NHKが制作する、
鉄オタによる、
鉄オタのための、
鉄オタ番組。
『鉄オタ選手権』
が、3月17日と21日の2週連続で放送。
『京急の陣』はBSプレミアムなので全国で視聴可能ですが、『JR貨物の陣』は大阪局制作。放送されたのは関西と一部西日本限定なのでした。
でも私の場合、マレーシアでネット専用回線の日本のテレビ受信契約しているので、関東地上波8局と関西地上波7局、そしてBS7局が見られます。しかも4週間の録画振り返り試聴も可能。
なので両方の鉄オタ選手権が見られます。これはラッキー!?
という訳で、東京制作と大阪制作を見比べて、勝手に東西対決!?
まずは、3月17日(金)19:57分放送
NHK総合(関西、西日本エリアのみ)
『鉄オタ選手権~JR貨物の陣~』
貨物列車の知られざる世界へ!?
舞台は日本最大級の吹田貨物ターミナル駅とJ吹田機関区。
出演は、中川家の二人と、
吉川正洋(ダーリンハニー)、鉄道大好きタレント斎藤雪乃、
そして鉄オタ演歌歌手徳永ゆうき、鉄道アーチスト小倉沙那、レイザーラモンRG、森脇健児

今回は、メーテルの出演はありませんでした。JR西日本の陣ではあったのですけど…。
進行は、NHK大阪局の鉄オタアナウンサー、近田さん
大阪局には『ウィークエンド関西』担当の鉄オタアナ、伊藤雅彦さんもおられますね。
始まりは、JR貨物安治川口駅から。
ここは、高速貨物電車『スーパーレールカーゴ』の拠点駅。
JR貨物の看板列車の一つ。佐川急便の1列車貸切で、宅配貨物を輸送。
最高速度130km/hで、大阪USJ近くの安治川口駅と東京貨物ターミナル間を6時間12分で走破。表定速度は91km/h。
これは上りの場合、ほぼ並行ダイヤの「サンライズエクスプレス」よりも若干速いレベル。
番組冒頭、いきなりJR貨物さんの特別の計らいで、
番組御一行様は、M250系の運転席に乗車できることに。
機関車っぽくない、今風の電車の運転席。
JR貨物初のワンハンドルマスコン採用。
そして、舞台は吹田機関区へ。
JR貨物全面協力で熱烈歓迎!?
JR貨物の主力機関車が並びます。
左から国鉄型汎用ディーゼル機関車DE10、交直両用電気機関車EF510レッドサンダー、
そして国鉄型直流電気機関車EF65 2000番台に、JR貨物が増備したEF66 100番台。
一番奥は「押し太郎」と呼ばれる、勾配区間後押し運用も可能なEF210 300番台。連結運転の衝撃を和らげるため連結機にシリコン緩衝器を装備しているのが特徴。
3月開通した梅田貨物線大阪地下駅『梅キタ』の23.5‰でも後補機運用を開始しました。
そして一行は、前方に停車しているあの伝説のアイドル機関車へ。
狭軌線では当時世界最大出力3900kWを誇る国鉄型電気機関車EF66。
現存機で唯一国鉄仕様を貫いた『EF66 27号機』、
車両番号27をモジって『ニーナ』と呼ばれています。もちろん吹田機関区所属。製造は1973年。EF66自体は1966年に試作機EF90が登場した後、1968年から1974年まで、55両が製作されました。
その後、JR貨物になってから、車体デザインを変更し「サメ」と呼ばれるEF66 100番台が増備されました。
EF66 27 は既に定期運用から外れていて、全般検査切れとなる今年度中に廃車となるそうです。
一行は、ニーナの前後運転台と、連結された車掌者ヨ8000に分乗し、EF66 27の特別構内運転に添乗。
走行シーンは4か所同時中継で。
後部運転台に乗った吉川さんも大興奮!?
視聴者サービスで、通過するEF66 27のブロアー音とジョイント音を!?
さて、今回の『レイザーラモンRGの鉄道あるある』ですが…。
意外にひねりが無く、オーソドックスに、
「貨物運転士はブレーキの回数を自慢しがち」
階段制動かけると積荷が動いて危険ということで、ブレーキ回数は1段が理想的。

ただこの問題、鉄道あるあるでは珍しく、全員正解となっていました。
ここで、LEN吉の、番組アラ探し~♪
画面右下にある『鉄オタ選手権』のテロップ、ですがー、
何故かある場面から「近鉄電車の陣(第二戦)」になってます。
しばらくしたら「JR貨物の陣」のテロップに戻っていました。
という訳で、最終問題。
北海道北見から全国へ輸送される、ということで。
石北本線ではDF200の有名な「玉ねぎ列車」、
九州から東北本線岩切まで新幹線のレールを輸送。
ロングレールは150mの長さのまま貨車に載せられ、カーブでしなりながら運ばれます。
これは「特大貨物」と呼ばれる大物輸送の臨時列車で、大型変圧器を輸送。
大物車と呼ばれる専用貨車シキ801です。、
斉藤雪乃さんはロケの都合で番組途中から森脇健児さんに交代してしまいましたが。
森脇、吉川組が優勝。
JR貨物全面協力で撮影は終了。

あれ?
メーテル出てきませんでしたね?
そして、JR貨物の陣からわずか4日後、
3月21日(火)春分の日午前9:00から、BSプレミアムで放送。
『鉄オタ選手権~京急電鉄の陣~』
制作は東京NHK放送センター。
なので、関西エリアのみ、2週連続で別々の鉄オタ選手権を見られた訳ですね。
今回は、1000形最新の20次車1890番台を番組で貸し切り。
出演は、中川家礼二、中川家剛の二人と、
ダーリンハニー吉川正洋、鉄道大好き女優村井美樹、そして、非テツゲストはテツandトモ。レイザーラモンRGに、進行はNHK青井アナウンサー。
始まりは金沢文庫駅から。
車庫をかすめて、留置線から加速します。
貸し切り列車は久里浜選へ。
京急本線は浦賀方面、三崎口へ向かうのは久里浜線、と念押し。
京急久里浜工場に到着。
救援車兼配給車デト15形が登場。
タモリ倶楽部ではデトを貸し切って本線走行してました。
クイズ途中で、京急ブルースカイトレインが横切ると大騒ぎに。
2100形2133編成と600形606編成が青色塗装に変更され、
京急ブルースカイトレインになりました。一同、番組そっちのけ。
さて、番組独自の「ファンが愛する名車」ランキング。
第2位は2100形。
ここで南田さんが登場。
2100形といえばドレミファインバータ。
昔はうるさかった周波数変調音を逆手に、音階を奏でて加速することで人気に。
現在はインバータ主回路素子を、ゲート・ターン・オフ・サイリスタ(GTOサイリスタ)からインシュレイテドゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)に機器更新され、もう聞くことはできません。

ここはさすがにNHKなのでシーメンスや東洋電機製造など具体的メーカ名には触れずに解説。
「上野」は乗り入れ先の駅ではないのですが、ダイヤが乱れたときや、乗入れ車両の使用料を相殺するために走らせる清算列車用に装備されています。
京急久里浜工場をあとにして、再び貸し切りの1000形1890番台に乗り込み、横浜駅へ向かいます。
車内で談笑していると、
貸し切り列車は上大岡駅に接近!
そして、全ての列車が停まる上大岡駅を白昼堂々通過して、一同大興奮!?
横浜駅では、これも白昼堂々、中川家礼二さんが、快特泉岳寺行きのアナウンスに挑戦。
案内直後、快特泉岳寺行きがホームに滑り込み、タイミングはばっちり。

発車直前、「駆け込み乗車はおやめください」のアドリブも入り、アナウンスは大成功、さすがです。
さて、恒例レイザーラモンRGの京急電鉄あるあるですが…。
京急品川駅はホーム2面3線で手狭のため、快特三崎口行のすぐ後ろで、普通浦賀行きが快特の発車を待つ光景がよく見られます。
という訳で、答えは『品川駅で普通浦賀行きが、すぐ後ろでスタンバイしがち』でした。
京急ミュージアムに移動して早押しクイズ。そして優勝はダーリンハニー吉川さんでした。
非テツゲストのテツandトモのお二人も盛り上げてくれました。
さて、東西対決。