コミュニケーションレシーバー　VR-500の修理

バーテックススタンダード（現八重洲無線）で発売されていたVR-500という受信機のディスプレイのドット欠けがひどくなってきたので販売店経由でLCDをメーカーに注文。

パーツが届いたのでLCD交換にチャレンジしてみました。
事前にどう分解すればLCDまでたどり着けるか確認済みだったので分解はあっという間に終了。
LCD（ASSY)はフラットケーブルで本体と繋がっていてハンダ付けされています。
外すLCDはもう使用しないのでちょっと多めに半田を盛って端から浮かせて取り除き完了。

本体側のハンダを綺麗に取り除き（ハンダ吸い取り線を切らしていたので苦労した）端子間のショートやパターン浮きが無いか目視確認、その後新しいLCDのフラットケーブルを位置あわせしてハンダ付け
一応フラットケーブルに本体との位置合わせ用に穴が開いていてジャンパ線などを通して位置合わせできるようになっているが、片側の裏にCPUがあってうまく位置あわせできない...
回避策として両面テープを基板に貼り、その上からフラットケーブルを密着させて位置合わせしてハンダ付け。
ピッチが狭いので苦労しましたがなんとか取り付け完了。
ショートしてる箇所が無いか確認後に仮組みしてFキー押しの電源ON、LCD表示に問題ないことを確認して組み立てました。
交換後の動作はまったく問題ありません。

使用した工具
・精密ドライバー
・15wと30wの半田ごて
・ハンダ吸い取り器
・加工済みピンセット（VRの特殊ナット外し用）
・両面テープ

LCDは税込み4536円でした。

写真はLCDのフラットケーブルを交換しハンダ付けした状態

【追記】
VR-500の保守用物品が終了してしまったようで修理可能リストから外されています。