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衆議院選挙に欠き消えた感じですね。

ウチの選挙区はゆうこりんが強すぎて他は話にならんですねｗ


…で忠臣蔵と群馬県はあんまり関係ない感じですが、四十七士の一人、矢頭衛門七の本家が群馬県で分骨墓がありますね。

それから敵役である吉良上野介義央の官位名が群馬の旧国名「上野国」の長官名を名乗ってます。


普通、旧国区分による律令制の長官（受領）は「守」が付くのですが（有名なところで豊臣秀吉が織田信長の家臣だった頃の筑前守や明智光秀の日向守など）、次官である「介」が長官名の珍しいパターンです。
（こちらも有名なところで織田信長の上総介も同じです。）

ウンチクがてら理由を説明すると、上野、常陸（茨城県）、上総（千葉県）の３カ国が親王任国と言って、天皇の子で地位の高い者しか「守」に任官出来ないからで、当然、親王は京都から出ることは無いので、実質的に次官である「介」が長官扱いとなります。


吉良上野介義央は知っての通り、最期は赤穂浪士に殺されてしまうのですが、他に「上野介」を名乗った江戸幕府関係者はいずれも非業の最期を遂げてます。

①本多上野介正純：こちらは徳川家康の参謀長とも言うべき父親の本多佐渡守正信と親子で仕えた謀臣。親子でかなりの権勢を誇ったが、二代将軍秀忠になってから宇都宮城の無断改修に端を発した謀叛の疑いで改易となり、蟄居中に病死した。一説に切腹した可能性もある。老中土井利勝との権力争いに負けたためと言われる。

②小栗上野介忠順：幕末の勘定奉行。旗本で領地も上野国内にあり、上野介任官にも躊躇が無かったと言われる。非常に優れた幕府官僚で軍事にも精通し、陸海軍の奉行も歴任したが、戊辰戦争において江戸幕府軍を率いて徹底抗戦を主張したが容れられず、辞職して領地へ引き上げた。その際、幕府の金蔵から軍資金を隠したとして埋蔵金伝説が作られるに至る。その後、薩長軍に危険人物として上野高崎で斬首となった。横須賀に造船所を建設するなど、日本海軍の基礎にも貢献している。


ちなみに吉良上野介も領地である三河国（愛知県）では新田開発や用水路の整備をするなど名君だったそうだが、癖のある人物だったのだろう。