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菊菱工廠のブログ一覧

2024年10月06日 イイね!

修理のついでに。北米仕様フェンダーモール取り付け他、細々と作業

約5か月振りとなりますエクリプスクロスの更新。
久々に姿の変わる内容となりました。
2期(後期)型用北米純正フェンダーモールへの交換となりますが、運良く…と言うより怪我の功名?な感じ。

先日、家族から携帯にメッセージがあり、見てみると「車擦った」旨の内容。
写真を送ってもらえば、左フロントフェンダーのモールをザリッと…



これは改めて撮ったもの。
本人は意気消沈。まぁそうでしょう…
単なる自損で済んだのが幸運です。

惜しくも若干バンパまで行っていましたが、大部分の傷は未塗装モール部。
それはちょうど北米仕様に変えようと思っていたところ。
しかし他に予算を割いてしまい、今までやらずに延びていた件でした。

もしかして自分、この事を感じ取っていたのでは?
とかスピリチュアルな方面は置いておくとして、まずは早速タッチアップ。



モールもケバ立ちを取ってコーティング剤で胡麻化して、パッと見は目立たなくなりました。

続いて、1年前にもらっていた見積もりを元にシグマスピードさんへ連絡。
すると在庫ありとの事で、1週間かからずにゲット。
納期1か月ってあったし、てっきりそうなんだと思っていましたが…これはラッキー。
しかも、10月1日の部品価格改定前に滑り込みできました。



こちら。
巨大な段ボールで到着。



中身はモールとサイドリフレクタ。
と…何だろう。



仮組み。
「何だろう」はリア側下端のカバーでした。
…これ、国内仕様は一体成型なんですけど…何故分けたし。



という事でやってきた週末。
まずは外しから…と思いきや、いきなりワッシャがスプラッシュガードにめり込んでる。
擦った時にこうなったのでしょうか。ドライバでコジて事無き。



こんなに土が溜まってました。



納車時(試乗車時代)からエクステンションが付いているので、先に外して洗いました。
あれこれしてる間に乾いておくれ。



外れました。
白ボケはさておき、違いはシンプルにリフレクタの有無です。



何故分けたし(2回目)。
裏手のクリップ取り付け部が立ち上がった形なので、その成型をモール一体とするか、ステーを溶着するかで分けたようです。
開発時期の僅かな違いとかでしょうか…



モールの居なくなった貴重な姿。
軽く掃除していざ取り付け。



…の前に、リフレクタの裏にどう見てもビス穴があったので、急遽手持ちのタッピングを打ちました。
5×12でサイズはOK、欲を言えばSUSか黒染めが良いのでしょうけれど…



ここで疑問発生。
バンパの穴にクリップが入っていかない。
見るとビス(写真では一旦外してます)とリフレクタ上下のボスが当たってます。
このボス、やたら長いって事は…



焼き潰しせよと申すか。
コテライザーが久々にコテとして活躍しました。



で、ビスも当たるためバンパに開口。
ドリルを取りに戻るのが面倒なので、こちらも溶かして開けました。

それにしても、爪+ビス+焼き潰しとは、随分と入念に固定する構造です。
もしかしてビスは要らなかったり…?



無事はまりました。
後期用ながら違和感無しですね。
前期北米仕様は、本当ならヘッドライト側面のリフレクタがアンバーになります。

うちの個体はリアガーニッシュもイタズラの修理で変えていて、色違いで後期風仕上げにしています。
なのでそちらも含めれば…存在しない「北米向け中期型」はこんな感じかな? という仕上がりです。
段々とさり気ない弄りが存在感を出してきました。



右は駐車場の向き的に日が当たるので、左より白化が進んでます。
同様の手順で交換して完了です。
こっちはこっちで、バンパ付近のボルト止め用タブを千切ってしまっていたので、その補修にもなりました。


ここからは先週の内容ですが、せっかくなのでご紹介。
ワイパーカウルの白化が酷かったので、いつかやろうと思っていたスーパーハードを施工しました。



ビフォー。
もう2回も炙っていて、そのムラも相まって見れたもんじゃない。



このまま塗っても変わらないので、3度目の炙り決行。
向かって奥が炙った後。



それからスーパーハードを塗って、5分ほど置いてから乾拭きして終わり。
久々だし下地もイマイチだしで仕上がりはそこそこ…
最初に乾拭きしたタオルは繊維出まくりでやり直したし。
とはいえ真っ白けよりは格段に良い。

塗り方のコツもある訳ですが、施工にあたって一番のハードルは「塗った後は一週間濡らさない」という条件。
実は24時間くらいで大体問題ないくらいには固まるものの、説明通りだと一週間は乾燥させないといけません。
なのでスコールの多かった今年は天気が読めず、尚の事やれずにおりました。



そしてこれ。
ふと気づけば、運転席スカッフプレートの縁ゴムがテロンと。



接着。
これをやるにも天気が悪いと無理なので、延び延びになっていました。

更なるついでに窓の水垢落としと撥水コートもして、久々に車を弄ったなぁと実感したのでした。
…サバーバンの出来上がりが楽しみで仕方ない。
Posted at 2024/10/06 22:06:54 | コメント(0) | トラックバック(0) | 車(エクリプスクロス) | クルマ
2024年09月29日 イイね!

遂に鈑金へ…ミッション整備とルーフマーカ、外し部品諸々

約3か月ぶりとなりましたサバーバンの更新。
元より「納車まで1年くらい待てる?」という条件でOKしているので焦ってはいないものの、やはり楽しみなのは事実。
ショップ社長よりご連絡を頂けるとテンションが上がります。

そしてこの度、遂に鈑金屋さんへと旅立ったとの事…
数か月後(?)には見違えて帰ってくる事でしょう。

そのため、昨日は鈑金準備で外したパーツの引き取りに行ってきました。
その際には「色々調べてもらったし、やる事はやるので大丈夫(交換に使うパーツ関連を結構調べて連絡していました)」「後は鈑金屋さんの都合で、来年のいつから乗れるか次第」と頼もしいお言葉も頂きました。

鈑金屋さんはどこも忙しく、特に手間暇のかかるレストア級の修理や旧車・外車は敬遠されがち。
聞いてはいましたがやはり事実のようです。
それでも受けて頂いたのは有難い限りですね。

なので今回の内容は、事前準備のミッション関係整備とルーフマーカの比較。
そして引き取りパーツの再生取り掛かりとなります。



まずはお送り頂いた写真から。
ミッションのパン(フルード入り)です。

89年型V2500のATは、3速のターボ・ハイドラマチック400(TH400)。
純正パンはドレンが無いため、フルード交換には取り外す必要があるんだとか。
まぁエンジンオイルやMTミッションと違って頻繁に交換するものでもないですし、それで良いんでしょう。

なお、GMのシャーシ・ミッション判別資料を見ると、パンの形とモジュレータの位置・有無から型式を見分ける方法が書いてあります。
VINコードにはエンジンコードしか含まれておらず、ミッションはそこから追えないのです。

このTH400は耐久性に定評があり、ハンヴィー/ハマーH1の一部にも採用されています。
高耐久に加えてギア比も絶妙らしく、ドラッグレースマシンにも使われるとか(世代やタイプが多々あるようで、全てではないと思いますが)。
登場は1964年(初採用はキャデラック)と、このサバーバンが新車だった89年当時でも25年の実績を積んでいます。
ついでに言うと350エンジンも67年型カマロでデビューしているので、共に信頼性に重きを置いた組み合わせなのだとわかります。
流石トラックベース、それもヘビーデューティグレードなだけはある。

また、シボレーを初めとするGM系の他にも、ジャガー/デイムラーやロールスロイス、フェラーリまで使われたそうです。
フェラーリについては車名が「400 Automatic」という…TH400の話題には少々ややこしいものでした。
そして我が国の誇るプリンスロイヤルにも。

これら車種が共通して求めたのは「ハイパワーエンジンや高負荷に使える高信頼のAT」という事。
当時はまだ大きな入力に対応できるATミッションが少なく、その中でも実績のあったのがTH400となります。

ならば頑丈さ一辺倒でフィールがイマイチなのかと言えば、実はそうでもないらしい。
高級車に採用された例からも分かる通り、トラッドな大排気量でトルクバンドの広いエンジンと相性が良いとの事です。
3速で1レンジの担う速度・負荷範囲が大きい事がマイナスとならず、現代の多段ATにも劣らないスムーズな加速をするとか…
これは乗るのが益々楽しみになってきます。



ガスケットと共に奇麗になりました。
裏面になりますが、「Hydra-matic DIV OF GMC」のプレスが確認できます。
純正オイルパンです。

なおこれもアフターパーツが多く、ドレン付きや容量を増やしたディープパン、逆に薄くしたロープロタイプ、放熱を考えたフィン付きアルミ製に、ドレスアップ性の高いクローム仕様等々。
用途別にこれだけ用意されている事も、需要の大きさを知る一端になりそうです。
勿論、補修関係もパーツ供給という点では心配無用なようです。



こちらはミッション側。
普段見る事できないATの内部です。
フルードと共にフィルタも交換との事。





ところ変わってルーフマーカの新旧へ。
レンズカットは異なるものの、同形状で交換して頂きます。

この形はOBS世代のもので、本来のスクエアボディ世代用は手乗せ式回転灯(捜査用覆面パトカーの奴とか故障表示灯とか)みたいな形です。
ですが固定ビスの穴が既にルーフにあるので、追加の加工が要らないのは大きい。
後はスッキリした見た目のため、オリジナルに拘らなければ、寧ろこっちの方がカッコいいまである。
要は好みの問題。

取り付けについてはボディ補修とオールペンが仕上がってから。
配線は既に来ていますから、その用意も不要。
しかし元の方はかなり割れていますね…シーリング材の跡もある。

ちなみに…ここ最近オフロード系SUVで流行っているルーフマーカですが、元ネタは勿論こちらとなります。
北米の法規で、全巾2mを超える車両に装備が義務付けられているとか。
なのでサバーバンにもオプション設定がありました(この車両については後付けのようです)。
ハマーなど、ワイドフェンダー無しで規定に達する車種は最初からデザインに入っています。

また「デューリーマーカ」という別名もある通り、リアがダブルタイヤとなるデューリーのピックアップなら必ず付いている筈のもの。
そして当然、ビッグリグとして知られる大型トラックも同様。
キャンピングトレーラにも付いていたりします。

また、リアにも同様のマーカが付き、そちらは赤と規定されているようですね。
これもこの個体には付けられていますが、純正設定はピックアップの方にしか無かったのでカスタムでしょう。



ウインドウフィルム撤去完了の写真ですが、リアのマーカも写っています。
これ、レンズ一体の非分解式で、オリジナルの電球式だと切れたらレンズごと交換になります。
そのため脱着が簡単な仕組みという…ちょっと勿体ないというか贅沢というか、アメリカンな造りですね。



後は純正サイドモールも引き取ってきました。
写真は重ね付けになる「2500」のエンブレム。
本当はエンブレム共々交換後に廃棄してもらう予定でしたが、このエンブレムの正しい位置を測るのに必要と気づいたので。

これ、型番前後賞で両面テープ式とダボ式があるらしく、モールに重ねて付けるこちらは後者。
「15551235」がこれの型番です。
なのでモールに開口が必要となり、どうせ純正があるならテンプレートとして持っておこうと思いつきました。

また確認すると、モール側は単なる穴ではなく金具入りでした(写真忘れ)。
成程、ダボに引っ掛かりを持たせる事で固定している仕組みです。
両面テープはエンブレム裏面中央に補助的に付くのみ。

交換用のモールはリプロ品が広く売っていて、89年のサバーバンだと次のOBS世代と同じモールになるようです。
プリカットの製品もあるようですが、エンブレム用の穴は開いていません(多分)ので、その時役に立つはず…
仕上がってくるまでの宿題としましょう。
以前引き取ったデフレクタも洗ったキリなので、そろそろ手を付けないと。



最後はこれ。
テールゲートの内張り。
ショップ社長が「もしかしてDIY補修するかもと思って」と外しておいてくださいました。
エクリプスクロスのリアシートを倒して縦に積んだらぴったり。
その様子を見て社長が一言…

「これが横向きに付いてるって、改めて考えると(サバーバンは)大きいな…」

仰る通りで。
立てると小さいドア位(まぁテールゲートなんですけど)はある一枚板ですから。
しかし自分も同じ感想ながら、根源がほぼ真逆だろう事が面白い。

自分:「国産車に慣れていると、アメ車のパーツはやっぱり大きい」
社長:「アメ車を扱うのが日常だから、改めて国産車と比べると大きい」

言葉遊び(?)はさておき、以前投稿の通りスピーカ穴が開けられているので、これを何とかします。
まずは交換確実なカーペットを剥がします。



一瞬。
35年も経っている接着剤なので、ベリベリと簡単に剥がれました。
ただ…この残りが大変そう…



スクレーパで地道に削って半分まで来ました。
予想通り大変。



剥がしたモノ。
掃除機で吸ったら詰まりました(笑)
この面にもシボ加工があるって事は、ベースグレードだと生地を貼らないのかもしれません。

その後、合計1時間くらい? かけてザックリ完了。
これでやっと、室内に持ち込むべく洗浄に移れます。



裏面が結構煤けているので洗いたかった。



寄ると猶更。
この車は内張との間にスクリーン(ビニール)がありませんので、余計に汚れるんでしょう。
故に、パジェロの集成材ボードみたく湿気る素材は使われていません。
日米の設計思想の違いですね。



はいスッキリ。
素材はPPとありましたので、穴埋めの板をどう固定するかが工夫のしどころでしょう。
リブと装着状態の写真を見るに、真裏にテールゲートのビーム(リーンホースメント)が来るようです。
なので、リブと同じ高さになるよう裏打ちの板を付けて、丸穴は元と同じ板厚のモノで埋める…が正解かと。
後は汎用の車内用カーペットでも貼れば良いでしょう。



という事で、今回は以上です。
車本体の次回ネタは、もしかすると年を越すかもしれません。
鈑金屋さんのご都合次第ですので…
その分、先にパーツの準備やレストアを進めるとしましょう。
Posted at 2024/09/29 21:04:13 | コメント(0) | トラックバック(0) | 車(サバーバン) | クルマ
2024年09月23日 イイね!

密かなダブルネーム レッツ商会 商館時計 「天賞堂」明治23年頃

今回の時計は普段と違い、ライトな手入れで済んでいる個体です。
本格的な分解は数年後…オーバホールの時期になってのお楽しみ。
そんな一個です。





いつも出すような定番の外見ですが、裏面の摩耗も無く綺麗です。
そして現状でとても調子が良く、近年に整備を受けていると思われます。





レッツ商会の「三日月に蜻蛉」。
明治30年3月12日に商標として出願・同年5月13日登録となっています。
三日月が上側に来るのが正しい向きなのでしょうか…
時計本体とは逆になっています。





機械がこちら。
まず気になった残念ポイントは緩急針の針折れ。
ただ、これは先日のファブルブラント商会の個体で経験済みです。
またジャンクから拾ってきて補修すれば良いでしょう。

ではなぜそんな個体を買ったのかと言うと…



ちょっと先の写真になりますが、これがあったから。
銀座天賞堂の刻印です。
鉄道模型でも有名なあの天賞堂で、元々の事業は出版業に始まり、時計の取り扱いと続きました。
レッツ商会が輸入して、天賞堂で販売された個体と思われます。
商館とエンドユーザの間に入る「時計商」が天賞堂だったパターンかと。
ちらほらと出てくるようですが、珍しいので買ってみた次第です。


天賞堂については詳しい方も多いでしょうから、webからちょいと情報を拝借しておくに留めます。
時計・懐中時計(つまりクロックとウォッチ)の取り扱いを開始したのは、明治21年の事。
その後時計分野については、大正2年からユリスナルダンの総代理店となり、そこからは服部時計店がそうであったように、輸入機械を自社ケースに組んで販売する一方、ゼニス・ティソなどの総代理店ともなりました。

なのでこちらの時計は明治21年以降と言うのは確定かと思います。
レッツ商会のマークが明治30年登録ですが、商標登録の時期はどうも参考程度にした方が良いのかもしれないと思ってきました。
コロン商会の鶴印など、登録以前から使われているものがあるので…
では機械を見て詰めてみましょう。

この機械には様々な銘やマークが彫ってありますね。
Fr.Retz & Coに裏蓋と同じ「三日月に蜻蛉」印、そして天賞堂。

機械自体は特別ハイグレードという訳では無いようですが、鍵巻き兼用となっているのが一つの特徴でしょう。
よく見ればイングリッシュレバーですし、動かしてみると時合わせの竜頭の回転方向が普通と逆。
ちょっとした個性があって良いと思います。

鍵巻き兼用・イングリッシュレバーからすると、商館時計の定番からはやや古めって感じでしょうか。
すると竜頭巻きが主流化するのは明治23年頃からですから、天賞堂の時計取り扱い開始から約2年。
西暦だと1890年とキリが良いので、明治23年頃と予想しましょうか。
…大体その年になるなぁ。


では緩急針折れ直しのため、一旦機械を出してみましょう。





…oh.
いきなり予想外。ダイヤルが交換されていました。
ダイヤル側の脚は綺麗に削り取られ、地板の方には切られた脚がダミーとして付けてあります。
修理にあたって持ってきたダイヤルが、同サイズながら脚の位置が合わなかったための苦肉の策と見えます。
派手に割れたとかかなぁ。

ダイヤルは瞬間接着剤で地板とくっついていたようですが、ベゼルに押されて剥がれた模様。
とすると、脚もそれで固められちゃってますかねぇ…分解に支障ない位置なので良いんですが。

何となく邪道感のある直し方ながら、ダイヤル裏の処理や見た目を繕う方針を見ると、技術のある方の手によると思われます。
ピッタリ合う部品を見つけるのが難しい商館時計という事も合わせれば、一つの解法なのだと思いました。

ただ、地板とダイヤルは弾性のある接着剤の方が良いでしょうね。

肝心の機械側を見てみると、普通よりも日の裏車が大きいようです。
シムも代用品を作って入れてありますね。



裏面です。21型の機械。
今回はテンプだけ一旦外します。
推定となりますが13石のようです。



接合直前の風景。結構良い感じに形を合わせられました。



こんな仕上がりに。
若干上に反っているのはご愛嬌という事で(この後取れかかって修正)。

テンプを戻したところ、アガキが大きいようで姿勢差がかなり出るようになりました。
12時上で良い塩梅に調整すると、そこから右90°で+300秒以上、左90°で-300秒以上と凄まじい。
しかし、薄紙をブリッジに挟んで無事解決できました。
改めて時計って繊細ね…段々コツも掴めてきた気がします。



後はケースを軽く手入れします。
裏蓋に謎の固着汚れ…どうもクリア塗装っぽい何か。
予想通りリムーバで落ちました。



前面風防の傷消し(曇り取り)はもう定番メニューと化しています。
アフターをいつも撮り忘れるのも。



そして最後に気づいたのがこれ。
背面風防がプラ板でした。
これまた綺麗に作ってあって見分けがつきませんでした。
とはいえ気づいてしまったので、ガラスに置き換えます。

右のラベルの貼ってある方がガラス風防。
明治かはわかりませんが、少なくとも懐中時計がメジャーだった当時のモノです。
僅かに大きいので微調整します。



カッコよく嵌りました。
やっぱり古い時計にはガラス風防。
…自己満足ですね。



一緒に付いてきたチェーンも良い感じだったので、酸化を落として綺麗にしました。
これで完成です。

後、分解中に気づいたのはダボが後から製作されているっぽい点。
鉄棒から削り出したようで、ちょっと精度が足らず…向き次第では引っかかって上がってこない時がある。
後々気になったら修正しましょうか。

最後に短針の飾り石部分が半端に埋まっていると思えば、ハンダで埋めてあったようでした。
何となく触れたら折れてしまい、成程これの修理かと思った次第…
改めて繋ぎ直しました。

短針には石が無いパターンが結構多い気がしますが、これって当時の様式なんでしょうか…?
まだそこまで詳しくはありません。



裏面も綺麗になりました。
摩耗も無く、側面の凹みもうまく直せて何より。
意外と厚みのあるケースでした。





ちょっと膨らんだガラスの下に見える機械、良いですねぇ。
商館名にマーク、そして天賞堂の刻印で華やかな機械。
鍵巻き兼用故に、香箱受けにプレートが付いているのも良い。

テンプの振りは大きく、見ていて安心する元気の良さ。
ただ主ゼンマイが継いであったりするのか、調子が良い割にパワーリザーブが少ない印象です。
と言っても丸一日動くので問題はありません。
分解してわかるところは、今後のオーバホール時の楽しみとしましょう。

折角チェーンが付いてきたので、似合うフォブやメダルを探しましょうか。
石でも良いかなぁ。



密かに輝く天賞堂の銘で〆。
Posted at 2024/09/23 23:15:39 | コメント(0) | トラックバック(0) | 時計他アンティーク系 | 趣味
2024年09月16日 イイね!

超大型商館時計 R.シュミット(ワーゲン商会扱い) 24型商館時計 明治22年頃

先週は火曜の事。
職場居室のエアコンが突然お亡くなりになり、室温28~9℃での業務を余儀なくされました。
一応新築から10年の建物の筈で、周囲で騒がれているヒートポンプでもないエアコンだったのですが…基板故障で壁付けリモコンに電源が来なくなりました。

一応、涼しい部屋で作業したりはしていたものの、メインの居場所が暑いので調子は崩れまくり。
お盆休み枠を今週にしておいて本当に良かったと思いつつ、しっかり具合に響いたのが悔しくもあり。
修理は見積もりが来ていないので日程未定…休み明けまでに終わっていれば大変ありがたいのですが…


さて、今回のネタは2週間前に上がっていたものですが、他の物が先に来ていたので記事にするのが遅くなりました。
予告通り変わり種の一つでして、念願の超大型商館時計が入手できました。
訳アリだったため値段が普通だったのが幸いでした。



こちら。前面風防がありません。
そのせいか針が曲がっていて酸化もしています。



裏面はそこそこ摩耗している様子。
これがどれくらい大きいかと言うと…



右に並べた24型の逓信省電話交換時計、ゴリアテ(巨人)と呼ばれたクラスとほぼ同じなのです。
電話交換機に引っ掛けて使われた交換時計や、同サイズの時計店向け標準時計にスタンド兼用ケースが付属だった事からも分かる通り、もはや持ち歩き前提ではない大きさ。

そのケース外径は驚きの62mm。大き目の個体が多い商館時計の中でも超特大サイズと言えましょう。
そして裏を開けると…



しっかりグラスバック。
こちらは風防が無事で、ブリッジにはワーゲン商会の「W F」が刻まれています。
ボウに鍔がある点と共に、紛れも無い商館時計の一つだと分かります。



一方で、蓋のマークは控えめサイズ。
スイスのアールシュミット社製で、ワーゲン商会が取り扱った時計です。
一目でアールシュミット社と分かる騎馬印に、WとFが入っています。

ワーゲン商会はアールシュミット社の時計輸入を最初に手掛けた商館で、活動期間は明治10~23年。
最終でも134年経っているのが確定しています。

ではこの個体はその内いつ頃なのかと予想しますと、アンクル脱進機の龍頭巻き、ダボ押し時合わせと定番機構が揃っています。
ちょうどこれらの特徴が明治23年頃から20年程度の間で主流だったそうなので、経過年数をキリ良く135年として、明治22年頃ではいかがでしょうか。

それでは分解へ…の前に、前面風防を何とかしないといけません。
今でも当時の風防をお持ちで売ってくださる方が居られるのですが、それもΦ50が最大。
こちらはその上を行く実測Φ53ですから、落札価格が普通だったのはそこがハードルになったものと思われます。
後は分解時に書きますが、一部のビスが足りない&合っていない事。

ですが良い物を見つけました。





ドーム型のΦ60円形ガラス。ごく最近製造された新品です。
その正体は「時計皿」。名前からして風防に使ってくれと言わんばかりの理化学用品。
由来も正しくその通りで、製法が懐中時計の風防と同じために付いた名前だそう。
これを53mmまで削り倒して風防にします。先祖返りですね。

価格は並ガラス製で1枚600円ほど。今後の修理にも使えそう。
こちらは透明ですが、メーカによってはブルーガラスの場合があるようです。
端面の色合いが変わりますので、そこを気にする場合はご注意を。
また当然ながら、石英だとドンと高価になります。



やれば何とかなるもんだ。ダイヤモンドヤスリの威力。
一部欠けができてしまったものの、予想以上に違和感の無い仕上りに。
この時計皿もその名を持って産まれながら、まさか本当に風防になるとは思うまい。

しかし、3枚買った中で偶然にも歪みのある1枚を選んだために、しっかり嵌らない箇所が発生。
そこはもう少し削って対応しようかと。
まずは機械が無事に再生できないとお話になりません。





という事でようやく分解です。
機械を取り出すと、ダイヤル裏と地板に何か書いてありました。
機構自体はごく普通のようですね。

タカシマ何某の下の「271124」はかつての整備記録でしょうけれど…これまた明治・昭和・平成・西暦の全てがあり得る数字…
古い時代なら元号だろうと推測しても、非常に古い時計なので3択となります。

では状態はどうなのかと言えば、良くないながらも一応動いてくれる。
最後に整備された日付ではないだろうと考えると、刻まれたのは平成ではなさそうです。
ならば明治か昭和かな…明治ならワーゲン商会がへロブ商会に交代して4年後ですので、遅めor2度目のオーバホールと予想できます。
昭和27年なら終戦から7年後、十分あり得るでしょう。
1927年なら昭和2年、大戦前なのでそちらもあり得ます。
結局分からないんかい。



分解しつつ直径を測定。自前整備の商館時計では初の50mm超え。
地板直径が50mmを超えるのはかなり希少らしく、しかも4mmも超えているのは凄いのではないでしょうか。
リーニュにすると24。24型の時計となります。
正しくゴリアテと同じサイズです…改めて超巨大。



裏面です。
大きすぎてホルダで保持できません(笑)

2・3番車ブリッジのビスが足りない他、頭の荒れているビスや合っていないビスもちらほらと。
香箱受けのビス3か所は、1か所は山がダメになっている様子。
まぁ2本生きていれば大丈夫でしょう。



まずはその穴埋めをしてみました。
ジャンクから合うっぽいビスを見繕いました。
テンプも香箱も無いジャンクの機械が沢山ありまして、一見使いどころが無さそうですがビス取りに役立ちます。



角穴車を外そうと、2穴ナットを取ったところ…油がギトギト。
時計用の古い油は緑青っぽい色のゲル状になるので、機械油系でしょうか。
扇風機整備でよく目にする感じのオイルです。
最終整備は結構荒っぽくされたかな。



香箱もデカい。
元はジェネバ機構付きだったところ、部品が失われています。
ゼンマイは無事で何より。



全バラできました。
超大型機という事でそこそこ高級グレードと予想すれば、15石でしたのでニアピンでしょうか。
16石かと思いきや、テンプのダボ石は真鍮製。何故ここだけ…修理で付け替えられたのかしら?
全体的に使い込まれた感が大きく、それなりに痛んでいそうです。
まともに動くようにはなるでしょうか…



洗浄後の組み立て、ザラ回しは大丈夫そうです。

ただ、香箱受けを留める3本のビスの内、中央がダメになっていたものでした。
そのままで良いかと思えば、巻き上げでトルクがかかると香箱受けが浮いてしまい歯飛びします。
なので敢えて合わない山のビスを持ってきました。
半ばタッピングビス的に締めています。



テンプを付けて動作テスト開始…も、またしても凄く遅れる。
平置きでもテンプの振りが弱く、縦にすると止まりそうな程…
どうもテンプのアガキが悪いとか、全体的なヤレが抵抗増・精度低下を起こしていそうです。
それにテンプ自体が大きいのもマイナス方向へ効いているでしょうか。
2番車を回転方向に少し押してやると勢いが付きます。
相対的にゼンマイが若干非力だったり?

とりあえず、半ばうんざりしつつひげを調整し、しつこく動かしたところアタリが出た様子。
組んでみなければわかりませんが、何とか12時上でも止まらず、その状態で-60秒前後にはなりました。
ブレゲひげなのであまり短くもできず、緩急針を大分進ませる事に。
この辺りは、プロにオーバホールしてもらったら違ってくるのでしょうか。

しかし、複数個連続のひげ調整は嫌になってきます。
扇風機整備程の自信をつけるには程遠いですな…まぁ、それができたら本職になれてしまいますね。



ケースを磨き、加工した風防を調整して完成。
とりあえず元のボロさからは大きく改善したでしょう…



裏面はやはり摩耗しています。
機械共々、使いこまれたんだなと。





機械。針を組んでも一応動くようになりました。
テンプの振りは心許ないですが、何とか実用可能な範囲です。
この個体はサイズの希少性が一番の売りでしょう。
サイズが大きいため、動作音もカッチカッチと重厚感があります。



マークも綺麗に。
磨き傷が結構多いのも歴史でしょう。



最後に大きさ比較。
右は22型の商館時計(コロン商会、六芒星印)。
これでも大き目ですが、今回の方が明らかに大きい。



そして手持ちで最小の16型(コロン商会、鶴印)と。
ここまで差があると、重量からして明らかに違ってきます。
同じ商館時計と云えど、個性が様々あるものです。



という事で、公開の遅れていたネタが出きりました。
次も時計で決まってはいますが、オーバホールには至らなかったのでライトな内容となります。
それよか観察・考察と工作が中心になるかと。
Posted at 2024/09/16 22:29:14 | コメント(0) | トラックバック(0) | 時計他アンティーク系 | 趣味
2024年09月08日 イイね!

王道の高級機 コロン商会 21型商館時計 明治30年頃

懐中時計の中でもほぼ商館時計専門コレクターとなりつつある今日この頃、やはり多く集まってくる物というのは決まってきます。
今回はそんな一つで、上手い事ハイグレードを引けたパターンとなります。







今回のお題はこちら。
純銀側に続くコロン商会の、今度は獅子印。
鶴印に次ぐ高級ラインの個体となります。
サイズは21型。



機械は全体がゴールドで、各ルビーにシャトンが付いた分かりやすい高級仕様。
ブリッジ配置はベーシックなヤーゲンセンで、やはりこの形が落ち着きます。
スリーフィンガーも大好きですけれど。
サイズも商館時計の定番なので、正統派の高級機と言って良いでしょう。

時期的には前回の純銀側の少し後、明治30年辺りではないかなと思います。



で、一番の課題がこれ。
緩急針の針部分が根元から折れて無くなっているのです。

実はこの個体は結構前に購入しており、手元に来てから緩急針折れに気づいて「さぁどうしたもんか」と放置していました。
そしていざ直そうとよく見れば、一部ビスも合っていないようです…
天真が無事なのでこのままでも動作は可能ですが、あるはずの物が無いと見た目が決まりません。
折角のハイグレードという事と、見せる時計という点でも。

果たして諸々直せるでしょうか。
分解していきましょう。



機械を取り出しました。
ダイヤル裏は何も書き込み無く、珍しく筒車のシムが残っています。
無くなっている方が多いように思いますので、地味ながら嬉しい。
構造はやっぱりセオリー通りな感じ。



いつもの。
ナンバーズマッチ確認。
ついでに天真の石も無交換と確認できました。
金属板になっている事が多いんです。



裏面です。
汚れらしい汚れは無いようで、既に綺麗な印象。
半切りの大きいテンプと青焼きブレゲひげが素敵。



地板の隅にも「コロン」の銘が。
手元の同社の時計は鍵巻きだったり中堅グレードだったりで、この銘は唯一。



たまには分解中の様子でも。
地板は全面ペルラージュ仕上げ。



香箱の中身です。
買ったのが結構前でゼンマイの様子について記憶が無いのですが、残念ながら切れていました。
お決まりのアーバ直後での破断です。

ところで、この部分を継いで修理してある個体も時々引くので、硬い炭素鋼のゼンマイをどう加工するのか気になっていました。
加工部分を熱するというのは知っており、大正期の修理指南書にも切り欠きの形が書いてあるのを見た事があります。
するとどうも、ゼンマイ加工用のパンチがあるようですね。

折れた個所を角穴と鏃型に加工して引っ掛けるのですが、角穴はドリルでは開けられない+現代のコバルトハイスドリルでも通じない硬さなので、成程と納得が行きました。
いつか欲しいなぁ…
折れたのも捨てないで取っておこう。
とりあえずは合いそうな物を見繕って交換するしかありません。

ついでに言えば、商館時計はその後一般的なサイズとして定着した懐中時計よりも大きいため、ゼンマイも幅広で長く強度(バネ定数)も高めとなります。
なのでデッドストックの新品を探そうにも、圧倒的に球数が少ないのが実情のよう。
ジャンクから抜いてくるか、多少のサイズ違いを許容するかになりがちです。
そのため、継ぎ直しができると心強いのです。
なお、選定のための巾・強度・全長は香箱の寸法から公式で割り出せます。



全バラ完了ながら筒かなは外れず。無理はしません。
獅子印とシャトン留めで予想していた通りに石が多く、オッペネメール商会・金張り側以来の17石。
4番車の地板側にも石の入った良い機械です。
ガンギ車のブリッジ側も伏石入りでした。

それではメインミッションとなる、緩急針の復元をしていきましょう。
作戦は立ててありますが…どうなるかはやってみないとわかりません。



外した緩急針本体と、ジャンクから切ってきた針部分です。
これを板金はんだで接合して復元します。
一見強引で強度も不安ですが、溶接で言う開先加工をする事で強度アップを図ります。

ポン付け交換できる無事なものがあればベストなのは当然ながら、商館時計ではそうは行かないのが普通…
似たようなサイズでも、ひげ持ちの位置が違うとか、配置が一緒ならちょっと小さいor大きいとか。
なので現品修理してしまうのが最も確実だったりするのです。
アメリカの時計なら規格化と大量生産が早くに確立していたので、部品取りも割かし簡単に見つかるのかもしれません。



こんな風に固定してフラックスを塗り、カッターで削ったはんだをピンセットで乗せて溶かします。
要らぬところへはんだが流れぬよう、必要最小限の量とするためです。
同じ理由でフラックスも最小限。塗ったところにはんだが流れるので。

するとどうでしょう。意外と強度が出ている様子で、すんなり繋がってしまいました。
後は組んでみてどうかとなります…事故らないようにしないと。

実を言うとこのところ、ひげゼンマイを切ってしまう事故を相次いで起こしています。
とはいえ2件中1件は錆のせいだったのですが…2件目は完全な自損事故でした。
そちらの某個体は何とかひげを交換したものの、メイド・イン・ヘブン状態になってしまったので部品取りの個体待ち(※)となりました。
シリン式だったので摩耗している可能性もありますが…

※その後部品取りが現れるも歩度の乱れが酷く、「レストア完了」とは言えない状態までしか行きつけず。故にブログ紹介は無しとします…



分かりにくいですがザラ回しです。
見つかったゼンマイは継ぎ直ししてあるもので、それしか無かったので仕方なく使います。
角穴車などは錆びていたため、軽くペーパがけして落としました。
今までは研磨仕上げを荒らしたくない思いからやっていなかった、新たな試みです。



テンプを付けて動作確認開始…だったのですが、日差-600秒という凄まじい遅れ。
いくらオイルの回る前とはいえ遅すぎる。
引っ掛かりは無く主ゼンマイも大丈夫そうで、ひげは奇麗そのもの。
なので、ひげの固定位置がそもそもずれている可能性を考えました。

その他の原因を除くなら、酷く遅れる=ひげが長いか干渉している可能性が高いので、その調整や短くするのは可能です。
ひげ持ちを外して入れ込んだ位置に固定し直し、コレットをずらしてテンプの向きを正せばよろしい。
偏りや傾きなら曲げ直せば良い。

…ってのが大変なんです。素人には。
余計に変形させたり切ったりしないよう気を付けつつ、多分10回はひげを付けて外して試行錯誤しました。
結果、途中で緩急針のはんだをちょっと盛り直したりして、何とか60秒以内まで漕ぎ着けました。
後は緩急針での調整で良いでしょう。
これについては肩も凝るしストレスも溜まるので、できるだけ避けたい作業です…



こちらはケースの清掃前。
いつも通り磨きます。



後は風防の傷取り。
これもいつも通り小傷狙い。
下手なガラス用コンパウンドよりキイロビンの方が効くと分かった今日この頃。





背面風防は若干小さいようで、接着剤の跡が残っていました。
ベゼルにはコジアケを引っかけたガリ傷もあります。ついでに消しておきましょう。



などなど、苦労の末に完成。
最後は長針が緩くて穴の狭め方に苦労したり、そうしているとあれだけ固かった筒かなが緩んだりでまた一苦労。
タイムグラファーのプロットが少々ギザつきますが、日差60秒ほどになりました。
素人調整なら十分良い数字かと思います。



裏面。奇麗です。
側面も凹みはありません。
グレード共々、良い個体だと思います。





色々と苦労した機械。
無事完成を見ると達成感が違います。
ダメだった時は落胆が違います。

不揃いだったビスや失われていた緩急針が戻り、シャキッとしましたね。
機械部品の錆落としは初の試みでしたが、思いの他良い感じになりました。
風防ベゼルの傷も殆ど消えました。



最後は獅子印で。


という事で、特段変わった個体では無いものの、またまた勉強になる修理でした。
ひげの調整は可能ならやりたくないのが本音ですね…

そして次回は、かなり珍しいであろう個体が登場予定。
機構やデザインは普通。大きさがかなりなんです。
Posted at 2024/09/08 22:18:45 | コメント(0) | トラックバック(0) | 時計他アンティーク系 | 趣味

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