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イイね!
2020年05月05日

左折アラーム用ワンショット回路の製作(ふそう&いすゞ純正アラーム用)

普段からステイホームな趣味なので、生活は日常とあまり変わらず、人との接触を8割減らしたら小数点を割りました。
新型カ〇ーラ…またかい。新型コロナ氏が表れて以来、今も相変わらず席巻中ですねぇ…

今日は5月5日、世間では子供の日です。
私にとっては、今日は特別な日…2年前の今日、増岡浩氏に直筆サインを頂いた日。




これ。嬉しいのでまた載せてしまいました。
まぁ…同時に、この後無理して某イベントへ行ったおかげで今まで続く体調不良の引き金を引いてしまったことも思い出すのですが(笑)
個人的にはコロナ氏よりも、急な気温変化で一気に体調不良を起こす方が怖かったり…


本題行きましょう。
本日は、前回書いていました自作回路が無事(何とか)完成しましたので、その搭載までのこと。
製作の背景も前回書いていますが、せっかくなので少し触れておきましょう…

ふそうといすゞの純正左折アラームを入手したのは良かったものの、テストしたところ電圧をかけている間はずっと鳴る仕様であることが判明。
ウインカーを気持ちゆっくりにしている自車に付けるには、ワンショット回路が必要となりました…

ということです。
ところでワンショット、あるいはシングルショット回路と呼ばれるヤツについてですが、ある入力…今回ならウインカーの点灯(電圧の立ち上がり)を検出して、任意の設定時間のパルスを出力する回路になります。微弱信号を検出する回路なんかに使われるものです。
今回は、これを使って規定時間だけリレーをONさせ、既に日野純正アラーム用に生成している24Vのウインカー信号を、必要な時間で切ってやろうという計画です。
大体の車のウインカーはON・OFFの時間がほぼ同じはずですが、それをゆっくりウインカーにしたとしても、アラームに電圧がかかる時間を一定にしたいわけです。
そうすれば、ウインカーの速度に係わらず同じ鳴り方になります。

回路ですが、設計にいろいろ突っ込みどころがあるかと思いますので、回路図は万一のリクエストがあり次第の公開としたいと思います。
現物の完成写真はこちら。


マルチバイブレータICに外部CRを付けた任意時間のワンショットパルス生成回路と、その出力でドライブされるSSR(Solid State Relay)の回路です。

ICは車両の12Vを直接利用できるよう、電源が18VまでOKなTC4538としました。またリレーは電磁リレーでもよかったのですが、ICの出力電流(許容損失)から見ると電流オーバーでした。
なので、急遽コイル(は無いのですが)電流の小さいSSRを使うことになりました。
これは名前の通り半導体によるリレーでして、接点溶着や機械的疲労が無い、高速応答といったメリットがあります。
しかし当然デメリットもあるわけで…それを伺える一件がありましたので書いておきます。

先の記事に挙げた写真の通り、最初はブレッドボードで実験したわけですが、その際の出力はLEDにしていました。
まず狙った通りの動きになるか、とりあえず時定数の変化を見ようとしたのですが…ICの出力にLEDを直結すると大丈夫なのに、SSRを通すとLEDが点灯しっぱなしになる。
ハテと思い調べると、どうもこのSSRというヤツは負荷電流が小さすぎると復帰しないことがあるらしい。
ならばと実際のアラームを繋いでみると…果たして無事に動作しました。

しかし基板実装も済んだところで、ふと夜間減音機能を試したところうまく動かない。ふそうのは音の切れが悪く、いすゞのは鳴りっぱなしに。
これってもしや同じこと…?と、出力を10kでGNDに落としてみたところ解決しました。なお、10kにしたのは今回余分に買っておいたため。
減音機能ONで消費電流が小さくなった結果、SSRの復帰不良を起こしていたようです。


こちらは蓋したところ。前回作ったウインカー・ライト点灯信号24V化回路と同じ仕上げにしました。
配線的にも、前作の出力をもらう形なので追加オプション的な作りになりました。
なお、青線(減音用ライト信号)はただ中を通過しているだけです。配線後の見た目は大事なのです。


これで回路は完成しましたが、今回のアラームは新品で、両社製共にコネクタ式になっていました。
日野純正は普通の防水ギボシでしたので、その意味でも流用しやすい形だったんですね。
で、新品の線を切ってしまうのももったいないので、コネクタメーカを特定して合うものを買ってみました。
ここまでくると完全に自己満足…いや、普通車に左折アラーム着けようってことが既に自己満足ですがな。




上がふそう純正、下がいすゞ純正。
それぞれ、古河電工の防水FコネクタNMP1シリーズと、矢崎コネクタの070型SWP防水コネクタでした。
車両側には日野純正に合わせた防水ギボシの線が引いてあるので、これと防水ギボシの変換ハーネスを作ります。


こんな感じ。
いすゞ純正はアラーム本体にも同じコネクタが付いているので、直接引き出す形にしました。
ふそう純正は引き出し線がそのまま先のコネクタまで行っているので、少し長くなりますが追加接続する形に。

で、ようやく取り付け…はできず。
実車でテストしたところ、電源OFFでも微妙にアラームが鳴ることが判明。
原因は、IC電源だけOFFにして、ウインカーの12V入力を切っていなかったため。
今更回路を変更するのも…となぜか思ってしまい、急遽2回路のスイッチを購入、IC電源と共に12Vウインカー入力も切ってしまうことにしました。


これがそのスイッチ。せっかくなので、250平型端子仕様にしました。
で、これを取り寄せてからハタと気づく。リレー一個載せりゃ済む話じゃないかと。基板にスペースあるじゃんと。
もはや手遅れ。圧倒的手遅れ…! というより、取り寄せまでしたスイッチを無駄にするのも悔しいので、そのまま進みました。

で、こう。


スペースに悩み、元の回路ボックスに重ねてマウントしました。
一応取り外しが利くよう、ベルクロでの装着となっております。時定数調整にも外せた方が便利ですし。

アラームは本命だったふそう純正にチェンジ。


元からついてきたコルゲートがエアコン配管にあたるので、ステーを長いものに交換しての取り付け。
無事に動作確認も済み、ようやく一仕事終わりました。


そうそう、エアコンといえば…またしても冷風出ず。
ガスは一応回っているよう(ゼロではないってこと)なので、ガス抜けかまたセンサー故障だろうと思います。というか、グリル後ろすぐの接手に「漏れてまっせ」な染みがあからさまにあるので、今回はガスじゃないかなぁと。エアコン受難が続くなぁ…
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Posted at 2020/05/05 22:07:35

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