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菊菱工廠のブログ一覧

2025年10月13日 イイね!

純正アナログ時計の移植とダッシュパッド外し

納車前からやりたかった事の一つができました。
メータパネルへの時計移植です。
それと同時にダッシュパッドのを手入れを始めましたので、今回はその様子となります。


まず、89年型に限らず7代目Squarebodyのサバーバンには、メータパネルに時計が付いていない個体が殆どです。



ちょっと後の写真になりますが、この明らかに「何か付きそう」なブランク。
レンズが割れている他、何か貼っていたような跡が。
やっぱり何かしらで埋めたくなりますよね。

C/Kピックアップやブレイザーだと、ここにアナログ時計が付く場合があるんです。
いや…サバーバンでも設定はあったっぽいんですが、どうもその写真が見当たらないのです。

時計、無くても不便じゃなかったんでしょうか。
腕時計付けてるしとか、オーディオに表示されるから要らないじゃん、という事…?

ただ、メータクラスタは同一形状なので、移植は勿論可能。
という事で、昨年末頃に解体部品を輸入していました。



こちらです。
取外しと動作確認、リフレッシュは済んでいます。
今回はメータの清掃・照明LED化も含めて、時計移植を行います。
先日付けたいすゞ純正オーディオにも時計はありますが、やはりメータのブランクは埋めたいし、車種専用の時計があるなら欲しい。
アナログの方が直感的に見やすい上、オーディオまで視線を落とさずに済みます。



まずはメータクラスタを外さないといけません。
そして早速ダッシュパッドが外れてます。
この車、ダッシュパッドを外すのが特に簡単なんです。

メータベゼルを外したら、後は助手席側下端の4本と、ドアを開けたところの1本を外すだけ。
後は揺すりながら左右交互に引き出せば、割とすんなり取れてくれます。
当然ながら36年間の埃や塵に覆われていますので、後程ついでに清掃します。

ところで、外した事でグローブボックスにも照明があるのに気づいたのですが、これってどの条件で光るんでしょうね。
バルブは生きてるんですが、ライトONやドア開でも点灯せず。
後で配線図を見てみましょうか。





スイッチ兼ソケットを外してきました。
スイッチのスプリングが効いておらず、そもそもONにならない様子。



…接点金具が片方無い。
スプリングも無いって事は、一度バラけてますねこれ。
調べたらそっくりなクライスラー用は出ていたので、それを買って何とかしてみましょうか。


話を戻すと、ダッシュパッドはエアコン吹き出し口諸共ビレットガーニッシュに替えてあるので、純正ルーバーがありません。
ついでに中のダクトも…と思えば、それはありました。
しかしダッシュ内ダクトと繋がる蛇腹ホースが無い模様。何だそりゃ。
今度買っておかないと。
普通のアルミフレキとかで良いかなぁ…



メインはこちら。
メータクラスタを外す前に、シフトゲージのクリップ位置をマークしておきます。
針の位置がここで決まります。



メータクラスタの取外しは(結果から見れば)簡単で、周囲の7mm六角ボルトを取ったら、後はスピードメータケーブルと配線を外すだけ。
うちの個体の場合は、スピードメータケーブルがエンジンルーム側に引っ張られていたので、それに気づくまで少々かかりました。
エンジンルームから押し出してやったらすんなりと。



メータの去った後。
放置車両感。



外したメータクラスタ。



裏面。積年の塵。
まずは清掃です。

今回、中敷きとレンズは買っておいた方を使うつもりでしたが、現車のレンズの状態如何では、そちらを使う事も考えていました。
というのも、買っておいた方にはオドメータのノブ穴が、現車には時計のノブ穴がそれぞれ無いため、結局は要加工なんです。
クリアのプラは割れやすいので、開口は気が進まないなぁ…が本音。
だが仕方なし。慎重にやる他ありません。



時計が入る場所の裏側。

ふとプリント配線を見れば、親切にも配線の極性が明記されています。
LED化に際しては何度か挿し直しかな、と思っていた折、これなら一発で決まりそうです。
なお、4WD表示灯と灰皿照明用光ファイバが分岐しているソケットは、車両側からケーブルが伸びていたため外してきました。
なので現状、バルブソケットは2か所外れています。
警告灯類も含めて全てT10です。





各メータを外しました。
シャーシ、と言って良いでしょうか。そちらの内部の清掃と加工からやっていきます。
時計部分は金型改修(変更、切り替え?)で塞いであるので、ホールソーか何かで開口してしまいましょう。



はいサクッと。



非常に良い感じに開いて、バリ取りしたら純正形状のよう。
次はメータを清掃して戻していきます。

後はレンズ加工とトリップメータの軸の錆び対策。
距離計のドラムも塵が覆っていたので、可能な限り拭きました。





錆を削ってタッチアップで塗装。



メータ類をシャーシへ戻します。
時計のビス穴は用意されていたので、文字通りのボルトオン。







レンズです。上が時計付き用、下が無し用(現車外し)
形は一緒ながら、上に書いたように穴の有無が違います。
現車の方が状態がイマイチでしたので、時計付き用にトリップリセットノブの穴を開けます。



型紙を作って…



できました。
開口直前になって「そういえば樹脂用ドリルビットを買ったなぁ」と思い出し、大活躍してくれました。
安物のセットで若干曲がってましたが…割らずに開ける役目はしっかり果たしました。



これでメータ本体の時計組み込みは完了。丸メータが並ぶのはやはりカッコいい。
それとどうやら、純正でノブが2本出る(2穴の)レンズはごく少数か、あるいは無いようです。
ちょうど時計と入れ替わる形でトリップが付いたように思います。
トリップ側の穴にグロメットが付かないのは元からのようですね。

なおトリップは現代の国産車と違い、押しながら暫く右回ししてリセットします。
回す途中で自動的に4桁ゾロ目になり、その後ゼロまで回しきる仕組みです。



純正流用だけあって違和感ゼロ。



こちらはシフトインジケータの針。
グリスが劣化して滑りが悪いのと、ゲージは錆があって時計を外した方と入れ替えるので清掃です。



これをワイヤとスプリングで左右に引っ張るので、針の動きがスムーズになるとシフトノブの動きもちょっと良くなる筈。
P方向からとD方向から、即ち針が左右どちらから動いて来るかで、停止位置が定まらないのが気になってました。



シフトインジケータのゲージの方。
こっちのが綺麗かな、と思いきや…



大して変わらなかった模様。
でも大きい錆が一点より、小さい錆が点在の方がまだマシかな。



組みあがりました。
全体的にコントラストが増してシャキッとしました。
後は天気次第で戻しを行います。
せめて走れるようにはしたいところ。



一方こちらはダッシュパッド。
清掃のために外してきましたが…日焼けがくっきりと。
手前はETCアンテナ、奥はナビディスプレイの脚の跡。
後者はビス穴も開いてます。



こちらは端っこの純正スピーカ穴で、この有様。
もうちょっとこう…何とかならんかったのか。
せっかく生地を貼ってあるのに。

で、この日焼け&雑な開口を気にしてしまうと、掃除だけして戻す気にもならず。
ちょっと剥がしたらやはり後加工の合皮貼りでしたので、思い切って貼り替えしてしまいます。
スピーカ穴は…ドアスピーカを戻すから埋めてしまおうかな。
音質は十分なんだけども。
或いは大穴にしてパンチメッシュでも嵌めるか。

この先の様子はまた今度。



台風の煽りで雨模様でしたが、束の間の雨上がりを狙って作業開始。
メータをステアコラムに乗せたら、時計の配線を引きます。
本来はコネクタが刺さる所、コンタクトは250なのでこれでピッタリ。



省電力の常時電源なので、オーディオメモリ用から分岐しました。

この先増えていく電装品用には端子台を設ける予定です。
パジェロの時には分岐に次ぐ分岐をしてしまい、分かりにくいわ電流量が心配だわで反省点でした。
勿論BASURIはバッテリ直結でやります。



メイン・クルコンのコネクタと車体側に残したT10ソケット、スピードメータケーブルを戻したらほぼ完了です。
狙い通りLEDは一発で全点灯。

そこかしこのビスが足りていないので、時計を取ったメータから拝借して対応です。
スクエアボディ内装用のビス一式解体外しとか、ebayあたりで誰か出品してないかしら。



ちゃんと動いてます。
折角なので秒まで合わせました。



そろそろ雨が来そうでしたので、さっさと拭き掃除する事に。
しかし凄いホコリ。



軽い拭き掃除でもキレイになるもんです。
エアコンダクト内も簡単に拭いておきました。

この後、ついでにエアコンパネルとトランスファの照明にもLEDを入れて本日終了。



日没後。
メータ照明はこんな感じになりました。
文句ない明るさと、シャーシの薄青成型で若干青っぽい色味が実に良い。

φ3拡散LED4発のタイプは初めてでしたが、思った以上の仕上がりです。
一点、手持ちの関係でウインカーにも白を入れたため、少々白っぽい緑なのが惜しい。



エアコンパネルも良い感じ。
トランスファは…インジケータを掃除したいところ。


さて、本日お店から連絡をいただき、「洗礼」の対策用品を受け取ってきました。
ネタバレしてしまうとウェザストリップ一式。
左右のドア4枚用をお願いしていましたが、水切りモールやウィンドウランチャンネルまでセットの物を用意いただいておりました。
納車直後に左右ドアからの雨漏れが発覚しまして、弄るにも乗るにも常に天気を気にしつつでした。

これでようやく安心…ですが、ダッシュの方で難題発生中。
まぁ休日の楽しみとブログのネタには困りません。
それは良い事です。
Posted at 2025/10/13 22:15:02 | コメント(0) | トラックバック(0) | 車(サバーバン) | クルマ

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「純正アナログ時計の移植とダッシュパッド外し http://cvw.jp/b/2115746/48710507/
何シテル?   10/13 22:15
菊菱工廠と申します。 「工廠」なんて言いましても、車いじりは飽くまで素人。 電装系なら結構自前でこなします。 ちょっとした金具作りなんかも。 ナ...
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