2020年08月12日
ムヒ(虫よけスプレー)でヘッドライトを磨く実験
久々の連日更新。今回はコルトプラスのネタです。
まだ暑くなる前、梅雨の時期だったかなぁ…コルトのライトがまた黄ばんできた、と家族から聞きました。
思い出してみると前回磨いたのは2018年の11月。2年弱持ったことになります。ほぼ放置状態でこれくらい持つってことは、時々ボディコート剤とか塗ってやればもう少し持ちそうです。
で、また磨くわけですが…気になっていた噂がありました。それは、
「ムヒで黄ばみが取れる」
というアレ。そんなアホな、と思ったわけですが、調べるとどうも本当らしい。なんでも、虫よけ成分のディート(ジエチルトルアミド)が樹脂を溶かすらしい。
ということで、2度目の磨きがてら、その噂を検証してみました。
そうそう、いつもの通りですが、マネされる場合は自己責任でお願いします。
そもそも用途外になりますし、残渣でケミカルクラックが…とかあるかもしれません。そういやスチーマーの方では施工後のクラック発生があるとかないとか。
なお、今回使ったのはこちら。

ディート入りなら何でもいいはずですが、セオリー通りのムヒ。
駄菓子菓子、ディート30%の最強版です。ディートが効くってんなら濃い方がいいだろう、ということで。
では早速磨いてみます。
まずはビフォー。

こうしてみると特に何ともない。まぁ少し黄ばんでるかな、というくらい。
ですが斜めから見ると…

黄色いなぁ。表面は艶が無くなりつつあり、触るとキシキシしてる感じです。
で、これをちょっと拭いた後のショップタオルがこちら。

しっかり汚れが取れました。確かに効くようです。
が…

※後から撮った反対側です。車の向きも変わってます。
ライト表面はこの有様。ディートが濃すぎたのか、表面がちょっと溶けすぎです。線傷は「まだ固まらんかなぁ」と爪を当てた跡。
プラモ的に言うと、クリアパーツにシンナーか接着剤垂らしてしまって慌てて拭いたけど…な感じです。リモネン系塗装剥離剤が効きすぎた感が近いか。
やっちまったかと思いつつ、固まるまでしばし待つことにしました。まぁ、ダメなら削ればいいんです。樹脂だもの。(←のんき)
夕方になり日陰もできたので、方向転換して磨き作業です。
狙い通り、待てばある程度固まるようですので、軽く水研ぎして半端に溶けた層を落としてしまいましょう。

水研ぎ完了。線傷も浅いのでいきなり2000番です。あまり苦労せず地金(ポリカですが)が出ました。ここからはコンパウンド。

粗目完了。ちゃんと平滑になっていて一安心。

細目完了。この時点で実用上は問題ないレベルです。

極細完了。写真では細目と違いませんが…かなりきれいになりました。
後はいつもの通りスーパーハードを施工して完成です。

最後に寄った画を。レンズ断面を透かすように見ない限り、かなり新品に近づきました。これでまた2年弱は過ごせるはず。
…以上、ムヒで黄ばみ取りの検証でした。
感想としては、アリじゃないかと思います。というのも、最初に磨いた時の工程は
水研ぎ(400→800→1000→1200→1500→2000)→ピカール→プラスチックポリッシュ→スーパーハード
※うろ覚えです。特にペーパーの番手。
とかなり手間がかかりましたが、今回は
ムヒ→水研ぎ(2000)→コンパウンド(粗目→細目→極細)→スーパーハード
ですから、大幅に省力化と時間短縮ができました。
まぁ下地(黄ばみや荒れ具合)の違いというのも大きいですし、コンパウンドセットを買ったのも一つの効果ですが。
しかし、一度溶かしてしまうというのは、傷消しの意味でも強力に効くんじゃないでしょうか。
プラモ系の経験値が無いと少々リスキーではありますが、初見のインパクトに反してちゃんと効果のある方法、ということがわかりました。
また、普通のディート10%とか12%なら、それだけで丁度いい塩梅になるのかもしれません。
あとは…某ドイツの高圧洗浄機(ケルヒャーとも言う)を買いましたので、駐車場の藻落としをしたいところ。しかし暑すぎる。
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車(コルトプラス) | クルマ
Posted at
2020/08/12 21:56:09
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