午前中ヒマだったので部屋のお掃除をしてました。
そしてまたまた古いダンボール箱をのぞいてみました。
DVDが何枚か入っていたのですが1本気になってみてしまいました。
そのDVDというのが『シティ・オブ・エンジェル』というやつです。
『ベルリン・天使の詩』のリメイクでもありますが本作の方が好きです。
出演者:ニコラス・ケイジ&メグ・ライアン他多数
物語はの概要は・・・さらっと
死を告げる天使であるセスは、ある日、ロサンゼルスの外科医マギーが、患者の命を懸命に救おうとする姿に惹かれ、一目惚れする。
マギーは見えないはずの自分をしっかりと見つめていたという。
患者の死に自責の念にかられるマギーの前に、天使の掟を破り姿を現したセスはマギーと接するうちにより深くマギーを愛するようになる。そしてマギーもまた徐々にセスに惹かれて行く。
しかし天使のままでは彼女を真に愛することができないことにセスは思い悩む。
そんなある日、セスはマギーの患者メッシンジャーと出会う。メッシンジャーは元天使で、自分もかつて人間の女性(現在の妻)に恋をして天使をやめたことを語る。
マギーはセスがポラロイドに写っていないし、血を出さないことを不思議に思う。
マギーの不眠症にも付き合ってくれる。
セスはメッシンジャーに教えられた通り、建築中のビルから飛び降りて人間になると決意し飛び降りる。
赤い血を流し、痛みを感じる人間の身体に喜ぶセスは、ヒッチハイクでマギーのいる別荘に行く。そんなセスをマギーは受け入れ、遂に2人は結ばれる。
幸せを感じる2人だが、喜びもつかの間、自転車で買い物に出かけたマギーが事故に遭って重体に・・・
「天使を見ちゃいけない」というが、マギーは亡くなってしまう。
嘆き悲しむセスだったが、かつての仲間であった天使カシエルに、たとえ一夜でも人間として愛する人と過ごせて幸せだった、永遠の命を捨てても悔いはないと語り、このまま人間として生きて行くことを決意する。
感想をさらっと・・・
泣けます。悩みます。
ロマンチックに情感タップリに描いていて心に染みる。
空気に溶け込み、風を感じる様なとでも表現すればよいのだろうか。
まるで凍土を溶かす春の柔らかい日差しの様な温かさに包まれた映画で自然と こちらの気持ちもぽかぽかと優しくなって来るのを感じる。
ニコラス・ケイジとメグ・ライアンの切々とした演技がひたすら胸を打つ。
ヨーロッパ的で押さえた演出は格調さえかもしだしていて、天使達が夕陽に染まる海に集まって来るシーンはさながら一枚の絵画の様でその美しさには思わず息を呑んでしまうだろう。
ラストは賛否両論あると思う。
しかし、あれはあれでよかったのかも知れない。
たった一人の女性の為に永遠の命を捨て人間になったセス。
天使でさえいれば社会の醜い所も 見ずに済むし、苦しみも哀しみも知らず綺麗なままでいられる。
しかし、その代わり大きな喜びもない。
人間は苦しむ為に生きているのでありその苦しみの中で小さな喜び を見出すわけだが、苦しみや苦労が大きければ大きい程ささやかな喜びが大きな喜びとなって 返ってくる。
例えばお腹が空くのは苦しいが、その後で採る食事の何とおいしいことか。
冬に閉ざされた大地にやがて咲く春の花々、 やはり人間でいるって素晴らしいと思わずにはいられない。
それでもなんやかんやで恋愛物語ですので見てない方、または大昔に見た人ももう一度見てはいかがでしょう。
他にもDVDが出てきたのですがそれはまた次の機会の物語としましょう。
あなたは永遠の生を選びますか?それとも有限の愛を選びますか?
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Posted at
2015/10/25 20:49:38