三菱自動車は「ランエボⅩ」の今後の商品力強化策として、インテリアを中心とした質感の向上に継続的に取り組む。これまで代を重ねるたびに注力してきた走行性能の進化に加え、質感を重視することで 仕様選択によっては400万円を超える高額車に ふさわしい高級感を与えることを目指す。ランサーエボリューションⅩは 従来の中心だった20、30代のユーザーに加えて40、50代のユーザーを取り込むことをねらっている。クラッチ操作不要の2ペダル式のツインクラッチトランスミッションや走行安定性を高めるS―AWCの採用によって機能面ではこうした高めの年代の要望に応えられると見ている。