
トップ画は映画「鬼龍院花子の生涯」の夏目雅子。
で、今日は何の話かというと珍しく仕事の話なのです。
私わかめは日頃、金属加工の現場で
自動車産業の一端を担わせてもらってます。
まあ大層に言ったものの、いわゆる下請け企業。
サイズで言うと500mmから最小30mm程の小さな部品生産で
業界の端も端ですが、様々な加工を手掛けてます。
そんな中、私が担当するある部品。
月産10000個ほど納入する手のひらサイズの部品なんですが
これにある
不具合トラブルがずっと起きています。
いわゆる不良品が発生する事は他の製品でもままありますが
この製品の困った所は、不具合の発生原因がわからない事。
数千個に一個の割合で発生し、しかも再現性が無い。
何度も社内で再現テストを繰り返しているのですが
いろいろ条件を変えて試してみても再現できない。
不具合の発生する
そもそものメカニズム(理屈)がわからないのです。
現状生産後の全数検査で弾くしか方法がなく
なんとか全検工程を削れないものか議論を重ねてきました。
それで、ひょっとしたらそもそも今使っているある加工用品が
(正しい物を選んで使っているつもりでいるが)
その製品には適していないんじゃないか?という事になって、
ある加工用品のメーカーさんに問い合わせてみる事にしたんです。
メーカーさんと言っても別に社としてお付き合いがある訳ではなく
広く市場に流通している汎用品を購入して使っているだけで
得意先回りの担当の営業さんがいる訳でもないので、
普通にメーカサイトに載っている「お客様サポートセンター」へ電話。(笑)
電話に出たのは
まだお若そうな女性。
とりあえず社名を伝えてご挨拶して、相談内容を伝えます。
・・・てっきり「では担当者にお繋ぎします。」って言われるんだと思っていたら
その女性はそのまま「板厚は何ミリですか?材質は?」など
具体的な加工条件まで事細かに聞いてきたうえに
「それでしたら○○が・・・」とこちらの質問に回答してくるじゃありませんか!
女性ながら随分お詳しいんだな。
と感心してしまいましたが、ちゃんと話が通じる方だと分かったので
その後も突っ込んだ所まで技術的なお話をみっちりさせていただきました。
こちらのコアな質問にもその方は間を置かずスラスラと答えが返ってきます。
それどころか現場の私達の
目からウロコが落ちるような貴重な話も!(@_@;)
・・・聞けば元は設計部に所属されていたとの事。
バリバリの技術屋さんです。(^_^;)
工具メーカーのサポートセンターなんだから
詳しくて当たり前・・・と言ってしまえばそれまでですが、
電話口に女性が出られた時は
正直その方が全部答えてくれるとは思っていませんでした。
○○社のK女史。ありがとうございました!
大きなヒントをいただけたと思います。m(__)m
女だと思って・・・
なめたら・・・
なめたらいかんぜよ!
・・・というお話でした。(爆)
Posted at 2015/06/26 05:53:42 | |
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