滅多に更新しないブログですが、
今回は長いですよ…(笑)
一昨日、何とか納車が済んだカミさんの新しい足車(といっても中古車)ですが、
入手するまでの経緯などを記しておこうと思います。
まぁ、車両を乗り換えるにあたり、色々理由があったわけですが、
一番しっくり第三者に伝えられる理由は、
「家族4人とラフコリーのKamuyが乗れる車が必要だったから」
といったところですかね。
以前のNコロ660号だと、大型犬のKamuyを載せると、流石に人間4人が乗るのは無理がある状態でして(汗)
そして、
以前乗っていたホビオ号が、非常に我が家の暮らしに非常に適していた車両だったことを思い出させられたわけです…

やはり、
我が家のライフスタイルには軽の箱車が見合っている!…と。
そう考えると、
ホンダ党の我が家としては、
条件を満たす車両は
「N-VAN」一択となったわけです。
でもね…
N-VANはお高いのですよ(汗)
現行車の商用バンで、しかもちょっとオシャレ系な雰囲気を出しているだけに、我が家のように商用目的以外で求める人も数多く…
(我が家はキャンパーとかは興味ないですが)
しかも、カミさんも「マニュアルは楽しい」と言うタイプなので、6速MTを探すとなるとタマ数は激減し、
まぁ、せいぜい買えても最低グレードのGというタイプかな…と。
密かに中古車サイトで6速MTのN-VANを探していたわけですが、
その時、見つけちゃったのですよ…
走行距離も程良い感じで、かなりお得な1台を!

Gグレードよりも上で、現在は廃盤となった「+スタイルクール」というグレードのN-VANです。
一番の特徴は、他のグレードと違って屋根が低いこと…
他のグレードより95mmロールーフなのですよ。
屋根が高く積載性があるのが売りのN-VANで屋根が低いっていうコンセプトから外れまくった「+スタイルクール」は発売後3年でカタログ落ち…(爆)
でもね、車中泊をしたり、バイクを載せたりしなければ、ハイルーフである必要性はほぼないわけですよ。
更に、95mmロールーフといっても、バモスホビオと比べても全高は3cm低いだけ。
しかも、低床構造を謳っているN-VANは、車内においてはホビオより室内高はあるわけで、
我が家にとって「+スタイルクール」は何ら問題ないな、と。
更に、Gグレードでははめ殺しのリアウィンドウですが、+スタイルクールでは少し開けることができるのも、Kamuyを荷室に載せるのならば重要なポイントとなります。

Gグレードは後部座席のヘッドレストもないけれど、+スタイルクールはあるしね☆
加えて、
ハイルーフモデルより30kgも車重が軽いらしく、車の重心が低くなっていて走行性能は他のグレードより+スタイルクールの方が明らかに上だということがわかってきたので、
コイツは狙い目だな!…と。
何より、
街中でまず見かけない車両で他人と被らないってのが良いじゃないすか(笑)
後部座席の後ろにスペースがある初期型のN-Box+とかも考えたけれど、

国内売上台数No.1のN-Boxは、猫も杓子も乗っていてどうしても食指が伸びないわけですよ…(N-Box乗ってる方、ゴメンアソバセ…^^;)

しかも、Nコロ660号と同じエンジン、同じ駆動方式で新鮮味もないしね。
そして、何よりもこの車両は貴重な
6速MTでして☆
ということで、先月、このN-VAN+スタイルクールの車両を売っている隣県の店に遠路はるばる行ってみたわけです。
おぉぉ〜!!!これこれ!

ちょうど隣にハイルーフのスタンダードN-VANが置かれているので、全高の違いもよくわかります。
で、店員に「ちょっと前に出してもらって実車を確認させてもらって良いですか?」と尋ねると、
エンジンがかからずブースターケーブルとバッテリーを持ってきてジャンプスタートさせました。

で、驚くことに、この店員、ドアを開ける時に隣の柵にドアを
ゴンッ!と当ててるのですよ!!!
もうね…その様子を見た時に、「コイツはダメだ!」とすぐにわかりましたがね(呆)
ここからトラブル続きの納車劇が始まるわけですが、
このブログを見た方への注意喚起も含め敢えて中古車ショップの名称などはボカシを入れません(爆)

とりあえず、この店員から車両の説明は全くナシ…
まぁ、元々当てにはしていないので、自分で確かめてみることに。
(後にわかりましたが、店員の車の知識は全く車に興味がない素人レベルだったわけで)
まず、マフラーが社外に変わっていることにすぐ気づきます。

柿本のマフラーが入ってますな…(前のオーナーはソッチ系…)

しかし、店員は何のことか全くわからず…(爆)
そして、下回りを確認すると、タナベの不等ピッチのローダウンスプリングが入っていることが判明!

店員は「車、詳しいんですね…」と(爆)
(車屋やってるくせにオマエが知らなすぎだわっ!)
で、
気づいたこととして、排気口上のリアバンパーをぶつけた跡がある…

前オーナーはこれで純正マフラーを傷つけて柿本に替えようと思ったわけですかね…
(でも、何でバンパー修理しないんだか…)
いずれにしても、この程度なら大きなダメージはないはずで、パーツを入手すればこの程度の傷は問題ナシ。
車内も確認しましたが、
何と言っても目を惹くのは、S660譲りの6速MTです!
そして、気づいたのがオーディオレス…!?

しかし、運転席と助手席にはスピーカーが埋め込まれています。
謎なので店員に聞いてみたけれど、当然全く知識ナシ(爆)
後々調べましたが、このN-VANはUSBオーディオというのを搭載していて、
USBケーブルを介してiPhoneを接続すると自動でリンクし音楽やYouTubeなどをハンドルのボタンで操作できるようになっているそうで。
(助手席の足元に小さなオーディオアンプがあって、FM/AMラジオも付いてました)
結果的に、カーステにそれほど興味のない我が家にとって、このUSBオーディオは必要十分の機能だったため、結果オーライです☆
その後、下回りを確認して、
ドライブシャフトやブーツ類、その他サビや傷、液漏れなどがないか確認。

エンジンのアイドリング状態やアクセル空吹かしでのコンディションも確認。
素人目ですが、総合的に問題はなさそうということで、この車に決めようかな…と。
そこで、Nコロ660号の下取り査定をしてもらったところ、ほとんどゴミのような価格(6萬圓)でしか買い取らないと言ってきたため、この店での下取りは断念し、この日は帰宅することにしました。
以前のブログにも書きましたが、帰宅後、速攻で自宅近くの大手の中古車買取店へ行って査定してもらったところ、5倍の価格で買い取ってくれました。
更に、
見積書では
過剰なオプションを勧めてきて、
約25萬圓のガラスコーティングや4萬圓以上のヘッドライト&テールライトガラスコーティング、2萬圓以上のホイールコーティング、3.5萬圓以上のフロントガラス保証など増し増し価格で、
総額140萬圓にもなるような価格を出してきたり…(呆)
(乗り出し価格の1.8倍近い総額を勧めてくるって、どんなボッタクリだよ…)
もちろん、全てのオプションを拒否して乗り出しに必要な最低価格の見積書も出させましたがね。
(140萬出すならN-VANの新車買うっつーの!(爆))
まぁ、こういった過剰なオプションは、この店全体のビッ◯モーターのような営業方針なんだと思いますが、
それを除いてもね…このN-VANの中古車販売店では、全ての点において糞な営業店員が僕の担当になってしまったわけですよ。
何とか、Nコロ660号をこちらの望む額で買い取ってくれるところも見つけたので、
翌日、再度この中古車販売店に赴き、売買を契約したわけですがね。
契約時には、再びウザい過剰なオプションを勧められ、それをひとつひとつ断り、
最低限の乗り出し価格での購入に漕ぎ着けました。
「納車時には車を引き渡して店の外に出た時点から如何なる問題も受け付けない」と釘を差され…
(まぁ、そんなこと言ってくる店で何かオプションの保証に入って実際にトラブルが起きたとしても、クレームを言ったって何ひとつマトモには対応できないだろうしね(爆))
これも店の方針だとは思うけれど、何故かこの糞担当とLINE交換をさせられ、連絡のやり取りはLINEでという流れになりました。
普通であれば、これで後は店側が車検を取って名義変更して納車で終わりなんですがね…
この担当者は、N-VANが4ナンバーの軽貨物車両だということも知らないし、
この車両は14インチのホイールを履いてるけれど、4ナンバーの軽貨物車両は12インチの貨物専用タイヤじゃないと通常車検を通せないから大丈夫なのか?と聞いても答えられないし、
任意保険をNコロ660号からN-VANに移行するから、名義変更が終わったら速やかに書類を写メで撮って送ってくれと言っても送ってこないし、
「納車引き渡し後は如何なる問題も受け付けない」というから、こっちもトラブルは御免だから納車前にエンジンオイルとラジエタークーラントの量が既定値内かどうか確認してくれと伝えても、「確認の仕方がわからない」「既定値でなかった際には、店側では対応しない」とか電話で言ってくるし、
そもそも自分からLINE交換を頼んできて、こっちから聞いたことや依頼事項の進捗を確認するメッセージを送ってもロクに返事が返ってこないし、
最後の最後に、僕もとうとうブチ切れました(爆)
店の責任者に電話して、
「納車当日の担当を代えろ! (゚Д゚#)凸」、と。
…で、
一昨日、この中古車販売店の店長が納車を対応し、何とか車両を引き取ってきたわけです…
まぁ、今回はロクでもない店とわかっていながらも、タマ数の少ない安価な中古車ということで、リスクがある可能性を知っていながら買った僕にも少しは原因があるかもしれませんがね。
やはり、今の御時世、ビッ◯モーターのような大手中古車販売店から中古車を買うのはそれなりのリスクが伴うわけで、今回は身を以てそれを経験したといった感じなのかもしれません…
実際、消費者に知識がなければ簡単に騙されてしまうような店が普通にのさばっていて、場合によっては消費者は騙されたことすら気づかないまま代金を払ってしまうのが現実で。
そんな紆余曲折があって、一昨日納車となり、夜明け前に起床し、

最寄り駅までカミさんに送ってもらい、

3時間半かけて中古車販売店に行ってきました。
3時間半、電車とバスに揺られ目的地に到着…
途中、電車の遅れなどがあり、極寒の中ホームで待たされたりして体の芯まで冷えました(汗)
車検と名義変更を終えたN-VANです。

事前にクレームをつけたため、納車の担当はアホ店員から店長に代わりました。
(さすがに店長は普通の対応でした…)
納車引き渡し時のODOメーターは72240km

一通り説明を受けて、いよいよ出発です。
二度とこの店には関わりたくない…というのが本音ですな(爆)
ガソリンは1割程度しか入っていなかったので、まずは給油から…
中古車店を出て数kmのところにあるガソリンスタンドで給油後に全体をゆっくりチェックします。

ボンネットを開けてエンジンオイルとラジエター液のチェックをしましたが、
エンジンオイルはゲージより上で入れすぎ(爆)、ラジエタークーラントは規定量内に収まってました。
実車確認の際には気付かなかったけど、純正オプションのラバーマットが前席・後席に敷かれていたのはGoodポイント!
エンジンオイルはワコーズのシールが貼ってあったので一瞬喜びましたが、

EX40という銘柄を聞いたことなかったので調べてみると全くヒットせず…
どうやらシールだけワコーズで、オイルは安価な鉱物油と思われます(爆)
その後、高速を走り、

家路につく前に大事な寄り道をします。
我が家から40kmほど離れたところにあるイソマサさんに到着!

信頼の置けない店で買った車両のため、信頼の置ける店で車両のチェックをしていただく、という手法を取ります(爆)
早速、ドックイン!
リフトアップし、下回りの詳細を点検していただきます。

軽くは横から覗いていましたが、じっくり見てもキレイな下回りであることがわかります。
総走行距離が7万kmを超えているということで、ブレーキパッドとフルードは近いうちに要交換とのこと。
ローダウンスプリングが入っているので、リアサスペンションは負荷がかかっている分、10万kmくらいで交換を考えておいた方が良いそうで。

N-VANは今なら新車外しのサスやマフラーも多いので、出回っているうちにパーツを入手しておくと安く済むとのことですが、
やっぱり、こういうアドバイスをいただけるのが本当のクルマ屋ですね。
(店長さんはN-VANを3台持ってるツワモノだし(笑))
今回はよくわからんエンジンオイルが入っているため、エンジンオイル&フィルターの交換をお願いしました。

オイルは毎度お馴染、MOTUL H-TECH 100 PLUS 0W-20です。
作業後に、下回りにシャシーブラックも吹いていただいちゃいました☆
オイル交換時の走行距離はODOメーター読みで72,343km。

そして、6速MTの場合は、エンジンオイル交換3度に1度くらいはミッションオイルも交換した方が良いとのことで、純正のMFT3を交換。
廃油を見ましたが、けっこう汚れていました。
一通りの点検で、車両自体に大きな問題はなく、
結果的に当たりの車両を入手できたことが判明しました☆
イソマサさん曰く、販売店の利益は、車検や名義変更の代行代程度で、車両からの利益はほぼないだろう…とのことです。
いやぁ…これで一安心ですが、やはり信頼の置けない店から安く車を買うことのリスクを改めて知ることができたように思えます(汗)
午後3時半に無事帰還となり、何とか新たなカミさんの足車が手に入りました!
早速、N-VANの最大の特徴であるシートアレンジでフルフラット化をやってみました。
その後、日が暮れる前にちょこっと車いじりをやりましたが、
その詳細はまた後日にでも整備記録にUPしようと思います…
N-VANは、現代では唯我独尊のFF商用軽バンなわけですが、
そのコンセプトを辿ると、その昔ホンダから出ていたステップバンの後継機と言えるんじゃないかと個人的には思っとります。
したがって、我が家のN-VANを、
Nステップバンと名付けようかな、と(笑)
今朝、カーポートを見ると、
向かって左に軽トラのアクティピックアップ号、右にNステップバン号が駐まっている光景…

やはり、かつてそこにホビオ号が駐まっていましたが、我が家の生活スタイルでは軽トラと軽バンの並びが自然な感じがします☆
因みに、
これで我が家の4輪は、Beat、アクティ、N-VANの3台となり、全てがマニュアルになりました(笑)