
4月16日 韓国の仁川港から済州島に向かっていた貨客船「セウォル」6825トン 乗客乗員462人が韓国南西部・珍島付近で沈没した海難事故で、韓国政府の緊急対策本部は、同日、179人が救出搬送されたが、9人の死亡が確認され 277人が安否不明と発表。
乗客の殆どが修学旅行の学生で事故当時には船内放送で「動かないでください。」とアナウンスが繰返されて、船長を含む乗組員が先に退船した為に多くの乗客が転覆沈没した船内に取り残されている思われる。
乗客の生命を守るべき職務責任がある船長と士官クルーが避難・退船を誘導するどころか
「絶対に動くな」と指示し学生達を置き去りに自分達は真っ先に船から逃げ出したという。
これでは沈みゆくタイタニックの船内に取り残された三等デッキの移民達と同じ扱い運命。
だが船長の行動は最後まで残り船と運命を共にしたリバプール育ちの海の男とは全く違う。
1912年4月15日に「TITANIC」は陸地から遠い北大西洋上で夜間に氷山に衝突沈没。
2014年4月16日の「SEWOL」は陸地から近い韓国沿岸で昼間に起した事故である。
100年前「不沈船」と謳われ乗客定員の半分しか救命艇を積んでなかったタイタニック
だがセウォルには充分な数の救命筏が備えられ全員が不慣れな処女航海でもなかった。
現在は有視界航法と無線電信の時代ではなく優れたレーダーに通信機等を装備している。
法令により乗組員は乗客の避難誘導と退船脱出の訓練も充分されていなければならない。
また事故当日の海象は穏やかで船体が傾き始めてから転覆するまで2時間以上もあった。
事故2日目の現時点で自分は安全を蔑にした人的な海難であるとしか考えられない。
船長は浸水や傾斜を確認した時点で下層の乗客を上層デッキに誘導し離船準備をすべき。
しかし乗客乗員の定員数が備わっているはずのライフラフトは一艇しか活用されていない。
また指定航路を故意に外れた上に状況確認判断も救助依頼のSOSの発信も遅過ぎる。
事故当時は海上視認変化の少ない8-0 時は日本船であれば三等航海士の当直時間。
職責を放棄し乗客を見捨て真っ先に逃げた船長と士官達は海員という以前に人間失格。
港町で生まれ育ち海を職場とし海上勤務してきた自分に彼らの愚行は全く理解できない。
商船の中でも取分多くの乗客の生命を預かる旅客船の船長として赦し難い犯罪行為である。
安全であるはずの現代客船が何故、このような単独事故を起したのだろうか。

「SEWOL」は貨客船「なみのうえ」として日本の南西諸島航路を18年間安全に運行された。
日本では退役させ廃船するような老朽船もアジア諸国では現役で使われる事は珍しくない。
フィリピンで沈んだ貨客船「Dona Paz」「Dona Marilyn」「Princess of The Orient」も元邦船。
嘗て自分が乗っていた旧型船が外国船主により塗り替えられ外地の港で再会した事もある。
日本の海運会社は船体や機関のメンテナンスが良く日本の中古船は外国船主に人気がある。
「なみのうえ」も船齢は20年近く型は古いが日本の外洋貨客船は性能・強度・安全性も高い。
仮に暗礁に衝突しても船腹に長い亀裂が入り、防水隔壁の多数が破れなければ沈まない。
また雷撃や触雷によって大きな致命傷を受けなければ短時間で沈没する事はない。
衝突の亀裂からの浸水であれば乗組員の判断とスキルにより避難退船する時間もあるはず。
自分が船長なら直ちに海図で水深底質を確認し機関全速で最短の浅瀬に向かい乗揚げる。
「この抉れた茶色い傷に注目です。」と、
海自護衛艦「おおすみ」衝突事故の時ように
また報道ステーションのアホな古舘が思わせ振りに言う。
今回は船首の写真を拡大し取上げ、真顔で描鎖の擦れを指摘する底抜けの馬鹿である。

バルバス・バウ上部の傷は明らかに自船のアンカー投揚描時に付く錨鎖に因る擦傷だ。
洗岩や暗礁に当った事に因り付いた傷であれば、球状船首の上部に付く訳がない。
そんな事も理解できずに古舘は証拠もなく、慰安婦を騒ぎ立てた香ばしいアサヒの解説者とアホな2トップで公共の電波を使い、毎度、毎回、無責任な事ばかり言うな。
写真を見る限りでは、船底船腹部に浸水するような大きな亀裂は見られない。
初期の傾斜角と喫水の関係を見れば、衝突で出来た亀裂からの浸水に拠る傾斜転覆ではないと自分は確信している。
元来、自動車積載船はトップヘビー構造で一定以上傾斜するとバランスを崩しトリム復元が難しい。
浸水せずとも急転舵や荒天波浪、衝突などで衝撃が加われば重心モーメントは一気に狂う。
RO-RO船や自動車専用船、カーゴをオンデッキに積む船舶は重心と復元性能を特に考慮して設計されている。
だが「SEWOL」は韓国の海運会社に売却後、韓国の造船所に拠って船体が改装されている。
車両と貨物の最大積載量増加、後部上層キャビンを増設し乗客定員も120名増員していた。
結果、排水量は240トン増量され重心位置が高く後部に移動、復原力も低下している。
大幅に増築する場合はスタビライザー増加など復元力の基本設計から見直す必要がある。
バラストの注排水管理は重要で過積載などは以ての外である。
「太陽の帝国」 聯合艦隊旗艦 にも書いたが復元力は浮力と同様に船舶の基本設計に重要。

自動車積載船は満載状態でバラストの管理や車両貨物の固定を怠れば強速で急転舵するだけでも荷崩を起こし転覆する。
車両デッキには隔壁がなく一度浸水を始めれば一気に流入しバランスを失い沈没が早まる。
ポセイドン号のように転覆して長く海上に浮いている事はなく全没は時間の問題である。
転覆後は浸水した車両甲板が上層客室より上になり映画のように船底部まで辿り着けない。
運転不自由船や操縦性能制限船を除き如何なる船舶に於いても緊急回避運動を取らなければならない不測の事態は発生する。
緊急回避や荒天、衝撃に備え出港前に積載貨物や車両を器具やワイヤー、チェーン、ベルトなどで確りラッシングして荷崩れせぬよう固定する。
急舵の原因は自動から手動切替時の操作ミスやラダ―の電気油圧系統の故障も考えられる。
だが検査売却後に改造した船舶に元船首の責任は無く建造後20年、造船所も保証しない。

二軸でも一舵船は傾斜し過ぎるとスクリューは空転し前後進できず、舵も効かなくなる。
乗客を見捨てる様な乗組員の操船技術や避難訓練・貨物・バラスト管理など信頼できない。
同船を運行している海運会社の安全姿勢や体質もあるだろうが、復元力のポテンシャル問題以前に貨物積付プランと最大積載量を守り、確りラッシングを行っていたのかも疑わしい。
法令軽視、無謀、無責任、安全を蔑にし人的海難事故と海洋汚染を何度も繰り返す韓国。
ロイズが韓国を信用しない理由である。
一分一秒を争う、生存者の救出とサルベージ
海難救助は初動と救出の計画判断が重要だが韓国緊急対策本部の対応は遅過ぎると感じる。
沈没着底しても潜水作業が可能な浅海域であれば早急に新鮮清涼な圧搾空気を送り、一人でも生存の可能性がある限り起重機船で支えバランスを保ちながら救助を試みるべきだ。
16日、日本政府は多数の安否不明者が出ている事を受け韓国政府に支援提供を申し出た。
我が国の海上保安庁と海上自衛隊は韓国側からの回答を受けて迅速に対応する構えだ。
水密ハッチもなく船内気圧も一定ではない沈船救助にDSRVは使えず、潮流や視界不良など海象と船内での油流出や障害物の浮遊に気化ガス充満し救出活動は困難が予想される。
劣悪な環境下に置かれている生存者の救出は一分一秒を争う時間との戦いになる。
多くの優秀且つ経験豊富なプロダイバーと高度な装備が必要となる。
日本の
海上保安庁・
海上自衛隊 のダイバーは優秀且つ錬度も高い海難救助のスペシャリストであり、また我国の海洋サルベージの装備とスキルは世界最高水準である。
無人潜水探査ロボットや同船の船体構造に詳しいドックの関係技術者の知識も必要だ。
形式だけの沿海海軍と取締に重点を置く海洋警察や急遽、民間ダイバーを寄せ集めた韓国だけで何処までやれるというのか。
普段、水面下で金銭や弾薬は平気で日本に無心する韓国。
だが表沙汰になった今回の事故への日本の救助支援を朴槿惠大統領は断るだろう。
韓国政府や海洋警察と韓国海軍の下らないプライドと面子が人命優先の邪魔をする。
北朝鮮による拉致問題然り、国益とは領土領海・経済や通商利益だけではない。
国民の生命はあらゆる国益より優先されなければならない。
韓国政府が国民の生命を大切にするなら形振り構わず日本にも救援を要請するべき。
国家も船と同じであり、船長である大統領が愚者であれば多くの国民が溺れる事になる。
支援を断り生存者として救出できなければ、子供達は浮かばれず遺族は苦しみ続ける。
救いようのない反日と嫌韓
日本が韓国に協力する事を快く思わない国民が日韓両国に多くいる。
反日の条件反射。
支援しても後から悪口に変わるであろうし日本製の船舶だったからと喚くかも知れない。
日本からの慰労哀悼の気持ちや救助支援の申し出は韓国では殆ど報道されないであろう。
それでも要請があれば何時でも救援に急行するのが日本の海上保安庁であり海上自衛隊だ。
これまでも海保・海自は船籍に分け隔てなく多くの海難救助を行い人命を救ってきた。
日本は人道支援に見返りを求め、人命救助を外交の手段として政治の駆け引きに利用するような卑劣な国ではない。
去年12月末、南スーダンでPKOに参加している陸自が防護の銃弾が不足した韓国軍の強い要請に応じて緊急に銃弾1万発を無償提供したが、韓国政府は謝意を示すどころか上から目線の不満な態度で「銃弾は不足してない」「日本に要請してない国連に要請した」と公言して「日本は銃弾提供を政治的に利用している」と日本政府を強く批難した。
朝鮮戦争 1950 KOREA にも書いた。
嘗て日本は朝鮮戦争に於いて国連軍の要請により、韓国を支援する為に25隻の特別掃海部隊を派遣し仁川・元山・鎮南浦・群山で北朝鮮軍が敷設した機雷の掃海排除任務に当った。
元山で任務中の掃海艇1隻が触雷して沈没、戦死者1人、18名の負傷者を出した。
ソビエトは米国が日本兵を参加させているとして国連総会で非難し、社会党と日本共産党は国会で日本政府を攻撃した。
元山の韓国兵は日本の支援を素直に歓迎したが、李承晩は「万一、今後日本が我々を助けるという理由で韓国に出兵すれば、我々は共産軍と戦っている銃身を回し日本と戦う」と韓国軍部隊にアホな演説をした。
李承晩はこの後、一方的に勝手な境界線を日本海に引き日本漁民を殺して竹島を盗んだ。
多くの韓国人は自ら求めた日韓併合条約を侵略、農政、工業化、インフラ整備を搾取されたと嘯く。
日本の復興は朝鮮動乱特需のおかげ、韓国復興は「漢江の奇跡」偉大な朴正煕閣下の功績。
朴正煕大統領が日本の精神を学び帝國陸軍士官学校の高い教育を受けた事は無視。
日本が朝鮮に資本投入した全ての施設や財産を放棄し韓国が受取った事も無視。
日本は払う必要のない多額の補償金を支払い韓国が受取った事も無視。
日本と韓国間に於ける総ての請求権を放棄した日韓基本条約も無視。
朝鮮戦争時に於ける日本の掃海部隊派遣と後方支援も無視。
韓国政府が法人・個人分の補償金を使い込んだ事も無視。
日本が多額の資金・技術援助協力して来た事も無視。
総てをスルーして大統領は竹島に上陸、天皇陛下に謝罪を求め歴史認識と賠償を要求する。
テロリストを英雄と崇め売春婦を性奴隷と称し他国の公園に破廉恥な像を建て仏像を盗む。
中共と手を握り国際社会に嘘を撒き散らし日本国旗を焼き日本海を東海に変えようとする。
韓国政府の反日と歪曲は「国内向け思想政策」の度はとっくに越している。
コレだけやられて日本人が嫌韓にならない方がおかしい。
多くの日本人が厚顔無恥に恩を仇で返す半島の習性に気付いた事であろう。
「歴史を忘却した民族に未来はない。」 ・・・・・
「お前らが言うな。」中韓が日本に投げたブーメランだ。
それでも尚、日本側に問題があると言う者は歴史も現実も見えない視野狭窄な左巻だ。
「太陽の帝国」満洲事変・
上海事変 に先の大戦に於ける中共との歴史関係を書いている。
また日本に巣食い無法を繰返し治安を乱す不良外国人犯罪者は日本の未来の為に排除しなければならない。
しかし友好的外国人は客として親切にもてなし友好を深めるべきで無暗に敵視して上げ足を取られるような、排他的で過剰な感情的発言は慎むべきである。
我々は彼らとは違う、喧嘩や戦争、法廷に於いても冷静沈着でなければ勝てない。
韓国は常識的な外交や経済支援が通用する国ではない。と言う事を日本政府は認識し対策をとり、エスカレートする反日工作に対し感情的にならず冷静確実に具体的なカウンターを行うだけ。
しかし韓国の孤立化や寄中化は日米にとっても得策ではない、経済金融支援と言う無心は柔んわりと総て断り先端産業技術の協力も行わず民間企業と金融も徐々に半島から撤退を開始する。
日韓併合前、アジアの最貧国であった韓国は朝鮮戦争後、外国の援助により急激に成長するが、歴史的に中華の衛星属国であり、ロシアの南下に怯えてきた半島の地勢上の習慣を消せないまま先進国意識だけが背伸びして暴走している状態。
民主化されたと思い込む現在も一部財閥に隷属する国民は欧米の経済植民地にされている事すら気付いていない。
今回の悲惨な事故も安全意識の欠如だけではなく、韓国社会全体の制度風潮の歪が要因であり、人的事故や腐敗を何度も繰返し続けてきた民度の韓国人が自らが招いた結果。
海運だけでなく建設や鉄道でも韓国企業は世界中でトラブルを起こし続け迷惑を掛ける。
国民意識が根本的に改善されない限り、大きな人的事故や腐敗は繰り返されていく。
嘘を並べ立て、正義、道徳、恥のない国には未来はない。
だが被害者の若い学生達には罪はなく、亡くなっていくのは父母兄弟、友人がいる人間だ。
「ざまあ見ろ。」「おめでとう。」「胸がすく。」「お祝いします。」「神風が吹いた。」
ネットで目にした下劣なコメントは極少数であっても情けなく恥ずかしく思う。
礼儀を弁えず、東北の震災を祝い、日本沈没を願う反日韓国人と同レベル。
自分は聖人でも友愛主義者でも正義の味方でもない、今現在も不逞な輩と係争中でもある。
嘗て日本にも、
「対馬丸」や
「洞爺丸」 「えひめ丸」 を始め多くの悲しい過去がある。
まだ若い数百名の学生達が楽しいはずの修学旅行で冷たい海に溺れ、寒い真暗の船内で汚れた空気を吸い酸素不足と低体温症で苦しみながら亡くなっていく。
こんな惨事を知りながら近くにいる我が子を援けてやれず親も苦しむ悲惨な海難事故。
また本船には韓国人以外にも数名の外国人旅行者も乗船されている。
人の命に国境も領海もない、人命救助は感謝して貰う為に行うものではない。
一人でも多くの子供達が親の元に生きて帰れるように祈る。
どうか皆さんは我々が武士道の伝統と礼儀を重んじる日本人である事を忘れないでほしい。
安倍首相は日本を代表して「被害に遭われた方、家族にお見舞い申し上げたい」と心から述べた。