インジェクター周りの燃料漏れ修理 その②
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
先日Oリング&パッキンを交換したインジェクター周り、組み上げた後暫くアイドリングして漏れていない事を確認後走行したら…
アレ?ちょっとガソリン臭が酷くない?
まあエンジンルームに拭き残ったガソリンが揮発しているに違いない!
大丈夫だろうとそのまま高速道路を走行。
風ですぐ匂いが飛ぶはずと考えていたら走行距離が伸びるほど臭くなって来ました…
という事で帰宅後再度メンテリットを開けたら…IGオンで3番気筒のインジェクター付近から燃料だだ漏れ…
分解したら、交換したデリパイ側のOリングが二つにちぎれてました。
写真の赤丸二つ
まだ漏れてない、且つ見た目okな1.2番気筒も分解したら同事象が発生…
原因推定が必要です。
2
原因推定を適当に上げると以下
①Oリングの製造不良
→100 %不具合率は無いよね…
②Oリングの耐久不足
→走って100kmで壊れないよね…
③発注パーツミス
→問題なし…
④マニュアル通りに作業しなかった。
⑤マニュアルの記載が不十分
まあ①〜②も可能性が0ではありませんが④、⑤辺りが妥当かなと思ってます。
④ Oリングにエンジンオイルを塗布する様に記載がありましたが、ゴムパッキンである事から条件反射的にシリコンスプレーをかけたこと。
→デリパイに対してμ過多でoリングがスムーズに入らず、変形状態で挿入されたと推測
⑤ インジェクター挿入手番をインマニ側を先にした。
(燃料パイプを外すのを面倒くさがり、メクラな状態でデリパイ側に挿入…)
→デリパイ側から挿入するとスムーズ。
ただマニュアルには順番記載なし。
また仕様上の課題としてそもそもOリングに対してデリパイの穴径が小さく入れづらい。
中はテーパー状なので,入り口はもう少し大きくても良い気がします。
写真はデリパイにインジェクター挿入後、インマニ挿入前です。
交換後は今のところ再発問題なし。
Oリングも地味に高いし、作業中ガソリン臭が酷いのでもう交換したくないですね。
後備忘録は以下
①パッキン、Oリングを落とすとインマニ下に転がってしまうので拾うのに難儀します。
作業する際はインマニ上に,何か敷きましょう。
②小さく落として無くなりそうな部品は余剰発注がおススメです。
③デリパイに付いているプレッシャーレギュレータと燃料パイプ用のパッキンやワッシャーは新品にしましょう。
④燃料系部品は部品バラツキを考慮してか締め付けトルク指定が無いナットやボルトが多い。ソケット10mmサイズに関しては締めすぎない事。
個人的な経験則で10NM程度目標とする。
20220708追伸
この修理後明らかに燃費が改善しています。
毎回燃費推移を計算していますが5%程度の効果が出ています。
車両停止からメンテリットを開けるまでに乾いてしまい事象把握が難しい事案かと思います。
ただ新車から交換していない車両はゴムが劣化している可能性があり、重整備でもないのでお勧めです。
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