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菊菱工廠のブログ一覧

2026年05月04日 イイね!

リアコーナーモールの再生

久しぶりにサバーバン関係のネタです。
身体に負荷のかかる作業にドクターストップがかかっているため、手先で済む事を進めます。

別の理由もあって、しばらく乗れない事が確定済。
車は全く問題無いのですが…
折角のGWだというのに、出かけるつもりは元々無くても、洗車すらできません。
今はできる範囲で色々やって、耐えるしかありません。
大事なのは忍耐強くある事。STJ時代、全盛期のDraka号担当ドライバーMas Teguhもそう言ってます。

さて今回は、元々今年の課題の一つにしていた、純正リアコーナーモールの再生です。



これはお試しで買ってみた、ブレイザー用のリプロ品との比較。
89~91のブレイザー・サバーバンのサイドモールは、続くOBSことGMT400と同じ物が付いています。

とはいえ同じなのはサイドだけでして、ボデーやバンパに沿った形になる部分は当然専用品。
バンパ用は好みの関係で省きますが(付いてきませんでしたし)、サイドは新品でリフレッシュしてもらいました。

そこで問題になったのがリアコーナー。
バンパの逃げ形状にプレスされたボデーに合わせ、専用の角用モールがあったんですね。
一応純正が付いてはいたものの、メッキ部分が劣化してダメになっておりました。
現状はサイド用を何とか合わせていただき、オリジナルより若干下の位置で揃えて付いています。

という背景があり、「ブレイザー用ならリプロがあるから、もしかして一緒かも…?」と思った訳です。
しかし現実はそう甘くない。



どちらも左リア用ですが、まずカーブからして違う。
まぁこれはゴム? 軟質樹脂?だから…



左:ブレイザー左リア用
右:サバーバン右リア用

ボデーサイドに繋がる部分の長さが違いますね。



このくらい。
リアに回り込む部分は…



全然違う。
実際にボデーに当ててみても、全く合いませんでした。
残念。

という事で、純正を再生してみましょう。
左用は熱か何かで変形してますが、それもちょっと修正できれば。



左リア用から始めます。
まずはメッキ部分を剥いで洗浄。
良い感じに剥がれてくれました。
汚れは何となく、シャシブラックが軽く乗った雰囲気…?
クレンザーで落ちました。



メッキ部分はこれを使います。
パジェロのフロントバイザーをレストアした際に買ったもので、形状が合わずお蔵入りになっていました。
それが何とピッタリの巾でして。
偶然ってあるもんですね。



左用は写真を忘れたので右用の接着風景。シリコン変性系の接着剤で貼りました。
ロール癖を伸ばさずに使えてラッキー。

後は上下に隙間が開きますので、目立つ上側を黒のシーラーで埋めて完成。





保護シートを取りました。
シーラーの表面が粗いですが、まぁこれくらい綺麗になれば上出来ではないでしょうか。
変形はヒートガンで炙って何となく修正。

右側も同様に施工して再生完了。写真は忘れました。
今できるのはここまでとなります。


あと、バンパとボデーの間を埋めるパネルも曲がってるので、同様に炙って直そうかと。
モールと場所が近いので、原因も一緒かと思います。
純正マフラー時代の話かしら。
それとも全く関係ない事か。
いずれにしても、その作業は怪我の状態が許すまでお預けです。
Posted at 2026/05/04 10:42:10 | コメント(0) | トラックバック(0) | 車(サバーバン) | クルマ
2026年04月19日 イイね!

「和室専用」シーリングファン 東芝30cm天井扇 お座敷形(CH-30A) 昭和35年

諸事情で車や作業に(概ね)関われない中、何とか月一更新を維持。

今回は、少々変わり種の扇風機を仕入れてみました。
語るより先に姿をお見せしましょう。



天井から吊るす、所謂シーリングファン。天井扇とも。
私のコレクションなので、当然の事ながら昭和の品ですが…普通の天井扇とは違います。





1960年・昭和35年発行の東芝扇風機カタログです。
裏面は冷蔵庫。

この中に本機が載っておりまして、曰く「お座敷形」だそうです。
つまりは和室用。
型式はタイトルにある通りCH-30A。
ネット検索をかけても、この個体以外の情報が出てきません。

隣に載っているのは、旋回する普通の天井扇で、以前レストアした三菱電機のCY-30Bと同系統。
そちらとの違いは最初の写真からも分かる通り、旋回機構が無い事。
4点でチェーン吊りにする設計となっており、天井扇というよりも現代のシーリングファン(3枚羽根とかで、緩やかに回る大きい奴)と似た効果を狙っている品なのでしょう。
風に当たるよりも空気の循環…本当かよ。

いやいや、この形。
昔のビルによくあったセントラル空調の、あの重なったホーンスピーカのような、少々不気味さを感じる通気口を思い出しませんか?
あれも空調のルーバですから、これもそうなんじゃない…? と思った次第。

余談ですが、あちらはシーリングディフューザ型の内のコーン型と呼ぶそうですね。
アネモ型とか丸アネモとも呼ぶらしい。



銘板は裏側、取り付けると天井を向いて見えなくなる、モートル後部に付いています。

反対側、常に見る事となる側はスピンナ―(ガーニッシュ)が2重になっていて、一つはファン、もう一つはルーバの中央を飾っています。

そして面白いのは電源スイッチ。
ルーバのガーニッシュに穴が開いていて、ボールチェーンが出ています。
これを宛ら電灯スイッチの如く引く事で、電源の点滅を切り替えるんです。
まんま和室用の照明器具と同じ。
ちなみに変速は強・弱の2段。

…何でセンターから出さなかったんだろう。
機構上の制約かな。


さて、本機がわざわざ「お座敷形」と名乗り、旋回機構を持たない構造となった背景には何があるでしょうか。
真っ先に思いついたのは、和室の天井の強度です。

CY-30Bのレストアが終わり、いざ取り付けと思った時、「天吊りは普通どうやるんだろうか」と改めて調べました。
方法はいくつかあるのですが、その中で知った事には、「和室は洋室より天井強度が低いのが普通」というものがありました。

当然、これは現代の住宅に対するお話ではあるのですが、天井の構造自体はそう変わるものではないと思います。
洋室の方が後から来たものであるだろう事とも合わせれば、あまり重い物を吊るせないのは変わりないのではと予想できます。
更に言えば(天井の造りが強度に資する影響は置いておくとして)、現代よりも住宅強度が低かった時代という事実も合わせれば、尚の事でしょう。


その証拠と言える点が本機には当然見えています。
まず先に書いた通り、旋回機構が無く、4点吊りになっているという設計。
旋回機構付きの天井扇は、CY-30Bがそうであったように、基台部分が結構な重量になります。

ファンの回転と共に旋回の動力を取り出すべく、モートルはそれなりに強力にしないといけません。
すると重くなりますから、それを支えるアームにも強度が必要になり、アームとそれが生えている基台も重くなります。
その点、旋回機構を省いてしまえば、モートルの小型化とアーム・ステーの簡略化が可能ですから、同じサイズのファンを回すにも軽量に仕上がります。

4点吊りについては、振れ止めのため、4方向にテンションをかける事がメインでしょう。
カタログ写真でも、吊りチェーンは外へ広がっています。
それに加えて、重量と共に天井への負荷を分散させる…があったと思います。
これらより、「和室向け天井扇なら、旋回を省いても軽量・負荷分散が重要」と考えたのでは…? という予想が立つのです。
旋回機構は無くなりましたが、スイッチも本体からチェーンが出ているため、本体の取り付け以外は工事不要な簡便性も利点です。
吊るしてしまえば、後はコンセントを挿すだけ。

和室向けとして全国へ広く販売するには、当然ながら、古い家にも広く対応せねばなりません。
今よりも強度の基準自体が甘かった以外にも、優れた大工さんから自作に至るまで、質の差も現代より広かった事でしょう。
そんな事情まで酌むのは少々大袈裟かもしれませんが、安全な商品たるには、と考えただろう点を考慮して考察すれば、言い過ぎでもないように思います。


…と、こんな風に考えを巡らせてみた訳ですが、本機は正直言ってかなりのレアもの。珍品とも。
要は売れなかったんでしょう。
では、その理由は何でしょうか。

度々比較対象として出しているCY-30Bは、旋回機構に角度調整まで付いた一つの珍品ですが、純正取り付け板もセットで入手していて、それの説明文には「和室に取り付ける場合」も書かれていました。
そう。何も旋回機構付きの機種だからといって、和室NGな訳ではないんです。
だったらわざわざ機能制限版を買わなくても良いので、価格やそれこそ天井強度の制約が無い家ならば、敢えて本機を選ぶ必要は生じなかったのではないでしょうか。
そもそも、扇風機といえば卓上orお座敷扇が大多数で、床に置けばヨシ、な方が多数派だったでしょう。

その結果が販売数の低迷~後世でのレアリティ上昇に繋がったのだとすれば…実に滾るお話。
ニッチ過ぎて売れなかった変態機なんですから。


それでは、そろそろ手入れと参りましょうか。



普段扱わない形だけに、最初に手を付けるところにも少々迷います。
今回はルーバから外しました。
コードや謎のハンガ(スイッチのチェーン用でしょうか)との位置関係もあり、観察と撮影をしつつです。





続いてモートルとメインフレーム(と言って良いんでしょうか)を分離しますが、締結の金具やコードクリップの様子も撮っておきます。

モートル線は3芯の平行線。
タバコで変色していますが…交換すると不自然になりそうですね。
柔軟性は大丈夫なので、掃除だけしてこのまま使いましょうか。
何故かファンだけはやたらと綺麗です。



モートルの取り外しには、スイッチの分解も必要でした。
フレームのセンターキャップを外すと、色分けされた結線が。
色分けのビニールテープはノリがお亡くなりなので、ペンで色を付けておきました。
テープも後で貼り直します。



モートルが取れました。
ファンは固着していたので、先にモートルのカバーを外し、ロータをロックして取っています。



モートルの取り付けステーも分離。
ようやく内部が見えました。



コンデンサ、入ってました。
惜しくもスタンプは日付ではなさそう。

新品交換するのですが、いつも買いに行くマルツは、店舗が移転&店頭販売終了して半年以上が経過。
通販で調達しようと思ったら、今度はACコンデンサが在庫限りという。
予定外に多めの確保をする羽目になりましたが…送料を浮かす口実になったのは、良いのか悪いのか。

電子部品の個人向け販売が先細るのは、利用している身分でも理解できる事なのですが…
今は離れているとはいえ、真空管ラジオに使う450V耐圧の電解コンとかも含め、ニッチなパーツが距離のある存在になってしまう気がして、寂しいと言うより不安を感じてしまいます。

さて、ここまでで分解はほぼ完了。
続いて外装関係の洗浄に入る…のは良いものの、タバコによる色はやはり変色で、乗っただけの汚れではなかった模様。
塗装やコード自体の色が変わってしまってました。
となると、見た目上は大して綺麗にならないんですよね。
今回は色々と、やる気が出ない要素に出くわします。



エンドベル取り外し。
4本の引き出し線は、いずれもゴム被覆が崩壊しています。
交換…はちょっと現実的じゃないので、収縮チューブ補修としましょう。



こちらはエンドベルの軸受け。
コンデンサの下は体積を感じる作りでしたが、予想通りフェルトが入っていました。
油の保持用ですね。



ロータ取り外し。
反対側はボールベアリングで、まんま換気扇の構造。
少々ゴロついていましたが、洗浄で何とかなりそう。



こちらはケース。
右半分だけ汚れを落としましたが…変色のせいでイマイチ分かりにくい。



ベアリングのグリス交換完了。



引き出し線の補修も。
緑は持ち合わせが無かったので、白をペンで塗って代用。



コードの変色はこんなにくっきりと。
ちゃんと位置合わせして組まないと、あからさまに「一回バラしました」になります。



コンデンサ交換しました。
スペースが無く、ビス穴のタブを切って両面テープ貼り付け(しかも裏向き)という、少々不本意な形に。



銘板も磨きました。



ファンも清掃完了。
冒頭に書いた通り、これだけは元から結構綺麗でした。





プラグはオリジナルで、清掃でここまで見違える結果に。
…コードと合ってないな。
でも、落ちる汚れを落とさないのはねぇ。



最後に、吊り下げ用チェーンを新品交換して完了。
という事で完成です。

チェーンはオリジナルと同様の物が揃ったものの、肝心の長さと取り付け方が不明。
一応、オリジナルは2本あり、それぞれ50cm程でしたので、それに合わせています。
本体との結合については、ただ通してあるだけだったので、Sカンで繋ぐ形としました。

でもオリジナルのSカンは…最初から閉じてたんですよね。果たしてどうするのが正解なのか。
最早、同型か説明書が出てくるしか確認方法は無いように思います。



吊るとこんな感じです。
一応、カタログに倣えば、チェーンは四方へ広げて吊るようです。
揺れないためにはその方が良いでしょう。



回すとこう。
この向き(逆さ)では若干カラカラ言いますが、吊り下げ方向にすると静かになります。
それで良いんでしょう。
で、やっぱり色味が変わらないので、手入れしたのが伝わらない。

以上、やる気や体調の関係で、思った以上に長くかかってしまいました。
変わり種は面白い一方、構造的に慣れていないので、つい余計な手間がかかりますね。
Posted at 2026/04/19 10:24:07 | コメント(0) | トラックバック(0) | アンティーク家電 | 趣味
2026年03月15日 イイね!

ラインナップ中最小の1台 三菱扇風機 8吋型 昭和25年頃

体の負担にならないように…という事で、長らく放っておいた小型扇風機に取り掛かります。
久々の扇風機修理です。

詳しい資料が無いため詳細は語れませんが、今回はこちらの機種を再生していきます。



タイトルの通り、三菱電機の8吋型です。



以前レストアした国産初のプラ羽根採用機種、D-10Bと同じ広告写真に載っています。
昭和27年のアサヒグラフより、左端に写っています。

一応、箱付き個体の写真はネットで見つかりましたが、そちらにも機種名は記載ありませんでした。
とりあえず分かっている事としては、出てくる個体の多くが若草色である事。
この個体の空色はレアカラーでしょう。
一見するとオールペンのようですが、ちゃんと銘板や電源コード・プラグまで同じ色なので純正色です。
他には菫色があるようです。

そしてもう一つは、当時のラインナップ中最小であるという事。
もう少し後の時代になると、基台がメッキの鉄棒を曲げて作ってあるタイプ(所謂パーソナル扇)が登場してきますが、その先鞭をつけたものに当たるでしょう。
オーソドックスな卓上型の形状としては、やはりこれくらいが最小クラスとなるようです。

芝浦・日立では交直両用型で、もっと小さいものが戦前からありました。
三菱では元から8吋を最小にしていたのか、これも以前レストアした戦前の2台も同サイズでした。

さて、あまりに内容が薄いので実用新案の番号でもあたってみましょうか。



逓信省型式認定番号の下、RUMとある欄に4組の番号が書いてあります。
その内でヒットしたのは、371994と91477。
前者が実用新案、後者が意匠登録の番号でした。

実用新案第371994号はD-10Bでも採用されているもので、要はスイッチ取り付けステー・銘板・開口部の蓋を一体設計にするという内容。
見るからにD-10Bと同様の構造のため、疑い様の無いものです。

一方の意匠登録第91477号は、こちらの機種のために申請されたと思われ、ガードを外した状態の全体の意匠を以て申請・登録されています。
出願は昭和23年8月19日、登録は翌24年の8月23日となっています。
上で紹介した広告は昭和27年発行のものでしたが、本機の発売年としては昭和25年頃になるかもしれませんね。

という事で、再生に行ってみましょう。
まずはいつもの通り分解から。
あまり扱わない小型・首振り無し・戦後という機種。
どんな特徴があるでしょうか。
…D-10Bと大差は無いかと思いますが。



ファンを取り外すにも一工夫必要です。
ファンとモートルの隙間をかなり狭めてあり、一体感のあるデザインに仕上げられています。
そのため、給油口手前の切り欠きに止めビスを合わせないと、ドライバーが入りません。



マイクスタンドになりました。
モートルは密閉型となっていて、開口部は一切ありません。



続いては、実用新案登録されている銘板兼スイッチカバー。
ビスを外すだけで丸ごと外れます。
電線とスイッチの再生も行うため、半田も外してバラします。



シンプル構造のためサクッと全バラになりました。



銘板です。
この後どれだけ綺麗になるでしょうか。



こちらは電源プラグ。
コード共々、オリジナルのものが良い状態で残っています。
一旦分解して結線を見直すと共に、汚れを落としてリフレッシュします。



そしてスイッチ。
トグルスイッチの規格としては現在もあるものですが、ノブが球状になっているのは当時ならではのもの。
シフトノブみたいな形です。
折角のオリジナルスイッチなので、D-10Bの時と同様に再生します。
此処が接触不良を起こすのも定番のようですね。



接点となっているローラが酸化してしまい、通電不良を起こすのです。



こうすればOK。後は接点グリスか。



こちらはロータ。密閉型なだけあって綺麗です。
圧縮紙製のシムが1枚ヨレヨレになっていたので、順番を入れ替えておきました。



ガードのプラ製エンブレムも磨きます。



駆け足ですが完成。
全体的に塗装の痛みがありますので、ミントではなく、良い感じにヤレた系統です。



電源プラグとコードは、かなり綺麗になりました。
コードの柔軟性も問題無し。



エンブレムも輝きを取り戻しました。
この時代の透明プラ製エンブレムは、磨いた際の光具合が大変よろしい。
良い風合いを出してくれます。



銘板もこの通り。
若干色落ちはありますが…



そしてこの子には、別にやってきた台がピッタリと合います。
他の扇風機には小さすぎる台で、そのままでは低すぎる扇風機と実に良いコンビ。
台の釘が緩んでこれまたヨレヨレですが、扇風機が軽いので十分支えてくれます。


という事で、放置個体に取り掛かった記録でした。
この調子で積みをクリアしていきましょうか。
Posted at 2026/03/15 17:03:34 | コメント(0) | トラックバック(0) | アンティーク家電 | 趣味
2026年03月08日 イイね!

リアゲートのカーテシスイッチ修理

今回は前回予告の通り、カーテシスイッチ修理の記事となります。
…が、その前にご報告です。

この記事はもっと早く上げる予定で、他のネタもいくつか溜まっているのですが、前回更新の5日後から、思いがけず入院する事になってしまいました。
車じゃなくて自分自身。人生何があるかわかりませんね。

中々際どい感じに腰を痛めてしまい、2週間ほど入院していました。
詳細は省きますが、立っている状態から倒れたとの事…その瞬間の記憶はありません。
とはいえ原因はほぼ特定でき、何かの病気ではなかったようです。

現在、何とか退院はできたものの、骨の形成に4~5か月かかるようです。
その間は作業らしい作業はできません。
負荷と共に振動がNGのため、運転もできないんですね…

という事で、これから暫くは貯めていたネタと、今の状態でもできる事のネタでお送りいたします。
一歩間違えれば後遺症や不随もあり得たそうで、時間をかければ回復できるというのは、不幸中の幸いと言うに相応しいでしょう。
生活を見直して、根本的に体質改善する機会にもなりました。

そして、色々と調子を崩しやすい癖に経験が無かった中、人生初の入院でもありました。
最初の1週間は文字通りベッドから動けず、上体を起こすのも30度制限。
辛かったのが正直な所ですが、看護師さんを始め病院スタッフの皆様には、本当にお世話になりました。
勿論、面会や差し入れに来てくれた家族にも。
この場を借りて感謝申し上げます。



では本編へ。



テールゲート・バーンドアとも付いている、Squarebody世代サバーバン(85年型以降)の後部カーテシスイッチ。
現地流に言えばDome Light Switch。Door Jamb Switchは横のドア用です。
これと同じのはK5 ブレイザー/ジミーにも付いているとか。

そもそも使われている車種が少ないのか、故障しずらいのか、はたまた誰も気にしていないのか。
修理事例も新品部品も、解体部品すらほぼ出てこないのがこれ。
84年型以前は装備されておらず、18年の生産期間でもラスト7年のサバーバンとK5に限られます(間違ってたら失礼)。
89年以降のグローブボックス照明同様、今知ってみるとマニアックなマイナーチェンジの一つですね。

そう言えば、パジェロもバックドアはカーテシスイッチ無しでしたので、当時のRV・SUVはそれが当たり前だったのかもしれません。

正直に言えば、機能していなくても大して困らないのですが…分かってしまうと直したくなるもの。
分解清掃と修理を試してみました。



外してきました。ビス2本で正直に止まってるだけ。
構造を見るに、スイッチレバーを固定しているピンを抜くとバラけるようです。
線が1本だった事からも、ビス穴経由でアースに落とすスイッチなのでしょう。
合理的ね。

印字は2/3/89とあるので、新車時からの物と思われます。
本当に前車パジェロの初年度登録とほぼ同時の生産だったんだなぁ…
部品番号は15591112。一応調べましたが当然ディスコンで、リプロもありませんでした。
唯一ebayに出品されていたNOSは約4万円。いやいや、そんなに出せませんって。

Squarebody系はパーツ供給が潤沢ながら、こうしてたまにポツンと入手困難なものが現れます。
特に4ドアのクルーキャブ・サバーバンに固有の2列目内装とか。
特に自車は最終型なので、例えば最終型専用の外装関係、モールとかエンブレムはリプロされていません。
グリルはあるのに、それと合うボウタイエンブレムが無いんですよ…88年まで用はあるのに。
バンパもしかりで、モール穴付きのバンパはリプロ展開がある一方、肝心のモールは最近までリプロがありませんでした。
しかも出たリプロは最終一歩前の黒無地だけという…最終型はまだ対象外なんでしょうか。
旧車である以上、部品が無いのは当然ですし、基本的な部分で困らないのは感謝しかないのですが…

まぁクレートこと新品エンジンにボデーパネル、シャーシフレームまで出てくるんですから、何を贅沢なという事でしょう。



愚痴はともかく、予想通り簡単にバラけました。
しかし困った事に、スプリングの収まり方が分からなくなってしまいました。
こういったモノの分解でよくあるのですが…ハジケないように分解しても、途中でズレて開けたら位置不明になるパターンです。



清掃もそこそこに、擦れ跡や構造を考えながら戻し方を思案する事暫し。
これが正解のようです。
ビス穴と一体プレス成型の接点金具、その上側に片方が引っ掛かります。
固定ピンはスプリングの輪の中を通ります。

で、組む際には一度ピンを通してこの状態にして、写真だと上へ立ち上がっているスプリング端を押し込みつつ、まずは接点金具と組んで、スプリング端が接点上部に引っ掛かった状態へ持って行きます。
そのままハジケないようASSYを持ちつつピンを抜き、ハウジングへ戻して改めてピンを入れます。

…文字で書くとすごくややこしい。
「量産品なんだから、そんなに難しい事はしていない筈」とは思いましたが、本当なら組み立て用の治具があったんでしょう。機械で自動組み立てだったのかもしれません。
ともかく、組み方が分かって一安心です。



という事で塗装を落としました。
本来は未塗装で装着されていたモノなので、オリジナルに近づけてやります。
鈑金屋さんでしっかり塗装された塗膜は丈夫でした…サフもかなり厚みがあって、サフというより吹き付けパテみたいな感じ。

そんな塗装でしたので、ポリ系樹脂のためか剥離剤が使えたのが僥倖。
本当なら樹脂パーツに剥離剤は御法度です。塗料という樹脂を溶かすのですから、そのまま一緒に溶けてしまいます。
樹脂の塗装を落とすなら、プラモ界隈で言う「シンナー風呂」や、ガソリンタンク水抜き剤(IPA)漬け込みが定番でしょう。

しかし偶然にも、手持ちの剥離剤の一つはポリ容器で売られていたもの。
「これならもしかして…」と隠れる部分で実験したところ問題無し。
素材によっては行ける事もある、という事で。

接点グリスを塗って導通を確認したら組み立て。
一体成型金具の錆にも普通のグリスを薄く塗りました。
錆転換塗料と迷いましたが、とりあえず油気があれば良いかと思いグリスで。
乾燥時間が惜しかった。しかし、入院でひと月開けるならそれでも良かったんじゃ…
と言っても仕方ない。そんな事は分からなかったので。

なお、止めピンは片側にスプラインが入っていたもののハウジングの穴が緩くなっており、主に抜け止めの役を果たすのはスプリングのテンションでした。
元はこうじゃなかったんでしょうけれど…一応テープでも貼って抜け止めしておこうか。
でも見た感じ、ボデーパネルの断面に当たって抜けなさそうなんですよね。


続いてはガスケットの製作。
ボデーとの間にゴムシートが入っていまして、恐らく防水のガスケットかと思います。
それまた経年で硬く脆くなっていました。



細い部分は折れました。
テープ的なモノは恐らく接着剤。
これは無くても良いかなぁ。



手持ちのゴムシートでサクッと。
「耐油・耐候」と書かれたロールでしたが、具体的に「何ゴム」なのかは書いていません。
触った感じEPDMっぽい…?

と、ここまでが入院前。
しかも上の写真は倒れる前日の撮影。



それから約1か月。
ゲート開閉を家族に手伝ってもらい、取り付け作業ができました。
写真は取り外しの際にやっておいた防水処理…きちんとやっておいて良かった。

これをやった時には、入院する事になるなんて当然知る由も無かった訳ですが、何故かハーネステープで塞いでおく気になったんですよね。
不思議なものです。



付きました。
取り付け直後は接触不良がありましたが、調べた通りカーテシスイッチとして動作しました。



オマケ。
家族がお見舞いに来てくれた際、病院の駐車場でドアパンチされてしまい、エクリプスクロスは代車になってます。
現行型のガソリン車を借りられましたが…ヒータ付きパワーシートにリアゲートは電動仕様。
CVTのセッティングの差か、登坂時の加速もスムーズだとか。羨ましい。

ゲートの電動化くらいできないもんか。キットがあるのは知ってるけれど。
高いから見送ったものの、コルトプラスで便利さは身に染みてますし…
夏ボーナスの使い道と回復後のやりたい事にしましょうか。
Posted at 2026/03/08 17:19:52 | コメント(0) | トラックバック(0) | 車(サバーバン) | クルマ
2026年02月01日 イイね!

水温センサ端子交換(とカーテシスイッチについて)

今回はまた、年末にアメリカから買ったパーツの取り付けシリーズです。
取り付けというか交換というか。



納車後にe/gルームを見ていて「何だこれ?」と思った物がありました。
それがこの写真に写る黒い端子でして、モノとしては水温センサの線でした。
ただ…凄まじくボロかっただけで。



分銅の上部みたいな形状のセンサ端子に挿さるカプラ、これが熱で崩壊しています。
エキマニのすぐ近くだもんねぇ。
コルゲートの崩壊も他と同様に進んでおり、その対処で巻かれたビニールテープも既にダメな状況。
これが年末以前に分かっていたので、現地から交換用のハーネスを買っておきました。



こちら。配線付きのカプラ事をPigtailと呼ぶようですね。
89サバーバンを指定して調べても、国内で入手できるものは別形状でしたので輸入です。
ラベルにあるのは88-92 TPI Camaro Firebirdです。主にはそちら用なんでしょうか。





完全にビフォーアフターですが無事完了。
そしてやはりというか、コルゲートは反対端まで全交換してしまいました。
折角交換するというのに、崩壊しつつある部分を残すのも気持ち悪いので…
広大なe/gルームなので、片足を乗り込んでやるのが中々しんどい。
フェンダーかコアサポに座れるようにするべきか…



改めて、外した古いカプラの近影。
中々えぐい状態。芯線出てますし、端子を覆うプラも脆くなっていました。
泡立ってる感があるので、外れてエキマニに触れた時があったのかも?


と、短いですが本日の本題は以上です。
本当なら前日にショップへ伺って、ドアキーの引っ掛かり等々相談するつもりだったのですが…
急な体調不良に見舞われてしまい、申し訳なくも直前で延期させていただいた次第。
社長は「またどうぞ~」と流してくださいましたが…申し訳ないし情けないし、何より悔しいし。
諸々調子に響きやすい体質とはいえ、安定させるようにしないとと改めて身に染みた訳でした。
旧車より人間の方が調子を崩しやすくてどうする…


さて、これだけでは内容も薄いので次回予告的な事でも。



リアゲートを開けた所、助手席側ラッチの下。
照明のタンブラスイッチのようなのは、正しくカーテシスイッチなのですが…



反応してないんです。
そのためてっきり、リアゲートを開けた状態でウインドウが動かないようにするインタロックかと思っていたのですが、そちらはドアラッチ内にある模様。
じゃぁ何? と調べたところカーテシでした。バーンドアでも同じ物が付いているようです。
そういえば、パジェロはバックドアにカーテシスイッチが無かったなぁ…と思い出しました。

恐らく新品は出ないでしょうから、分解して再生できないかやってみましょう。
上手く行ったら記事になります。
Posted at 2026/02/01 21:51:57 | コメント(0) | トラックバック(0) | 車(サバーバン) | クルマ

プロフィール

「リアコーナーモールの再生 http://cvw.jp/b/2115746/49071303/
何シテル?   05/04 10:42
菊菱工廠と申します。 「工廠」なんて言いましても、車いじりは飽くまで素人。 電装系なら結構自前でこなします。 ちょっとした金具作りなんかも。 ナ...
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