おはよう箱根!、8月号は8月17日発売 ---- 発進でした。
ここのところずっと
晴天が続いていたので、当然、晴れるに決まっていると思って、てるてる坊主も作らず油断をしていたら、集合場所にたどり着く前にすでに小雨がチラついています。
いいや、大丈夫!きっと晴れるさ。何の根拠もないけれど…
しかし、微妙な天気にもかかわらず、今日も大盛況です。
集合地点には30台以上のポルシェが集結しました。
某PAは夏休み中にもかかわらず天候のせいか一般車は少なく、さながら中古ポルシェ展示場です。
いつも参加している人、初めての人、空冷、水冷、ノーマル車、違法すれすれ改造車・・・・・
集合しただけですでにワクワク・ドキドキで、出発の時間を今か今かと待ちます。
そんな中にひときわ
騒がしいいさましい音を発する黒いポルに乗る方を発見しました。
通称、
雨男…。
今日の天気はこの男のせいかっ!!!
理由が分かれば気持ちも落ち着きます(←それで良いのか?)。
時折、小雨がチラつくくらいならば、暑さが和らいで良いってものです。
時間になりました。
さあ、今日も楽しく走りましょう!
出発!
某高速道路を箱根へ向かって快走するポル軍団。皆、元気一杯です。
けど、途中、パラつきだした小雨は高速道路を降りる頃には本降りに・・・・・
しかし、山路にさしかかると雨は止んでくれました。
路面は乾いています。
良かった、良かった。
ホッと一息ついたと思ったら、今度は霧が出てきました。
前方が見通せません。
慎重に前車の後を追います。
お土産屋やホテルの多い狭い道をスローペースで進んで行きます。
やがて、大きなホテルの横を左へ曲がります
・・・・・・・んっ?
ここは直進のハズ?
箱根を走るときのコースは大体決まっていますが、今回は左折はしない予定です。
おかしいなぁ?
でも、皆、曲がってゆきます。こちらへコース変更になったのでしょうか?
一瞬迷いましたが、私も左へ。それと同時に先頭を行く
この方に確認の電話をいれます。直進が正解。
おそらく信号で隊列が分断され、後方部隊の先頭の方が霧の中で何台も前を行くポルを見失いコースを間違えてしまったのでしょう。
こちらの道を通っても別に問題はありません。40台近くもいるのですから、別々のコースを行くというのも有りでしょう。
ところが、今度は何台かのポルが道を戻ってきます。
コースの間違えに気付いた方がUターンしてきたようです。
一層深みを増す霧の中、小回りの効かないポルシェを何台も狭い道でUターンさせるのは危険です。
このままこちらのコースを行くほうが安全かつ混乱も少ないでしょう。
前のポルに声をかけ、私が先頭に出て、隊列を進めます。
ミラーで確認するとどうやら後続の方々も私の意図に気付いて、Uターンをあきらめついてきてくれているようです。とはいえ、2~3台後ろのヘッドライトが見える程度なので、何台いるのか全然分かりません。
本格的な峠道へ入るともはや世界は
白一色。
対向車もなく、時折、見える後続車のヘッドライドの小さな光。
世界が溶けてなくなってしまったかのようです。
私は道を知っているのである程度の速度で走ることができますが、もし、この瞬間に私の知っている道がなくなっていたら・・・・・・・・
峠を抜けると少しずつ霧が薄くなってきました。
そして、正規のコースとの合流地点が近づいてくると・・・・・・いました!!前方にポルシェ軍団が!
2つのコースが交わる地点では正規ルート隊の後尾にドンピシャリのタイミングで合流することができました。まるで何事もなかったかのように… \(^o^)/
そこからは前を行くポルを追尾するいつものパターンに戻ります。
お茶を片手にワインディングを楽しんでいたのもつかの間、峠に近づくとまたもや
白い世界に。
中間休息地点は霧のために夢の中のような視界しかありません。ただし、この夢は悪夢ではありません。
さっそくポルシェ談義が花開きます。
こちらはオープンポルシェ@名古屋の方々と
この方。
ゲンバラボクスター&996、カッコイイ~
遠方よりのご参加、ありがとうございました。
名古屋から来たワンちゃん大人気♥
ゲームをしながら大人たちを待ちます。
そして集合写真。
隊が分断した後、直接、最終目的地へ向かった方々もおり、さらに、降雨の時点でワインディングをあきらめ最終目的地へ向かった方々もいて、全員がこの中間休憩地点に到着したわけではありませんでした。
仲間と合流すべく早々に休憩場所を出立することになりました。霧で景色も見えないしね^^;
コースの途中は霧も晴れ、むせかえるような緑に覆われた山路を堪能できました。
私のポジションは11番目。先頭が見える場所を走るのは久しぶりです。
箱根路は涼しくエアコン不要です。
窓からは湿った風にのってフラットシックスの低い音色が舞い込んできます。
・・・が、快適だったのはここまで。
最終目的地付近はまたもや
白い世界。
たどり着いた駐車場は真っ白で視界はほんの数メートル。
数十台のポルシェがいるはずなのにさっぱり見えません。
白ポルや銀ポルはもはや幽霊と変わらないレベルです。
写真撮影もままならないので、レストハウスで霧の晴れるのを待ちながら、またもやポルシェ談義&雑談に耽ります。
ポルシェ乗りの方々は話題豊富で話し上手・聞き上手な方ばかりなので、走らなくてもたちまち時は過ぎて行きます。こんな場所で仕入れる情報が意外な場面で役に立ったりするのですよ~(ふふふ)
ターンパイクの下の方は晴れているのではないかと期待して走りにいったツワモノもいました(←私ぢゃないよ)が、ノロノロ走行しているクルマに阻まれ面白くはなかったようです。
一向に霧が晴れないまま時間だけが過ぎて行き、参加者たちは三々五々と散ってゆきます。
私たちも帰ることに・・・・いえいえ、お食事へ行くことにしました。
それでは、
おは箱!第二部、グルメ編のスタートです!(最近、こちらがメインになりつつあるなぁ…)
さよなら、
白き箱根。来月も必ず来るよ~☆
山頂と違って、下界は良い天気です。
方向感覚が乏しい私にはどこをどう走ったのかさっぱり分からぬまま、やってきたのはここ(↓)の前。
付近にはこんなものもあります。すごく心惹かれます^^。
定数オーバーの駐車場に強引にポルを詰め込むのはいつものことで手馴れています。ポルで
倉庫番です(笑)
そして水車が出迎えてくれた店へ入ります。
この店は
先月来るつもりだったのですが、お店が休みだったために断念したところです。
店内は薄暗く落ち着いた雰囲気です。とても気さくなオーナー夫婦(かな?)が調理・給仕してくれます。
まずは一品目。
牛刺しです。
ピンク色した肉に霜降りの
白さがヨダレを誘います。
薬味を包んでパクッ!
や~らかいです。ゆっくりと噛むと旨味が口の中にじんわりと広がります。
二品目にして本日の目的はオニオングラタンスープです。
タマネギのスープといったらファミレスのランチメニューの定番ですが、そんなものとは全く違っていました。
裏ごしをしたのか原型も見えないタマネギの豊かな味に、こげたチーズの風味がなんとも素敵な逸品です。隠し味は卵の
白身。
ドンブリでいただきたかったです。
そしてメインディッシュです。
私が頼んだのはステーキ。オーダー前に生肉の塊を見せられてしまったら、これを注文するしかありません。ジュル…
焼き加減はレアです。
ガブッ!!
お味の方は・・・・もう何もいうことはありません。ありがたや~
お肉はガーリックライスでいただきます。日本人たるもの肉を食べてもやはりご飯が美味しいですね b(^o^)
漬物がこれまた絶品。右の黄色いのは瓜(正確な名前を聞いたのですが忘れてしまいました)です。下に髭のような物がついています。カリッとした口当たりが良く、とても美味しかったです。
これら(↓)は店の畑で取れたものだそうです。黄色いのが↑の瓜です。
さて、ステーキ以外に、タンシチュー・ビーフシチューを頼んだ方もいます。
これ(↓)はどちらでしょう?これも美味しそうです。
シチューはランチメニューとしてリーズナブルな値段で食べられるので、是非どうぞ!とのことです。今度、行くときには食べてみようと思います。
こんなアングルでも写真を撮ってみました(笑)
食後のデザートは
白くて甘~いアイスクリームです。もちろん自家製。
かかっているのはこれまた自家製のブルーベリージャムです。
アイスクリームの甘みが口の中です~と溶けた後にブルーベリーのちょっとすっぱい香りが引き継ぎます。んまい!
最後は自家製・・・・かどうかは分かりませんが、さっぱりした緑茶で締めくくります。
美味しかったです。
ゆっくりと味わって食べるランチ。至高な時間。
この気持ちをどう表現して良いか分からないけれど、なにはともあれ
ご馳走様でした~♪ m(__)m 合掌!
今日撮影した唯一のお花の色は
白です。
最後の一枚はこれ(↓)。
城(笑)です。
こうして
白い一日は終わりました(この後、渋滞の中を数時間過ごすのですが…)。
ご参加の皆さま、お疲れ様でした。
今回は今まで経験したことのないほどの濃霧の中、大混乱の
おは箱!でした。
深い霧の中を独りで走っていれば哀しい記憶になりますが、皆で走ればたちまち愉快な思い出話になってしまいます。こういうところもまた
おは箱!の魅力ですよね♪
とはいえ、来月は秋晴れのもとを気持ちよく走りたいものです。
次回もよろしくお願いいたします。