2024年04月29日
新たな車ネタ、始まります。
納車に先んじて愛車登録しましたが、ちゃんと「納車待ち」ってステータスがあるんですね。
という事で、パジェロに続く自分専用車は7代目サバーバンとなりました。
89年2月製造、ミシガン州フリント生まれのロサンゼルス育ちで来日は2001年。
既に日本で過ごした時間の方が長く、それも仙台が一番長いという、江戸前エルフならぬ伊達者アメリカンな1台でございます。
今は半年~1年を目安にした仕上げのスタート直後でして、主な作業はボディ再生。
オーバーフェンダ―を外すので、ホイール選びも同時進行しています。
先週末の姿です。
ナロー化に合わせてホイールも替えるべく、シェビーバン用スタイルドとエコノライン純正スチールを片方ずつ履いて仮合わせ頂きました。
とりあえずは、この写真に写っているスタイルドホイールで行く事に決定。
フロントが若干はみ出るようなので、よりベストなものが見つかるまではラバーフェンダーのビス止めで対応しましょうか。
なお、これから掲載していく写真はショップから頂いた物が主体となります。
もちろん、ブログへの掲載許可も頂いております。
自分でも色々やっていきますので、敢えてそのまま残す部分もあります。
とりあえず…89年の純正Deluxe Two-toneの通りに濃淡ブルー2トーンとなるのが決まりました。
通な方が見ても「こんな色あったかなぁ、でも塗り分けは合ってるなぁ」な見た目になればベスト。
細部は都度打ち合わせとなるでしょう。
こんな感じで、パジェロの買い取りとサバーバンの再生に始まりお世話になるのは、リフトアップ4×4からローライダー、古くは50年代以前から新しくは近年の車種までと、守備範囲の広いアメ車ショップの狩野商店様。
この記事を書いている時点ではパジェロも在庫車にありますので、興味ありましたら是非どうぞ。
純正部品他、自分のやった事や特有の癖・おまけ品等々についてのメモ書きも付属します。
さて、折角の第一回なので、今回は経緯と方針を書きたいと思います。
と言ってもパジェロの最終回と内容が被りますが…
昨年11月2日に東北三菱が倒産してしまい、所謂「ロス」状態となっていた折、車検にまつわる諸々も重なって乗り換える決心がつきました。
この詳細はこちらをどうぞ。
そこから次の車探しが始まったのですが、重視したい条件はこんな感じでした。
1.フルタイム・パートタイプ問わず4×4である事
→冬の通勤で雪の山道を通るため
2.パジェロの良かった点を引き継げる車である事
→クロカン系でカスタムの懐が深い点、ヘビーデューティな造り、程よい旧車感等々
3.パジェロの不満点を回避できる車である事
→5ナンバーボディ故の狭さ、古いディーゼル故の非力さと賑やかさ(味でもありましたが)、ナローボディで深めのホイールを履けない等々
4.冬タイヤとホイールを新調したばかりなので、できればそれが使える事
まずは元より車全般が好きなので、一旦考えをリセットしてFRセダンや2ドアクーペ等も見てみました。
2WDなら冬は乗らないと割り切ればよろしいので。
73式レプリカのパジェロとか、覆面レプリカのセドリック・クラウンなんかも好きなので検討しましたが、それはもう完成されている車なので、弄って楽しむのが難しいため却下でした。
また、パジェロで味わった目線の高さやトラック的堅牢さ、ワゴンのラゲッジは捨てきれず、またスポーツ系のタイトなコクピットは窮屈さを感じてしまいそうで、セダン・クーペ系はやはり見送りになりました。
ステーションワゴンもパジェロ購入時からの候補でしたが、好きだったレグナムVR-4やC34ステージアは、ATばかりか高騰のどちらか。
これまた見送りになりました。
では本当に好きな車は何かと言えば、1969年のダッジ チャージャーがDream Car。
しかしこれも、知って惚れ込んだ学生時代は500万クラスだったのが今や3倍近く。
普通の稼ぎではとても手が出ません。
一応、近年のチャージャーやチャレンジャーも見てみましたが、やはりある程度古くないと買ってまで乗りたい気にはならず。
そこでふと思い出しました。「何かしらV8ガソリンの車に乗りたい」と思っていた事を。
シンプルに排気量でパワーを出すワイルドさと、何と言ってもあのサウンドが大好きなのです。
ならば60年代のモパーは買えずとも、もうちょっと新しい高騰前の車なら行けるのでは…?
そして6穴ハブ車ならホイールも使えるかも…?
という事でアメリカン4×4に的を絞ったわけですが、ピックアップは当初から外していました。
自分の使い方にはワゴンボディが合っている事と、デザイン的な好みです。
まず候補に挙がったのは、ジープ コマンダー(勿論狙うのはHEMI)、シボレー タホとサバーバン。
ダッジ デュランゴは丸みが好みではないのと、ラムチャージャーでは短く、希少性から価格も高いのでパス。
K5/S10ブレイザーやジミーも短いので同様にパスでした。
コマンダーはパジェロに乗っている時点から実車と何度か遭遇し、デザインも好きでV8 HEMIの設定もあった事から気になっていました。
サイズも国産4×4と大差なく、お買い得な個体も結構出るようでした。
ですが…やっぱり「新しすぎる」のが気に入らず。
それに5穴ホイールなので、結局冬用は買い替え必須となるのも。
ではとシェビーに狙いを定め、年式とボディサイズの絞り込みへ。
実用上はタホでも十分間に合うのですが、どうせ買うなら大きい方が良い(大型車好きの思考)。
それに2WDのOBSタホが近所に居るので、被るのも嫌でした。
ならサバーバンとなりまして、自宅の駐車場を測ると運良く5.6mまでOK。
古めを狙うとして、7台目Squarebody・8代目OBSともギリギリ車検証が取れます。
それにグレード次第では6穴ホイールが使えます(オフセットは置いておくとして)。
いざ中古市場を見てみると、アストロと共に大流行したOBS、Old Body Styleのサバーバンは個体数が多く、価格もリーズナブルでした。
運が良ければビッグブロック454エンジンの4×4も出てくるようで、条件は良さそうでした。
一方で気になったのが内装。
92~94年までの前期は良い感じなのですが、95年以降は丸くなってしまい個人的に魅力減。
そして90年代前半の車の雰囲気というのも、正直に言えばイマイチな部類…
という事で先代の7代目を見てみれば、73年デビューとあってイイ感じに旧車の味があり、内装もBigRigのようで大変カッコいい。
K5ブレイザーやC/Kピックアップは1/10 R/Cカーでも馴染んでいたのですが、改めてしっかり見るととても魅力的でした。
OBSに対し圧倒的に少数ながら、状態やグレードを見極めれば何とか手が出そうな価格でもありました。
更に4×4で1/2t(1500)グレードを選べば6穴ホイールです。
後期のモデルなら、エンジンはOBSの95年まで搭載されていたインジェクション仕様(TBI)があるとの事。
4×4はガソリンの350 V8かDetroit Dieselの379 V8ディーゼルが大多数と分かりました。
ディーゼルは十分味わったので、やはり次はガソリンが良い。
結果…狙うべき条件が定まりました。
73~91年の7代目サバーバンで、4×4の1/2tモデル(K,V1500,V10)、できればブルー系カラー
そして捜索が始まりました。
とはいえネット掲載だけではあまりに数が少ないので、パジェロの買い取りも含めてお世話になるショップを見つけ、業者オークションで探して頂く事にしました。
国産車とは事情が違うので、いずれにせよ整備でお世話になるところは探さないといけませんし。
それが今回の個体に繋がったのですが、実は1回別の候補がオークションに出てきました。
79年のK2500で、内外装仕上げ済みの400エンジン搭載車という凄い個体でした。
しかし予想通りと言いましょうか、落札には至らず…
引き続き捜索となった折、幸運にも買い取り車として入庫したのがこちらだったという訳です。
なお、捜索が始まった辺りから、既に気分は「サバーバンが欲しい」になっていましたので、ホイールの件は正直重要視していませんでした。
なのでこのV2500の8穴ホイールというネガ要素も、「1500よりヘビーデューティ」という潜在的スペックの魅力によって見事打ち消されました。
加えて結果論ですが、ナローパジェロのホイールではオフセットがプラスに寄りすぎていて、そのままでは結局履けないと判明。
無事諦めが付いたのでした。
いざ書いてみるとやはり長くなりますね。
そんなこんなで、買ったもののまだ手元には無く、車検取得も当然先の事。
現車はボディの痛みが結構来ているので、主にその手直しが必要です。
色も一番避けたかった(笑)黒ですが、「仕上げベースなのでお好きな色に塗ってしまうのも手ですよ」とのお言葉により決心しました。
今のところ一番気に入っているのは、ハイフロー触媒と社外マフラーが既に付いている点。
4月初めに現車確認に訪れた際の1枚。
ステンのデュアルダウンテールという個性的なテールパイプです。
リフトしているとパイプを目立たせるマフラーになりがちですが、敢えて出口だけ見せるのが通っぽくてイイ。
セダン系のアメ車って、純正でこんな仕上げのが結構あった気がします。
サウンドも好みのフローマスター系で文句なし。
また、本国でもOPだったサードシートが付いており、1ナンバー登録の多い日本においては猶更レアな仕様なのも嬉しいポイントです。
色替えでの仕上げについては、本当は純正のブルー系ボディが狙いでした。
しかしそうなると、パジェロの時にも味わった「塗装劣化との闘い」が初めからハードモードに近くなります。
だったらそこをリセットしてしまい、どうせなら国産車の色で補修もしやすくしてしまえば良いじゃない…となった次第。
錆の補修もゼロスタートになるので、見た目が綺麗な上に管理が楽です。
オリジナルの要素は失われますが、単なるオールペンと異なり色々なメリットが齎されます。
元々改造されている個体でもありますので、それこそアメリカンなマインドで自由にやっていきたいと。
ショップから写真を頂き次第、逐次更新していきたいと思います。
頻度は低いかもしれませんが、またお付き合い頂ければ幸いです。
Posted at 2024/04/29 22:16:08 | |
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