山道や海沿いのワインディングを楽しむ
ライトウェイトオープンカーとして購入。
小さいエンジン、小さいボディーのオープンが欲しかったので、1.5リットルダウンサイジング+グラム単位の軽量化というマツダの示した方向性がピッタリ。
そして、スタイルが好みになったのも嬉しい
自分としてはコスモ、FC3S、NAロードスター(Vスペシャル)、RX8、MPVに続く、なんと6代目のマツダ車になりました。
もともとイタリアやフランスなどラテン系の車に惹かれるタイプなのですが、NDにはそんな車たちと同じ空気を感じたのかもしれません
(ちなみに昔乗っていたNAはブリティッシュスポーツに対するオマージュを感じました)
ですからフィアットがマツダと共同で124を作ったのも大歓迎なのです
さてロードスターはNAに続いて2台目となりますが、
NAは父の遺品としてだったので、自分で買った初めてのロードスターです。
今は自分自身が父親で、父がNAを買った年齢に近いのが笑えます。
そして家庭内では免許取りたての娘に運転を教える車という位置づけになり、グレード選択から仕様の決定まで娘の意見たくさん取り入れた車となりました
同時所有のメガーヌRS(2016.8で終了)、アバルト595の中に入ると、実はサスペンションは一番乗り心地が良さそうです。
ハンドリング、エンジン、排気音、ユーティリティーなどすべての味付けが違う3台は、乗り換える度にそれぞれの違う良さ、設計者の考えの違い、何よりお国柄の違いを感じます。
車って、比較して優越をつけるものではなく、それぞれの個性に目をやると、欠点でも楽しく乗れるものだというのが私の考えですが、3台はそれぞれの個性を引き立てあってくれます
話はそれましたが、
わたしにとってロードスターはS2000以来のフルオープンのFR。
走って楽しいのはもちろん、旅行ケースがしっかり入るトランクや、スマホとつながるオーディオも音楽や小旅行好きの私には嬉しいし、当家女性陣の共感を得らえられたポイントでもあります
高速でのふわふわ感やロールスピードの速さなど気になる点もありますが、それはそれでNDの個性です。
でも、ちょっと味付けしたいと
タワー+ロアー バーとリアスタビ強化で
デフォルトより若干オーバーステアな、かなり好みの足になりました。ただ、低速での楽しさが減った感じがしたので、半年後は逆にリアスタビを外して、sに近いロール感のあるハンドリングを楽しみました。
もし、硬めのサス仕様で街中が楽しくないと感じたら、試しにリアスタビ外しをやってみてください。
この様に、少しの変化がしっかり運転感覚の違いに現れる、素人が街乗りレベルの変化を楽しめるのも、この車の美点です
2016/6 そして6000キロを超えました。
2016/10には12000キロを超えました
2017/01には20000キロを超えました
2017/11には33000キロ超えました
ここで純正サスはかなり楽しんだので、次により素早い回頭性を求めてサスペンションをビルシュタインB14に交換しました。車高は40mm下げて、ワイドトレッドスペーサーの15ミリを純正ホイールに装着しました。
リアスタビは外したままですが、この脚がかなり良いです。ハンドルレスポンスが格段に上がり一気にスポーツカー度が上昇します。この仕様では減衰力は固定ですので、サーキット上級者用では無いです 。
ND買ったけど、乗用車っぽいとちょっとでも思った方にはお勧めします。
また、この車は車高を下げるとグッと精悍になります。その際にホイールが引っ込みますので、ホイール交換やワイトレでツライチにすると良いですね。
音チューンは難しい領域ですが、私はHKSのリーガマックスプレミアムを2年間使用しました。高回転で6000を超えてくると良い音がします。
2018にはBLITZ(ブリッツ) ADVANCE POWER AIR CLEANER(アドバンスパワーエアクリーナー)を装着したところ、音が野太くなりました(むき出しエアクリのシューという音はしません)
まあ、いじって楽しいし、その部品がたくさん出回っている事が、この車の最大のアドバンテージでしょう
2019年1月 車検で4センチダウンでロアーバーが最低地上高9センチに引っかかってロアバーを外しました。すると、コーナーでのひらり感が増しよりロードスターらしい走りになりました
総括すると
NDロードスターはスタビやロアバーなどロールを抑制したり左右の足をつなぐアイテムは外した方が公道では楽しい。
私の場合、スタビを強化してタワーバーとロアバーをつけた状態の足が気に入らなくて、ビルシュタインB14でバネレートをあげて車高を落とし、適正なダンパーに返納してバネレートをあげ車高を4センチ下げたら、ハンドルのダイレクト感が増して良くなった。しかし、さらにスタビライザーを外して、ワインディングコーナーが腰で感じながら曲がる感が強まりさらに楽しくなり、車検のためにロアーバーを外したら、さらに低いスピードで前輪も含めて綺麗なロール感が楽しめるようになった。総じて、私のNDはレザーパッケージでしたが、最終的にサーキットでのタイム短縮を全く考えない公道ユースを前提としてのオススメは、バネレートをしっかりあげて適正なダンパーを組み込むことでハンドルん初期応答が良くなり、逆にスタビライザーは外して、それ以上の左右のサスを繋ぐようなサスチューンは行わないのがベストな車です。マフラーと吸気を変えることで音は良くなります。残念ながらエキパイを変えるチャンスがありませんでしたが、これも効果的なようです。願わくばフルバケを入れたかったですね。
なぜこんな総括をしたかというと、2019年7月に泣く泣く手放すことになったからです。娘のために買って自分で楽しんだNDでした。また、父のNA以来25年ぶりのロードスターで、ノスタルジーを感じながら楽しめました。
さようならND
この3年半、童心に帰って楽しかったです。
一生忘れません
☆走行画像や排気音(下のリンクから飛べます)
☆RFと幌のどちらを選ぶか、山本主査の本音トーク https://youtu.be/kxi83d0P754 など・・・