12月2日(月)
週の初めから電車でGo !?
久しぶりの出張です。
今回は、雅な大和の国へ。
朝もや煙る北鯖江駅から『ハピラインふくい』521系敦賀行に乗車。
敦賀に到着。
折り返しは「快速 福井行」となるのですね。
新幹線連絡口階下の特急ホームへ向かいます。
683系4000番台『サンダーバード6号』に乗車。
特急券はeチケットレス。
増えましたねー、こういうスタイル。
敦賀駅で仕入れた珈琲とシュークリームで、つかの間のコーヒータイムを。
ですが…、湖西線を130km/hで駆け抜け、わずか1時間弱で京都に到着。
次は、近鉄京都線乗り場へ。
乗車するのは、
9:40発橿原神宮前行き特急。
最新型通勤車『8A系』が停まっていました。
異形断面の前面が特徴的ですが、どこかJR九州の813系にも見えます。
9:22発奈良行特急のビスタカー30000系を見送り、
入線してきた、橿原神宮前行特急22000系に乗車します。
終点橿原神宮前で近鉄吉野線に乗り換えです。
近鉄特急もオンライン予約でチケットレス。
橿原神宮前で連絡する吉野線特急には『デラックス』の文字が…、はて?
近鉄京都線特急も50分ほどの乗車時間ですが、落ち着いた室内でくつろげます。
橿原神宮前に到着。
標準軌軌道はここまで。狭軌の吉野線・南大阪線とは線路がつながっていません。
橿原神宮前駅前方の電留線右側に吉野線があります。
将来は、JRグループと国交省が車軸の傷問題を解決できず実用化を断念した『フリーゲージトレイン(軌間可変電車)』の開発を近鉄が引き継ぎ、京都線と吉野線を直通させる構想があるそうてす。
私見ですが、
北陸新幹線敦賀開業ではフリーゲージトレインを投入し、特急『サンダーバード』や『しらさぎ』の金沢・富山直通運転を確保すべきだった…、と未だに思っています。
北陸線特急の置き換えなら、軌間可変の技術的困難さから最高速度を200km/h程度に抑えてでも、関西・中京と北陸を結ぶなら十分速達効果はあったはず…。
2024年春、北陸新幹線敦賀開業のおかげで、鯖江・武生は取り残されたように不便になりました。
新幹線駅とは離れている鯖江・武生は京都、大阪、名古屋に向かう直通特急が無くなり、乗り換えを強いられ、所要時間も伸びてしまい、イイことがありません。
北陸新幹線はこのあと新大阪まで伸ばす計画なのですが、敦賀から先、殆どがトンネルで地下を貫く小浜・京都ルートを建設すると、2016年試算で3.9兆円、今では5兆円以上かかるとか。
しかも完成まで、少なくとも!? 着工から15年以上かかる工事…⁉
(下記は、2016年金沢開業時の国土交通省試算)
京都市内に大深度地下線を建設すると、京都北山の地下水系や京都市内の地下水脈を分断して、京都伏見の清酒や和菓子が作れなくなる!という切実な問題が指摘されています。
地下水問題は、JR東海のリニア新幹線で、南アルプスのほか品川工区でも既に発生しています。
このため、百害あって一利なしの京都は、小浜京都ルートに反対…⁉
当然と思います。
私的には、北陸新幹線は米原に接続すべき、と考えます。
JR東海がいう、
『東海道が過密ダイヤで北陸新幹線乗り入れの余地が無い』
という言い訳は、既に東京ー名古屋間の「こだま」が設定され以西は枠が空く断落ちダイヤになっていることから、当たらず。
東海道新幹線米原ー新大阪間を部分的に複々線化したとしても、工期と建設費の大幅圧縮は可能。
『JR東日本・西日本とJR東海では信号制御システムが異なり統一は難しい』
と言われますが、青函トンネルでは北海道新幹線とJR貨物がこの区間の信号システムを共通化して三線軌道の線路を共有しています。
ITの時代、技術的解決はできるはず。
と思うのですが…。
要は、建設時の利権だけではなく、開業後の利便性と経済効果を優先すべきと思うのです。
この先20年近くも敦賀乗り換えでは...、全く。
「ねえ、杉本福井県知事さん⁉」
(閑話休題)
話を出張に戻します。
橿原神宮前駅、吉野線ホームへ移動します。
南大阪線・吉野線、狭軌用の6200系準急「大阪阿部野橋」行が停車中。
上り準急が発車した後、下り線に濃紺塗装の電車がゆっくりと入線してきました。
阿部野橋始発の16200系特急『青の交響曲(青のシンフォニー)』吉野行。
16200系は4扉通勤車の6200系の内装、外装を改造し、観光特急車両に仕立て上げられたもの。
JR西日本七尾線キハ48改造の「花嫁のれん」、JR九州キハ47改造の「指宿の玉たまて箱」「ふたつ星4047」「かんぱち・いちろく」と同じ手法ですね。
特急券購入で一般乗車できるので、JR九州「或る列車」のような団体専用とは異なります。
近鉄の観光特急「しまかぜ」も、特急券は通常販売。一部の富裕層専用ではないのがうれしいです。
もちろん、指定券は押さえていましたが…。
乗車時間が19分と短いので2号車ラウンジカーへ直行。
そこには通勤車両の改造とは思えない、落ち着いた内装に包まれた空間が。
カウンターでホット珈琲を注文しました。
お一人様ですが、シュガー、クリーム、マドラーがホルダーにセットされているのが素敵です。
結局、自分の指定席には向かわず。
カウンターのお姉さまも物腰柔らかく、あったかい19分間を過ごしました。
お姉さまから記念乗車証をいただきました。
終点吉野まで乗っていたかったのですが…、
今日はお仕事なので、出張先最寄りの福神駅で下車。
「青の交響曲(シンフォニ-)」を見送ります。
次回はフリーで、終点までゆっくり乗りたいですねー
近鉄福神駅は、特急も停車しますが無人駅。
後続の特急で来る同僚を待ち合わせして、ここから訪問先へはタクシーで移動。
Working Time
Working Time
Working Time
結局、午後は17:00まで、みっちりお仕事。
同僚は翌日も先方に詰めますが、私は日帰りで今夜中に帰宅。
各駅停車で橿原神宮前まで戻って、駅前でご飯屋さんを探します。
今夜は、ここの串カツ屋さん『串之家さわ』に決定!
串カツは10本セットのお任せ。私は瓶ビールを(^^)
同僚はハイボール。
鹿児島の芋焼酎『森伊蔵』を、ロックでいただきます。
心残りですが、次の特急に乗らないと自宅まで帰れなくなるので、19:30でお開き。
『明日もよろしくお願いします』
という訳で、私は橿原神宮前駅に戻り…。
19:43発の22600系京都行特急に乗車
京都では接続が良くなくて、46分の待ち合わせ。
京都駅0番線に、683系4000番台『サンダーバード49号』が入線。
北陸線連絡最終の『サンダーバード』です。
敦賀で『ハピラインふくい線』に乗り換え。
23:17 北鯖江に戻ってきました。
濃い乗り鉄を堪能した出張でした。
あれ、お仕事は??
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