ステアリングラックのオイル漏れ補修(前編)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) ![](/images/icon_difficult_on.svg) 中級 |
作業時間 |
6時間以内 |
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しばらく前からステアリングラックの下部にパワステオイルがジワジワと漏れ出していましたので、補修する事にしました。多分、内部のオイルシールが劣化したのだろうと予想しました。
この作業に関しては、Web上で先人の方の作業記録を見つけることができなかったので、整備書頼みのトライとなりました。
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パーツカタログを見ると、各種オイルシールなどの消耗品がセットになったキットがあることが分かり、早速発注しました。
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これが届いたキットの中身です。オイルシールらしいものが4点、あとはテフロンのような素材で出来たリングが個、ゴムのOリングが6個、スナップリングが2つ、金属のリングが1個の計19個でした。
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底のハウジングキャップを外すと、ピニオンシャフトの下端を止めているロックナットがありますので、この段階で外しておきました。
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ロックナットを外すとロアベアリングもとれてきました。
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次はステアリングジョイントとピニオンシャフトを繋いでいる矢印のボルトを外しました。これは緩めるだけではなく、外さないとステアリングシャフトを抜き取ることができません。
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次は運転席側にまわり、ステアリングシャフトを固定している4つのボルトとナットを外しました。そして手前に引っ張っると、ステアリングシャフトとピニオンシャフトを分離できました。
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これがステアリングシャフトを抜き取った後のピニオンシャフトの頭。根元を覆っていた樹脂性のダストカバーはすでに外してありますが、ダストカバーの下は油や泥汚れで覆われていました。
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汚れをパーツクリーナーで流すとスナップリングが見えました。
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このスナップリングを外すと、いよいよピニオンシャフトアッセイが取り出せます。
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これが取り出したピニオンシャフトアッセイ。ピニオンの部分にはグリスがタップリ塗ってあります。
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まずはこのゴム製のOリングを外しました。これが痩せるとオイル漏れの原因になりそうですね。
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次はアッパーベアリングとオイルシールが入ったハウジングを抜き取りますが、シャフトが錆びているので、そのままだと抜き取りづらいのと、新しいオイルシールを取り付ける際に痛めてしまうので、1000番のヤスリで綺麗に磨きました(写真は磨きの途中)
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取り外したハウジング。アッパーベアリングの奥にオイルシールが入っているので、ベアリングを抜き取らないとオイルシールも交換できません。オイル漏れの主原因と思われる部分なだけに交換はマストですが、内掛けのベアリングプーラーなんて持ってません。どうしたものか困りましたが、あれこれ考えた結果、お金をかけずに解決できました。
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裏返すとオイルシールのリップが少しだけ内側に出ているので、ここに適当な円筒型のものを当てがってやれば叩き出せそうだと考えました。
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インパクトレンチ用のソケットがジャストサイズでした。下側は何とビニールテープ。このようにセットしてゴムハンマーでソケットを叩いてやると、、、
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ベアリングとオイルシールが無事に抜けてくれました。
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オイルシールとベアリングはこんな風に重なってました。
中編につづく
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