A35: A35のつくりがいいところ

　ゴルフシリーズと比較して，，

・開閉センサーが全ドアノブにある

　VWでは，アルテオンでも前席ドアノブにしかセンサーがついていませんでしたが，Aクラスは，後席ドアからでも，ロック・アンロックがドアノブを触るだけで出来ます。

　これが，地味に便利。

・ボルトキャップ，セキュリティボルトがない

　VW車はほとんどがホイールボルトの穴にキャップがつきます。しかしA35は，キャップがなくホイールボルトがむき出しです。

　ホイールボルトのサイズは17ミリでVW車と共通。締め付けトルクはちと大きく250。

　ただホイールボルトがかなり奥にあるので，ボルトが目立つこともなく，ホイールキャップいらないか・・・という感じ。VWのキャップはつきませんでした。これでホイール交換の時の手間が一つ減りました。

　さらに，VWなら全車についていたセキュリティボルトがついていません。これは個人的には大歓迎。いつも1本900円の純正ボルトを購入して，セキュリティボルトの代わりにつけていましたから。

　これでまたホイール交換の手間が減りました。

　これって，ベンツは「車庫で保管される」という前提なのかしら。

・効果ありそうなディフューザー

　ほとんどのクルマのディフューザーというのは飾りで空力的にはイマイチに思えます。というのも，ディフューザーが機能するためには，車体の下を空気がスムーズに流れる必要があり，そのためには車体下のでこぼこをアンダーパネルで隠さなければいけないからです。

　しかしA35の車体下は，なかなか努力しているのがうかがえます。マフラーなど廃熱の関係でカバーで覆えないパーツもありますが，ディフューザーの直前にあるタイコの底面を平べったくして，縦筋もつけて，整流効果をねらっています。

　ただタイコとディフューザーとの間にある隙間が，効果をそいでいる感じがしてもったいない。