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菊菱工廠のブログ一覧

2020年07月19日 イイね!

ドア内張り防水シートの自作交換(とヒールプレート復旧)

そろそろ梅雨明けしてほしいところですが、いまいちすっきりしない天気が続いております。
暑すぎると早く秋に…とか言うくせに、我ながら現金なもんだ。


さて、今回は緊急企画の防水対策のお話です。
前回の更新で運転席カーペット下の浸水が発覚したところですが、吸音材除去の甲斐あって無事乾燥しました。
それでも一週間かかりましたが…あのフェルトの保水力は凄まじい。しかもまだなんか臭い。
残念ながらカビてしまった吸音材は廃棄せざるを得ないので、今週末はその更新とドアの漏水対策をしました。


ということで吸音材から。
元のは汚すぎて撮る気が起きないので、製作した代用品の写真から。




できれば純正に近い素材が良かったのですが、適当なものを探した結果これになりました。
厚さ10mmのチップクッションです。これはこれで、樹脂系の臭いが結構するぞ…まぁカーペット下に封印するものなので大丈夫そうですが。
フロア側のは純正に付いていたベルクロを移植しました。なお、ベルクロまでカビ臭かったので、IPA(シール剥がしとも言う)で一応洗浄。

で、敷きました。


カーペット裏の方は、元通りに一応接着。
一週間ぶりにカーペットがフロアに戻りました。
表面に消臭スプレーを吹き、乾燥を待ちがてら…お次は本題、ドアの防水です。


製造から31年、純正の防水シートはすっかり縮んでしまい、更にはドアハンドル交換で一部剥がした際の破れも追い打ちとなり…




こうなりました。旧車あるあるの一つですね…はぁ。
運転席足元のカーペット裏全体がぐっしょり、というのがいまいち腑に落ちないですが、とにかく一番の浸水元はここです。
良い機会なので、シートごと新調してしまいます。

ということで、まずは撤去。


意外にもブチルテープがきれいに取れてくれたので、当初ブチルを一部余して上から新ブチルを重ねて…と考えていたのを変更、しっかり除去することにしました。


はいブチル施工完了。
テープといっても紐状にしてあるガム状のモノですので、下手に引っ張ると細く伸びてしまいます。この辺はプラモやRCで培った感覚が役立ちます。
使ったブチルテープはこちら。


スワンボンドのφ5。念のため3巻買いましたが、L型パジェロロングなら、片側の前後ドアで1巻を少し余す感じになりました。
使用したシートはこちら。


まぁラベルだけですが…50mもあるので、防水シートを作り放題です。何か別の用途を見つけよう。というか50m巻き、滑る&すごく重くて持ち辛いのなんの。


で、シート貼りました。最初は純正に当てがって型取りして…と思っていましたが、貼ってから余白を切った方が早いことに気づいてまたまた計画変更。


余白を切ったら完成。ポリエチレンシートはスーッと切れるので気持ちいいですね。この車のドアは貫通するものがレギュレータハンドルと少しのビス穴くらいしかないので楽なものです。ほぼ平面ですし。
途中から雨がやみましたので、同様にリアも作業しました。

というかリアドア…フロント並みに浸水していました。


フロント同様アメリカンなダクトテープ補修。気づいたのは金曜夕方の帰宅後、そういえば…と剥がしてみたところでのこと。内張りもしっかり水を吸ってしまいました。時すでにお寿司ってか。
うんざりしながら内張りを部屋へ持ち込み、就寝前までサーキュレータを当てて急速乾燥させました。あれはすごいね。ちゃんと翌日の作業に間に合ったもん。


古シート&既存ブチル撤去。


新ブチル施工。


余白切りと穴あけして完成。フロント共々、写真の段階では開け忘れた穴がありました(笑)

…と、ここまでが昨日のこと。はじめ霧雨が降っていましたが、マスカーを臨時タープにして作業するうちに止みました。
そして今日は久々、本当に久々の晴れでしたので、助手席側も交換してしまいました。やったことは同じなのでシートの写真は割愛しますが…


リアドア内部にて謎のゼンマイ(?)を発見。なんじゃこれ。ナンジャコレことアルブカ スピラリスって植物がこれっぽくて…じゃない。たまげたなぁ。

夜になってパーツリストを当たったところ、なにやらウインドウレギュレータの一部らしい…窓ガラスの閉め方向、あるいは保持のテンションかけるスプリングかなぁ…
無くても開閉はできるので緊急性はなさそうですし、閉めのテンション用でも既に開閉が渋くなってるので実質問題ない。でも本来ついているものがなくなってるってのも気持ち悪い。
とはいえ、せっかく新しく付けたブチルは剥がしたくないなぁ…受難が続きます。
そういえば、開閉してて変な音がした記憶はないので、もしかするとうちに来る以前に飛んだのかもしれません。こんなとこ普通は開けないので、気づかなくても仕方ないか。

その後、運転席足元カーペットの浸水騒動で剥がれてしまったヒールプレート(プレートってかゴムか塩ビっぽい)の接着をして本日は終了です。


跡が残っているので位置決めは楽々。スーパーXで無事付いてくれることと思います。


さて…しつこくクリーナをかけても未だにカーペットが臭う。刺激臭、カビ臭が去ったと思ったら生臭い感じのがもわっと。
防水シートの縮みや破れは放置していいことはありませんねぇ…
何か他の方法を試す必要があるかもしれません。
Posted at 2020/07/19 22:11:48 | コメント(0) | トラックバック(0) | | クルマ
2020年07月12日 イイね!

プーリー交換完了、はいいけれど…裏浸水事件発生

いつぶりになるだろうか、連日で更新することができました。
ネタがあるというのはいいことですが…

さて、今年初めよりデ〇ゴ作戦と銘打って分割購入してきたファン回りのプーリー。ようやく交換に持っていけましたので、まずはそのことから。






ベルト共々新品になり、きれいになりました。
心なしか回転がスムーズになったような…?

そして、交換されたプーリーがこちら。


ベルトも残して頂きました。写っていませんが、ガスケット類まで取っておいて頂いて…いつもの細かい注文ですが、ありがとうございます。


これが今回問題になった錆び。
ベルトの当たる部分の塗装が長年の摩擦で落ちたのでしょう。
ベルトの初期伸びが出るだろう、ということで、また調整に行くと思います。
パワステポンプのプーリーも交換でしたが、重ステになってしまったのはベルトのテンションの関係でしょうか…全く効いていないわけではなく、割増し(割引き?)な感じで重い。走行中は「ちょっと重くなったかなぁ」程度で、据え切り時に「こりゃ重いわ」って具合。

で、強烈だったのがベルトの方でして、


3本中1本がこんな状態。切れる前で良かった。
この亀裂は錆びで削れて云々ではなさそうですが、いずれにせよ交換して良かった。



そして事件発覚。
それはフロアマットの異臭から始まりました…

引越ししてからというもの、通勤では乗らなくなったため、体調の奮わなさもあり、ここ数か月は概ね2週間に一度ペースで乗るサイクルになっていました。
梅雨入り前あたりでしょうか、ドアを開けると今までにない臭いがするようになりました。
それは何というか…新品の化繊カーペット、あの樹脂系の臭いを強烈にした感じの刺激的な香りでした。私の経験していた「水が変化した系の臭さ」とは違ったため、最初は何の臭いかわかりませんでした。

その内にも臭いは強くなる一方。車内をしつこく嗅ぎまわったところ、どうやら運転席フロアマットが犯人らしいと判明。
プーリー交換から上がったら洗おう…なんて思っていたところ、預けたディーラにて思わぬ情報を頂きました。
いつもの営業担当氏より、「メカニックが気付いたんですが…水濡れの乾いた後みたいな臭いがしませんか?」と聞かれました。
臭いの正体がわかっていなかった私は、一瞬何のことかわからず。
少し話して、あぁあの臭さか。となった次第。
ちょうど雨続きでしたので、週末に濡れたフロアマットが平日の閉め切った車内で臭くなったのでは、というストーリーで双方納得したのでした…あんなことになっているとは知らずに。
その後、ちょっと重ステになったなぁなんて言いつつ帰宅。とりあえずフロアマットを洗い、カーペット側は後で軽くクリーナで洗おうなんて思っていました。

そして昨日。相変わらず車内は臭うものの、フロアマットを出しておいたのが効いて、臭いはかなり弱くなっていました。
後は表面を軽くクリーニングすれば…と思い、市販のブラシ付きスプレーを使用。
でも心配なので、念のためカーペットをめくってみるか…というのが禁断の扉でした。いや、このタイミングで開ける気になってよかった扉だ。


えぇ。こんなことになりましたよ。
スカッフプレートを外してカーペットをめくると、そこは言葉を失う世界。
吸音材がぐっしょりと水を吸い、白黒のカビが醸されておりました。

しばしフリーズする私。しかしカビてしまった以上、もったいないとか言っていられないので、潔く吸音材をカット&リムーブ。
この写真は、フロア側の吸音材をカット、カーペット側の吸音材をはがして乾燥しているところです。
カーペット上に純正装備のヒールプレートが吸音材と共に縫ってあったので、残念ながら剥がれてしまいました。プレート側の糸は残しつつ、後で接着でもして再生しましょう。

さて、乾燥は時間をかけるしかありませんが、問題はどこから浸水したのかってこと。
まず疑ったのはウェザストリップ。そしてバルクヘッドのグロメットを切って引き込んだブーストのホースと諸々の配線。
ですが、ジョウロで水をかけてもそれらしい浸水はなく、配線・配管も乾いていたのでシロ。
ではどこから…と、思いつくところが一件。


ここ。あぁ、そういえばドアノブを交換した時、経年で縮んでるなぁと思ったっけ。そんでちょっと破けたんだっけ…さらにそういえば、スカッフプレートの妙に車内側に水滴がついていることがあったなぁ…やべぇよ…やべぇよ…っと失礼。
内張りパネル側もこの有様。


やっちまいました。多分ここで確定でしょう…にしては水が多い気がしますが。
これはあれですね。サイドステップのゴム固定ビスねじ切り事件に次ぐやっちまった案件ですね…

この破れ自体は引っ越すよりずっと前からの状態でしたが、実は今の駐車場は助手席側に向かって下り勾配なんです。つまりは防水シート側に水が伝う傾斜。
更に、地形か何か不明ですが、運転席側から雨が当たるのが多いようです。
それで少しずつ浸水してしまい、一度水が入るとそうそう乾燥しない場所ってことからこうなったんでしょう。
カーペットは上からの浸水防止で裏地が防水加工です。ということは、その下に入った水は簡単には乾燥しない…


ということで、只今乾燥中です。カビの臭いにうんざり来ますが、気長に乾くのを待つしかありません。できるだけウエスやら紙やらで水気を吸い、タンスの除湿剤を置きました。あとはアルコールでもかけようか。
防水シートはアメリカ式にダクトテープで応急修理しました。ちょうど別件で園芸用ビニールシートを買ったので、それでシートを作り直しましょう。どうせなら全ドア分。

これほど雨が恨めしいのも久々だなぁ。
乾かしたいのに乾いてくれない。下手にドアを開けるとさらに濡れる。
ベルトの慣らしもしたいのに。その後にはフェンダーミラー化に向けた塗装とシャーシの錆び止め塗装に持っていく算段もあるのに。
Posted at 2020/07/12 22:38:22 | コメント(0) | トラックバック(0) | | クルマ
2020年07月11日 イイね!

FZ-N1、修理より帰還(配達の方はまさかの元L型オーナー)

前回のエントリでCAT S61を購入、FZ-N1は予備機となる件を書きましたが、そのFZ-N1の修理が完了しました。
色々と収穫がありましたので、そのご報告になります。

まずはリフレッシュした姿をどうぞ。


開梱。フィルムで挟み、箱の中で浮かせた状態になる梱包。


出ました。向かって右下の角付近が剥がれていましたが、直っています。
というか…保護フィルムまで新しくなってるような。


裏…って、バッテリカバーも新しくなってるぞ。
テカリが無いというか、そもそも最初に剥がしたコーションラベルが貼ってある時点でもう。


そしてここ。拡張バス端子まで交換されています。充電での接触跡がさっぱり消えました。
バッテリカバーを外してみましたが、隙間にたまっていた細かい埃も消えています。各端子カバーを留めている黒ビスも腐食していましたが、それも新品同様に。USBカバーもビスの当たる部分が切れかけていましたが、当然のように新しい…下に書く通り、外装は最低限の交換となったのですが、大変ありがたいことです。


さて、修理に出した経緯をまた書いておきますと…
確か1年ほど前、ある晩に純正ACアダプタ・ケーブルでUSBから充電しつつ就寝、翌朝起きたところ起動できなくなっていました。
調べたところ、USB端子を本体表面方向に持ち上げ(押さえ)ていないと通電しないことが発覚しました。夜中に充電開始→通電不可を繰り返し、画面点灯が続いた結果バッテリが空になったようです。
ところが、幸か不幸か充電カップという別端子を使う急速充電が可能でしたので、修理しないまま使い続けられてしまいました。
延長保証期間終了が間近となった今年6月末、S61の購入・乗り換えにより、ようやく修理の目途が立ったのでした。

ということで修理に出したのですが、こんな特殊な機種を個人で買って、しかも保証修理に出すなんて機会はほぼ無いと思われます。
せっかくなので流れもご紹介したいと思います。
簡単には、
電話連絡・見積送付→見積書にサイン・返信→引き取り(日通)→正式見積送付→修理継続or中止の返信→修理後配達(日通)
という感じでした。
以下詳細です。

私のFZ-N1は個人購入といってもしっかり新品購入でしたので、Panasonicの延長保証と引き取り修理がついていました。
まずは保証適用になるか等を確かめるべく連絡したかったのですが、窓口は法人向けと一緒…平日・電話のみ。
それでも21時まで受け付けなので、帰宅後で十分間に合いました。

で、確認したところ無事保証適用となりました。
USB端子に外観上の破損や水濡れ歴がないこと等を聞かれました。
電話口で症状を聞き取りながら見積書に打ち込んでいるようで、口頭でメールアドレスを伝えると、電話を切った後すぐに見積書のPDFが届いていました。
その下半分が申込書となっており、チェック・署名して返信する様式でした。
返信した翌日(だったと思う)、修理受付から電話があり、引き取りの日時を決めました。

引き取りに来たのは日通の方で、その場で梱包する形でした。
修理センターは兵庫県とのことで、土曜日に発送、正式見積は翌週木曜に届きました。
今回はUSB端子の他、ホルスターへの出し入れで剥がれてしまったエラストマー樹脂製のバンパを交換する見積(最低限案)と、USB端子+外装全交換(全交換案)の2パターンで見積をお願いしました。
すると、最低限案が約\8,000、全交換案は約\50,000となりました。
今回は最低限案でお願いしました。

正式見積にも署名欄とチェック項目がありましたが、気になる点がありましたので質問してみました。
具体的には、今回はUSB端子の故障ということで、交換部品はUSB FPC(USB端子にフレキケーブルの付いた部品)でしたが、修理費用に「技術加算料(インストール代含む)」とあったので、インストールの意味するところ、そして、修理申し込みのチェック欄に「データを初期化して」と但し書きがあったのでその理由です。
私はPCのジャンク修理等をよくやるので、「メイン基板を触らないなら、初期化はいらないし、USB端子だけの交換ならドライバもソフトも要らないんじゃないの?」と思ったためでした。ただの興味です。

すると、恐れ多くも修理担当の方よりお電話を頂き、直接ご回答頂きました。
インストールとは、ソフトやドライバのインストールの意味で、今回のような場合にも検査用のソフトをインストールする必要があるため書いてあるとのことでした。
また、初期化については上記の検査用ソフトを消去する際、それだけを消すことができない(理由は聞きませんでした)ため、リカバリ状態での返却になるとのことでした。
実は、この初期化についてお聞きできたのが結構嬉しかったのです。
というのも、フィーチャーフォン時代の途中から「修理後は必ず初期化して返却」となっていましたが、その理由が知りたかったからです。
何となく「個人情報保護とか、データの破損トラブルを避けるためかなぁ」とは思っていましたが、このような事情があるとは知りませんでした。
他のメーカやフィーチャーフォン時代も同じであるかは不明ですが、一つの事情を知ることができました。

その後、約一週間後の翌週水曜日に出荷の連絡があり、再配達にて金曜夜に受け取ることができました。
で、タイトルに書いたことですが…配達に来て頂いた日通航空の方、なんと3年ほど前まで6G72のL型パジェロに乗っていたとのことです。
「青い大きなRVがある家と聞いて来まして…パジェロのL型に乗ってるんですか?」と聞かれたときにはびっくりでした。
昔ランクル60(4000DT)に乗っていたがエンジンブローで乗り換え、乗用車にしたものの忘れられず、ふと気になったパジェロに買い替えたとのこと。
かつてのディーゼルランクルが遅かったので、V6ガソリンはどうなのかなぁと選んだそうでした。
残念ながらラジエータ系の故障で手放されたそうですが、今はV73パジェロに乗り換えたそうで、しばしパジェロ談義となりました。


長くなりましたが、ほぼ新品になって帰ってきたFZ-N1。もう一度設定しなおして、予備機として万一に備えるとしましょう。
…そういえば、SIMロックはどうなったんだろう。解除コードは変わってないはずだから大丈夫そうだけど。
Posted at 2020/07/11 20:59:11 | コメント(0) | トラックバック(0) | PC・携帯電話等 | 趣味

プロフィール

「中身も伴った大型機 R.シュミット(ワーゲン商会扱い) 24型商館時計 明治22年頃 http://cvw.jp/b/2115746/48476479/
何シテル?   06/08 22:43
菊菱工廠と申します。 「工廠」なんて言いましても、車いじりは飽くまで素人。 電装系なら結構自前でこなします。 ちょっとした金具作りなんかも。 ナ...
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