オーバーホール

丸の内サービスセンターにオーバーホールを依頼した腕時計が帰ってきた。














22歳の時に清水の舞台から飛び降りて購入し、それから20年以上の間、5年ごとに欠かさずオーバーホールをしています。

そして、必ず、オーバーホールは丸の内サービスセンターに持ち込んで、中を見せてもらいながら説明を受ける。
郵送でも良いんだけれど、それだとなんだか味気なくて、スタッフと対面して大事なものを預けたいという気持ちから必ず持ち込む。
スタッフと言っても、技師ではなく受付の人ですけどね。



もう20年以上使っていると新鮮さは全くないですが、あるのは帰ってきた安心感。
そして、ボディが研磨されて綺麗になったな、くらい。
でも、その安心感が大きくて。
あとは、デザインがベーシックすぎるくらいベーシックなので、飽きないのが魅力ですかね。
完成度が高いものはベーシックである、と思わせます。

あまり意識はしてないですが、多分、一生使うんだろうなと思います。


オーバーホールというとレース時代に使っていた主にツーリングカー車両、エンジンは4戦に、ミッションは3戦に一度のオーバーホールでした。
トラブルは無くても一番美味しいところを使うのが目的ですが、トラブらない安心感もありますね。
また、各オーバーホールの作業中に立ち会うことも好きでした。
0.01グラム単位以下での調整はそのメカニックの拘りを垣間見る事ができますし、コダワる事が好きな人間にとって至福の見学時間でした。
メカニックは、気が散るから帰れと言ってましたが（笑）




F31は本当に大事なクルマ。自分に合っていると思います。
できればエンジン、他もオーバーホールしつつ長く所有したいと思いますが、コストから考えると厳しいかな？！エンジンは自分では簡単に出来ないですしね。
でも、できる限り将来の新型の誘惑にも負けずやっていきたいと思っています。

帰ってきた時計を眺めながら、思うところでした。