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2019年07月27日

【発見ASEAN】マレーシアで国鉄型DD51に出会う!

【発見ASEAN】マレーシアで国鉄型DD51に出会う!



7月27日(土)

いつもの週末のように、

Grab Taxi とMRT、LRTを乗り継いで、

KL(クアラルンプール)の中心部へ。


帰り際、MRTで「Bukit Bintang駅(ブキ・ビンタン)」から直接「KL Sentral駅」へ行かずに、一つ手前の「Pasal Seni 駅」で降りて、連絡するKTM(マレーシア国鉄)「Kuala Lumpur 駅」に立ち寄ります。
その目的は・・・。

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日本で廃車となり、タイに譲渡輸出された『国鉄型ディーゼル機関車DD51』が、さらにマレーシアに渡り活躍を続けている、という話を聞いたので、確かめようと思ったのでした。





先週21日は空振り…、

さて今週は?









「おっ f(;・_・)」

「おおっ! (@_@)>」

『おーっ\(^o^)/』


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保線工事用レール輸送貨車を引く、まぎれもない国鉄型DD51の姿がここに!

日本風に言うと、『レール輸送チキ工臨牽引のDD51』となります。

イヤぁ、なんだかとっても興奮しますp(^o^)q

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表記の「DMIA」とは、「DAHYA MAJU INFRASTRUCTURE ASIA」、つまり保線工事会社のことで、マレーシア国鉄KTM所属ではないようです。


ホーム反対側へ。思わず足取りも小走りに。

この風景、まさしく、
「レール工臨」またの名を「チキ工臨」。

「チキ」とは長尺物積載用貨車を示す記号の一つ。

京葉線越中島から地上に出るとき、左手に越中島レールセンターがあり、レールを積んだチキがつながってゴロゴロしています。

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茶色いDD51にもあまり違和感を感じないのは・・・?

DD51のトップナンバー『DD51 1』は、試作的要素も強く、量産機とは少し異なる車体で登場したのですが、その最初の塗装が茶色。いわゆるブドウ色2号だったのです。


『DD51 1』は当時の姿に復元され、横川鉄道文化村に保存されています。

正面の警戒色(トラ色)も何だかイメージが重なります。

(2017年4月横川鉄道文化村)

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丸目のDD51 1は、DD13をロングボディにした感じ。

これは、小坂レールパークのDD13 3です。
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これは廃車前、秋田機関区留置中のDD51 1国鉄色。

後ろの量産機との違いが判ります。   (Wikipadiaから)

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DD51の華やかな活躍、といえば、JR北海道所属機が重連で牽引した、

「北斗星」や「トワイライトエクスプレス」


これは2014年8月、廃止前最後の夏。

息子と「トワイライトエクスプレス」に乗車したときの札幌駅。

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コチラもどうぞ☞ 『2015年7月LEN吉ブログ 追憶!寝台列車・・・。』


DD51の次は、展望室付きスイートのスロネフ25 500番台。

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酷寒地を走るJR北海道車のDD51は、雪切りの旋回窓が付いています。

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マレーシアのDD51には旋回窓はありません。

車番は、8005号と書いてあります。
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『トワイライトエクスプレス』はDD51重連が牽引しました。

DD51重連には理由がありまして、
均衡速度83km/h 「特通客C3」の、『北斗星』『トワイライトエクスプレス』と、
 均衡速度81km/h 「特通客C1」の、『カシオペア』は、速度が高いので重連。
均衡速度56km/h 「通客F6」の、 『はまなす』は、速度が低いので単機なのでした。

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赤く塗られたスノープラウが印象的です。

マレーに雪は降りませんが…。

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DD51の特徴である、軸重可変用中間台車も健在。

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クアラルンプール駅大屋根の下に佇む姿は、どこか懐かしい雰囲気が。

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同じく全屋根構造の、札幌駅の光景を思い出します。

写真は2016年2月に乗車した、急行「はまなす」。(札幌駅にて)

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2016年2月、廃止1か月前に弾丸ツアーで乗車を決行! 

 コチラもどうぞ☞ 『LEN吉ブログ【前編】最後の客車急行「はまなす」』


 _        ☞ 『LEN吉ブログ【後編】最後の客車急行「はまなす」』




終着青森に到着した急行「はまなす」の編成後部にDE10が連結。

青森総合車両センターへ回送されました。

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さて、このDD51、JR北海道車ではないとすると、どこから流れてきたのか?

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赤いスノープラウは、線路上の障害物を跳ね飛ばす「排障器」として使われているようです。

国鉄式の自動連結器とブレーキ管が見えますが、両サイドに増設された配管が?

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「津山まなびの館」に保存されている、
元JR西日本のDD51 1167です。

スノープラウはありますが、テールランプ下の配管はありません。

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マレーシア国鉄の機関車です。
ドイツ製のClass26形(Wikipadiaから)

やはり、スノープラウのような排障器が赤く塗られています。

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レール輸送貨車を見てみます。

日本のレール輸送チキと同じような2軸ボギー台車の長物車。

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国鉄とJRの例です。コンテナ車を改造したチキ5500や、(Wikipediaから)

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JR東海が新造したレール輸送気動車キヤ97系などがあります。(Wikipedia から)


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マレーシアのレール輸送貨車の連結部です。

日本では、ブレーキ用空気管は連結器の下部で点対象に接続されます。

マレーシアの場合、車端梁端部で接続されています。

ちなみに、マレーシア国鉄のブレーキは空気圧式自動ブレーキで、真空ブレーキではありません。

現在も真空ブレーキを使っているのはインドやスリランカの一部。

理屈上、圧力差を1気圧以上にできない真空ブレーキは、長編成のブレーキ倍力に難があり、空気圧式ブレーキに代わっていきました。

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運転席を覗いてみました。

無線機が増設され、手ブレーキのハンドルが赤く塗られているほかはJR時代と変わらない感じ。国鉄式吸い殻入れは健在ですね。

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本題に戻って、

Wikipediaによると、JR西日本で廃車となった、

DD51 1101、DD51 1106、DD51 1032、DD51 1132 の4両が、

秋田新幹線改軌工事のあとお役御免になったアメリカ製の連続軌道更新機「ビックワンダー」とともに、タイ国鉄の重軌条化工事のためタイに譲渡。


さらに、奇しくも『鉄道ジャーナル2019年8月号』に、たまたまマレーシアのDD51の記事があり、DD51 1032 と DD51 1106 がタイからマレーシアに移動。この茶色いDD51は恐らくDD51 1032 であろう。

と、書かれていました。


もう一両のDD51 1106は、薄いブルーに白い帯の塗装のようで、往年の北斗星色を彷彿とさせますが、未だ現車を直接確認できていません。


これは7月7日にチェックした、ホッパー車を連ねる貨物列車。

機関車はインド製のClassYDM4形。

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DD51も保線工事ではなく、本線貨物や旅客列車を牽引させ走らせたいところですが…。

所属会社が違うので難しそうですね。




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ブログ一覧 | 鉄学 | 日記
Posted at 2019/07/29 07:01:48

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この記事へのコメント

2019年7月29日 6:24
おはようございます。
日本を離れて遠く異国の地で活躍する姿には感動感激ですね♪
どんどんレールを伸ばして欲しいです。
コメントへの返答
2019年7月29日 7:21
おはようございます(^^)/
まさに、第二の人生。タイから渡ってきた、ということは状態も悪くないのだと思います。
活躍を続けて欲しいですねー。
<(^^;)
2019年7月29日 7:16
おはようございます(^-^)。
いやぁ~、マレーシアで日本の鉄が拝めるとは・・・😲。
夢がありますねぇ~😆👍。
コメントへの返答
2019年7月29日 7:23
おはようございます(^^)/
ミャンマーやインドネシアにJR車が輸出されている話は聞いていましたが、マレーシアでDD51に会えるとは思いませんでした。
この雄姿に感動です!
2019年7月29日 8:22
おおお、これは良い物を見られましたね♪

はるばるマレーシアまで行った甲斐があったと言うものですね⇒違う(笑)

これからも活躍してくれると嬉しいですね。
コメントへの返答
2019年7月29日 8:59
「タイから渡ってきたのがいる」と噂には聞いていたのですが、タイムリーな「鉄道ジャーナル8月号」の記事を目にして、週末KL駅でチェックしておりました。
もう1両、青系の塗装車があるようです。メンテして走らせ続けてほしいですね。
<(^^;)
2019年7月29日 8:52
まだまだ現役というのに驚きました。電機機関車に比べて燃料とレールがあれば走る場所を選ばないのがディーゼル機関車の強みなんですね。
そういえば東日本大震災でも活躍したのは老兵DD51でした。
https://www.sankeibiz.jp/business/news/170626/bsd1706260500001-n1.htm
読んでいたら胸熱です。
コメントへの返答
2019年7月29日 9:14
保線用工臨とはいえ貨車を引く姿に感動しました。
そうです、東日本大震災後の石油輸送。この時も全国のDD51と経験ある運転士がかき集められ、軸重制限と勾配が厳しい磐越西線を走らせたんですよね。初めは、重く大きいタキ1000の磐越線、奥羽線運用に不安があり、廃車直前だけど軽くて信頼性の高いタキ38000が抜擢されたという話も。
最後はアナログな技術のほうが勝るのかもしれませんね。
<(^^;)
2019年7月29日 21:28
なるほど、こういう再開ってマニアならもう涙涙のシーンなんでしょうね。こみあげてくるものがありますよ、素人にも(笑)
旋回窓、さすがに変わってますがスノーブラウは…きっと野生動物との衝突から車両を守る(?)ために残されたんでしょうね?!

しかし…彼の地には鉄ちゃんはいらっしゃるんでしょうか???きっとこの車両が日本から来たモノだなんて、誰も知らないんじゃないでしょうかね??? せめてどこかに日本語表記が残っていればわかるんでしょうけど。。。
コメントへの返答
2019年7月30日 2:01
日本国内でも、国鉄やJR、大手私鉄の車両が地方私鉄に譲渡され、旅先で長く活躍を続ける姿に出くわすとなんだか嬉しくなります。
旋回窓は北海道東北仕様だと装備しているのですがDD51 1032は山陰地方で使われていたので、おそらく元々付いてなかったかもしれません。
マレーシアにはクルマ好きはいるようなのでテツ好きもいると思うのですが、駅で写真撮りまくっているのは私くらい。
日本語表記の痕跡を探しましたが、外側からは見つけられませんでした。
<(^^;)
2019年7月29日 23:02
こんばんわ。
タイ国鉄に行ったはずのDD51がマレーシアにいるとは・・・知りませんでした。インドネシア・マレーシア・タイ・ミャンマー・・・アジア各国に日本の車両が沢山活躍していますね。
DD51というと磐越西線の旧客やセメント、房総の鹿島運用には良く行きました。(^^♪
コメントへの返答
2019年7月30日 2:12
こんばんは(^^)/
私もタイ・ミャンマーのDD51の話は聞いていたのですが、マレーシアに居ると知ったのは割と最近です。KL駅でチェックして数回、ようやく現車に出会いました。
インドネシア、ジャカルタの205系や203系はよく知られていますね。ミャンマーのDD51は車両限界が小さく屋根が切り下げられて印象が変わったようですが、マレーシアのはほぼ原形をとどめていました。
幼少の頃、祖母の家が福知山線沿線にありまして、DD51に引かれて大阪駅に出入りする旧客にはよく乗りました。
<(^^;)
2019年7月30日 0:33
重厚感があるDD51はカッコいいですね(^o^)

国鉄色のDD51が寝台特急出雲を牽引して
余部鉄橋を渡る姿が素敵でした(*^_^*)

DD51を近くで見たくて何年か前に
山陰本線の並河駅まで行きましたよ(*´∀`)

トップナンバーの顔は
DD13の後期型を少し大きくしたようにしか見えないです(^o^;)
コメントへの返答
2019年7月30日 2:21
横から見ると、その大きさを実感します。
幼少の頃、祖母の家が沿線にあった福知山線。まだDF50やDD54が普通に走っていた1970年前後、箱型でない凸型のDD51が牽引だと判ると、正直ちょっとガッカリしたものでした。(贅沢な!?)
最近では、山陽線豪雨災害で山陰迂回貨物や、少し前だと「特別なトワイライトエクスプレス」の牽引が山陰のDD51の話題になりましたね。
トップナンバーは…、茶色も国鉄標準色も、未だに違和感あります。最後までこの顔で活躍していたのですね。
(^^;)>
2019年7月30日 10:52
お疲れ様です♪
いいですね〜異国で活躍するDD51。
デラックスなD51はバリバリ現役ですね〜
線路幅の関係か、結構迫力がありますねー(^^)/
コメントへの返答
2019年7月30日 15:17
こんにちは(^^)/
今日はお仕事ですね?
このDD51、車体の変更点は少ないのですが、茶色の塗装が異国情緒を醸し出してます。
はい、メーターゲージなので日本の在来線より67㎜狭く、真新しい白いバラストも相まって、迫力あります。
f(^^;)

プロフィール

「@バツマル下関 さん、おー(@_@)、老舗イタリアンの名物パスタ!? もう秋田から群馬まで南下ですか?お気をつけて(^^)/」
何シテル?   05/03 01:00
柴犬のLEN吉、本名「レン」永遠の12才です。 クルマでお出かけするのが大好き。 イベントで見掛けたら、声を掛けてください。 (^^)/
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