スロットルポジションセンサー交換日記。

今日はSUZUKIのディーラーでスロットルポジションセンサーを交換して貰った。

このセンサーは名の通り、アクセルの踏み量に合わせてスロットルのバタフライを開け閉めする量を調整する重要なセンサー。

因みに故障／ズレが出るとハンチングを起こす。ハンチングとは、タコメーターの針が全域で上下に小刻みに動いて安定しない事になる。

皆もよく知るISCVなんかもアイドリング不調を起こす部品だが、この場合はアイドリング時が950rpm以下まで落ちてガタガタと振動が出たり、そのままストールする事もある症状。似た様な感じだが、ちょっと違う。

そのスロットルポジションセンサーが取り付く場所はスロットルのサイド、画像で言う中央のセンサー部品になる。

実はこのスロットルポジションセンサーは、コネクター1箇所とネジ2本で止まってるだけのセンサー。

つまりD.I.Y.でも5分もあれば簡単に交換できてしまう。

が、このスロットルポジションセンサーは “ポジション” と言うだけあって単に置き換えるだけでは駄目なセンサー。つまりセッティングが必要な部品になる。

これが新品のスロットルポジションセンサー本体。

見た感じは他のセンサーと変わりなさそうだが？カナリ重要なセンサーで、燃費や走りに大きく変わり、まぁ～この辺は最後に書いても良かったが...ATの変則時のスムース差にも繋がる。

吸気量とAT、やはり変則時にはバランスが関係してくるのか？ショックがほぼ無くなり、ギアチェンジが排気音だけ変わる感じになる。(←個人の感想)

っで話は戻るが、画像で見ると2本のビスを止める箇所が調整する時にスライドできる様に縦長の穴に成っている。

つまりポン付け(吊るし)でセットしても個体差で数値がズレる為に “必ず” セッティングし直さないといけない。

実はこれがシビアな方で？位置決めしてビスを締める時の抵抗でズレる場合があるらしい。
だから締め終えた後もテスターを使いズレてたら再度調整をする。そう言ったセンサー部品になる。

※スロットルポジションセンサーは交換じゃ無ければ絶対にビスを緩めない方がよい。※

っでこれがスロットルポジションセンサー調整のサービスマニュアルの1ページ。

一応、要らないと言う事で貰った。

作業としてはスロットルポジションセンサーの抵抗値をサーキットテスターで測定して適性値か確認。

新品は5.1kΩの所、取り付いてた物は4.75kΩしか無かった。これは故障でもなく、単に劣化して狂ったようだ。

そしてこんな風にサーキットテスターを使用して、今度はスロットルセンサーの基準電圧(0.78～0.83V)になる様にスロットルポジションセンサーを動かして合わせて行く。

因みに私のWagon Rは画像のサーキットテスターに出された数値で固定して貰った。

こんな感じでセンサーと言ってもセッティングが必要＋シビアな部品が存在する。

私はたまたま整備関係が好きで知っていたが？何も知らずにD.I.Y.で簡単に交換、又は清掃の為に “取り外す” と言うのは危険な時もあると言う事を伝えたい。

さらに清掃時に他のセンサー類もキャブクリーナ等でガンガン洗うのも．．．。やはりセンサー類はテスターで数字に出さないとその状態がベストなのかも分からない。あまりD.I.Y.にこだわらずプロに任せるor交換する事も視野に入れた方がよい。

と言う事で、技術料(工賃)は¥5,443も掛かってしまったが？その後のフィールがあまりにも激変したので割に合って感じがする。
まぁ～他の作業だってD.I.Y.すれば工賃が妥当と言う箇所は沢山あるが、とにかく大満足のメンテナンスと成った。