その1.車検見積の整備を自分でやってみた！

ママ号の車検が残すところ2ヶ月となりました。

なので車検の見積もりに行ってみたんですけど・・・。

ブレーキとタイロッドエンドに不具合があるとの事で追加整備代が4万5千円。

部品代は全部で9800円なんですけどね・・。

しかし考えてみると手を油で汚してしかもやった整備に責任を持ってくれるっていうんだからこのぐらいの工賃は安いもんですね。

私の場合車いじりが趣味なので自分でチャレンジですよ。


というわけで、以下の部品を用意しました。

フロントブレーキローター
フロントブレーキパッド
タイロッドエンドブーツ

ブレーキパッドは、ローターとのセット販売があり、お得でしたので利用しました。

整備作業はブレーキとブーツの同時進行でしたが、まずはエンドブーツから投稿していきます。

用意したのは純正品ではなく、蛇腹が多いタイプで、こねくり回しに強い物を用意しました。

これが見積もり時に指摘された油にじみです。

お店では要ASSY交換とされてしまいましたが、ガタも無いですし錆もそれほど酷くないのでブーツ交換のみで大丈夫と思います。

ナットを取り外し、タイロッドエンドプーラーで強烈な固着も一発！

タイロッドエンドが外れました。

この時ねじ山の保護に注意を払う必要があります。

プーラーで外すくらいの固着ですので相当な力が加わるためネジ部が変形してしまう可能性があるのです。


変形に備えあらかじめナットを付けた状態でプーラーをかけて外すか、修復用に10ミリ径、ピッチ1.25のダイスを用意しておきましょう。

修復不能な変形が生じた場合は残念ですがタイロッドエンド丸ごと交換、トー調整作業が発生します。

マイナスドライバーを使ってブーツをコジコジ、

すんなり外れました。

グリスを交換してグリグリ動かして馴染ませます。


写真ではグリスてんこ盛りになってますが、程々にしておかないと組み付けた時にブーツがパンパン(グリスの逃げ道が無い)になってしまいますので要注意です。


今回のグリスは物置に余っていたドライブシャフトなどに使うモリブデングリスにしました。

ブーツを均等に叩き込むのに36ミリのソケットを使用しました。

専用工具⁈というほどピッタリサイズです。

ブーツを組込みました。

後はナックルアームに組み付けてナットで固定、塗装して終了です。

万が一に緩んでも目視でわかるようにシルバーでペイントもしておきます。

ナットを締め上げる際はボルト部分が供回りします。

しかしボルト部分の頭には星型の凹みがちゃんと付いており、星型のドライバーでボルト部分を上から固定しつつナットを締め付ける事で供回りを防げます。

コレ、作業自体は簡単なんですが、色々特殊な工具が必要になるんですよねー。

どれもそんなに高くないのですが、使用頻度が低い工具達なので、工具代と手間を考えればお店に依頼しちゃうのもアリっちゃアリですね。

私の場合は趣味ですし、ようやくタイロッドエンドプーラーが活躍したのでとても楽しく作業ができました。

ついでに反対側も交換しようかな？？