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菊菱工廠のブログ一覧

2018年04月16日 イイね!

オイルキャッチタンク取付けとインテークパイプ製作

今年に入ったあたりで思い立ったインテークパイプの自作、ひとまず完成しましたのでその記録です。本当は先週できていましたが、パイプが一本仮の状態でした。
それと、インテークパイプ製作に先立ってオイルキャッチタンクをつけましたので、まずはそちらから。

純正インテークパイプを採寸のために外したところ、ブローバイで結構汚れていました。
せっかくインテークパイプが新しくなるので、良い機会と思い取り付けました。

オイルキャッチタンクと一口に言っても色々と種類があり、競技車両としてはブロー時のオイル受け用、一般向けにはブローバイガス中のオイル分離が主目的とのこと。
今回は後者に当たりますので、出来るだけ分離性の良さそうなものを選んでみました。


選ばれたのは綾t…SARD製でした。ホースは車両側に合わせてφ15タイプです。CUSCO製と迷いましたが、内部にセパレータがあるとのことでこちらに決定しました。
付属のホースは普通のブレードホース…劣化で黄ばむのが目に見えている上リターンには足りない長さなので、ホースは別途用意。

そしてこちらが純正のホース。


ロッカカバーからサクションパイプまでの管です。
タンクの設置場所は色々考えましたが、


ここ…は運転席側ヘッドライトの後ろ。汎用ステーをベンダーで曲げています。上側にもう一本あるとより振れなくなりそう。
そしてこうなりました。


これはインテークパイプを作る少し前の写真で、純正インテークパイプの保護チューブでブローバイホースとの干渉部を仮に保護していました。
使用したブローバイホースはBSの耐油ホース。タンクを出た後とはいえ、落込勾配はどうだろう…検討事項でしょうか。ホース選びついては後述…


ここからはインテークパイプの話です。
きっかけは忘れましたが、「アルミなら自作できるかも」という事で段取りを始めました。TRUSTから配管製作用の部材が売られているので、それを組み合わせれば良さそうです。
アルミ・スチール・SUSと各種パイプがありましたが、抜け止めのビード加工も自力でやるならとアルミに決定。管の接続は同じくTRUSTの同径・異径シリコンパイプで…

という感じで、部材を発注したタイミングでご意見を頂きました。
アルミパイプだとエンジンの振動(ディーゼルなので)で割れる心配があることと、ブローバイガスをリターンする事から、シリコンパイプではどうなのでしょうかということでした。
アルミパイプについては、自家加工の制約上仕方がないので製作後に様子見するしか有りませんが、シリコンパイプは確かに疑問が出てきました。
上記オイルキャッチタンク用のホースを買った時の事ですが、素材を調べるうちに普通のシリコン製では耐油性に問題があることを知り、「耐油・耐熱・耐負圧…」と呪文のようにつぶやきつつ、結構じっくりと選んでいたのです。
ここで言う耐油とは、正に耐ブローバイガス・オイルの事。キャッチタンクも完全ではないはずですから、そこからタービンを通った後にシリコンパイプが居てもいいの…? という事です。すっかり意識から抜けていました。

と言っても部材は買ってしまったので一度は作るしかないわけですが、チューニングカーのエンジンルームには「金属管+赤や青のシリコンパイプ」の配管がつき物な印象も強い訳で。
また、さまざまなブランドから出ている車種別パイプキットも、特に耐油性や対油コーティングを明記せず「シリコンパイプ付属」と書いてあるものが多いように見受けられました。
価格的に見ても、内側耐油処理のシリコンパイプは高価かつ少数のようですし、それ以外(フッ素ゴムなど)ならシリコンとは書いていないはずなので、普通のシリコンパイプが多数派な気がします。
今回買ったTRUSTの部材にしても、想定されている代表的用途はインタークーラ周りだと思いますので…これは何とも疑問。

実際のところどうなのか、3月にマフラーを作ったショップがスポーツカー中心なので、機会を見つけて聞いてみました。すると、「素材そのものを意識した事は無いが、(上記のような組合せで)これまで問題が起きた事は無い」とのことでした。

…後は作ってみるのみ。ということで、加工するに当たり用意した工具がこちら。写真の他には金属用バリ取り工具など。


まずはパイプカッタ。今回のφ50と今後作りたいサクション用のφ60を見据えて単管用の大型タイプを選択。手入れ上等で中古を選んだため\1,500ほど。替刃も合わせて購入しました。
ところで、MCCなら知っていますがCMCって…? 替刃はMCC用がぴったり合いました。ローラが一個固着しており、軸ごと回すよう割りピンを抜いてありましたが、注油してしつこく回したところ復活。


こちらは今回の自分的力作、パイプビードフォーマ…という名の廃材利用。溶接技術は持っていないので、ボルト締結で何とかしました。ビードローラやビードフォーマといわれる専用工具は良いお値段で、今後いつ使うかも不明なので自作で対応します。
最初は手持ちの汎用ステーやスチールラックの余った柱を使いましたが、どこかしら盛大に曲がってしまうので素直に分厚い端材を使用。これをバイスに固定して使います。
実際にビードを出してみると、


カットの練習も兼ねてのお試しですが、2mm厚のパイプがこんな感じになります。オス型代わりの皿ビスの当たり位置に気をつける必要がありますが、慣れれば問題なしです。
ただ、M8の皿ビスを突き出しただけでは強度不足で曲がってしまうので、もう少し工夫の余地あり。


これはおまけ。採寸用に作ったパイプの模型です。どれだったか、少し曲げすぎで作ってしまいました。
加工したパイプを実際に組んでみますと、


おー。雰囲気出てます。
今回使用したのは、フロント側が90°と60°、リア側が30°と90°のパイプで、すべてバレル研磨仕様。上にも書きましたがφ50です。
後ろのパイプのゴムシートは、エンジンフード裏の遮音材を留めるピンに当たりそうだったので仮養生。もう少しかっこよくしたいところ。
オイルキャッチタンクへ行くホースは下側を通しました。パワステオイルタンクにインシュロックベースを貼って支持しています。
フロント側パイプの下に純正パイプが擦れた跡がついています。

テストは前回の記事にも書いた通り、郊外・坂道を織り交ぜて100km(+平日の通勤で山道を70km)ほど済んでいます。今のところ大丈夫です。
加速が少し良くなり、上り坂も4速で粘れる範囲が広くなりました。


次は連休中の工作ですが、まずはルーフランプの配線。それからサクションパイプに行ければ。
…そういえば、12月に注文した新ドラレコはどうなったんだろう。各通販サイトや実店舗では軒並み納期未定らしい。例の事件以前から考えていたものなので、もう少し早く発注すればよかったか。
Posted at 2018/04/16 22:31:31 | コメント(0) | トラックバック(0) | | クルマ
2018年04月09日 イイね!

桜と春の愛車紹介更新

今年も桜の時期がやって参りました。
ドライブがてら昨年と同じ場所に桜(と車)を撮りに行ってみましたが、昨年より2週間も前。果たして。

今回は一年ぶりの愛車紹介の画像更新です。
インテークパイプ交換後の試走も兼ねて、川崎(郊外国道)→蔵王(登坂・峠道)→大河原(渋滞(笑))と100kmほど走ってきました。念のため純正パイプとレンチも積んで。
なお、一本買い足したパイプが仮のもの(表面研磨なし)なので、写真は完成後ということで。本来使いたい方は納期3週間。急遽表面処理違いのパイプを入手して加工しました。

さて写真ですが、昨年と同じ場所で撮ってみました。この記事を書く前に、背景に設定したものです。


釜房ダム付近、満開でした。昨年は散り際でしたので、実質は一週間差くらいでしょうか。
下は昨年の写真。


写真では、ワイパー・ルーフラック・ライトバー・バンパーが変わっています。
ダブルワイパー、気に入っていたんですが…コーティングしたものの劣化には勝てず。悔し紛れで純正ブレード+ワイパーウイングへ交換。ダブルワイパーは当時とは別のタイプが最近まで売っていたようですが、既に廃番の模様。


リアです。マフラーが変わりました…が、この角度では目立たず。








道中はミニ暴風雨にも見舞われましたが、この場所に着く前には晴れてくれました。ただ強風で晴れたり曇ったりしていたので、撮ったタイミングで色味が大分違います。
その後は蔵王まで脚を伸ばし、登坂での変化を確認。今まで3速に落としていた勾配でも、4速で粘れるようになりました。圧損が減った分ターボを効かせやすくなった感じです。


同じような角度で捻りも無いですが、ちょっとした林道を抜けた先の川原にて。草が舞っているところで風の強さが分かるかと思います。
芽吹き前の枝でサイドを引っかいてしまい、少々後悔。

その後は大河原方面へ抜けて帰りましたが、一目千本桜の花見渋滞にはまり、帰宅は夜になってしまいました。その分、停車中に道路脇の桜も見られたので良し。
その後の点検では、今日のところは自作パイプで問題なかったようです。
燃費は燃料計目視で約10km/l。少々踏み気味の最近としては、特に落ちてはいませんでした。
Posted at 2018/04/09 19:52:29 | コメント(0) | トラックバック(0) | | クルマ
2018年03月24日 イイね!

e/gフードにブラインドナット施工、エクリプスクロス実車現る

冬の間は雪対策で外していたフロントデフレクタですが、恐れていた事態が起きてしまいました。それはビス穴の拡大。

このデフレクタはe/gフード裏の既存穴にタッピングビスで取り付ける方式ですが、洗車等々でちょこちょこと脱着を繰り返していました。「いつか広がるだろうな…」と思っていたら、やっぱり。

ビスを大きくするのは簡単ですが、今後も脱着することを考えると根本解決ではありません。ではどうするかというと…それで結構悩みました。
ナット止めにするにも、ナットを裏に仕込むアプローチが隙間不足により不可。ナット自体をつけてしまうといってもどうする…なんて調子で。
思いついて鬼目ナットを試みるも失敗。しかも下穴を広げてしまったので後戻りも出来ず。
と、ふと思い出したのがブラインドナットの存在。しかも簡易工具が安く出ているらしい。

という事で買ってみました。


ロブスター純正の「ちょっとナッター」。マトモなナッターを買うにはライト過ぎる目的なので、正にこれくらいがぴったりです。お値段は\1.6kほど。

仕組みはといいますと、


六角のスペーサでエビナットを押さえつつ締め付けて行くことで、エビナットが縮んでロックされます。実にシンプル。というかこういうものだったんですね、ナッター。

そしていきなり完成。


副産物として、デフレクタ内側とe/gフード先端の干渉がなくなりましたので、塗装の痛みや排水面での改善も期待できそうです。
固定ビスがM6タッピング→M4ナベとなり強度的な不安が多少ありますが、一週間ほど乗ってみた感じでは問題なしです。

また、関係ないですがこの日は花粉が凄まじく…


黒いライトベゼルがかなり黄色い。このあたりから近年にない酷さで花粉症の症状が出ました。次の月曜はその通院で休暇取得です。


さて、以上は一週間ほど前のお話ですが、本日はディーラに注文していたボルトを取りに行ってきました。いつの間にかフロントマッドガードの固定ボルトが一本別モノになっており(心当たりはありますが、まぁいいか…)、純正に揃えるために前後4箇所分を頼んでいました。

いざディーラ駐車場に入ると…いました。待望のアイツが。


久々のニューマシン、エクリプスクロス。
工場長によると、「ちょうどさっき来たところですよ」とのことで、もしや一番乗り?
いつもお世話になっているこちらは、東北三菱の西多賀店。ぜひ載せてくださいとのことでしたので、ささやかながら宣伝させて頂きます。


テールがガラスを横切るリア。乗ってみた感じでは、思いのほか邪魔ではなさそう。
写真ではルーフのフロント側が高い印象でしたが、実際に見ると絶妙なバランスで良い感じでした。


エントリーモデルのMグレードなので、ホイールは16吋。タイヤサイズは215/70R16。上位の18吋と比べるとアレですが、スタッドレスのことを考えると十分あり。デザインも個人的には好きです。流行のブラックポリッシュはどうも好きになれない…


エンブレム。バラ文字タイプです。
リアゲートを閉める際のグリップが「穴」ではなく「穴を横切る棒」で握りやすいのも良かったです。

せっかくなのでe/gルームも撮らせてもらいました。


意外と隙間があり、色々と出来そうな予感。何がだ。

エンジンは新型1.5リッター直噴ターボ。三菱の直噴というとGDIが脳裏を過ぎります(笑)が、リーンバーンからストイキに変わり、進化しているので大丈夫とのこと。もし乗ることになったらGDIエンブレムでも貼ってみようかしら。新品持ってるし。
ミッションはCVTながら8速にレンジ分けされているそうなので、試乗が楽しみです。

あと、ライトバルブは素直にe/gルームから交換できそうです。ライトAssyやバンパーを外すのは大変ですから、地味ながら嬉しいところです。
ですが、Mグレード意外はLEDヘッドライトなので恩恵は薄いかも。ウインカーはバンパー側ですし。


バッテリーはエアクリダクトの下に居ます。プラットフォーム自体はアウトランダーやD:5と一緒なので、このあたりのレイアウトはほぼ一緒とのことです。


エクリプスクロスにはストラットタワーバーが標準装備されます。早く走ってみたいものです。
ちなみに、試乗車はこの個体ではないらしいです。GかGプラスパッケージを持ってくるのでしょうか。こちらも楽しみです。新色・レッドダイヤモンド(って書くとどこぞのスペルみたい)の実物もぜひ見てみたいところ。先行受注でも赤が人気で納期が読めないそうなので、西多賀店では白推しで行くそうです。


…さてさて、自車にもどりますと、次の予定はオイルキャッチタンクの取り付けになりそうです。インテークパイプ自作に向けて内径を採寸したところ、結構ブローバイが付いていました。せっかく配管を更新するので、防汚のためにもと。
インテークパイプは那須行きに間に合わせたいところ。
Posted at 2018/03/24 22:22:23 | コメント(3) | トラックバック(0) | | クルマ
2018年03月03日 イイね!

ワンオフマフラー完成 & 走行9万キロ達成

おとといの事ですが、待ちわびた時がついにやってきました。

マフラー(とシャーシ塗装)完成。
国道4号線沿いのカーテック仙台へ依頼していました。紹介OKを頂きましたので、宣伝させて頂きます(笑)

代車のKei君と過ごした約1ヶ月…長かったような短かったような。
ということで、早速写真に行きます。
まずは歴代のマフラーカッターを振り返ってみましょう。


これは初代。納車時から付いていたもの。この後サビを落としましたが、ボルト穴をナメてしまい交換決定(実はナメたのはボルトの方で、本体と金具は使用可だったと後に判明)。


これは2代目。輸入品で鋭角なハス切りが良い感じでしたが、1年でご覧の通りのサビ。スチール+メッキでしたので残念。西海岸向きか…


これが3代目。念願のSUS製で、形も気に入っていました。ただ、やっぱりあくまでマフラーカッターなわけで…

そして今回製作しましたのがこちら。








エンド2本出しのオールSUS製となりました。古い四駆に似合って、マッスルカー的なシンプルさで…と検討した結果こうなりました。まんぞく…

中間はというと、




上はフロント方向、下はリア方向をそれぞれ見上げた写真です。エキマニの後、シャーシまで降りてきて最初のフランジ以降を製作して頂きました。
ディーゼル車ということで、振動対策として普通よりもパイプの接合(溶接)を強くしてあるとのことです。ありがたい。
パイプはメインφ50、エンドのデュアル部分+その手前がφ60です。

次はサイレンサ。


これもスポーツタイプを使用。位置は純正の2番目と同じで、1番目はストレート化しました。
気になっていた音ですが、思いのほか静かです。アイドリングでは、降りて近づくと太い音がしてるな…という程度で良い感じです。窓を閉めていると、2000rpmあたりで少し音が変わったようです。花粉とここ数日の暴風のため窓を開けては走っていませんが、うるさくはなさそうです。
性能面では、上記の2000rpmあたりから若干伸びが良くなった感じです。17日以降はまた那須に行きたいので、その際の高速でも違いが感じられればと思います。

また、シャーシが綺麗に黒くなっていますが、マフラー製作と一緒にシャーシのサビ止め塗装もお願いしました。「ちょっといいヤツ」ってことで、スリーラスター塩害用を塗っています。これで融雪剤にも少し安心でしょうか。

以下は先週末、フライングで見に行った際の写真です。










ちょうどマフラーの合わせ最中でした。邪魔にならぬようささっと撮影。

そして、新規製作したものが付いたということで…


純正マフラーは引き取り&保管となります。約30年間ご苦労様でした。


全体的にまだまだ健在な感じですが、やはり劣化もあり。一部がミルフィーユ化しつつあります。

続いて、受け取りの翌日に走行9万キロを達成しました。


10年10万キロどころか30年9万キロ。実際には29年ですので、年平均3000キロ未満ですね。

ラストはお出かけついでの一枚。


Android純正のカメラアプリですが、このHDRもなかなかやるもんです。
夕暮れ空に指をそっと重ねたら…


さて、一番やりたかったと言って良い、マフラー改造・製作が実現しました。少年時代(笑)からの憧れといいますか、小さくともいつかの夢でありました。次は何でしょう。とりあえず、注文中の新ドラレコは予定にありますが、納期未定。いつになることやら。
まずはルーフのワークランプのLED化と配線作業からでしょうか。春までもう少し。花粉はもう飛んでいます。
Posted at 2018/03/03 22:46:40 | コメント(0) | トラックバック(0) | | クルマ
2018年02月17日 イイね!

約100歳の扇風機レストア~Robbins & Myers Model 2610

車をショップに預けて早2週間、予定通り扇風機のレストアをやっておりました。
無事完了しましたので今回はそのことを書きたいと思います。

今回再生しましたのはこちら。


タイムスタンプは2016年9月7日…1年以上も放置してしまいました。撮影した携帯電話もい以前の機種なので、アスペクト比が異なります(笑)

アメリカはRobbins & Myers製の2610という型で、1920年頃の製品とのことです。GEのSidewinder Oscillator以来、2台目の海外製です。
ファンのサイズは約21cmなので、8吋か9吋でしょう。普通の12吋型(30cm)より一回り小さいです。

約100歳になるこの機体、特徴はなんと言っても5枚羽根のファンでしょう。
今でこそ5枚羽根はよく見られる形となりましたが、当時の扇風機としてはかなり珍しいです。国産ではほとんどがレシプロ飛行機のような4枚羽根で、手本となったアメリカ製の多くもしかり。
例外でも2枚か6枚が多いようなので、この時代の5枚羽根はかなりインパクト大です。
近代的な機種で定番の3枚羽根は、国産では1930年代の富士電機製まで待たなくてはなりません(私の知る限りでは)。

その他の特徴としては、モーターが12吋以下の機種で良くあるカーボンブラシタイプでして、交直両用となっていることです。国産機でも、このタイプの三菱製と川北製を所有しています。
後はこのサイズとしては珍しく首振り機能付きですが…首振りを止める機構はございません。これもまた珍しい…

ということで、以下は分解清掃と羽根磨きの様子をお届けします。


まずは碍盤、電源トランスとスイッチの盤です。12吋以上だと本体側に固定されているのが定石ですが、この機種は鉄製の裏蓋と一体でした。


電源コードがゴム被覆の最近のものに替えられていますが…電源トランスってこんなざっくりな巻線でいいのかしら。これに100Vかかるのか…
構造的には特に変わったところはありませんでした。

次に首振りのギアボックス。


分解清掃前。ギア自体はスクリューギアとヘリカルタイプのスパーギアなので普通です。


こちらが分解清掃した様子。軸受けの固定が凝っていて、横置きのギアシャフトは左右の軸受けを圧入後、イモネジでロックする仕組みでした。更に、適切な位置でロックされるよう軸受けにはイモネジの入る穴も開けてありました。
この機種は首振りギアボックスにもグリスボックスが付く設計になっており、これも国産機に無い特徴です。

続いてモーター部。


後部カバーを開けるとコードが2本。ブラシ式なので、カバー側のブラシ端子に繋がります。


こちらが回転子。

今回は2回目となる海外製ですが、国産機に比べて各部の固定が凝っている印象でした。軸受けや可動部のビスにはしつこいくらいにイモネジが付いていました。
続いてはファン等を磨いた比較。


まずファンから。




磨き前。地の色が結構残っているので、そこまで手間はかからなさそう。




磨きました。
いつもはサビ取り剤→ピカールでバフがけの手順ですが、試しにバフを青棒でかけてみました。固形なのでピカールのように飛び散らず、ピカールより番手が低いので酸化膜がよく削れます。
その代わり若干磨き跡が残ります。600番(青棒)仕上げ自体がそういうものらしいので当然でしょうか。ただ真鍮は柔らかめなので、仕上げのピカール手がけでそれなりにバフ跡が消えました。

4枚羽根だとレシプロ飛行機のようですが、5枚羽根だと今度は船のスクリューのようです。素材は違えど金色なので、正にそのミニチュアといった趣です。

次はエンブレム。




しっかり光りました。

最後は銘板。本体組立て後に磨きました。




銘板周辺のサビが進んだように見えるのは、マスキングテープで塗装が少しはがれたから…
という事で完成です。




電源コードはかばんちゃんカラーの袋打ちで、以前何かから外した当時モノ。短いので使うあてが無かったものですが、小型扇風機ならちょうどいいかなと。
プラグはポニーキャップタイプの当時モノ(松下ではない)です。
動かした感じですが、ブラシモーターの音よりもギアノイズが大きいです。設計上こうなのか、経年によるものか。いずれにせよ鑑賞用の意味合いが強いのでいいんですが…

ラストは同世代の国産機との集合写真。


ちょうど良くサイズ違いになりました。けもフレの諸々が写っていますがお気になさらず。

一番大きい16吋がSEWこと芝浦製作所製、中間サイズて一番多い12吋は三菱電機製、そして今回のR&M 2610がおよそ8吋。
デザインが各社そっくりですが、この時代のはほぼこんな感じです。黒い鉄製の本体とモーターに真鍮のファンとエンブレムに銘板。ファンガードは波型8本スポーク。
手指の怪我が相次いでガードが細目になるのは、少し後の型です。この時はあくまで、ファンを守るためのガードなのです。

ちなみにこの芝浦製はカタログも手元にあり、その発行年は大正8年。製造年がはっきりしているものとしては、手持ちで最も古い機種です。今年で99歳、来年めでたく100歳を迎える扇風機様であります。
また、三菱製は確か以前にモーターコイル交換を記事にした記憶がありますが、銘板に「Kobe」の刻印があることから三菱造船から独立する前のものである事がわかります。ファンガードが細かくなる前の三菱製はかなり希少です。



さて、車は当初の入庫予定期間が折り返し、先週末にはフロントパイプが出来たとの連絡を頂きました。完成予定まであと一週間。楽しみです。
今日は久々にコルトプラスを運転したのですが、やけに大きく感じました(笑)
Posted at 2018/02/17 22:27:13 | コメント(0) | トラックバック(0) | アンティーク家電 | 趣味

プロフィール

「オイルキャッチタンク取付けとインテークパイプ製作 http://cvw.jp/b/2115746/41360902/
何シテル?   04/16 22:31
菊菱工廠と申します。 工廠なんて言いましても、車いじりは素人でございます。 電装系なら少しは… ナンバープレートでひらがなと数字を覚えたと(親から...
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