なんでも軽自動車が売れなくて困っているのだそうですよ。
「ウソやろ。周り見ても軽自動車だらけやんけ!」・・・と思ったのですが、
軽自動車の代表格・
ワゴンRが前年同月比で
38.8%しか売れてないと聞くと
思ったより事態は深刻なよう・・・。(-_-;)
2015年12月軽四輪車通称名別新車販売確報
(ベスト15の中で前年同月比クリアしてる車種が15位のトヨタ・ピクシスしかないという・・・)
とりわけ軽自動車のツートップ、
スズキと
ダイハツが厳しい。
軽四輪車全体でスズキが前年同月比
50.6%。ダイハツが
62.7%。
軽四輪車新車販売確報
(軽自動車全体の販売台数も、なんと12カ月連続で前年割れしてしまったとの事・・・)
登録車の方は苦しいながらも前年比クリア
(103.1%)してますから
消費税増税や不景気だけが軽自動車不振の理由じゃない。
昨年4月には軽自動車税の増税
(7200円→10800円/年)があった事も
確かに一因でしょうが、それだけではこの下げ幅は説明できません。
端的に言ってもう軽自動車市場も飽和状態なんだと思います。
一昔前なら軽自動車も日進月歩で、新型車は格段に広くなったり
目覚ましく燃費が向上したりと、新しい車種に目移りもしたのでしょうが
広さの追求もタントあたりで一段落。
(ウェイクは売れてないそうです・・・)
燃費だって(ハイブリッドなどの)登録車ほど目覚ましく伸びる訳でもないし
そもそも経済性追求の軽自動車では、ちょっとくらい燃費が良くなったって
買い換えるよりは壊れるまで乗りつぶした方がずっと経済的。
今どきの軽自動車。10万キロくらいじゃ壊れやしませんからね。σ(^_^;)
そんな流れの中、トヨタがダイハツを完全子会社化するとのニュース。
ダイハツ上場廃止の見込み…トヨタ完全子会社に
トヨタはダイハツの持つ低価格車作りのノウハウを利用して
拡大の見込める新興国市場の攻略を目指すとの触れ込みですが・・・
実態はトヨタ側にそれほどメリットがあるとは到底思えず
経営危機のダイハツが大トヨタに助けてもらったという事だと思います。
一方のスズキは、この軽自動車不況を予測していたのでしょう。
ここにきて一気に登録車のラインナップを充実させてきましたね。
新型車のイグニスはなかなか売れそうな雰囲気ですし
その後には東モでも展示したバレーノも控えているようです。
(スイフトの後継になるのかと思ったら、別車種として併売するようですね。)
ざっと見ただけでも、
スイフト・
イグニス・
ソリオの三本柱に加え
新型車
バレーノに
SX‐4 Sクロス・
エスクード(2.4じゃない方)と・・・
Bセグメント以下のコンパクトカーだけでこの充実のラインナップ。
はたしてこの積極攻勢で軽自動車不振の穴を埋める事は出来るでしょうか?
今まで軽自動車の世界で鎬を削ってきた両社。
これから時代に合わせて変化していくことが求められているようです。
<参考>
軽自動車の急速な販売台数減でダイハツとスズキが突如窮地に陥った
軽四輪車新車販売統計
Posted at 2016/01/29 06:25:55 | |
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