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2024年07月15日

「扇風機安全宣言」三菱電機 電子コンパック R30-SX2 昭和44年

久々の扇風機レストアです。
商館時計に嵌って以来、車の乗り換えに新PC製作と続いており、扇風機から離れておりました。
最近、時計は何やら値上がりしてしまい、好みのものが中々入手できずにいます。
手に入ったと思ったら天真折れ個体を連続で引いてしまい、一時期の燃えていたやる気が落ち着きました(良くも悪くも)。

と言う訳で、今こそ扇風機。
思えばプラモデルとR/Cカーに並ぶかそれ以上の長い期間続けてきた趣味です。
レストアの技術から製品の知識まで、自力で身に着けた部分が大きいという意味でも愛着は一入。
原点回帰ではありませんが、久々にネタができたので行ってみましょう。

※なお、思いのほか写真が多くなりました。長いです。


さて、今回のレストアベースはこちら。





三菱電機 電子コンパックシリーズの2作目、R30-SX2です。
以前ご紹介しました「同じ型なのにボタンの種類がいくつもある」という謎を抱えた機種で、こちらは独立タッチスイッチのタイプ。
後述の資料に倣えば「風速選択式」となり、初代SX他は「風速順送式」となります。

ちょっと珍しいピンクのファンが個性的。
外観上劣化しやすいポイントがいくつかある機種ですが、全体的にそこそこのコンディションのようです。
不動品として購入しました。



そしてこちら。当時のパンフレットが手に入りました。
発行は1969年(昭和44年)と、正にこの機種がデビューした時。
「扇風機として初めて安全宣言を出した」として、安全性を前面にアピールする内容です。
まずはこちらのご紹介から参りましょう。



見開きです。端から2回畳む4ページ(裏表8ページ)構成のパンフです。

左の写真と右のスペースエイジなイラストは、どちらもこの年のフラグシップである本機、R30-SX2。
今回レストアする個体と同じ、風速選択式タッチスイッチの四角タイプになっています。
色々とタイプのある本機でも、この形のスイッチが初期型(若しくはメインタイプ)であると分かります。

左のページには3点の安全性アピールが書かれています。
電子コンパックシリーズは初代SXだけが金属筐体で、このSX2以降はフルモデルチェンジしているのですが、プラスチック化による軽量化・低コスト化以外にも「安全性向上」が一つのテーマだったのでしょう。
各ポイントとしては…

1.電子スイッチに「固定」ポジションを設け、誤操作や誤作動による事故を防止
2.前後とも72分割の隙間ないファンガードとして、どこからも指の入らない構造を採用
3.首振り機構もカバーする密閉設計により、子供の事故を防止

となっています。
確かに、初代SX以外の電子コンパックには「作動・固定」というスライドスイッチ兼エンブレム(一部機種は電子スイッチを兼ねています)が付いており、その役割が今一つ分かりかねていました。
ただ「タッチ式だから誤操作防止かな」と言う程度の認識で居たところ、半分は正解だったようです。



右ページの説明文です。
「風速選択式」と「風速順送式」という言葉が出てきました。
電子スイッチのタイプ別の呼び名で読んで字の如くですが、風速ごと(OFF含む)にタッチスイッチがあるのが選択式、タッチスイッチが1個で触れるごとにシーケンシャル切り替えになるのが順送式です。

選択式はこのSX2から採用になったタイプで、順送式も好評継続とあります。
これは中のページにある機種一覧に載っていますが、同期であるR30-X10が順送式です。
インジケータが首に設置されており、基台には固定ポジション付きの電子スイッチだけが見えているシンプルデザインで、動作はシーケンシャル(順送式)となります。
なお、R30-X系は高級ラインとしてそれ以前から多くの機種が出ていますが、電子スイッチを採用したのはX10のみで、次のX11では機械式に戻っています。

また、超微風を採用という点もアピールされていますね。
三菱に限らず電子制御が盛んに取り入れられた当時、「超微風」や「超低速」、逆に「超高速」といった風速レンジ搭載が流行しました。
微風系は主に就寝時の利用を想定したもので、以前レストアした三洋電機 EF-6EZ等には常夜灯が装備されていました。
本機ではそもそも風速ランプが点灯しますので、別途常夜灯を付ける必要はなかったのでしょう。



内面の機種一覧より。
二つ名は「超高級お座敷扇」。
家庭の冷房の主役が扇風機だった時代を感じます。



こちらはその他の特長を載せたページですが、個人的に最も面白いと感じたのがここでした。



まず、「お好み羽根」と称して7色のファンカラーが選択できた事。
確かにファンのみの未使用品でお好み羽根と書かれたパッケージを見た事がありました。
「自由に取り換えられます」という表現からしても、アクセサリとしてファンが単体販売されていたという事でしょうか。
簡単に分解組立可能なコンパックシリーズの特長を生かした展開と言えるでしょう。

今回のピンクもレアカラーだと思いますが、私は右下の「若葉」を見た記憶がありません。
もしかすると「グリーン」や「ライトグリーン」と見間違えているのかもしれませんが…
いずれにせよ緑系が3色もあったなんて知りませんでした。

現在は一応、左側の4色と緑系のどれかは持っている状態です。
お好み羽根は同時期の30cm羽根の機種で展開されていましたので、電子コンパックに限らず探すと意外と集まるかもしれませんね。

そして興味深いのは2段目の「3大基本特長」、中でも3番の自動給油装置です。
各社が挙ってオイルレスメタル軸受けを採用し始めた時代で、三菱も当然追随しました。
5万時間の無給油テスト済とあり、1日10時間使用でも40年の耐久を謳っています。
これが現実での時間経過を以て良悪両方で証明されており、今回扱う個体もとりあえず異音や抵抗感なく回転はします。
シビアコンディションでの40年計算なので、55年経過した現在でも性能は健在という事でしょう。
一方、三洋EF-6EZに端を発する火災事例では、丁度この時期の各社扇風機が危険視されています。
それぞれ工夫を凝らした潤滑機構を持っていましたが、正に「40年」が経過した辺りに多発した事故で、本当に設計寿命を全うした形となりますね…
なので、これから先も使いたいのならば、軸受けの人生2週目に向けた給油が必要なのです。

下段には最初に触れた、選択式と順送式の各電子スイッチが説明されています。
選択式は便利であり、順送式は「電子スイッチらしさ」を売りにしています。

その隣の「電子安全装置」は上記の固定ポジションの事で、チャイルドロックとして使うのが主目的のようですね。
また別個体の本体同梱説明書(写真が無くてスミマセン)には、湿度の高い時に誤作動する場合があるとの事で、その時にも使えるかと思います。
動作状態で固定ポジションとすると、その風速を維持したままタッチ操作を受け付けなくなる機能も持っています。
車で言う手動クルーズコントロールみたいな感じ。

リモコンについては、超微風と共に就寝時の利用を想定しています。
これは全機種順送式です。
SX2以降のリモコンはケーブルが一体となっており、SX2系基台では首振り切り替えノブ・タイマノブの入っている部分に格納されています。
手前の電子スイッチスペースに収納を設け、Φ3.5ジャックで脱着式となったモデルもあります。
詳細は後程触れたいかと。

それではレストアに入りましょう。






今回の課題となるのはここ。モートルカバーでしょう。
この個体はまだマシな方ながら、正面から見て右側が劣化しています。
爪で引っ掻いただけで粉になって崩れる状態…何とかしないといけません。
SX2以降のコンパックで弱点となるのが、こことネックピースのプラ割れとなります。

後は外観上傷が目立ちやすい金属パネル部分や、コード巻取り時にオリジナルプラグ以外では本体に収まりにくい点でしょうか。
断線防止構造が取られる以前の一体成型タイプなので、プラグが替えてある個体が多いです。
この個体も例に漏れず、オリジナルプラグ付け根の断線による不動でした。
残念。できるだけ違和感の無いプラグに交換しましょう。

カバー補修でネックとなるのがこの素材で、恐らくはPP。
柔軟性のあるタイプのプラスチック故、パテや普通の塗装ではうまく密着してくれません。
劣化したPPの補修には、バンパーパテやUVレジンが使えるという情報がありましたので、表面を少々削ってレジンで固める方法を試したいと思います。
その上から塗装で仕上げられればと。

レジンも結局エポパテの仲間と考えれば、本来PPに適さないのは同じながら、表面の荒れ具合や亀裂が味方してくれるかもしれません。
ちょうど手を組むように、含侵みたくなれば…FRPのグラスファイバーとエポキシ樹脂みたいな関係で。

車の黒樹脂復活でお馴染みの「炙り」もありましたが、こちらは表面に艶が必要なので適さないでしょう。
然して厚い部分でもないので、下手をすれば変形させてしまいますし。
ここが上手く行ってくれないと他が徒労と化しますので…先に手を付けてしまいましょう。
一方、成功すれば他の個体のレストアにも光が差します。





とりあえず洗いました。
汚れていては何もできません。



からのペーパー掛け。
含侵を期待するにしても、ある程度荒らした方が良さそうなので。
後は塗った分厚みが増すため、その分を減らしておく意味もあります。
今から面出しが面倒な予感…

レジンを塗らない方も軽く削りましたが、320番は粗過ぎたようです。
PPが毛羽立ってしまいました。
サフ工程で埋めて&削ってしまいましょう。



近所の100均にてUV・LEDレジンが売っていました。
それをテストで塗ってみたところです。
盛り上げられるハードタイプしかなかったところ、加熱すれば粘度が下がるとの事でやってみました。
樹脂なのにかなり熱しても焦げず、オイル的に粘度が下がります。
そして一緒に買ってきたUVLEDを当てれば3分ほどで固まる。
そういう物と分かっていても、長年プラスチック系の樹脂ばかり扱ってきた身としては新鮮な感覚。



上記テストが中々良好で、剥がれる感じもありませんでしたので本塗り。
梅雨入りしていますので、土曜日に晴れたタイミングでやってしまいました。
太陽光でも硬化するとの事なので、広い面積を一気に仕上げられます。
じっくり時間をかけて塗れるのに直射日光で迅速に硬化。面白い特性です。



簡易的な加熱装置(笑)
こうすれば熱して塗ってを繰り返さず、塗りに集中できます。
なお、筆などはクレオスのシンナーで洗えました。

その後はざっくり面を出してからサフを厚めに塗り、パテ代わりとしつつ水研ぎで更に面出し。
元々密着の良くない素材と分かっているので、乗せる物をなるべく薄くしたかったのです。
そのためパテは使わず、少し考えてサフも最初から白を使いました。
写真は忘れました。撮っておけば良かったな…

サフはグレーの方が凹凸が目立つので作業性は良いです。
しかし上塗りも白なので、白サフを結局は塗らないといけません。
なので余計な塗装が一層増えるなら…と、白オンリーで進めた次第。
パテを使わなかったのも同様の理由から。
後はラッカーパテは痩せますし、ポリパテを使う程の凹凸は無いので…

そして嬉しかったのは、使ったUVレジンが良い具合に削りやすかった事。
400番水研ぎでサクサクと削れます。
PP等と違ってしっかり粉になって落ちてくれるので、毛羽立って残る事も無し。
プラリペアの別バージョン的に色々と応用できそう。
良い時代になったものです。
…って書くと年寄り臭いな。一応は昭和生まれだけども。

ここまで来てやっと塗装。
一口に白と言っても様々ある中、「ちょっと黄ばんだプラスチック」の色味を出すため、トヨタの045ホワイトを選択。
最初に思い付いたのはホンダのチャンピオンシップホワイトでしたが、店頭で扱いが無くその場で色見本を見て決定。
結果、良い感じです。
車用を使えば塗膜も丈夫でしょうから、実用にも耐えてくれるはず。

結果は最後の方で。



カバー再生が無事完了したので、やっと本体の方に移れます。
まずはモートル周りの分解から。



コンデンサ容量を見るためにそこのホコリを取ったくらいですが、汚れていませんね。
この頃の三菱は、モートルの引き出し線を付け根から外せるので整備性が良いです。
テープで線の場所をマークしつつハンダを取ります。



一方で複雑なのが首振り機構。
初代SXと同じ2本アーム構成&スリップクラッチ付きカム。



それらを外すとモートル単体で分離。



残ったアーム類。
こちらの清掃は後程。



モートル開けました。
開放型ながらホコリは本当に少ない。
外装がそれなりに傷アリなので、てっきり使い込まれたかと思えば意外。



やって参りましたギアボックス清掃のお時間。
とはいえこの年代はグリスの量も少なく、内面が平滑なので清掃しやすい方です。
ただ、グリスの劣化具合がこんな感じなので、意外と粘度が低い&臭いがそこそこキツイのがネック。



アームも結局一緒にやる事に。



奇麗になりました。



本体へ戻り、今度はネックピースの分解へ。
この年代の三菱の場合、ここの分解は要注意です。



ステンレスの蓋を取ったところ。ドライバで押さえていないとスプリングで飛んで行ってしまいます。
なので分解・組み立てとも油断できない箇所です。



更にパーツを取るとこう。
スプリングが2本入っています。



お次はネックピースの軸受けとの分離。
ピンはビスではなくスプラインを切った圧入なので、プレスでピンを抜きます。
こんな事を個人でやってるのって…というちょっとした自慢。
コマは中華ドライバセットのボックスレンチ。



油を落とすとこのくらい奇麗。
一部はロウのように固まっていました。

ちょっと脱線しますが、30cmお座敷扇タイプの電子コンパックは初代SXとそれ以降の2世代構成かと思いきや、第2世代はSX2~SX4・SF・SF5・X10であり、SX5・SF6及び一代限りだったFBが第3世代となっています(漏れがあるかもしれません)。
発売年と照らし合わせて見えた事実でしたが、コンセプトと基本設計はほぼ同じながら、細部の共通部品が異なっているのです。

主な違いはと言うと、1969年からの第2世代(SX2~4・SF・X10系)はネックピースがダイキャスト製で、1971年からの第3世代(SX5・FB・SF6)はプラ製となっています。
また、リア側ファンガードの持ち運びハンドルが第3世代ではガード一体化となり、定番のコの字型針金ハンドルは廃止になっています。
後はフロントガーニッシュがメッキ+透明プラの2重構造で豪華になった代わり、ファンのスピンナーがメッキからグレーのプラ素地になった程度でしょうか。
モートルカバーを始めとする部分は初代SX以外共通なので、基台のデザイン変遷等に注目すると見逃してしまう箇所となります。

しかしここの樹脂化がウィークポイントにもなっており、プラ製部品に負荷をかけるので当然割れやすくなります。
ちょうどこの頃から仰角調整にスプリングが入るようになり、ネックピース内には強いテンションがかかり続けるからです。
モートル本体・ケース共に軽くなった事で、そのままではファンとファンガードの重さに負けて俯いてしまうのがスプリング採用の理由です。

そのため今日現存している電子コンパックにおいては、SX2以降のPP製モートルカバーの劣化と共に、プラ製ネックピースが割れている個体が散見されます。
この現状からしても、部品の樹脂化に伴う耐用年数(設計上の寿命とは別として)の短縮が分かりますね。
以前も書いた通り、ほぼ全体が金属製の初代SXが最も長寿命となる可能性が高いでしょう。









基台の方へ入っていきます。
外装再生のメインはメッキ部の点錆落とし。
ひとまず分解していきます。



裏蓋開けました。
コードリールがあるため、電源線のハンダを取らないと分離できません。



分離完了。
まずは左下の回路を外し、風速インジケータの汚れを落とします。



OFFの黒いインサートだけ傾いていたのが気になっていたら、付け根が曲がっていました。
ちょうどステッピングリレーのコイルの真上に位置する為、熱で次第に曲がったと思われます。



こんな感じで良いでしょう。
炙って曲げ直しました。



分解中に気づいた事…この基台、プラ製ですが塗装仕上げです。
道理で黄ばみが出ていない訳だ。



錆落とし対象のメッキパーツ達。
ファンガードのエンブレムは銅箔なしのメッキなので洗うだけとします。



大分バラせました。
なお…



SX2以降の機種でよくあるのが、この飾りプレートの剥がれ。
引っ掛けやすい構造なので、このように一部浮いて曲がってしまうのが多いのです。
一旦全て剥がそうとしたところ強力に貼り付いてたため、脱脂して両面テープで貼り直しました。
曲がっている辺りを鈑金(風)ハンマで叩いて延ばしたつもり…上手く行っていると良いんですが。



諸々洗浄が終わり、組み立てに入りました。
ネックピース内部も綺麗に。
この後、やはりスプリングを飛ばしてしまいました…



無事収まりました。





モートル組みつけ。
首振りアームが2本のため順番に気を使います。
下から見上げるとカッコいいメカっぽさ。



配線も完了。
コンデンサは初代SXの時と同様にギアボックス上へ配置。
純正位置では収まらないサイズのためです。





塗装の磨きまで済んだカバーは、ほとんどオリジナルと変わらない質感に仕上がりました。
モートルカバーだけやたら奇麗でも変なので、手間を惜しむ意味でもザックリ仕上げです。
少々面を出し切れていませんが、実は元の成型自体も波打っていたりするので、ある意味リアルだったりします。
元のガサガサが嘘のように蘇りました。
これは良い方法に出会いました。



こちらは電源プラグ。
リンゴマークの端末よろしく付け根で断線していたため、良さげなものと交換しています。
色が合っているだけでなく…



ちゃんと収納スペースに収まるサイズ。
本体より古い世代の組み立てプラグだとギリギリ入るのがあるみたいです。



ファンは元々綺麗だったのでアフターのみ。
一応さらっとワックス入りコンパウンドで磨きました。



作業前に錆落としと洗浄をしておいたガードを組めば完成。
モートルカバーの再生に時間がかかったので、結構な長丁場になりました。



伸縮機構付近もバリっとしました。
電子コンパックのマークも輝きを取り戻しました。





スイッチの寄り。
天面の飾りプレートがそこそこ傷んでいるので、あまりきれいになった感がしないのが残念。
これは元のコンディション次第。スイッチ違いのバリエーションを集める上では仕方ありません。



有線リモコンと首振り・タイマノブは右側を開けた中に入っています。
勿論ここも清掃済。







各風速のインジケータ点灯。
SX2以降の電子コンパックは信号機カラーです。

風速選択式の電子スイッチでは、停止から強風や超微風からオフなどいくつかのレンジを飛ばす操作もワンタッチですが、リレーはシーケンシャルに動きますのでダダダッと一気に切り替わります。
その間に指を離してしまうと途中で動作が止まり、意図しないレンジに止まってしまう事もしばしば。
なのでタッチと言うよりも長押しが必要になるシーンも多々あり、癖を知っていないと不具合と勘違いしてしまいそうです。

その点、順送式は素直に一段ずつの操作なので、希望のレンジに至るまでタッチする必要はありますがシンプルでもあります。



メッキ+クリアパーツの豪華なエンブレム。
スピンナーのメッキが背後に透けて見える粋なデザインです。
でも…この部分だけは蒸着1層の薄いメッキなのが不思議。
故に錆落としが使えません。
どれだけ綺麗な個体を引くかが肝です。



最後はパンフのイラストと同じカットにて。




という事で、今回も無事レストア完了できました。
モートルカバーの再生に始まり、書いていない部分でちょいちょいお試し要素を入れてみましたが、また経験値を積めた1台になったと思います。
そして…ここ1か月で茄子を消費して色々買い込んでしまったので、次に何を直すかが迷うところ。
これから来るスタンドファンか、それとも初のスタンドタイプの電子コンパックか。
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Posted at 2024/07/15 23:28:05

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この記事へのコメント

2024年7月29日 19:34
同じ機種を持ってます!とても参考になりました。
コメントへの返答
2024年7月29日 21:20
コメントありがとうございます。

これからも戦前~昭和40年代の扇風機ネタは続くと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

プロフィール

「仕上げ進行中 vol.2 http://cvw.jp/b/2115746/48592454/
何シテル?   08/10 22:31
菊菱工廠と申します。 「工廠」なんて言いましても、車いじりは飽くまで素人。 電装系なら結構自前でこなします。 ちょっとした金具作りなんかも。 ナ...
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