10月4日(水)
静岡県三島のカスタマー工場へ出張。
前日3日、武生から681系「しらさぎ12号」で出発し、名古屋で一泊~♪
明けて4日、名鉄名古屋駅中央改札口の朝。
豊橋までは、東海道線と並行する名鉄本線に乗ります。
名鉄名古屋駅は、2005年まで「新名古屋駅」と称していました。
乗降客数は1日あたり20万人以上もあります。
また名鉄の路線は、各支線から列車が集まって名古屋に向かい、再び支線に枝分かれしていくのが特徴で、名鉄名古屋駅には1日800本以上の列車が発着します。
名鉄名古屋駅は地下に設置された上下2線ホーム3面しかない通過駅構造。
近鉄名古屋駅と名古屋市営地下鉄東山線に挟まれた狭隘な空間にあります。
名鉄名古屋駅概略
このため、日中でもほぼ2,3分間隔で、特急、急行、普通の各方面列車が発着するのに対し、駅の拡張も改良もできないという厳しい制約条件のなか、ホーム乗車位置を細かく分け、列車信号保安装置を工夫して、多方向の列車の、多数の乗降客をさばいています。
さて、ホームで次から次へと来る列車を見ながら、豊橋行特急を待ちます。
5300系普通「東岡崎行」
名車7000系パノラマカーの設計思想を今に伝える、連続窓、片側2扉、転換クロスシートの車両。
指定席特急以外の2扉車は、5300と5700系だけになりました。
2200系特急「中部国際空港行き」
そして今回乗車する、9:05発 1000系特急豊橋行が入線。
未リニューアル、オリジナル塗装の1000系「パノラマスーパー」。
乗り込むのは・・・!?
先頭車展望室 (^^)/
指定の座席番号は「1号車1番1A」、つまり最前列の展望席♪
51分間の至福のひととき。
名古屋を発車。地下線から地上に上がり、「金山」総合駅へ。
金山駅ー神宮前駅の、名鉄唯一の複線区間。
3300系増結2200系名鉄特急と、熱田駅電留線で折り返すJR681系特急「しらさぎ」。
「しらさぎ」は名古屋発着ですが、「熱田駅」まで回送し整備折り返しする場合もあります。
高架線で「鳴海駅」を通過。
「豊明駅」通過。
車庫が併設されているので、車庫入出区用の渡り線があります。
豊明検車区配置の、線路工事列車けん引用EL120電気機関車。
JR貨物の機関車をBトレインショーティのようにデフォルメした、短い車体が面白いです。
6500系普通「犬山行」
3100系急行「岐阜行」
3100系増結の2200系特急「岐阜行」。
3100系はVVVF制御なので、同じくVVVF制御の2000系特急車増結用にも用いられます。
VVVF制御、一般車最新型ステンレス車体の3300系急行「岐阜行」
山の中腹に設置された「舞木検車区」。
1000系と6000系が更新整備中。
舞木検車区の入出区線を通過!
国府駅を通過。ここから豊川稲荷へ豊川線が分岐します。
平井信号場を通過。
上り線のJR飯田線と名鉄本線の分岐が見えます。
JR飯田線と名鉄本線の分岐とは? どういうことかというと・・・。
1927年「名鉄(名古屋鉄道)」の前身「愛知電気鉄道」が伊奈-豊橋間を開通させたとき、JR飯田線の前身である「豊川鉄道」と平井信号場-豊橋間で相互乗り入れを開始しました。
このとき、平井信号場-豊橋間は両方の会社の「単線」が敷設されていたのですが、これをお互いに共用して複線区間として使用したのでした。
「豊川鉄道」が「国鉄」に買収されて国有化され、「愛知電気鉄道」が「名古屋鉄道」に改められても、さらに「国鉄」が分割民営化され、飯田線がJR東海「飯田線」となっても、この複線共用区間の扱いは続いています。
下り平井信号場、左からJR飯田線が合流。
複線で線路を共用していますが、名義上は、平井-豊橋間の山側の線路が名鉄所有、その隣から海側3本が飯田線と東海道線でJR東海所有となっています。
なので、架線柱の造りが名鉄規格と元国鉄規格では異なることがわかります。
名鉄の架線柱は、取って付けたような貧弱な感じ・・・。
平井信号場-豊橋間には、「下地駅」「船町駅」の2駅があります。
あくまでJR飯田線の駅なので、名鉄は一切止まりません。
線路共用とは言いながら、信号保安装置はJR東海が管理していて、国鉄時代から慣習的にJR(国鉄)側のダイヤが優先されます。
その結果、名鉄の運行本数は片方向1時間当たり6本に制限され、この区間を走る名鉄の列車は、岐阜系統と犬山系統の特急・快速特急が2本ずつ、岐阜系統の急行が2本で、普通列車は「豊橋駅」には入らず「伊奈駅」折り返しとなっています。
また名古屋からの「豊橋行き急行」は毎時2本ですが、それを補う形で豊川線「豊川稲荷行き急行」や西尾線「吉良吉田行き急行」が設定されています。
JR飯田線313系とすれ違い。
「豊橋駅」へ入線。『新快速』表示の311系がお昼寝中。
左の線路は、飯田線の豊橋電留線。
豊橋駅の名鉄ホームは3番線1本のみです。
『豊橋駅配線図』(Wikipediaから)
「豊橋駅」3番線の終端標識。
右には373系飯田線特急「伊奈路」と311系普通が見えます。
階下の運転台から運転士が降車。
豊橋駅名鉄時刻表です。
1時間当たり、快速特急2本、特急2本、急行2本の6本で、普通は無し。
ラッシュ時でも本数が変わらないのは、この暗黙の協定があるため。
さて、豊橋からはJR東海在来線、東海道線を乗り継ぎます。
とにかく、新幹線には乗らない。
211系「掛川行き」に乗車。
立ち席ですが最前列鉄チャンスペースを確保。
浜松で一旦乗り捨てて・・・。
浜松始発の後続、211系「興津行き」に乗車。
ココでも鉄チャンスペースをGet!?
島田で、後続の313系島田始発「熱海行き」に乗車。
13:11 三島に着きました。名古屋から4時間6分!?
伊豆箱根鉄道駿豆線3000系の姿が。三島と修善寺を結んでいます。
打合せのアポは14:00から、
さぁて、仕事しよーっと!
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鉄学 | 日記
Posted at
2017/10/10 06:00:29