2022年02月11日
インドネシア風ザグレを作る #8 リアサスの強化と荷台製作
ザグレ製作も8回目の更新となりました。前回が大晦日でしたので、1か月半ほど経ってしまいました。
あと何回で完結するか不明ですが、とりあえず進めていきましょう。
ここまで来たからには進むしかありません。
さて、溶接の練習も兼ねて荷台フレームを鉄で作ることにしたのは良かったのですが、買ってきた材料が太すぎたようです。
この記事は実は事前にメモとして準備していたものを直してアップしているのですが、書いた後から材料を変更せざるを得ないことが分かりました。
タイトルの前半、そもそもは最初に買った材料(鉄角棒)の重量に耐えるべくのリアサス強化だったのですが、板厚がありすぎて溶接がうまくゆかず、結局角パイプに買い直すことになりました。100V溶接機では到底無理な板厚ということに後から気づきました。
ですが最終的に重い車両になることには変わらないので、無駄にはならないはずです。最悪重くしたい時は何か乗せて重くすればよろしい。
ということで、リアサス強化に使う材料はこちら。

1/10 フォードF-350 ハイリフトに付属してきた調整用リーフスプリングです。
もう10年以上前のまだ学生だった頃に、こちらもフルオペで購入したものでした。あれはMFC-02ですね。
ちょっと脱線になりますが、あのF-350の元ネタはジャガーノートなんですよね。
タミヤのモンスタートラック系の中でも今一マイナーな気がするのですが、あれもまた地味にリーフサスだったり、アルミダンパーのほかサスアームにもアルミのOPが用意されていたりと、結構気合の入ったマシンでした。タイヤもクラッドバスターを超える直径が売りだったはずです。
マンモスダンプのベースにもなりましたね。あれも持っていたのですが、偶々初めて買ったサンワプロポとダンプ機構(+1Chユニットといったかな)の相性が悪く、ほぼ未走行で手放してしまいました。
でも21年も経つのに、売った先の某模型店のガラスケースにまだ並んでるんですよねぇ…今高騰してるので買い戻せないかなぁ(笑)
ボディもクラッドバスター系のリアル路線を引き継いで、F-350を載せていました。それがノーマル戻し的な感じ(それでもカスタムカーですけど)で帰ってきたのがハイリフトの方でした。
最初見た時にはそのスケール感やフルオペの出来に驚きましたが、すぐに違和感が…フェンダーがカットされていたんですね。フジミ風に言うとヌキをかけてありました。
元々フェンダーが関係ないくらい車高の上がったジャガーノートでは、原寸に沿ったフェンダーになっていてかっこよかったのですが…
しかしジャガーノートって、生産開始後早々に工場が土砂災害か何かにあってしまい初代が終了、2としてリメイクが出たものの振るわず…という噂を聞いているのですが真偽は如何に。
ハイリフトの方が出た当時はスケール系クローラーが興りつつあった頃と思いますが、それに乗って既存の1.9インチホイール(元々はいすゞミュー用)にCC-01系よりトレッド面の丸い新規タイヤを合わせてきましたので、それに干渉しないようカットしてあったのです(説明書通りのサスセットだとそこまでストロークしないというのは言わない約束で)。
私はどうせハイリフトならと、当時選択肢の少なかった2.2インチタイヤ化にボディリフトもしてしまったので、フェンダーサイズは早速関係なくなりました。
更にはボディを延長してクルーキャブ化したくもなりました。
そこで「ジャガーノートも2が出たし、まだ在庫あるかなぁ」と、敢えてジャガーノート用を指定してスペアボディを買ったのでした。
結果、ルーフ裏の金型傷が一緒でしたので、やはりジャガーノート用ボディの金型改造をしてF-350ハイリフト用にしたようでした。
まぁバッテリ交換に荷台をダンプさせる構造まで一緒ですから、誰の目にも明らかではありましたが(笑)
…ということは、ハイリフトとして出たタンドラとか、リメイクでビス穴の増えたハイラックスのボディもジャガーノートに載るのかなぁ。

その実物がこれです。このボディ色になるまで、完成後に2回塗り替えています。シャーシはグローブライナーを切った余りで延長。
1度目は青メタベースでしたが脱脂不足ではがれが起き、2度目は上側の緑が暗すぎて気に入らず。3度目の正直でキャンディライムグリーンになりました。
足元は当時出たてのRC4WD製クローラセット(Predator Tracks)。いい出来ですが値段も結構です。普段のタイヤはIMEXのG-HAWGを大枚叩いて買いましたね…遠い記憶だなぁ。輸入パーツも扱ってるところが少なくて結構探し回ったっけな。
最近になってタミヤもランドフリーダーやコンバージョンキットでクローラを出してきましたね。あの頃知っていれば飛びついたのに(笑)
以上脱線でした。本線に戻ります。
上記F-350は最終的に所謂Zボックスを自作して2枚リーフにしたので、調整用のリーフが残っているんです。
で、測るまでもなく1/14トラックと同じサイズなので、正直に重ねてしまおうと思います。
<写真>
で、こうなりました。
トラック用は3枚ないし4枚がリベットで固定されているので、ドリルで揉んでばらしてM2ビスで組み直しています。今回はトラニオン部のリーフ強化なので、元は3枚でした。
リーフ2枚分厚さが増しているので、U字ボルトを通すブロックもナット側の方のリブを削っています。そうしないとナイロンナットがナイロン部まで入りません。



組むとこうなります。やっぱり枚数が多い方がスケール感も増します。微妙にずれて見えているリーフが今回増えた分です。
リーフの固定リベットはてっきりアルミかと思いきやスチールで、意外と硬くてバラシが面倒ということもあり、まずはこの状態で負荷をかけると…OKでした。側板+αが載ってもちょっと沈むくらいになるかな、といった感じ。
これでもダメなら、残りの2枚ずつを3軸目に入れてしまいます。なお、3軸目はリア1軸のトラクタ用なのでもとから4枚リーフでした。でもシャックルの位置的にサスとしてはあまり硬くありません。
そして荷台のほうですが、初めに書いた通り最初に買った材料では溶接機側の能力不足ということが分かり、急遽新たに材料を調達しました。
改めて使うのはt1.2mmの11mm角パイプ。横根太・側面の柵とも同じですが、本当は側面用は長方形断面のが良かった…でも無かったので仕方ありません。
結果ですが、とりあえず何とかできました。
まだまだ失敗も多いですが、狙い通り溶接の良い練習となりました。隅肉溶接は失敗率がそこそこ高い状態ですが、突き合わせはほぼいい感じにできるようになりました。
上手くいかなかった箇所も結局塗装前に削ってしまうので、しっかり溶け込んでいればそれで良しとしました。
仕上がりの綺麗さよりもガッチリ止めることが大事、と某ミッドナイトでも言われていましたね(まずはまともな腕になるのが前提ですが)。
コの字型に組んだ部材は数が揃いましたので、次は歪みの修正とサブフレームへのビス穴開け、そして取り付けです。



そしてこれが本日の姿。いよいよもって作業にカロセリっぽさが出てきましたよbosku。
側面写真が無いので分かりにくいですが、コの字フレームのピッチは55mmが基本で、フェンダーに相当する箇所はタイヤの前後のちょうどいい感じの箇所、と適当に決めました。
とりあえずコの字フレームは捩じれ方向の歪みと開き具合の差だけ修正して、横から見た垂直は通し材の溶接時に合わせてしまいます。
荷台上端の通し材は、試しの乗せただけ。しかしながら、作ったフレームが意外と寸法が揃っていていい感じです。
下の写真は、横根太とサブフレームのビス穴をずらしてるよの図。
この辺のビス穴は全てタップを切ってありますが、普通のアルミで板厚もあまりないので、いくつかは失敗しています。そこは最終的にナット止めになります。
この先は、上端で各部材を連結する通しの梁を溶接して、板を貼るか貼らないかの段階で塗装…というステップを考えています。
溶接で作った部材を止める30か所の開口&タップ切りのために電動ドリル対応のタップを買いましたが、後からドリル一体型だと判明して作業がはかどりました。
工数の多い面倒なところはひとまず終わりましたが、ここからも焦らずにじっくり進めましょう…
Pelan-pelan saja(ゆっくりでいいからさ)ということで。
…でも夏前には形にしたいなぁ。
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Posted at
2022/02/11 22:57:51
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