2021年01月17日
重ステの原因…意外! それは磁気ッ!
今回の冬、仙台は数年ぶりに雪が多いです。
中心部より気温が1~2℃低く、冬の日当たりが良くない場所に引っ越したため、雪かきが思った以上の負荷…まぁ仕方ない。
ここ一週間程はようやく平年並みに戻り、昨日は駐車場の氷をやっと剥がすことができました。乾いた駐車場が新鮮(笑)
ただ、目の前の道路は相変わらずの圧雪&氷+水なので、スタッドレスでもFRではバックで車庫入れができません。
ということで、今回は久々にパジェロのネタです。写真も無し…
先週末となりましたが、一年点検と一緒に漏れたショックの交換と、パワステの再々点検をしてもらいました。
ショックについては単にフロント左右を交換してもらったというだけですが、なぜか付属のナットがそれぞれ違っていたそうです。
片方は普通のナット、もう片方はセルフロックナット…またいつもの「新品を買うと不良品を引く程度の能力」が発動したようです。
また、それぞれ取り付け時に圧縮した際の重さが違ったそうで。
最初に買った時に自分で縮めた時もそうだった気がしたのですが、こんなもんなんでしょうかねぇ…
モンローって老舗のはずなんだけど、何だかなぁ。
さて、これより本題。パワステのことになります。
昨年のプーリ交換後から約半年間、重ステ状態になっていたわけですが、ようやく決着がつきました。
結果、重ステの原因は「プーリシャフトの着磁」だったそうです。
意外! それはシャフトの着磁ッ!
なんじゃそりゃ、というのが第一印象でしたが、ディーラ曰く「シャフトが磁気を帯びていて、本来浮動するはずの部品が吸着されていたため、ポンプとして機能していなかった」ということ。
分解して脱磁を行った…ということで、部品交換はせずに済みました(シール類は半年前に交換済)。
以上…では終われません。なんで着磁してるとダメなのさ、というところをはっきりさせましょう。
パワステポンプってどんなポンプだっけ? をおさらいしてみましたら、ストーリーが見えてきました。
まず、このパジェロのパワステは油圧式なので、油圧を発生させるポンプがあります。今回の事の発端は、ポンプを回すプーリが錆びていたことによる、他のプーリ共々の交換でした。
パーツカタログから追って行き、図を見てみると中身はベーンポンプと分かりました。MB351257 カートリッジキットがその心臓部になるようです。FIAMMとか、ポンプ付きエアホーンも同じ仕組みだったと思います。
さて、ベーンポンプが機能を果たすには、ベーン(羽根)がシャフトの回転による遠心力でロータから浮き上がり、カムリング内面に沿って回転することが必要です。
このことと、「浮動すべき部品が磁力のせいで…」という報告を併せると…
「シャフトが着磁していたためにベーンがロータに吸い付いてしまい、油圧が(全くorごく僅かしか)発生しなかった」
と推測できます。
問題はそもそも何で着磁したのさ、というところですが…それは不明。自宅保管時も特に磁気の近くに置いたことはありませんでした。
製造~倉庫保管~輸送のどこかでそうなったのでしょう。
今回もまた、車の奥深さにひとつ触れた、ということで締めたいと思います。
半年かかって無事にパワステが復活しましたので、ようやく不調箇所がゼロとなりました。せっかくなので、今年の目標でも立てましょうか。
とりあえず決まっているのは、冬用に使うホイールのDIY再生。今のものはもともと劣化していたものが、昨夏の保管が悪かったせいで一気に腐食を進ませてしまいました。
そんな折に探していたホイールを見つけたので買ったのですが、それもまた中古で色々と手直しが必要です。業者に出せばキレイにできますが、手出しも多くかかりますので、どうせ冬用なら…と、自力でできる範囲でやってみようと思いました。
あとは、夏の茄子あたりで今度こそフェンダーミラー化をやってみたいところ。昨年冬の茄子は、色々と必要になり使ってしまったので。
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Posted at
2021/01/17 22:38:36
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