メーカー/モデル名 | 日産 / フェアレディZ 2by2_300ZX_Tパールーフ(MT_3.0) (1989年) |
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乗車人数 | 2人 |
使用目的 | その他 |
乗車形式 | マイカー |
おすすめ度 |
1
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満足している点 |
とにかく所有欲が満たされる点。 スタイリング。 |
不満な点 | 満足している点以外の全て。 |
総評 |
一言で言えばスポーティラグジュアリー。 スポーツカーを名乗るには要所要所チグハグ感がある。 見た目と走りの絶妙なチグハグ感がZ32の魅力の正体なのかもしれない…。 人に勧めることは決して出来ないが、オーナーになったら…。 最高に速いスポーツカーよりZ32に乗ろうと思う。 |
走行性能 |
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エンジン…
Z32専用に再設計されたVG30DEのパワーは正直言って驚くほどではない。 レッドゾーンはメーター上7000回転からだが5000回転以上ではあまりパワー感、回転の上昇感が無く、所謂「ただ回っているだけ」「頭打ち感がある」フィーリング。 その代わりに低回転のトルクは3Lのそれであり2000回転-3000回転程度で街乗りは事足りてしまう余裕がある。 また、回転の上昇速度もあまり早いとは言えず全体的に重たいエンジンといえる。ただし、滑らかさは6気筒のそれであり良く言えば「重厚にしっとりと回る」 直6に比べてしまえばそれでもV型特有の振動はあるしカムの本数分ノイジーには感じる。 加速感… NAはターボに比べてギヤ比がローギヤードに設定されているため100km/hまでは必要十分な加速性能を持っている。 その代償として5速100km/hで3000回転程度と高速道路の巡航時にはやや回転数が高くなってしまう。この点が後述する燃費にも影響していると考えられる。 パワーは十分であり優雅にクルージングを楽しめるがノイズ面ではやや不利といえる。 スポーツカーとして「速いか、遅いか」で言えば間違いなく「遅い」。 旋回感… Z32の中では比較的軽量なモデルとはいえカタログ1470kgの車重はかなり重たくサスセッティング次第ではあるものの大柄な車体と合わせて基本的にクイックな動きは苦手だ。 ただし、空力性能も相まって高速域での安定感はずば抜けたものがあり高速道路や中高速のワインディングでは不安感無くアクセルを踏める。 減速感… ABS無しなので同世代の日産車ABSにありがちなフニャフニャなブレーキタッチではなく、それなりにリニア。 ただし、絶対的な効きは車重に対してプア。 また、シートが柔らかいので余計に踏力が必要に感じる。 飛び出し等は十分に気をつけて安全運転を心がけないと本当に危ない。 |
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乗り心地 |
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サスセッティング…
※9万キロを走った純正足回りの感想、現在はTEIN STREET FLEX バネが柔らかいせいかロールは大きく段差ではドッタンバッタンと吸収出来ていない様子。 速度を上げると基本的にはドアンダー傾向なものの、どこで限界が来るのか分かりづらいフィーリング。 全て純正でリフレッシュした方が居れば乗らせてもらいたいものだ…。 剛性感… 剛性が無いとよく言われるが、恐らく私のような素人が感じているのは剛性感なのだろう。実際の剛性についてはよくわからない。 しかし、剛性感という意味ではかなり弱い。歩道に乗り上げた時のしなり感や、段差を踏んだ時の振動など正直かなり気になる。 また、車高調を入れた際の減衰についてもこの剛性感に妥協して決めているフシがある、ある程度減衰力を高めると段差を踏んだ際「ブルッ」と嫌な振動が発生する。これが非常にボディに悪い気がし、また不快なため減衰としては妥協したセッティングにならざるを得ない。 排気音… 基本的には低音系。 「ボーーーーー」と「ルルルルルル」を組み合わせた感じ。 アメリカンV6サウンド。 私のZはマフラーの大事なものが無くなりつつあるのか、踏み方次第で「パリパリパリパリ」という炸裂音がする。 ドライビングポジション… まず特筆すべきなのはハンドルの位置調整が存在しないことだ。テレスコピックはもちろんチルトさえしない。ペダル類の配置は比較的普通だが、ポジションはかなり限定される。このクラスの車でこれは正直如何なものかと思わざるを得ない。 また、ポジションの設計は基本的に白人男性を基準に作ってあると考えたほうが自然な部分が多々ある。例えばシートポジションはペダル、ハンドルに合わせるとかなり前になり、エアコンパネルにハンドルが重なる視点となる。 私が胴長短足でシートポジションも前が好みだから、だろうか…。180SXに乗っている高身長胴短足長の友人に乗ってもらった所「ちょうど良い!」と言っていたので間違いないと思いたい。 操作系… 4型以降標準となったエアバッグ付きのステアリングはとにかく大きく回しづらい上に切れない。 車体の大きさと相まって驚くほど小回りが利かない。 車内空間の設計を優先したためかシフトレバーはリンケージを介してミッションにつながっており、独特のフィーリングを持っている。リンケージの各所にブッシュが入っているためグニャグニャとまではいかないものの少し柔らかい感触がある。比較的ショートストロークではあるものの、所謂ショートストロークキットを組んだほどではなく、柔らかいフィーリングと合わせてかなり微妙なストロークになっている。 また、Hパターンが微妙に傾いているため2速が他の車と2速と3速の間位に感じられ、最初のうちは戸惑う。 ペダルは若干アクセルが奥まった配置になっていてヒールトゥは慣れが必要かもしれない。 あまり気にしたことはないがスロットルが2つあるためか多少アクセルが重い。 視界… 着座時の視点はかなり低くスピード感がある。左右後方の視界はかなり悪く死角が多くミラーも小さいので運転には十分気をつける必要があるだろう。 また、着座位置に対してドアが高いので左右直近の死角もかなり広い。 前端に関しては全く見えないので完全に感覚で運転する他無い。車内から見た時ボンネットは殆ど見えずダッシュボードのラインだけが見えるイメージだ。 シート… 300ZXのパワーシートは非常に柔らかくソファ然としたラグジーなもの。 ふかふかである意味非常に快適。ただ1脚40kgの重量はいただけない。 Ver.S等のマニュアルシートはクッションが薄い割にサポートが無く、雰囲気スポーツシート。正直私には合わずかなり腰が痛くなった。 乗車定員… リアシートは基本的に荷物置き場と考え方が良い。 成人男性4人で乗るのはかなり無理があるだろう。 2by2とは二人+二人分の荷物という意味に違いない。 |
積載性 |
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ハッチバックなので予想外に大きなものが積める。
また、後席の背もたれは前に倒れるのでかなり広いスペースが出来上がる。 何度か引っ越しの手伝いをしたが、大きめのダンボールが3つ積めたり、自転車が入ったりしている。 また、純正ホイール(タイヤ無し)であれば4本積むことも可能。 |
燃費 |
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燃費は極端な事をしなければ6-9km/Lの間から出たことはない。
普段は大体7-8km/Lの間を行ったり来たりだ。 燃費は正直気にしていないが、機関系の不調が燃費に出る場合もあると思うので満タン法で毎度測っている。 個人的には悪く無いかな、という印象。 |
故障経験 |
基本的にはアレコレ壊れる。 記憶にある限りクリティカルだった順に並べてみる。 走行距離 購入時:89000km 執筆時:120000km 故障箇所 ラジエータ(ホースの付け根から割れてLLCがダダ漏れ、立ち往生) セルモーター(異音) テンションロッド(ブッシュ経たり、左右にブレブレ) フロントアッパーアーム(ブッシュ経たり、段差でガタゴト) プロペラシャフトセンターベアリング(80km/h付近でブルブル) クランクリアオイルシール(油漏れ) パワステポンプ(油漏れ) エアコンファンレジスタ(風量123で風が出なくなる) 予防整備もしているので…話のネタには事欠かない。 |
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