
マツダ3とカローラスポーツを試乗したので、比較すべきエンジンについて少々書きましょうか(^^)
最初に言っておきますが、私の考えは評論家のセンセイ方の雑誌やネットでの記事と同じ結論にはなりません。たとえばシビック(FK7)の発売当初、最大トルクのみに注目して1.5リッターターボ(CVT用)は2.2リッターNA並みという記事がありましたし、最近でもカローラスポーツの1.2リッターターボが1.8リッターNA並みという記事を見ましたが、このような結論にはならないという事です。
それから、これから書く内容ですが、結論を既にマツダ3の試乗記で書いてしまった部分もあります(^_^;)ので、以前のブログは忘れて純粋な気持ちでお読みくださいませ(^^)
カローラスポーツの写真はHVです(^_^;)
カローラスポーツの1.2リッターターボエンジンは、最大トルク18.9キロを1,500回転~4,000回転の間で発生します。マツダ3の2リッターNAエンジンの最大トルクは4,000回転で20.3キロですね。NAエンジンはトルクの山や谷があったりしますが、基本的には回転数が上がるにつれてトルクも上昇します。マツダ3のトルク曲線は知らない(^_^;)のですが、おそらく3,500回転以下ならカローラスポーツの方が力強いでしょう。
一方カローラスポーツの最高出力は116馬力を5,200回転~5,600回転の間で発生します。マツダ3の1.5リッター(111馬力、6,000回転)といい勝負ですね。最高出力は軸トルク×回転数×係数(係数忘れた~^^;)という計算で出せるので、要するにカローラスポーツの高回転域のトルクは、マツダ3の1.5リッターと大差ないという事です。
ここまでの考察で、カローラスポーツの1.2リッターターボは、低回転域では2リッターNA以上、中回転域で2リッター並み、高回転域では1.5リッター並みという評価となりました。
さて、カローラスポーツの1.2リッターターボと比較すべきマツダ3のエンジンは何か? 高回転域は、普通の人はあまり使わない・・・使う場面は限られると思うので、マツダ3の2リッターが比較対象でしょう。お値段も、マツダ3の2リッターとカローラスポーツの1.2リッターターボは、同じぐらいの価格設定になっていますね。
次に320i(私の乗っているLCI前のF30)について考えます。スペックは27.5キロ(1,250~4,000回転)、184馬力(5,000回転)です。先ほどと同じように考えると、低回転域では3リッターNA並み、中回転域では2.8リッターNA並み、そして高回転域では2.3リッターNA並みという結論になります。低~中回転域と比べて高回転域が落ち込むのは、ダウンサイジングターボの特徴でしょうか。
ちなみにこのエンジン、本来は200馬力ぐらい出ていても不思議ではないのですが、フランス(・・・だったっけ^_^;)の税制に対応するため、184馬力に抑えられているんですよね。欧州の他のメーカーでも、184馬力のエンジンは多いように感じます。
最後にシビック(FK7)の1.5リッターターボ(CVT用)について考えてみます。実はこのエンジン、個人的にはダウンサイジングターボらしくないと思っております。スペックは22.4キロ(1,700~5,500回転)、182馬力(6,000回転)で、低回転域が2.5リッターNA並み、中回転域が2.4リッターNA並み、高回転域が2.3リッターNA並みという評価です。高回転域でのトルクの落ち込みが少ないので、最大出力が320iと同じぐらい出ていますね。高回転域を諦めないという点は、高回転高出力型のエンジンを作ってきたホンダの意地が現れているんでしょうかね~(笑)
ここまでいろいろ書いてきましたが、全て私の独断と偏見ですので、異議は認めます(笑)
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車に関する独り言 | クルマ
Posted at
2019/09/10 20:44:36