2月13日(木)
退院から13日、
再診から1週間、
鯖江の自宅に戻って2日。
退院してからは社会復帰すべく「テツ三昧」の生活を送り、心のリハビリに努めておりますが・・・。
(;^^)>
今日は、思い立ってちょっと遠征することに。
スタートは、懐かしの北鯖江駅。
第1ランナーは、521系三次量産車。
鯖江で、第2ランナー681系「しらさぎ56号」に乗車。
米原からは第3ランナー、JR東海313系 普通大垣行に乗り換え。
米原駅の電留線をひと跨ぎ。
乗ってきたJR西日本681系「しらさぎ編成」が、しばし翼を休めています。
大垣駅へ。
養老鉄道の新参者、東急7700系が見えます。養老鉄道と言えば、近鉄系の上下分離方式第3セクター鉄道。車両は近鉄狭軌線スタイルの4扉車が中心でしたが、東急7000系ベースのVVVF改造車7700系が入線しました。
今日は養老鉄道ではなく、大垣から、第4ランナー樽見鉄道に乗り換えます。
国鉄樽見線から分離された第3セクター鉄道。
切符は190円の初乗り運賃。
大垣を発車。
車両は「ハイモ295-610形617号」
富士重工業製LE-DC。
スバル製軽快気動車で、廃止された関西の第3セクター三木鉄道の「ミキ300-105形」が樽見鉄道に譲渡されたものです。
樽見鉄道の線路はJR東海線と1箇所でつながっていますが、あとは独立しています。
経営分離後の開業当初は、名古屋からJR東海の「薄墨桜花見列車」が直通運転したこともありました。
一駅め「東大垣」に到着。
樽見行を見送って。
構内踏切を渡って駅の出口へ。
樽見鉄道「東大垣」駅は、あのフツーの中古車屋さんの最寄り駅。
駅から徒歩だと8分(訂正→20分)。
今日は代表取締役の「はちたっくさん」に迎えに来ていただきました。
クルマなら数分で「フツーの中古車屋さん」に到着。
はちたっくさんご夫妻には、私の入院中、わざわざ富山県立病院までお見舞いにきていただいたので、私の快気祝いということで、お返しを渡しに来たのでした。
センムさまにもごあいさつ。
お店の広告に『樽見鉄道東大垣駅から徒歩8分』っていれてくださいね、とアドバイスしておきました。
(訂正; 東大垣駅から約1500mあるので、徒歩20分です。でかバンさん、ご指摘ありがとうございます。)
なんだか以前にもまして、ヤードとピットにハチマルな旧車があふれ凄いことになってますが・・・。
整備中のAA63ブラックマスクセリカ。
クレスタにソアラエアロキャビン・・・。
そしてシャチョーのプライベートカーAE86たち。
その奥に、マレーシア駐在の間、有償で預かってもらっているLEN吉LEVINが鎮座しておりました。
\(^o^)/
後ろには、TE71スプリンターとEP71スターレットターボが!?
私の到着に合わせ、事前に暖気しておいていただきました。
セルモータを回し、エンジンをかけてみます。

一発始動!
車検は切れているので、公道を走る訳にはいきませんが、懐かしい音と振動に包まれました。
・・・・・!?
話は尽きませんが、今日中に再び富山の実家へ向かうため、クルマ屋さんをあとにします。
あっ、再診とか私の病気絡みの理由ではありませんので念のため。
帰りは大垣駅まで送っていただきました。
はちたっくさん、センムさん、ありがとうございました。
大垣から第5ランナー、JR東海313系「快速 豊橋行」で岐阜へ。
JR東海の一般型気動車キハ25。
313系電車そっくりですが、高山線で運用されている気動車です。
こちらも高山線用の一般型気動車キハ75。
武豊線区間快速として名古屋にも乗り入れていましたが、武豊線の電化に伴い高山線に転属されました。
関西線の指定席付き「快速みえ」には今でも運用されています。
15:06 第6ランナーとなる、名古屋発 富山行キハ85系特急「ワイドビューひだ13号」が岐阜駅に入線。
北陸新幹線の開業で「しらさぎ」は全列車金沢止まりとなり、名古屋駅から「富山行」の文字が消えたかに見えましたが、「ワイドビューひだ」は、今でも4往復が高山線全線走破の「富山行」となっています。
岐阜で進行方向が変わります。
「ワイドビューひだ13号」は7両編成。前寄り3両7, 8, 9号車が富山行、後ろ寄り4両1, 2, 3, 4,号車は高山で切り離されます。
閑散期なので5, 6号車は欠番。
冬季の平日午後はガラガラと思い、自由席特急券にしましたが・・・。
やはりガラガラで正解でした。

岐阜を15:08に発車し、富山着は18:52。3時間44分掛かります。名古屋発は14:48ですから、始発から終点までの所要時間は4時間4分。
JRが発足して32年。新幹線網の整備に伴い、在来線の長距離列車は縮小。
所要時間4時間以上はもとより、3時間以上走り続ける列車も数少なくなりました。
キハ85系は国鉄分割民営化後、JR東海が導入した新世代気動車のはしり。
当時最新鋭のイギリス カミンズ社製350psの高出力エンジンを1車両あたり2台装備し、最高速度は120km/h。加速性能はJR世代の電車並み。
かつては新鵜沼から乗り入れる、同一性能の名鉄キハ8500系「北アルプス」と併結運転したこともありました。
登場から32年を経過し、後継車の導入計画が進んでいます。途中、後継車として先行試作され試運転中のハイブリッド気動車HC85系とすれ違いました。
この系列、シリースハイブリッドと呼ばれる電気式気動車で、エンジンで発電しモータ走行するのですが、車両形式が「キハ」ではなく「モハ」や「クモハ」となっていて、物議を呼んでいます。

どれくらい違和感なのか、というと、日産がシリースハイブリッドシステムの「e - Power」を「電気自動車の新しい形」と宣伝したのと同じ、と説明すれば解ってもらえるでしょうか?
JR東海は、自社の英訳を「JR Central」と呼び、名古屋駅の通路では『乗客は端を歩くのにJR東海の社員は中央を歩く』くらい独善的な会社(私感です)ですが、この車両形式は鉄道車両分類上、今後に禍根を残しかねない問題だと思っています。
エンジン付き車両は「気動車」であり「電車」に分類すべきではなく、やはり「キハ」や「キロ」ではないかと。
いや、モータ付きだと「キモハ」か「キモロ」になるのか?
(閑話休題)
猪谷を過ぎ、JR西日本エリアへ。
越中八尾でJR西日本の一般型気動車キハ120と離合。
18:52 定刻で終着 富山に到着。
これは先頭10号車のグリーン車キロ85。
乗客ゼロで富山へ。
岐阜から3時間44分の旅が終わりました。
キハ85系は富山で滞泊して翌日名古屋に戻ります。
HC85系の量産が始まるとキハ85系も一気に置き換えられてしまいそうですが、もうしばらくは、富山まで活躍する姿が見られそうです。
私は、富山ライトレールで再び実家へ。
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