ミニのユーザー車検に初挑戦!3日間の短期集中決戦 in 多摩陸運 その①
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早いもので、ミニが我が家にやってきてからあっという間に2年を迎えようとしています。
ミニを購入した当初は、日頃の整備や車検をどこか信頼できるミニ専門店に頼むつもりでいました。
しかし結局は何処にもお願いすることもなく、殆ど全ての作業を自分で行って今日まできました。
なので車検もミニ屋さんには頼まず、自分でやってみたいといつの頃からか強く思うようになりました。
この車には一生乗ってゆきたいと思っているので、この2年間ミニをいろいろ弄ってきた分、自分でちゃんと責任を持って車検も通してあげたかったという気持ちもありましたし。。。
また車検整備を通じて、更にミニの事をより深く知ることが出来るし。
そして、2年間楽しませてもらったミニへの感謝の気持ちも込めて ♪
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そして車検コースを見学することが出来るということで、早速見学させてもらうことにした。
近くにいた検査官に 『見学させていただきたいんですが?』 というと
『じゃあこちらへどうぞ。』 と親切に案内された。
『車検コースの真ん中に黄色のラインが引いてありますので、そのライン上であればどこで見ていただいても構いませんよ。』 と言われる
車検ラインには1番から4番までの4つのブロックがあり、サイドスリップのテストから始まり、光軸、スピードメーター、ブレーキ、排ガス、車体下回り等がチェックされてゆく・・
じっくりと観察させていただくと、どうやら第2ブロックでのテストが最大の難所だと感じた。
ここでは光軸・車速・ブレーキ等がチェックされる。
手前の電光掲示板には『フットブレーキふむ』 サイドブレーキひく』 『フットブレーキはなす』 サイドブレーキはなす』 『40kmでパッシング』 等などがパッパパッパととても目まぐるしく表示されてゆく。
これは見学しておいて良かったと感じずにはいられない。。
おそらくこの表示の切り替えの速さに面食らって、パニクってしまうかも知れない。
聞けばライン上での事故も多いそうだ、普段ありえない緊張からなのか、ブレーキとアクセルを間違えて踏んでしまい、数百万円もする光軸判別機を破壊してしまった受験者も何人か実際にいたようだXXX
見学コースでたっぷりと見学させてもらったが、出来れば試験当日にもう一度最終確認で見ておきたいところだ ◎
書類一式と印紙を入手し、車検コースをじっくり見学させていただいた後、多摩陸運から1分ほどの場所にある 『米山自動車整備工業』 へ向かい、実際の車検と同じ項目をチャックしてもらう事にした。
ネットで良い評判が書き込まれていたので、何となくここに頼んでみたいと思っていた。
『米山自動車整備工業』
http://nttbj.itp.ne.jp/0425234530/index.html
気の良さそうな2人のおじさんが迎えてくれた。
『車検テスター』 は光軸調整・排ガス検査・スピードメーター・サイドスリップ・ブレーキテスト・灯火チェック・車体外観チェック等の一式で 料金は¥5,400だった。
スピードメーターはメーター速度が40kmになったところでパッシングするのだが、『あなたの車の場合は43~45kmになった時点でパッシングしたほうがいいよ。』 と教えてもらう。
だが米山自動車さんで指摘された大きな問題点が2つあった。
① 運転席側の光軸調整用ビスの長さが足らず、光軸が取れない。
②何故か左側のオーバーフェンダーからタイヤが微妙に(1cm)ほどはみ出していて、検査官によってははねられてしまう可能性あり。
しかし、ここでは基本的に光軸調整以外の修理はやっては貰えないため、自宅でこれらの問題点を解決していく事とした。
そして光軸調整に関しては、自宅に戻って光軸が取れる状態に改良してからまた2日後に控えた車検前に、ここ米山自動車で光軸を取ってもらうことにした。
因みに再度の光軸調整には料金がかからないとの事だ。
さあこれから自宅に戻ってから色々と作業がてんこ盛りだぞい ^^;
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自宅に戻って少し休憩したあと、早速ツナギに着替えて作業を開始する事にした。
まずは単純なところから、基本的な保安部品を車検に適合する部品に戻してゆく。。
①ルーカスのフェンダーミラー → ステー先端が丸くなっている物に変更 (検査官によってはスルーかも)
②ルームミラー → 今まではワイドミラーを付けていたが、金属製のミラーは衝突時に運転者等に危険を及ぼすものとして不可。なので純正のプラスチック製ミラーに戻す。
③ホーンボタンに警笛マークが無いものは不可。予めモノタロウで買っておいた警笛シールを貼り付けておく。
④点灯していないランプは取り外さなければならない。おそらくほとんどな方はリアのフォグランプの配線外したままにしてませんか?そのまま点灯できればOKだけど、自分みたいに点かなくしてる人はランプ自体を外しておかなければなりません。
その他にも・・
⑤最低地上高の確保(9cm) ミニはどうしてもシャコタンになりがちです。HiLo等を調節して9cmを確保(車体の一番低くなっている箇所で計測します)。自分の場合センターマフラーのタイコ部分で計測したら8.5cm程でチトたりてませんでした。『ミニは車体構造上低くなっているのは当たり前だ。』 と当日検査官に言えば8cmでもOKが出るかもね。
まあ今回1cm以下なので、試験当日タイヤの空気圧を暫定的に2.6ほどにして対処する。
⑥とにかくトコトン車体下回り、特にエンジン下部はブレーキクリーナー等を駆使してピカピカにしておく事。(オイルの飛び散りそのまんま、見た目が汚れているエンジンは検査官からみたら印象がとても悪いです。)
出来るだけピカピカにして、一生懸命自分でメンテしてます感をアピールしましょう!
⑦灯火系は一通り必ずチェックしておく(当たり前か) 点いたり消えたり不確定なランプがある場合は、面倒くさくても一度バルブを外してから接点回復スプレーやグリスをたっぷり塗っておきましょう。検査は一期一会です。検査時そこでたまたま点灯しなかったらアウトです。
⑧ウインドウオッシャー・ワイパーは正常に動作するか。またウインドウオッシャー液は充分補充されているか?(意外と見落としがちです)
他にも色々ありますが割愛します
5
車検を受ける際に 『同一性の検査』 なるものがあります。
これは実際に検査を受ける車両が当該車両で間違いないのか?という事です。
ミニの形式や車体番号は、とても見づらいところに刻印されています。
オルタネーター後ろのエンジンブロック部分と、フロントガラス手前のボンネットの溝の細い隙間、この2箇所にあります。
おそらくオイルや汚れで非常に読み取りにくくなっています。
手馴れた検査官ならまだしも、まだ不慣れな検査官だったらとしたらこれらの刻印場所の特定に苦労させてしまうかもしれません。
当日までにワイヤーブラシやウエスで綺麗にして見易くしておきましょう。心象も多少は良くなるかもしれません。
『読み取りにくかったので、綺麗に拭いておきました。』 なんて言えば更に好感度アップかもしれません、かも?
その他色々作業していてふと時計を見れば、もう23時半だ・・
この続きは明日にするとしようか。。
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そして車検を明日に控え、整備に与えられた最後の日となった。
昨日米山自動車さんで指摘された2箇所を改善するべく作業してゆく。
何故かしら右側の前輪後輪に関しては、タイヤがちゃんとオーバーフェンダー内に収まっていて問題ないのだが、左側の前輪後輪がオーバーフェンダーからおよそ1cmほどはみ出してしまっている・・
検査官によりけりだが、もし指摘を受けた場合アウトになる確率が高いという。
非常に微妙なサイズではあるが何とかせなばなるまい
念のためタイヤを外して裏を確認してみたのだが、ホイール裏に特にスペーサー等はカマされてはいなかった。
という事はこれは構造上の欠陥なのか?
米山自動車さんによれば、タイヤが隠れるフェンダーに変更するか、もしくはフェンダーの外側に樹脂製もしくは硬質ゴム等を貼り付けタイヤが隠れるようにすれば良いとのこと。
意外と単純なのね。
純正フェンダーが4.5Jなので、5.5Jのフェンダーに換装すれば事なきを得るというわけだが、もう今からショップに発注しているような時間は残されてはいない。
何といっても車検はもう明日なのだからXXX
そこでオーバーサイズフェンダーの装着は諦めて、オリジナルのフェンダーをどうにかタイヤが収まるように改良していくとしよう。
間に合せ的な作業とは言え、フェンダーの外側に樹脂などを貼り付けるのはカッコ悪いので、面倒だがフェンダーを一度取り外してからベースに1cmほどの硬質のゴム板をカマして底上げすることにした。
フェンダーはリベットで固定されてしまっているので、ドリルで切除してからM5サイズのブラインドナットを埋め込んでゆく。
前後合わせて合計8箇所にブラインドナットを埋め込み、ゴム板をカマしてからM5のボルトで固定した。
これで何とかフェンダー内にタイヤが収まるようになってくれた。
そして検査のキモとも言える光軸調整だが、米山自動車さんでは光軸を取ろうとして調節用のビスを手前に緩めてゆくと、もうこれ以上手前に出すとヘッドライトが落ちてしまうと言われたので、その対処を施しておいた、光軸調節用のビスはおろか、その特寸ビスなんか近所のホームセンターで売られいる訳もなく。
そこで思案した挙句、手元にあった鬼目ナットをオカマに埋め込むことにした、こうしておく事であと1.5cm程ビスを突き出せるようにしておいた。
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その他にも作業が続く
折角の車検なので、このタイミングで以下の作業も行っておいた。
オイル交換 6.5L
オイルフィルター交換
エアフィルター交換
スパークプラグ交換 x4本
ブレーキオイル補充
ウインドウオッシャー液補充
この画像は、ATフィルターのプレートに独自に装着した強力なサマコバ磁石(サマリウムコバルト磁石)です。
ネオジムの次に強力な磁石です。ペーパーフィルターで濾過しきれなかった細かな鉄粉をここでキャッチさせています。
走行距離3,000kmでこれだけの鉄粉を吸い付けてくれていました。
某ミニ屋さんでも磁石内蔵型のATフィルターが販売されていますが、数ある磁石の中で最も磁力が弱いフェライト磁石では正直役不足だと思います。
初期段階の鉄粉は吸い付けても、そこから更なる上書きは出来ないと思います。
コストは掛かるかと思いますが、せめてサラコバを採用してくれるのであれば、是非購入したいですが。
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クーラントの補充がてらに・・
実は今年の1月から、サビ防止の『シリホス』を色々テストしています。
およそ3か月前から、実践的に愛車でテストしていたのです。
シリホスをステンレスケースに入れて、ラジエターのアッパータンク内に直接入れて大体3か月経ちましたが、特に何も問題もありません。
シリホスはその減り具合から見て、徐々にクーラントに溶け出してくれていっているようです。
夏場にラジエター&水回りの大々的な交換を予定しており、実戦投入はほぼ決まりですね。
車検整備から少々脱線してしましたが、今日はあともう少し作業してから部屋に戻り明日提出する書類関係に必要事項を記入しようかと思います。
さあて明日はいよいよ本番だ!
一体どうなることやら。。
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