パワーウインドー挟み込み防止機能の調整

運転席パワーウインドーをオートで上昇させた場合、上昇した後反転して15cmくらい下降するようになってしまいました。
これは上昇しきった所で異物の挟み込みを誤検出したことによるものです。
この場合はリセット操作（リミットスイッチの再設定）が必要になります。

まず運転席ウインドーを下降（全開）させておきます。
インサイドハンドルエスカッションを外します。ハンドルレバーを引いた状態で上下の爪を外し、その後右側にスライドさせつつ右側の爪を外します。
この部品、以前からぐらつきが気になっていましたが、外してみると上側の爪が折れていました。

パワーウインドースイッチの後端に内装はがし（またはビニールテープを巻いたマイナスドライバー）を差込んで外します。
パワーウインドースイッチ・ドアロックスイッチのコネクタを外してドアから切り離します。
ドアトリムの肘掛け内に隠れているスクリュー1本を外します。

ドアトリムはクリップ6箇所で留まっていますので、下側より内装はがし等の工具を使用して外します。
ドアトリムを上方に持ち上げてドアパネルより取り外すとこのようになります。
中央付近に赤いハーネスが見えますが、その下にある黒い押しボタンスイッチが今回操作する「リセットスイッチ」です。

先程外したパワーウインドースイッチを一旦取り付け、まずガラスを完全に上昇させます。（ドアトリムを外しているので、ドアパネルとガラスが干渉しないことを確認しながら）
次に、リセットスイッチを押しながらガラスを完全に下降させます。続いてリセットスイッチから手を離した後、ガラスを完全に上昇させます。（この時オート操作で上昇させないこと）
以上でリミットスイッチが再設定されました。ガラスを下降後オートで上昇させてみて、反転下降しないことを確認します。（ガラス上端に異物を挟んでみると反転下降します。）

再度パワーウインドースイッチを外し、ドアトリムを取付けた後各パーツを元通り取り付けます。