しゅうさん3のブログ一覧

　ゴルフシリーズと比較して，，

・開閉センサーが全ドアノブにある

　VWでは，アルテオンでも前席ドアノブにしかセンサーがついていませんでしたが，Aクラスは，後席ドアからでも，ロック・アンロックがドアノブを触るだけで出来ます。

　これが，地味に便利。

・ボルトキャップ，セキュリティボルトがない

　VW車はほとんどがホイールボルトの穴にキャップがつきます。しかしA35は，キャップがなくホイールボルトがむき出しです。

　ホイールボルトのサイズは17ミリでVW車と共通。締め付けトルクはちと大きく250。

　ただホイールボルトがかなり奥にあるので，ボルトが目立つこともなく，ホイールキャップいらないか・・・という感じ。VWのキャップはつきませんでした。これでホイール交換の時の手間が一つ減りました。

　さらに，VWなら全車についていたセキュリティボルトがついていません。これは個人的には大歓迎。いつも1本900円の純正ボルトを購入して，セキュリティボルトの代わりにつけていましたから。

　これでまたホイール交換の手間が減りました。

　これって，ベンツは「車庫で保管される」という前提なのかしら。

・効果ありそうなディフューザー

　ほとんどのクルマのディフューザーというのは飾りで空力的にはイマイチに思えます。というのも，ディフューザーが機能するためには，車体の下を空気がスムーズに流れる必要があり，そのためには車体下のでこぼこをアンダーパネルで隠さなければいけないからです。

　しかしA35の車体下は，なかなか努力しているのがうかがえます。マフラーなど廃熱の関係でカバーで覆えないパーツもありますが，ディフューザーの直前にあるタイコの底面を平べったくして，縦筋もつけて，整流効果をねらっています。

　ただタイコとディフューザーとの間にある隙間が，効果をそいでいる感じがしてもったいない。

さて，ジャッキもついていないA35，ジャッキアップはどうするのだろう?

　車体にはVWについているような「ジャッキアップポイント」を示すような印はついていない。

　のぞき込んでみると，それらしきものがあった。

　全体的にまるくへこんでいるので，ここにガレージジャッキの皿を当てたくなるが，そうではないだろう。

　この四角い凹みが問題のはず。

　しかし，ジャッキがついていないので確認のしようがない。

　そこでアマゾンで調べると，四角い形の「ジャッキアダプター」が売っていた。

　それをガレージジャッキの皿に載せて使うようだ。

　VWのジャッキアップポイントの形状は国産車と同じだったのに，ベンツは特殊形状なんだなぁ。

　ただVWの車載ジャッキがこのベンツの穴にはまりそうな気もする・・。

　ま，素直にアダプターを使います。

　BMWやAudiは，どうなっているのかな。

　リアのタイヤハウス内につけられたプラスチックの部品。しかも数ミリ出っ張っている。これはなんだ?？？　空力対策とも思えない。

　このパーツがついていないベンツも多い。さらに謎は深まる。

　セールスさんに聞いてみると，

｢私もこのパーツがなんなのか，ずっと不思議だったのですよ」

　そういえば先代のPOLOは，エンジンルームから見たフェンダー内に，パンパンに膨れたビニール袋が入っていた。

　しかし，サービスの人たちも，その正体がわからなかった。

　輸入車あるある　だな。

「わかったのは，このパーツをつけることで，タイヤのはみ出すことを防いでいるのではないかということです。AMGのクルマについています」

　つまり，オバフェンのかわりだというのだ。アー納得。

　保安基準により，回転するタイヤやホイールは，車体から外に出てはいけないことになっている。A35のタイヤは，ほぼツライチなので，基準に不適合にならないように，パーツをつけてボディの方を拡大しているわけだ。こんな小さなパーツで，なんかごまかしのような気もするけど。

　なるほどこのパーツが，がっつりボルトで固定されているはずだよ。

　A35は，ほとんどの面でゴルフよりも装備は充実していますが，ちょっと気になることをまた発見しました。

・ナンバープレートフレームがない

　前後ともナンバープレートにフレームがありません。ゴルフならついていたのに，ついていないとは，国産車並みです。でも国産車ならオプションでつけられたのが，ベンツはオプションカタログにもありません。

　前のナンバーは，端が飛び出していないのでまだ良いのですが，リアのはほぼナンバーがそのままつけられていて，洗車の時にナンバープレートの端で手を切りそうで怖くて仕方がありません。フロントのナンバーの端もむき出しですから，ちと怖いです。

　市販のナンバープレート用のフレームがつくかどうか，検討してみます。リアのは，中途半端なステーで支えているので，これが問題かも・・。

・リアドアに反射材がない

　ゴルフだと7では，全部のドアに反射材がついていました。それを取り外せば，ライトを組み込むことも容易でした。

　しかしA35は，フロンドドアには反射材とライトがついていますが，リアドアには反射材もありません。

　ここにライトを取り付けるためには，ドアパネルに穴開け加工が必要です。

・ワイパーゴムの癖対策がないみたい

　ゴルフだと，自動でワイパーを少し動かして，ワイパーゴムに癖がつくのを防ぐ機能がありましたが，A35にはついていないようです。

・ウインカー，ワイパー，ライト兼用レバーは使いにくい

　ベンツのハンドルの右側にあるのはシフトレバーです。そして左側にワイパー，ウインカー，ライトの兼用レバーがあります。これ兼用ですから使いにくいです。
　特に困るのがウォッシャー。ウォッシャーは，レバーの頭のボタンを押し込む必要があるのですが，ちょっと力がずれるとウインカーが作動してしまいます。まあ慣れなんでしょうけど・・・。

　ベンツの良いところもあります。VWでは，アダプティブヘッドライトは，エンジンを切るたびにいちいち設定してやらないと行けなかったのが，ベンツではちゃんとメモリーが効いているようで，一度設定してやると，エンジンを切っても覚えています。まあゴルフのときはコーディングでメモリーするようにしていましたけど。

　メモリーと言えば，ゴルフはスポーツモードでエンジンを切れば，次にエンジンを掛けたときにはスポーツモードになっていますが，どうもベンツは毎回コンフォートモードに戻されます。

　ちとベンツで嫌なのが，クルマに乗り込むたびに画面にオーナーの名前がデカデカと表示されること。この名前をニックネームとかに出来ないのかなぁ。いやこの画面をカットしたい・・・。

　「デートに親の，友達の車を借りてきた」とかバレバレなんですけどぉ。
　もぉ，気が利かないなぁ・・。笑
　そのうちクルマが「あれ，今日は別の女性ですね」とか言いかねない・・。未来の若者は大変だ。

　なんだか韓国映画の「流転地球」?を思い出します。あれも工事車両などを運転するときに名前が表示されるのね。

　ゴルフ8は，コストカットのため，フ－ドのつっかえ棒は，ダンパーじゃなくなってしまいました。またエンジンカバーも，ひどく味気ないものへとコストカットされています。8Rでも，エンジンカバーにロゴがついていません。

　A35は，写真の通り，未だコストカットされていません。ダンパーも健在。エンジンカバーには，3ポインテッドスターとAMGのロゴ。

　なぜかバッテリーまで，完全にカバーで覆われています。赤い蓋をスライドすると，プラス端子があります。

　しかし，隙間なしでびっしり詰まっていますなぁ。なんかいじられるのを拒否しているみたい。

　ラジエーターとエンジン本体の間の隙間は，クラッシャブルゾーンだろうなぁ。

　オイルレベルゲージが見つかりませんでした。どれだろ???

　フードの裏は，ゴルフのように耐熱遮音のためのものはついておらず，鉄板がむき出しです。ただ，構造がむちゃくちゃ頑丈そうだなぁ。