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菊菱工廠のブログ一覧

2021年12月31日 イイね!

インドネシア風ザグレを作る(1/14 RC) #7(本来の6) キャブサス取付とキャブ搭載

今年最後の更新と先の記事に書きましたが、あれは嘘だ…というか、こちらの内容を忘れていました。
先の記事でしれっとキャブが載っていたのは、この記事のことがあったからなのです。


不定期刊「1/14 インドネシア風ザグレを作る」の第7回。内容が第6回と入れ替わってしまいましたが、いよいよキャブがシャーシに載りましたよbosku。
MFC搭載やら塗装の時にはまた降ろしますが、位置が正式に決まったというのは大きな前進です。

ところで全く無関係ですが、1/16 73式特大型トレーラを作る、というのが出たそうですね。
1/16というのが惜しいですが、「総輪駆動スパグレのビッグスケールモデルでライト・サウンドギミック付き」というだけで純粋に魅力的です。
ただあれ、「世界の鉄道」とか過去コンプ経験がありますが、余裕で10万単位飛んでいくんですよね…まぁ今作ってるザグレもその類なので何とも言えませんが。


ということで、今回またまた中国から到着しましたパーツがこちらです。





前後キャブサス+トレーラ用エアホース(これは今回使わず)のセットに、同じショップで見つけたMFC用のLED拡張基板。
そしてエンジェルリングタイプと称するコンビテール。これは国内でも買えますが、やっぱり現地価格の方が格安なので合わせて買いました。
インドネシアのカスタムトラックは、大型車や2tタンクローリーだとこのタイプのテールをよく付けています。
これで総額1万程度でした。Aliexpress、今回は航空便で10日ほどとスピーディでしたが、時間がかかる代わりにこういったパーツが安いです。





キャブサスを開封していきます。
まずはフロント用。予想外にもレートの違うスプリングが5種類も入っていました。
ただ、番手が上がるほど固いというわけでもない(ソフト・ハードの表記と番手が順になっていない)ようで、指で縮めた感覚で使うことになりそうです。
見た感じ一応プログレッシブっぽいピッチになっています。





こちらはリア用。
同様に5種のスプリングが入っていましたが、こちらにはちゃんと目安の重量が記載されています。この差は何だろう。
オレンジの物体はM2の六角ボルトを締めるための簡易レンチです。

ではせっかくなので、動きを見るためにも組んでみます。



フロントから、ダンパーとメインのフレームが組めました。
ですがこのダンパー、サイズ的にダンパーとしての機能は無いとは思っていましたが、思った以上に精度が出ていません。というかシャフトとダンパーケースの穴サイズが合っておらずガタガタ。
更にはシャフトの円周方向にヘアラインが入っているので、思いっきり引っかかりそうな予感…
とりあえずフリクションダンパーグリスは塗りましたが、どれだけ効くやら。

なお説明書は入っていないので、商品ページの写真を見て作るしかありません。
パーツ袋にはアルファベットで分類がされていますが、写真にもそれが載っているので初めから紙の説明書は入れないスタイルのようです。
ショップは違いますが、キャブもそうでした。



ダンパーを付けました。スプリングはとりあえず一番ソフトな奴。





最後に左右のキャブ取り付け金具をロッドで連結して完成…ってこれ、やっぱりまともに動かないじゃないの。
まずロッドが僅かに短い。これのせいでダンパーにネガキャン方向のテンションがかかり、左右同時のストローク(ピッチ方向)が不可。
じゃあロール方向はというと、上記の通り雑なダンパーのせいで思いっきり引っかかる…うーん。

ということで早速改造。写真は取り付け時の方を見て頂ければ。
まずは短いロッドを撤去して左右の金具を独立。ダンパーに変なテンションがかかるのを防止しました。あとはキャブとの固定位置をちゃんとすれば大丈夫でしょう。
ダンパー自体の引っかかりも酷いので、グリスをモリブデンに交換。引っかかる箇所って極圧でしょ?っと勝手に解釈しましたが…
まぁ、後はキャブ搭載の段階でダンパーへのテンションの掛け方を逆手に取れば、何となくうまくいくんじゃないでしょうか。
どうしてもだめならミニッツあたりのダンパーに交換を検討しましょう。
というか、ちょっと凝ってるトイラジのプラ製サスの方がよほどスムーズにストロークしますよ…




続いてリア用。フロント用と違ってこちらは実車に忠実な作りで、そのおかげか精度・剛性ともいい感じです。
やっぱり外から見える箇所だからかスケール感を大事に作られています。M2の六角ボルトとか初めて見たよ。
ダンパーは相変わらずガタつきますが、ストロークが短いことと、アームの方がしっかりしているので問題なく動きます。

実際に取り付ける際には、これのアーチ部下端とシャーシフレームとの間にブラケットが入ります。
シャーシ側ビス穴に対応する皿穴は長穴になっており、アーチ部との固定穴は5か所開いていますので、位置決めの自由度が高い設計です。

ただ問題点は…ダンパーシャフトを最後までねじ込むと、キャブキャッチの爪を圧迫してしまい、スプリング式ロックの動きが渋くなること。
まぁこれも大した問題ではなさそうです。


…というのが12月中盤前のこと。それからはこれを作っていて、キャブ載せから遠のいていました。



ザグレと言えばこれ、エアクリのシュノーケルです。
キャブ上に出ない傘タイプもありましたが、せっかくザグレを作るならこれはマスト。これもまた前期・後期があるようで、前期は蛇腹が全体にあるタイプ、後期はこのように樹脂ダクトに補強リブ(あるいは内部仕切り)があるタイプ。ツインの場合もフード部分の向き以外は共通のようで、ダクト部は左右対称ではありません。
どうせならと、V8ツインターボ仕様として左右ダブルで作っています。
実車ではトラクタでも少数でしたが、やっぱりダブルシュノーケルはかっこいい。そういえばオーストラリアのトラックもホコリ除けでシュノーケル仕様が多いらしく、あれも大好きです。
3mmプラボードをメインにして、曲げたり削ったり溝掘ったりパテ盛ったり…でとりあえずここまで。



さて、ちょっとした引っかかり(物理)はありましたが、とりあえずキャブの位置決めをちゃんとしてしまいたいところ。
今回はタミヤシャーシに社外キャブという組み合わせですが、更に前2軸による前方オフセットと社外キャブサス追加という要素が相まっていますので、慎重に進める必要があります。

まずメカデッキの位置ですが、これは6本のビス止め箇所を一か所前出しし、4本止めとすることで丁度良くなりました。
キャブ自体の位置もこれまた丁度よく、ミッションケースの前端に引っ掛けるとぴったりでした。
後はシャーシフレームのその位置に上記のキャブサス機構を取り付けるだけ。これが一工夫必要でした。







結果こうなりました。
フロントは若干シャーシの延長が必要で、それはさほど悩まず素直にアルミ板を追加。



いつもの通り、端材(一応硬質アルミっぽい)で作った金具とお好み焼きのヘラ。もといハンドベンダー。
エンジニア製のものですが、升目入りで曲げ機能の多い製品版に先駆けてネットで少数販売された、簡易版の初期タイプです。
学生時代に偶然ラストの1,2個から買うことができ、それ以来の愛用品になります。
今回は緩いS字曲げで油圧ベンダーでは対応ピッチが狭すぎました。そのため久々にこれの出番がやってきたわけです。
シャーシフレーム前端内側に固定して、キャブサス位置ではフレームの幅まで広げるための曲げです。

フロントの取り付け部は16.5mmほど延長していますが、幅合わせのS字曲げでもう僅かに短いと思います。曲げ角度共々この辺は目勘。



こちらがリヤ。「正大」のロゴが目立ちますがなかなかのスケール感。まさひろじゃないよ。多分。
本来は逆L字のブラケットはシャーシフレームに直接付きますが、キャブをオフセットしたことでミッションケース前端の高さを跨ぐ必要がありました。
なので、ミッションケースの止めビス穴を使い、20mmのスペーサを製作して30mm皿ビスで共締めという、少々強引な作戦を取りました。
微調の利く設計で助かりました。



最後にチルトした様子。
これもまた怪我の功名といいますか、偶然にもいい感じの角度に止まるようになりました。

今回購入したキャブサスセットはアロクス・アクトロス用でしたが、両者とも近代的なバンパーヘッドライトのモデルなので、キャブチルトの支点が高めです。
対してザグレはキャブ側にヘッドライトがありますので支点が低く、そのまま直に取り付けするとヘッドライト裏にダンパーが干渉して、ほぼチルトできない状態でした。
ですがこれは、キャブを前方にオフセットしたい今回の場合は好都合。適当なスペーサを入れて距離をとることで、適当にチルトしたところでダンパーにあたるようになりました。
これによって、タミヤのアロクス他のようにロッドで引っ張らなくても、チルトしすぎるということもなくなりました。シャーシ延長といいリア側キャブマウントといい、なんだかんだうまく収まってるなぁ。

またダンパーの渋さですが、予想通りキャブ固定金具をポジキャン方向にわざと傾けたところ、ちゃんとポヨンポヨンと動くようになりました。
ストローク時に「<>」こんな感じにダンパーが傾いて(ガタのせいで曲がって)しまうので、その逆にテンションをかけてやるのです。
このキャブの場合、スプリングは前後とも中間位のレートがいいようです。塗装やウインドウ、デフレクタ等々が載るともう少し硬くてもいいかもしれません。


ということで今回は以上です。今度こそ今年最後になります。
これからは次のステージ、荷台の製作に入ります。いよいよカロセリっぽさが出てくる段階です。
せっかくなので溶接機の練習がてら、フレームの一部を鉄で作ってみていますが、なかなか感覚がつかめません。はんだ付けなら得意なので、そのうちそれなりにはなる…といいなぁ。
うまくいかなければさらっと素材変更するかもしれませんが。

MFC搭載は何とかなりましたが、プロポがフタバ14TJというのが少々気がかりです。ネット上に成功例もあり、偶々持っていたので空きチャンネルも使えば色々できそう…とこれにしましたが、今のところトリムを使ったエンジンON/OFF等の特殊操作がうまくいきません。とりあえずトリムMAX箇所を左右のトグルスイッチに割り当てていまして、あとはそのトリム量を調整して…で何とかなるのでしょうか。もう少し探ってみたいと思います。
Posted at 2021/12/31 18:39:19 | コメント(0) | トラックバック(0) | プラモ/RC | 趣味
2021年12月31日 イイね!

インドネシア風ザグレを作る(1/14 RC) #6 MFC搭載と荷台製作その1

今年最後の更新になると思いますが、今年も皆さまありがとうございました。

パジェロは無事10万キロを超えましたが弄る箇所がかなり少なくなり、ほぼエクリプスクロスとその他趣味の内容になってしまいました。
エクリプスクロスもそこまで本格的に弄る予定はないので、これからは趣味系のネタが多くなると思います。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。



さて、年末年始の工作として準備していたものが無事到着しました。





トラックRCを作るなら欠かせないMFC、そして荷台の材料です。
MFCはトラッドなディーゼルの音を重視して01の方にしましたが、機能的には後発の03(ユーロスタイル)の方が若干上です。クラッチ操作とかできるし。
荷台はアルミCチャンネルのサブフレーム(縦根太)を載せ、その上に鉄の横根太兼側板柵を取り付けていきます。側板を付ける前までは、原木車のような姿になります。
どちらから始めるか悩みどころですが、重量増とシャーシフレームが覆われることで配線がしにくくなりますので、まずはMFCから載せてしまいたいと思います。実車でもシャーシは自走できる状態で架装に入りますからね。
ただ荷台の材料、こちらが思った以上に重く、試しにざっくりと重量をシャーシにかけてみることに。



本当にざっくりですが、こんな風な配置になります。この時点で荷台部材の重量は5㎏弱。
何とかフルボトムはしていませんが、半分ほどリヤサスが沈んでいます。1軸追加しているとはいえ、やっぱり鉄はやりすぎだったかしら。
これから組んでいくと側板やMFC、そしてバッテリが加わりますから、リーフを増さなければいけないかもしれません。
多分F-350とかの組みリーフが使えると思うので、当時組んだ時の余りでも追加してみましょうか(F-350ハイリフトには、調整用のバラのリーフスプリングがセットされていました)。
あるいはLESUとかの枚数の多いリーフに交換するか…荷台柵の部材にちょっと厚さを持たせすぎました。



こちらはMFCのテストの様子。とりあえず繋いだだけなのでごちゃごちゃです。

タミヤ純正キットへの搭載に関しても、車種別に様々な搭載方法があるMFC。マニュアルにも「基本的に配置は自由」的に書いてあります。
基板ユニットとスピーカボックスが場所を取るので、これをどう収めるかが仕上がりとその後の整備性に関わってきます。振動ユニットもしっかり固定しなくてはなりません。

私は内装はこだわらない派なので、スモーク窓にする予定でキャブ内搭載としました。
現地車両のウインドウは実際にフルスモークやステッカー埋め尽くし状態というのが多く、それの再現という意味でもあります。
ただバッテリは他に置くしかないので、荷台の床を二重にするとかプロテクト部分のシートキャリア下スペースを使うとかして、その中に収めたいと思います。

具体的な配置としては、キャブ内のメカデッキに基板ユニットと振動ユニットを載せ、キャブ天井にスピーカボックスを吊るというもの。ボルボFH-12と同じ方式です。
キャブの上の方にスピーカ重量がかかることで、キャブサスを積極的に動かそうという作戦です。
またこうすることで、キャブをチルトさせると直接MFCユニットに触れるので整備性もよろしいです。
メカデッキはアロクスダンプのものなのでその説明書を参考にしましたが、キャブ寸法やヒンジの逃げで削った分を考えると、ほぼオリジナルの積み方になりました。





このように。
振動ユニットは助手席側後端ギリギリに寄せて、MFCユニットは縦置きとしました。こうしないとキャブに干渉してしまって、チルトやキャブサスがうまく動きません。

ここでの悩みどころは操作盤の配線箇所。
ハーネス3本中2本がMFCユニットの左右端に散っているので、縦積みするとどちらかは必ず遠くなってしまいます。
しかも今回は2軸化でキャブが前にオフセットしていますので、既に位置を決めてしまった操作盤ボックスとの距離が余計に開いています。
結局、捩じってあるハーネスをほどいて長さを稼ぎ、何とか接続ができました。ばらけた線をコルゲートに包みましたが、結果的にスケール感が増して見えます。
ステアサーボとバッテリの線はまだ位置が確定していないのでそのまま。



こちらはキャブの加工。
天井裏にスピーカを吊るのですが、このキャブのルーフが2重になっているのを忘れていました。
既存の四角穴が微妙にそのままではスピーカの入らないサイズでしたので、ヒートナイフでちょっと削り、センター出しして穴開けしました。
3Dプリンタ製なのでABS樹脂だと思いますが、PSと違い一気に溶けない代わりに煙・匂いが全然出ませんね。3Dプリンタ用のフィラメントだからそういうレシピなんでしょうか。


ということで今年はここまで。
実際にライト類を配線するのはキャブを塗装仕上げする辺りの話なのでもう少し先になります。
なのでここからは荷台の製作…まずはサブフレームの加工から入ります。
既に手を付けていますが、アルミCチャンネルの一部を切り抜くってのが意外と面倒です。さらに少し削り込んで…となるので、フライス盤が欲しくなります。
せめてもの救いは硬質でもない普通のアルミだったので、ミニ四駆の肉抜き的に強引に切り取っていけること。穴を並べて開けてその間をニッパーで切りますが、ちょっと大きいニッパーなら何とか切れます。

後は試しくらいは年内にと思い溶接での荷台枠を1本試してみたのですが…ほぼ未経験なので当然難しいですわね…
16セットも作るので、その間に少しでもうまくなれればと思います。
どうしてもだめなら素材をかえようかと。重すぎるという問題もありますので。

次回、2022年の最初は多分エクリプスクロスのネタになると思います。
正月休みでエンジンススタータを付けてしまうつもりです。
Posted at 2021/12/31 17:53:27 | コメント(0) | トラックバック(0) | プラモ/RC | 趣味
2021年12月26日 イイね!

ブラックフット(1986)のレストア #3 ボディレストア編

今年がもう1週間くらいで終わってしまうなんて実感がありませんが、茄子も無事出て(そして出て行って)、年末近しといったところです。


さて、前回シャーシをレストアした86年初期版のブラックフットですが、今回からはボディ編です。
素性は良さそうに見えたのですが…









まずは既存ステッカーの剥がしから。
せっかくほぼ説明書通りになっているので少々もったいないですが、劣化もしているので潔く撤去…代わりは同じ内容のリプロ品です。
一応剥がしたものも紙に貼って保存…
この後サフを吹いたところで12月中頃。写真は忘れました。







こちらはグリルとリアバンパー。ぱっと見では綺麗で、ライトの黒だけ塗りなおせばいいかと思っていたのですが…
アルコール系のリムーバを使ったところ、塗装より先にメッキが剥げる始末。
まぁこれは…リアバンパーの四角い剥げ跡の通りですが、ステッカーごとメッキが持っていかれるくらいには劣化していました。
フロントグリルもナンバーを剥がしたら一部メッキが剥げましたので、あきらめて塗り直すしか無いようです。
潔く2016のものを使う手もありますが、グリルメッシュがビレット風に金型改造されているので、印象が大きく変わってしまうため避けたいのです。
メッシュ部は黒塗装するから、初期版を切り出して2016と2個イチ…なんてのも考えましたが、失敗したら元も子もないので没。



ということで剥がしました。
車のエンブレム等、下地に銅箔のある場合には基板のエッチング液に漬けますが、プラ地にアルミ蒸着のプラモ系メッキなら塩素系漂白剤でこうなります。
少し薄めたものを使いましたが、純粋なメッキ部は数十分で落ち、黒塗装が塗ってあったライトベゼルは数時間でじわじわ浮いてきました。
こうしてみると、結構薄いプラでできているんですね。
この後は少しでもメッキに近い塗装を…ということで、これもまた自分のラジコン・プラモ全盛期(15年くらい前かなぁ)以来のメッキ風塗装に挑戦です。
当時出始めだったメッキ風塗料より大分進化しているようなので、ちょっと調べて買ってきました。



ガイアノーツのプレミアムミラークローム。
ガイアノーツ自体が当時出始めというか存在しなかった的な感じなので、感覚は全くの未知数。ましてや特殊な塗料なので猶更。
多くのメッキ風塗料がその上からのクリアコート・マスキングテープ不可の中、こちらはある程度耐えるらしいです。
グリルメッシュとライトベゼルを黒く塗らなければならない以上、マスキングテープは使いたいです。
なおこちらは溶剤が強いとのことで、下地は黒塗装というメッキ風塗料の常識が通用しないようです。
隠ぺい力もそこそこらしく、プラを研いでそのまま塗るのが一番艶が出るとのこと…まぁ後で塗ってみましょ。



そして本日までの成果。
とりあえず黒を塗りつつあります。
上塗り初回は運悪く初冠雪になってしまい、缶を温めて、雪の舞い方を窺いつつの作業でした。
それからは週末の度に雪が舞い、外での塗装はできませんでした。かといって平日帰ってからでは暗すぎて無理。
ということでこれの出番。



塗装ブースです。最後に使ったのは確か1/16ティーガーを作った時。なのでもう10年近く前になります。
窓にはめるダクト枠は、以前作ったものは段ボールでした。よく折れるし付け外しがしずらいので、引っ越しで捨ててしまいました。
せっかくなので、今回はプラダンでしっかりしたものを作りました。

今回のレストアは説明書通りに仕上げるのでほぼ盆栽確定です。
で、弄って走る用に2016も買ってみたのですが(現在積みプラならぬ積みラジ中)、サイドマーカーとかテールランプとかがデカール化されてましたね。

近年のキットはデカール自体もプリカットなので楽なのはいいのですが…なんか物足りないというか。「こういった技術も求められる」感というか、「RCやるならこれくらいできるでしょ」的な造りにやる気が湧いたものです。なんて書くと年寄り臭いなぁ。
Posted at 2021/12/26 22:17:38 | コメント(0) | トラックバック(0) | プラモ/RC | 趣味
2021年12月18日 イイね!

【祝】パジェロ10万キロ走行達成、製造より凡そ33年

もう12月も後半、年末が見えてまいりました。
さすがに気温が一桁前半という日も増え、最低気温はいよいよ氷点下がちらほらと。
そんな今日は、ここ仙台は今季初冠雪となりました。


さて、本日はタイトル通り(ニュースの見出しみたいですが)となりますが、ついにパジェロ君の走行距離が10万キロとなりました。
製造より32年と10か月、約33年をかけてのスローペースでしたが、おかげ様で無事大台突破となりました。



定番ですがキリ番の写真を撮りました。
999999.9kmと、



100000.0km。
こちらはドラムの回転が微妙で、ちょっとずれてしまいました。





嬉しくなって斜めとか引いたりとか。



そして10万キロを達成した瞬間の姿。
ちょうど駐車場に入れるように近所を周回して調整した甲斐がありました(笑)


…と、まぁこれだけといえばこれだけです。
でも走る人は数年で超えてしまう10万キロに33年かけたというのも、またすごいんじゃないかなとか思ったり。
一方、これで「低走行車」は名乗れないなぁなんて。車種的にはこれでも低走行なんですけどね。「ディーゼルの10万キロは慣らし」なんて言ったものです。
これからも大事に乗って弄ってしていこうと思います。
なんて言いつつ色々乗りたい車はあるのですが(笑)

なお、来月は車検です。どこも問題ないと思うけど…ディーラーには「予備検」しようね、と言われておりますので年内に一度点検してもらいます。
Posted at 2021/12/18 17:57:08 | コメント(0) | トラックバック(0) | | クルマ
2021年12月05日 イイね!

インドネシア風ザグレを作る(1/14 RC) #5 ツラウチ対策兼切れ角増大

5回目となりました本シリーズ、やっとキャブが形になってきました。


さて、3Dプリンタ製キャブということで、ABS樹脂の積層痕を消す作業が思った以上に大変でした。
インジェクション成形品を一部改造、という場合はその周辺の仕上げで済みますが、3Dプリンタ製はほぼ全面の修正が必要です。その大変さを身をもって味わいました。延べひと月くらい掛かったかもしれません…もうしばらくパテとペーパーは扱いたくない(笑)
最後は研ぎとサフを繰り返し、とりあえず許容範囲というところまで表面が仕上がりました。
あとはキャブの位置決めや搭載の時間でもって、パテのヒケ具合を見たいと思います。
なおこの辺の面出し作業は、実車だとインドネシアではなくパキスタンのトラック動画によく出てきます。事故車修復とかの仕上げ段階で、ほぼ全体にパテ塗ってます。

ちなみにこの作業中に気づいたのですが、妻板のウインドウ下の補強プレスが実車より1本多いようです(実車は7本、このキットは8本)。またルーフ中央の補強プレスが足りませし、ルーフの後ろ下がりのサイドビューも一直線じゃなく段付き(キックアップならぬキックダウンルーフ?)になっています。
まぁルーフはタミヤのデフレクタを載せてしまいますし、妻板は目立たないのでこのくらい気にしません。全体の雰囲気がいい感じで出てればOKです。
あと、10t車のルーフとか妻板の実際をどれだけの人が知ってるか、というところもあり(笑)

そして塗装前にフェンダーくらいは組もうと思い、今までマスキングテープで都度仮止めしていたフェンダーを接着しました。
さすがにこのキット、接着部の工夫まではされていないので、位置決めしてシリコン変性系接着剤で固定しました。ラジコンなので、弾性を残して耐衝撃性を増しておきます。直線部は端材のアルミアングルを裏に仕込んで補強。

で、無事JISホイール化したシャーシに載せてみた…のですが…



せっかくなので試作したフェンダーパネルもつけてみましたが…かなりツラウチだなぁ。

薄々気づいてはいましたが、このキャブはザグレにしてはちょっとワイドフェンダーになっています。
キャブ自体の幅がいい感じなだけに、フェンダーの深さでツラウチになってしまいます。
ちなみにこの時点でのスケールが気になったので計算したところ、このキャブの幅は198mm、実車ザグレの幅(車幅なので多分キャブ幅)が2490mmということで…実質1/12.6位となりそうです。
それを全長に当てはめてみると、前2軸でキャブがフロントにオフセットする分シャーシ本体より伸びましたが、現在およそ1200mm…大体15m位ということになります。
現地の動画を見ていると、字幕に「Truk panjang 14m」とか出てくるので、当初より現実感のある長さとなりそうです。
…荷台はフレーム後端ぴったりくらいで行こうかと思ってましたが、それならもうちょっと長く作ろうかな。



ようやくですが今回の本題です。
ツラウチ対策として、ワイドトレッドアップライトシャフトを買ってきました。



左が純正、右が今回買った+5mmタイプ。2軸分で4本です。
本来はステア切れ角増大のため、タイヤをリーフスプリングから離す目的での使い方が多いようです。
自分的にも切れ角が増すのはうれしいので、これを使わない手はありません。



前々軸のみ交換しました。ちょっと外に出ました。



アップライトから出ているシャフトの太い部分がオフセットになります。







4本交換してキャブを載せるとこんな感じ。
一瞬まだ足りないかと思いましたが、ホイールボルトまで収まることを考えるとこれでほぼツライチ。なのでOKです。
切れ角はどうなったかというと、





上がビフォー、下がアフターですが…思ったほどは変わりませんでした。
元々ギリギリまで増してあったせいですが、微妙に角度が増しています。あとはサーボの設定とロッドの詰め方でしょう。

ということで、ツラウチ問題はクリアしました。
あとはヘッドライトの角目4灯→プロジェクタ化と、シュノーケルの製作。やっぱりV8ツインターボの左右ダブルがかっこいいので、気合を入れて2本作りたいと思います。


そして、この先はキャブをシャーシに固定する術を考えるところですが、またしてもAliexpressで車種別のキャブサス付きマウントを見つけてしまいました。
キャブサス機構はついつい作るのが面倒&スケール感まで演出するのは難しいと考え、素直に注文。現在到着待ちです。車種ごとのキャブ妻板側キャッチ付近の違いがよくわかりませんが、どうせ加工するので半ば適当にアクトロス(アロクスだったかなぁ)用を選びました。
スカニアは実車のキャブサスの円筒部を再現した(?)成型部を逃げるアールがついていたので避けましたが…果たして無事に載るのでしょうか。載せるしかないけど。


更にはそろそろ荷台の事を考える段階になってきました。高アオリの平荷台でシートか幌を掛ける仕様で行きたいと思います。
インドの有名(らしい)架装メーカーGILL社の動画を見たりして、実車らしく「サブフレーム→横根太兼アオリ柵→板張り」で行こうと思いますが、素材とか固定方法を考える必要があります。
ちょっと脱線ですが、インドの大型トラックってタタとかアショックレイランドが多いのですが、どちらにせよ伝統的なスタイルはキャブレスでの納車らしいですね。
「キャブは荷台と一緒に架装屋さんで作ってね」という、出荷時にはグリル部分までしかついていないタイプです。回送時はトラクターや古いブルドーザーみたいな簡易ルーフと、パイプにメッシュの仮シートで自走できます。
そのキャブの製作と一緒に有名なのがGILL社らしいです。

また、高アオリとはいえ平荷台で作るので、バッテリ等の各種かさばるものの収納場所も作らないといけません。まぁ安直に荷台底を二重にして、その中にでも収めればいいかなと思っていますが…プロテクト裏を二重にする方が楽かも。
素材は当初真鍮かなとぼんやり思っていましたが、根太系の接合が半田では強度が不安です。なので、せっかく買った溶接機の練習がてら、コの字型の横根太兼アオリ柵は鉄でもいいかなとか思ったり。
いずれにせよ、まずは寸法取りと根太の本数くらいは決めないと。
カロセリ(架装屋さん、カロッツェリアのインドネシア語)って大変な仕事ですね…


ここからは完全に余談です…

カロセリと言えばインドネシアのアート車(ジャワ島やスマトラ島に多いらしい、Truk Oleng動画によく出てくるタイプ)には「○○Karoseri」とか「××Truck Workshop」とボデーに描き入れるのが多いようなので、せっかくなので名前を決めておきたいと思います。

今回ベースの一部としたアロクスダンプの荷台には「TWO STARS」とデカールが貼ってありました。タミヤマークの2連星のことでしょう。実車の架装メーカーロゴっぽい位置に貼ってあるので、これを元ネタにしようかな。
正直に訳すれば「Dua Bintang Karoseri」。なかなかいいかもしれません。

あとは、「□□Trans」というのもよく描いてあります。恐らく屋号なんだと思います。
あちらの運送業界の事情はよく知りませんが、派手にアートしているのは個人でやってる運送屋さんだろうな、と考えると、各々好きな名前を付けているものと思います。
これも考えてみると…例えばここ仙台なら「杜の都」ですから、訳してみると「Kota Hutan Trans」となりそうです。
この辺ももう少し考えながら進めたいと思います。
Posted at 2021/12/05 20:21:19 | コメント(0) | トラックバック(0) | プラモ/RC | 趣味

プロフィール

「仕上げ進行中 vol.2 http://cvw.jp/b/2115746/48592454/
何シテル?   08/10 22:31
菊菱工廠と申します。 「工廠」なんて言いましても、車いじりは飽くまで素人。 電装系なら結構自前でこなします。 ちょっとした金具作りなんかも。 ナ...
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