です。LDGと言う米メーカのZ11pro2と言う、コンパクトなSSB:125Wの製品です。
無線機とアンテナの間に入れて、小出力で送信してチューニングボタンを押すだけで、マイコンがSWRを監視して多数のコイルや固定コンデンサに接続されているリレーを高速で切り替えてベストポイントを見つけてSWRを下げてくれるって、優れもの。
しかも、1回調整すると周波数と調整値を覚えておいて、周波数を変えて調整ボタンを押すとすぐ以前のポジションにしてくれるって、賢いです。
アンテナチューナっていうとでっかいコイルが内蔵されていて、2個のバリコン(コンデンサを可変)を手回しして調整するってイメージですが・・・
その後、屋外用の台湾製を買ったのですが、TS480HXの電信200Wで運用していて誤動作したか?リレーが煙吹いて焦げるほどの故障をして、リレーは変えたけど、お蔵入りしてます。
基板はこんな感じ。
技術的には、軍用の無線機器に使われていたものらしいです。
その頃の国内無線機には、ATUが内蔵されていた物もありましたが、調整範囲がそれらより広くてよかったです。まあ、ローバンドには、調整取れても飛びませんでしたが。
当時は、円高で米ドルが90円を割っており、直接、米のハムショップから通販で買ったら凄く安く買えました。
ICOMからも屋外アンテナ用のATUも出ていました。
ただ、しばらくは慣れないこともありアクティビティが上がってませんでした。
新しい無線機も欲しくなり、2012年に発売になって HF~430MHzオールモードのIC7100を購入します。
IC7100は自社のATU用にチューニングモードを持っていてZ11pro2も対応しているので、ケーブルを自作して接続しました。
おかげでチューニングボタン1発でSWR低減ができるようになり非常に便利でした。
アンテナのマッチング調整にはSWR計と言う測定器と実際に使う無線機を使って試験電波を出しながら、エレメントを短く(切ったり)したり、長く(足し)したりして、調整します。
マッチングが取れた部分のSWRが一番低くなりますから、使う周波数の真ん中あたりが一番下がるように狙って調整をしますが結構大変です。
高校の頃に裏庭に張ったダイポールアンテナの長さ調整は家から出たり入ったりで、汗だくで調整していた記憶があります。
その2としてアンテナ関係のツールが続きます。
アンテナアナライザーです。この頃、先輩に借りていたのが、
ウクライナ製のAA30と言うのでしたが。
画期的です。だって、アンテナにつながっている同軸ケーブルに接続して、中心周波数に狙っている周波数を設定し、ある程度の幅を設定してボタンを押すと、液晶にSWRのグラフを書いてくれるので、
どの周波数に共振しているのか?無線機が送信できそうなSWR<1.5以下はどれぐら幅があるかが一目でわかり。
どれぐらい(これは計算がいるけど)電線を足すのか、切るのかすぐ判断できます。
後に、それより安い
台湾製のHF~50MHzのアンテナアナライザを購入しました。やっぱり、便利な道具は必要ですわ。
その3としては、USBドングルによる
SDR(ソフトウエア受信器)ですかね。
千円ほどのワンセグ用のUSBチューナーをパソコンに挿して、添付ソフトじゃなくて、別のSDR用のソフトを入れると50MHzから1300MHzあたりまで聞ける広帯域の受信器に変身。
しかも、SDR用のソフトが復調しているので、オールモード復調できるし、最近はアマチュア無線で使われているD-STARやC4FMも受信できるソフトもあるのだとか。
まあ、最近はFMラジオしか聞いていないけど。
Posted at 2018/08/14 18:39:12 | |
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