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任務完了!
宇都宮からの戻りは、
15:46発 臨時の山形新幹線E3系「つばさ86号」。
「つばさ86号」はE3系7両編成で、東北新幹線「やまびこ」と連結しない単独運転です。
16:10 わずか24分で大宮到着。
まだちょっと時間があるので、ニューシャトルで鉄道博物館へ。
大宮「鉄道博物館」は最終入場17:30、閉館18:00。
なので、1時間半程は居られます。
館内の車両は後から見ることにして・・・。
2階デッキから向かった先は・・・!
昨年秋にオープンした、
「旅のレストラン日本食堂『トレインレストラン』」
食堂車風の外観と内装♪
内装は、往年の客車列車食堂車の重厚な雰囲気を再現。
サッポロクラシックラガーが似合います。
テーブルのランプシェードは、寝台特急「北斗星」と同じデザイン。
特製デミグラスソースで味わうオムライスを注文。
デミグラスソースと食堂車、といえば、昭和40年代の国鉄マン車掌を描いた漫画「カレチ」を思い出します。
「カレチ」とは、旅客専務車掌の鉄道略語で、語源は旅客列車長(りょかくれっしゃちょう)
「カレチ 第10話 車掌補」
寝台特急14系「あかつき2号」に乗車した老夫婦が、新婚旅行の時、戦前の名士列車『特急「富士」』の食堂車で食べた『ビフスチュウ 40銭』(→ ビーフシチュー)の味が忘れられず食堂車に向かうも、「あかつき2号」の食堂車は営業休止…。
若い車掌補”新藤クン”の発案で、食堂営業している先行の20系「あかつき1号」から『ビフスチュウ』を、同時に並んで停車する広島駅でウエイトレスごと「あかつき2号に」出前。特別に、営業休止の食堂車オシ14で賞味してもらったあと、下関での機関車交換運転停車時に、ウエイトレスは「あかつき1号」に無事舞い戻る…。
という、破天荒ながらも、国鉄のおおらかな古き良き時代を思い出させるストーリー。
特急「富士」の食堂車はこんな感じ。戦前の特急用スシ37800の内装。 (Wikipediaから)
「鉄道博物館」のトレインレストランは、この雰囲気の内装を再現しているのですね!?
これは、戦後マシ49に改造された、元スシ37800。
乗り心地が良い、とされた3軸ボギー台車を装備しています。 (国鉄型車両ファイルから)
鉄道博物館には、特急「富士」のテールサインをつけた展望車マイテ39が保存されています。
1等展望車マイテ39の、「桃山式」と呼ばれた和風の展望室。豪華です!?
往年の京都駅ホームも再現されています。
大宮の「鉄道博物館」が他の博物館より秀逸と感じるのは、車両だけでなく、鉄道のある風景も保存していること。まさに鉄道の博物館なんですね。
ココからは、私が過去に乗ったことのある食堂車。
「トワイライトエクスプレス」の廃止が決まり、お別れ乗車した2014年夏。
乗ったのは、電車サシ489を改造した客車スシ24 2。
こだま型151系特急電車に始まる、キノコ型クーラーAU12が、かえってどこか新鮮な外観。
481系、483系と、485系の初期型そして489系の初期型は、キノコ型クーラーカバーのAU12を装備しています。
上野駅16番線の特急「ひばり」を再現した、鉄道博物館の展示から。
スシ24 2の車内です。
やはり、戦前の食堂車の内装を範にしていることが伺えますがー。
天井の低さから、タネ車の素性が特急電車であることが解ります。
「トワイライトエクスプレス」下り札幌行は、大阪発車後、当時JR唯一の「ランチ営業」をしていました。
上り大阪行きは札幌発車が14:05と遅いため、ドリンクのみの「ティータイム営業」がありました。
アナウンスに誘われ、早速生ビールを!
夜は予約制ディナーが終わると、21:00からはフリーの「パブタイム」営業。
当時中学生の息子といっしょに。
京都鉄道博物館には、スシ24 1が、EF81 103、スロネフ25 501と一緒に保存されています。
EF81にはヘッドマークがほしいところです。
名古屋の「リニア鉄道館」に保存されている、100系新幹線二階建て食堂車。2回ほど乗りました。
これは168形-9001、試作車編成なので9000番台です。
2階席に上がる階段に、満席を示す表示があります。ここには2人分の小さな待合席もあります。
ポップな内装のダイニングルーム。
2階建車を4両連結していたJR西日本「グランドひかり」V編成の食堂車は、椅子の背もたれが高くゴージャスな印象でした。
0系新幹線の36形食堂車。これにも2回ほど乗りました。
当初はビュッフェだけだった東海道山陽新幹線。博多開業の時に食堂車が作られました。
幅が広いので独立した側廊下を有します。
当初は通路側の壁に窓がありませんでしたが、「富士山が見えない!」という苦情を受け、急遽写真右側のような窓が設置されました。
36形もリニア鉄道館に保存されています。
ツアートレイン、クルージングトレインではない、普通に窓口で切符が買える列車で、食堂車らしい雰囲気を残すのが近鉄の「しまかぜ」。
3号車にカフェカーがあります。ドリンクだけでなくイセエビピラフをはじめ、食事も楽しめます。
二階建構造で、階上、階下の両方に席があります。
私が食堂車を利用したことのある列車を並べると!?
特急「雷鳥」 大阪-富山 サシ481、サシ489、サシ581
特急「白鳥」 大阪-青森 サシ481
特急「北斗」 函館-札幌 キシ80
寝台特急「北斗星ニセコスキー」札幌-上野 スシ24 500番台
寝台特急「トワイライトエクスプレス」札幌-大阪 スシ24
東海道新幹線「ひかり」 新大阪-東京 168形、36形
東北新幹線「やまびこ」 大宮-盛岡 237形
近畿日本鉄道「しまかぜ」大阪難波-賢島 50000系
もっと乗っておけばよかったという気もします。
食堂車全盛期、小中学生の身では難しいものもありますが
碓氷峠のふもと「横川鉄道文化むら」には、夜行急行で活躍した軽量客車10系のオシ17が保存されています。
1972年に起きた急行「きたぐに」北陸トンネル列車火災事故。
出火原因は、食堂車オシ17が装備していた「石炭レンジ」が原因とされ、この事故を期に、直火を使い電化されていない食堂車の連結は中止され、客車急行から食堂車が消えました。
電化された食堂車の厨房には大型のニクロム線を使った電気コンロが装備されています。
ちなみに、日本で電子レンジを一般的に使えるように改良したのは国鉄の食堂車が最初。
そうこうしているうちに、17:45 閉館15分前!?
足早に館内を巡ります。
懐かしいヘッドマークを付けた機関車が。
奥羽線、東北線用交流電気機関車 ED75-700番台と急行「はまなす」
「はまなす」は、札幌-青森間を走った客車急行。
「銀河」「きたぐに」とともに夜行急行トリオを組んでいましたが、僚友は一足先に廃止。
最後に残った急行「はまなす」は、2年前の3月に廃止されました。
青函トンネル専用電気機関車ED79はED75-700番台に青函トンネル装備を追加改造されたもの。
なので、このヘッドマークとの組み合わせは実在しなかったのですが、イメージは甦ります。
2016年2月 廃止一か月前の、最後の急行「はまなす」に乗車
(↑乗車記録は、こちら)
国鉄時代の最後に製造されたコンテナ車コキ50000形。
この2018年3月で、コキ50000形は全車JR貨物の運用を離れ引退しました。
人知れず静かに消えていく『国鉄型』もあるのです。
閉館時間になりました。「鉄道博物館」あとにします。
国鉄が分割民営化されて31年。
この間、失われていった日本の鉄道の、当たり前の光景の数々・・・。
ノスタルジーだけでは維持できないことは、わかっているんですけど、ねぇ。
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