7月31日(水)
会社を早引けして、
武生駅から『ハピラインふくい線』に乗車。
翌8月1日(木)、三浦半島金沢文庫で日本機械学会主催の行事があるため、お出掛けします。
終着敦賀で、JRから譲渡されたハピライン521系二次量産車から乗り換え。
敦賀駅在来線ホームは、JR北陸本線新快速や普通、小浜線普通との乗り換えしかできないので、連絡通路を通って…。
しかし、新幹線のりかえ口、には向かわずに…?
3階にある新幹線ホームの下、2階コンコースからさらにエスカレータで下りて、大阪行特急『サンダーバード』専用ホーム33番線と、名古屋・米原行特急『しらさぎ』専用ホーム34番線へ。
34番線に停車している681系『しらさぎ12号』名古屋行…、
には、何故か乗らずに…。
33番線に停車中の、683系4000番台『サンダーバード30号』大阪行の車内へ。
あ、『しらさぎ』は6両編成ですが、『サンダーバード』は12両編成なので、停車位置が異なります。
今日は最後尾1号車の、このグリーンな座席へ。
早速、武生駅前のスーパーで買ってきた「桜餅、柏餅とヨモギ餅」を肴に(?)、敦賀駅で仕入れたビールで、独り乾杯!
私、甘いものがつまみでも全然OKなのです。
湖西線を最高時速130km/h、京都まで無停車で走り抜け、
1時間19分の乗車で新大阪に到着。
終着大阪まで一駅ですが、225系新快速に乗り換えて大阪へ。
大阪駅では、新装なった西口通路から『うめきた』地下口へ。
大阪駅北側、旧梅田貨物駅あとの地下に、今年3月大阪駅の新しいホームが出現。
21番線から24番線は、おおさか東線と、関空特急『はるか』、紀勢線『くろしお』が発着する「うめきた地下ホーム」。
梅田貨物線の一角を付け替えた感じですが、将来は地下鉄『なにわ筋線』としてJR難波と南海なんばに接続させる構想とか…!?
22番線に停車中の221系『普通久宝寺』行き、に乗車します。
24番線には、289系特急車両が停車中。

221系は、JR西日本発足後最初に量産された転換クロスシート3扉の近郊型電車。界磁添加励磁制御、鋼製車体で登場から35年が経過しますが、量産された474両全車が健在。
東海道山陽本線の琵琶湖線、京都線、神戸線からは退いていますが、関西アーバンネットワークでは今も主力車として活躍しています。
元梅田貨物駅の地下の新線を走って、中津から既設の梅田貨物線に入り、上淀川橋梁を渡って、再び新大阪で下車。
向かい側、2番線には、制御付き自然振り子式283系オーシャンアロー『くろしお36号』が到着していました。
283系は26年前の1998年紀勢本線に投入されましたが、紀勢本線では制限速度自体が低いため振り子車の特性が十分に発揮できず、わずか18両で量産打ち切りに。
JR西日本は今年4月、事実上の後継となる273系振り子式電車を伯備線に投入し、最後の国鉄型特急となった381系『やくも』を置き換えました。
283系回送が発車したあと2番線には、おおさか東線321系四条畷行きが到着。
さらに再び、大阪駅へ戻り、阪急梅田駅へ。
9号線は神戸線ホーム。8号線には7000系の普通神戸三宮行が停車中。
9号線の1000系『準特急 新開地行き』に乗車します。
神戸高速鉄道の高速神戸駅で、山陽電鉄からの乗り入れ車6000系の回送を見送り、阪急三宮までリターンバック。
おおさか東線『うめ地下新駅』と関西私鉄の雄『阪急電車』のミニトリップを楽しんだあとは…!?
JR三ノ宮駅です。
日付が変わり、8月1日の0時過ぎ。
発車案内板には、最終電車が表示される頃…。
こんな時間から発車するのは…、
0時10分発大阪行き最終と、0:11分発寝台特急『サンライズ瀬戸・出雲』東京行。
サンライズエクスプレスは0:33に大阪にも停車するので、大阪から乗ることもできますが、今夜は三ノ宮から。
『サンライズ瀬戸・出雲』は7両編成2組連結の14両編成。
三ノ宮駅では先頭14号車と13号車は、ホーム有効長からはみ出してドアが開きません。
0時9分、高松・出雲市発 285系『サンライズ瀬戸・出雲』三ノ宮駅に入線。
283系と同じく、1998年の登場から26年。
2階建ての流麗なスタイルは健在です。
JR唯一の定期寝台列車ですが、人気の列車で乗車率も安定して高いので、そろそろ後継車の話も出てきて良さそうなのですが…。
今宵の宿は、12号車11番個室。
明日は終着東京ではなく横浜で下車します。
到着は明朝 6時44分です。
モハネ285の車端部にある11番個室。
階上でも階下でもない、平屋の『シングル』は、編成中では少数派。
天井や腰板部のRがなく、結構広々したつくり。
この12号車と、5号車の客室メインは、指定席扱いの『のびのび座席』です。
フェリーの桟敷席のような雑魚寝スタイルですが、一応隣とは仕切られています。
この区画は座席扱いなので、形式はモハとなりそうですが、車端部にシングル個室が2室あることからモハネとなっています。
編成中、この『のびのび座席』メインの12号車(5号車)と、最狭個室のソロで構成された10号車(3号車)は2階建てではなく、床下に機器を搭載した平屋構造。
なので、7両編成中モータ付き車は2両の2M5T。14両フル編成では4M10Tで、電車と機関車けん引列車の中間のような牽引力でバランスした編成と言えるでしょうか。
JR貨物の高速貨物電車M250系『スーパーレールカーゴ』は4M12Tの16両編成。編成両端2両ずつがモータ付きのM車で、その間の12両のコキ車がトレーラーのT車。
M250系の動力・制御系は、この285系を参考に設計されたと言われています。
以前乗車したとき撮った写真で、各車両の車内の紹介を。
先頭車クハネや中間付随者サハネを名乗る、2階建て構造のB個室『シングル』の階段部。
『シングル』の2階室です。天井と窓が車体屋根に合わせてRを描きます。
1階階下室の『シングル』、窓と外壁面が内側にRを描きます。
こちらは車端部平屋のB個室『シングル』。基本的には11号車(2号車)と同じ。
1人個室A寝台『シングルデラックス』と2人個室『サンライズツイン』があり、編成中最も豪勢な4号車(11号車)。
形式名はA寝台B寝台合造車である「サロハネ285」を名乗ります。
1人A個室『シングルデラックス』の室内。
ベッドのほか椅子とテーブル、洗面台があります。
2006年10月、息子と一緒に敦賀直流化開業の初乗りで、新快速とマリンライナーを乗り継ぎ、四国高松から『サンライズ瀬戸』のA個室『シングルデラックス』に乗車。
小学生以下の子供は、1つの寝台に同伴できるのです。
こちらは階下室の2人B個室『サンライズツイン』
エクストラベッドがあるB個室『シングルツイン』です。基本は1人部屋ですが2人部屋として上段寝台を使用することもできます。
トワイライトエクスプレスにも設定がありました。
B個室最安値を誇る(?)、3号車(10号車)のソロ。
モータ車として床下機器を搭載しているため、2階建てではない2段式の個室。 24系寝台特急『あけぼの』のソロをベースに設計されました。
極小の個室ですが、中に入ってみれば、案外と広いもの。Rのある窓も開放的な感じです
3号車(10号車)には、談話室的なミニロビーがあります。
流れる街の灯を眺めながら、車内で至福のひとときを。
京都から米原を通過する頃、ウトウトと眠ってしまいました。
気が付くと列車は静岡県から神奈川県へ。
朝、最初の停車駅は静岡。富士、沼津、熱海と停車したところで目が覚めました。
隣にはE233系が。
熱海を5:45に出ると横浜まで約1時間。
身支度を整え、降車準備をします。
6:44 サンライズ瀬戸・出雲は定時で横浜到着。
8月1日木曜日の朝、既にラッシュが始まっていますが、通勤通学時間帯に割り込むように入線。
ダイヤが乱れると小田原から貨物線経由になり、品川で運転打ち切り、ということもありますが、今日は大丈夫のよう。
さて、横浜から、京浜急行線で三浦半島を目指します。
とりあえず、やってきた急行に乗車。
運転台後ろ、鉄ちゃんコーナーに陣取ってかぶりつき。ビルの中に突っ込む感じが特徴的な上大岡駅に到着。
上大岡で一旦下車して、1500形の上り急行を捉えます。
上りは、『幸せの黄色い京急』1000形、高砂行特急がやってきました。
下り後続は600形 三崎口行特急ですが、これを見送ると。
今度は『KEIKYU BLUE SKY TRAIN』2100形の快特 久里浜行が到着。
赤色と黄色の次は青色でラッキー!? やり過ごした甲斐がありました。
先頭車に乗車します。快特でもロングシート車が入ることがあるので今日はWでラッキー。
2100形の座席はノルウェー・エクネス社 (Georg Eknes) 製、座席表地はスウェーデン・ボーゲサンズ社 (Bogesunds) 製、と言われると、何となく北欧っぽい、お洒落な空間に見えてくるような…。
上大岡を発車、でも降りるのはすぐ、次の金沢文庫で。
(後編)に続く。
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