ブレーキパッド交換
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
☆はじめに☆
今回の作業は【タッチ_さん】の整備手帳を参考にさせて頂き、車検をしてもらった友人からの情報を活用しています。
タッチ_さん、分かりやすい整備手帳をありがとうございました。
先日の車検でせっかくローターの研磨をしてもらい、ブレーキパッドもできるだけ早く新しくしたほうが良いとの事なので、本日交換してきました。
ちなみに、アテンザを自分でジャッキアップするのは初めてです。
写真はジャッキアップした状態です。
※作業しながら写真を撮っています。写真の左右が逆になるなどまちまちな部分があり、分かりにくい所が多々あります。
2
写真がブレブレ😅
フロントを上げる時には、リアに輪止めをして、事故防止に努めましょう。
3
フロントから始めます。
タイヤを外し、ボルトの位置を確認します。
フロントは下側のボルトを外したらOKです。
4
フロントのボルトは14ミリです。
ショートソケットで大丈夫です。
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キャリパーを上から見た写真です。
上下同じ構造です。◯のボルトを外すのですが、→のナットが共回りする時があるので、そういう時は、17ミリスパナで押さえてあげましょう。締める時も同じです。
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下のボルトを抜いたら、ピストン部分が上に上がります。
ローターを挟む形でパッドが着いていますので、引っ張って外します。
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新、旧パッドの比較です。
結構薄くなっていました。
◯の所の金具ですが、新しいパッドをはめる時に同じ場所に取り付けます。
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新しいパッドをはめた状態です。
シムグリースをしっかり塗布しましょう。
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次にピストンを戻します。
ピストンは古いパッドを押し付けていたので、その分飛び出しています。パッドが新しくなり、厚みが増したので、ピストンを引っ込めないと元の状態になりません。
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ピストンを戻す前に、ブレーキフルードの蓋を開けておきます。
ピストンはブレーキフルードの油圧に押され飛び出します。
その為、ピストンを戻すとブレーキフルードがリザーバータンクへと逆流してきます。
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アストロプロダクツ等でブレーキフルードが溢れないようにリザーバータンクから抜くためのオイルシリンジを用意しておきましょう。
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とりあえず、ブレーキフルードを抜いておきます。
※最終的には50mlほど抜きました。
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ピストン戻しツールを使用することで、ピストンがすんなりと戻ってくれます。ブーツにエアが噛まなように注意しましょう。
結構すんなりピストンが戻るので、ブレーキフルードが溢れないように注意しましょう。
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ピストンを戻し、ボルトを締め込み完了です。
この時点で、ブレーキペダルを押し込み、ブレーキフルードを入れてやったところ、リアのピストン戻しの時にブレーキフルードの油量がそこまで変化しませんでした。
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タイヤを戻し、ナットを締めます。130Nmで締めています。
何やら巷では体重をかけて締めたらOKという整備をしている人が話題になっていますが、締めすぎはハブボルトの劣化や走行中の切断の原因となる危険性を生み、締めなさすぎは走行中のナットの脱落により脱輪の危険性があります。
ちなみに、昔乗っていたSAFARIではディーラーメンテナンスから車が帰ってきた後、父親が乗っていた時にハブボルトが折れ脱輪した事がありました。
ホイールナットのトルク管理は基本中の基本なので、タイヤを触る時にはジャッキ、ウマ、トルクレンチは最低限揃えたいものです。
ホイールの被膜が剥がれて恥ずかしい状態です😂
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リアのタイヤを外す際にはフロントタイヤに輪止めをして、事故防止に努めましょう。
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リアは構造としてはフロントの小さい版です。
中期のアテンザはサイドブレーキが電動パーキングなので、
最初にメンテナンスモードに切り替える必要があります。
手順【タッチ_さんの手順を参考にしました。】
※は自分がやってみての確認ポイントです。
①運転席に座り、エンジンスタートボタンを2回押します。
※ブレーキペダルは踏まない。エンジンは起動しない。
②ブレーキペダルを踏み込み、パーキングレバーを押し下げた状態を保持し、ブレーキペダルから足を放し、アクセルペダルを踏み込みます。その状態でエンジンスタートボタンを1回押します。
※ブレーキペダルを踏んでから、パーキングレバーを押し下げる。
※エンジンスタートボタン1回を押した後は、手と足を放す。
③②の状態から5秒以内に、エンジンスタートボタンを2回押します。
手順が上手くいけば、通常よりも長い時間電動パーキングが動く音がします。
メンテナンスモードになったら、◯のボルトを外し、ピストン部分を持ち上げて外します。
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フロントは14ミリのショートソケットでいけたのですが、リアは13ミリのディープソケットがいい感じでした。
作業スペースがフロントよりも狭いため、ショートソケット+エクステンションバーを組み合わせても取り回しが悪かったです。
供回りするナットは同じく17ミリのスパナでいけます。
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リアのピストンを外した状態の写真を取り忘れていました。
新、旧パッドの比較です。
フロントよりも、リアの方が削れています。
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ピストン部分をピストン戻しツールで引っ込めて、ピストン部分を戻し、ボルトを締めたら完了です。
この状態で、電動パーキングのメンテナンスモードを解除します。
手順としては、タッチ_さんのアテンザでは、メンテナンスモードへ移行する際の②で押し下げたパーキングレバーを引き上げる事で解除されるとのことだったので、その通りに試したのですが、解除されませんでした。
何度試しても解除されないため、冷や汗をかきながら整備士の友人へアドバイスを求めたところ、以下のやり方ではどうかと手順を教えてもらいました。
手順としては同じなのですが、最後のエンジンスタートボタンを2回押すところを3回押しました。
無事、電動パーキングの長い起動音を確認でき、メンテナンスモードが解除されました。
個体差なのか、何なのかは分かりませんが解除できて良かったです。2回押して解除されない方が居られたら、3回押してみてください。
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画質が荒いですがリアです。
このあと、100キロほど走りましたがフィーリングは良い感じです。異音等もありませんでした。
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プレマシーの時に2回ブレーキパッドの交換をしましたが、アテンザの方が楽ですね。
内装もそうですが、作りがシンプルでメンテナンスしやすくなっています。エンジンルームは狭く、友人の整備士がファンベルトの交換でなかなか手間がかかったそうです。
DIYでメンテナンスするときによく思いますが、プロはやはり凄いですね。
久しぶりにちゃんとしたメンテナンスでした。
おわり
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