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Mr. ポールの愛車 [ローバー ミニ]

整備手帳

作業日:2015年7月1日

良かれと思って装着したのだが・・・思わぬパワーダウンを引き起こし・・・結局取り外す事に

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目的 チューニング・カスタム
作業 DIY
難易度

中級

作業時間 30分以内
1
実はこの症状は、5月のレイクサイドミニパーティーの参加当日から起こっていた原因不明の現象でした。

『これまでのように元気に坂道を登れなくなってしまった。』
『エンジンの吹け上がりが良くなく、高回転域で伸びない。』
『2割程度のトルク低下、パワーダウン。結果エンジンに元気が無くなった。』

レイクサイドパーティーに参加する前に装着した数点のパーツの内、いずれかがこのエンジンパワーダウンの元凶となってしまったと推測される。

数点のパーツといえば、電装系3箇所(ハイマウントストップランプ・電圧計・トグル式ハザードSW)と、ATフィルターケース内に装着したあるスペシャルパーツであった。

電装系の3点は特に今回のパワーダウンを引き起こす要因になっているとは考えにくい・・

となると残すはだだ一つ、ATフィルターケース内に装着したあるパーツが不具合を引き起こす要因になっている可能性が高いと言わざるを得ない。


同社製品は今まで数点を装着させていただき、確かに性能向上も実感出来たし、どれも大変満足いくものであった。
ある意味同社製品には全幅の信頼をおいていたのだ。

だがしかし、この製品に関しては 『正直私はお勧めしません。』

以降につきましては、配慮のため社名と製品名は伏せさせていただきたいと思います。

2つ前のブログで書いた製品についての事となります。

前回のオイル交換時に一緒に取り付けたこちらのパーツですが、まだ2ヶ月足らずで千キロも走っていなかったのですが、取り外させてもらいました。

外してみたところネオジム磁石の周りには微細な鉄粉が貼り付いており、確かに紙フィルターで除去しきれなかった不純物をここでしっかりキャッチしているのが確認出来ました。

そのコンセプトに間違いはないと思います。


だが、しかしです
2
フィルター中心部(エンジン側にオイルを送っている通路)は35mmです。

それに対して、ネオジムの直径は20mmです。

つまりオイルの通路がネオジムとフィルターとの隙間の7.5mmしか確保することが出来ていないという事になります。

これを解りやすく河川に例えると、『川幅35mのど真ん中に直径20mの丸太が転がっている。』 という事になります。

その丸太によって川の流れは当然乱される事となり、流れる水の流速が落ち、下流に水がスムーズに流れてゆかなくなります。
また川の真ん中に丸太があることによって、『乱泥流』も発生します。

ミニはオイルパンからオイルポンプによって汲み上げたオイルを、まず最初にこのオイルフィルターに送り込んでゆくんです。

低速時には特に問題ないかもしれませんが、エンジン回転が上がるにつれ汲み上げるオイルの量もどんどん増加していきます。

必要な量のオイルを必要なだけ、そして素早くエンジン側に供給し続けていかなければなりません。

ところがこのネオジムが、そのスムーズな流れを塞き止めてしまう結果となり、つまりは 『大きな通過抵抗』 となってしまっているのです。

このネオジムは、オイル進行方向の出口に装着されています。

紙フィルターでキャッチ出来なかった異物を、出口寸前で受け止める。

一見、それは理にかなっているかのように思えます。

しかし、その装着位置が絶対にイケマセン

この場所は綺麗に濾過されたオイルが、何の抵抗もなくスムーズに流れていかなければならない場所なのですから

通行を妨げるような 『関所』 があってはならない筈です

結果、『オイルの流速は落ち、必要とされる流量をエンジンまで供給出来ていない』 という事になります。

当然、パワー不足・トルク減少を引き起こす要因となってしまうのです。

これはエンジンにストレスを与え、長期使用はエンジンの為に決して良くないと判断しました。
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この 『通過抵抗』 は更に別の現象も引き起こしてしまいます。

例えば、フィルターをあまり交換しないで放っておいた場合、当然フィルターは目詰まりを起こし、オイルの流れが悪くなっていきます。

必要とされるオイル量がエンジンまでスムーズに供給されなくなると、画像にある 『リリーフバルブ』 が解放されます。
このリリーフバルブを解放することによって、フィルターでまだ濾過されていない異物を含んだ汚れたオイルが強制的にエンジン側にどんどん送り込まれてしまう結果となるのです。

通過抵抗がおよそIkgを超えると、このリリーフバルブが開いてしまいます。
オイル通路の出口に今回のネオジムが装着されていたことにより、通過抵抗が高まり、このリリーフバルブがずっと開き続けていた事も予想されました。

これがエンジンにとって好ましい筈はありません。
4
しかし、『紙フィルターで濾過出来なかった異物を、ネオジムで強力に吸着させる。』 というコンセプトには賛成です。

問題が起こったから、それを取り外してハイおしまい・・
としたくはありませんでした。

転んでもタダでは起きない性分なもので

要はその 『ネオジムの装着場所』 なのです。
自分なりの考えのもと
新たな 『鉄粉異物キラー』 を装着してみようと思います。

そこで、ありとあらゆる種類とサイズの磁石が揃う 『マグファイン』 で新たなネオジムを購入しました。
http://www.magfine.co.jp/magnetjapan/

購入したのはΦ30mmXΦ10.5mmX15mm (M10) の物で、お値段¥3,000也

梱包を開いた時、一体どんな危険物がココに入ってるの?
と思うぐらい厳重に包装されていました。

そのぐらい強力な吸着力があるんです・・
5
このネオジムはフィルターの出口にではなく、フィルターの上部に装着します。

フィルターを固定する為のプレートに取り付けました。
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通過抵抗の要因ともなるスプリング等は使用せず、強力接着剤で確実に固定しました。

ネオジムの高さは20mm程度とし、またフィルター頭部に装着する事によりオイルの流れや、流量・流速に極力影響を与えぬよう配慮しました。
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これで出口付近の35mmの通路もしっかり確保することが出来ました。

抵抗となるのは元々のシャフト1本のみです。

今回これで装着してみることにしました。
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新たな発想でネオジムを装着し、実際に走ってみた。

それは走り出して直ぐに実感できました。

おおーー、エンジンが以前の元気さを取り戻した!!

坂道も元気にグングン登れるし、トルクもパワーも元通りに無事復活したのです ^^/

ただ正直、今回この記事をブログに記すべきかどうか悩みました・・

しかし、前の記事を読んで実際取り付けようと考えていた方もいらっしゃったかも知れません。

今回の一件も何かの参考になればと思い、敢えて記させていただきました。

しかしこれはあくまでも個人的な作業内容とその私感であり、決して製品に対する誹謗中傷ではないことをご理解頂ければ幸いです。

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