底抜けしない、ヘタレない永久不滅楽々快適シートへのモデファイ その① 取外し&素材入手編
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
思い起こせばあれは2018年の夏頃であったか、運転席のシートが突然裂けました。
正しくはシートが裂けたのではなく、シート内のスポンジクッションを支えているダイヤフラムが破れたためその修理を行ったのが今から約3年前の事でした。
当時のブログはこちら↓
『ある日突然裂けたシートクッションの交換+αの一工夫』
https://minkara.carview.co.jp/userid/2161128/car/1663133/5853063/note.aspx
あの当時は必要最低限のリペアに留めていました。
しかし製造時から約23年を経過した座席のウレタンスポンジには、新車当時の『クッション性』や『柔軟な反発力』『コシ』が失われてしまっている事実は歪めないXX
まあ、我慢して乗っていればいいだけの話ではある。
今年中止になってしまったが、これは浜名湖ミニデイで長距離を走行するために元々計画していたモデファイなのであった。
ミニデイは中止になってしまったが、来年に向け、また同時に長距離を走行する際の一助になるものと確信し作業を行った=3
タイトルは少々大袈裟ではあるが、おそらく今後20年以上、いやもしかしたら一生涯使い続ける事が出来るよう最高の状態に仕上げてゆくことにした=3
で、現状のシートを外してゆく。
まずは助手席から・・
こちらのガバナのシートカバーは新品で購入すれば、おそらく58,000円ほどする代物です。
だがこれはメルカリで新品が半値以下の送料込みの2万円で買った物。
以前から欲しかったガバナシートが新品でしかもその半額!
他人に先に買われてはならぬと焦って買ってしまいました^^;
適合年式が明記されてなかったのだが、実はこれ97年以前用であったというオマケつきXX
自分のシートは98年式なので、明らかに不適合なので、折角のユニオンジャック柄が左右逆のヘンテコな事になってしまうのですXX
もしかしたら、これを売り出してた人も同じ間違いを犯して購入してしまったんじゃないかなとも推測出来ました^^
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でもこの程度の事ではへこたれません^^
何とかしちゃいましょ♪と言う事で
98年以降用でも左右が正しいユニオンジャックの合わせ柄になるようカスタマイズしました◎
98年以降と97年以前のシートの最大の違いは、背もたれ脇にあるシートレバーが内側にあるか外側にあるかなのです。
こちらの助手席用シートのレバーホールは元々反対側についておりましたが、それをこちら側に通せるように型抜きを施しました◎
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そして逆側の元々シートレバー用の穴が空いていた場所は、ほぼ同色のレザーで塞ぎました◎
まあ見栄えは決して良くはありませんが、ほとんど見えない内側だし、自分はあんまり気にする質ではないので大丈夫^^;
この当て布ですが、東京シンコウレザー(株)さんから取り寄せたいわゆる『サンプルレザー』という物で、つまりは『無料・タダ』。
サンプルレザーとはいってもそこそこの大きさがあるので、ちょっとした修理等に流用出来ちゃうんです◎
(でもたまには商品も購入してあげて下さいね^^)
同じ赤色でも、色調や色味、また表面のシボ加減の違いでおそらく30種類以上はあろうかかと思われますが、その中から合いそうな感じのレザーサンプルを6種類ほど取り寄せました。
これで取り合えずユニオンジャックの柄もキチンと揃える事が出来ました◎
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さて枕話はこのぐらいにしておいて、本題に移ります。
今回のモデファイでは、今後のミニライフで一生涯、破れ無しメンテナンス無しヘタリ無しで乗り続けられるような意気込みでシートを基礎から作り直してゆきます=3
その為にまず基礎となる『ウレタンスポンジ』も惜しげもなく新調してゆきます。
おそらくダイヤフラム交換だけでもミニ専門店に頼めば、工賃だけで1万ほど請求されてしまうかもしれません。。
でも自分の場合『専門店に頼んだつもりで、その工賃分でより良い部材を揃える』事が常なので、必要だと思える部材は惜しげもなく調達してゆきました=3
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今回調達したのは以下です。
ミニスペアーズからは画像にある
『MINI FRONT SEAT BASE FOAM 1993-2000 MODELS』
http://www.minispares.com/product/Classic/Interior/Seats_Belts/Seats/SF685.aspx?170501&ReturnUrl=/search/classic/SF685.aspx
そしてミニスポーツから
『Trim Fr Seat Base Seat Diaphragm』
https://www.minisport.com/ncmc711-trim-fr-seat-base-seat-diaphragm.html
更に国内の浅草ゆうらぶから
『セルダンパー 5mm厚』
http://www.youlove.co.jp/celldamper.html
を取り寄せました。
シートのウレタンスポンジ単体で入手出来るなんて、ミニのパーツ供給体制はやはり盤石ですよね◎
これは国内では入手出来ませんでした。
そして『ワイヤー格子状のダイヤフラム』は、現状シート裏に装着されていていつ破れてもおかしくない脆弱な『ゴム&布製ダイヤフラム』と併用します。
旧タイプの『ワイヤー格子状のダイヤフラム』は切れる事は無いものの、その上に乗るウレタンスポンジを格子状のワイヤーが食い込んでいったり削ったりして傷めてしまうんですXX
そしていつか必ず破れてしまう現行のダイヤフラムを、旧タイプのダイヤフラムのスポンジへの『攻撃性』を和らげる緩衝材・中間材として併用します。
だが折角なので、今回は『旧タイプ&現行タイプダイヤフラム』のダブルセッションによって、より快適な座面造りを目指してゆきます=3
国内で入手した『セルダンパー 5mm厚』は
長距離運転による身体への特に腰への負担を軽減してくれます。
ご存じかもしれませんが、セルダンパーは地震等の揺れを軽減し抑える効果がある防振材として様々な用途で使われている『最新部材』です。
ミニに限らず、ドライバーの身体は運転中に絶えずエンジンからの高周波振動を座面から垂直方向に受け続けています。
特に長距離を走行した後にパーキングエリアに降り立った時、なんとなくまだ体がジリジリと痺れているような感覚が残っていて、まだ車に乗っているかのような感じを受ける時がありますが、正しくそれがそうです。
高周波振動を長時間受け続けると、人間は特に腰を痛めてしまいます。
身体の中で特に負担が掛かりやすい箇所(弱っている箇所)にダメージを受けてしまうんですXX
『腰痛持ち』でない自分でさえも、浜名湖ミニデイ迄の長い道のりを走った後は、腰に違和感を覚えてしまいます。
このセルダンパーはその一助になればと思い、ウレタンスポンジの下に設置する事にしました◎
厚みも5mmなので違和感無く、そして無理無く装着する事が可能です◎
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3年前の施工時は、ダイヤフラムだけの交換だったので特にカバーを外しませんでした。
しかし今回は座面スポンジを新調する為に、表面のカバーを外してゆきます。
カバー自体は6箇所のクリップでフレーム側に固定されています。
この作業の際クリップはシートフレーム側にその位置のまま残しておきます。
クリップは外してはいけません。
シート裏に縫い付けてある樹脂製の細長い支持パネルをクリップから抜いてゆくだけで良いのです。
支持パネルは半回転してクリップに差し込まれておりますので、それを割らないよう上に引き上げて外していきます。
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そして少し厄介なのが、シート脇レバーの根元にある樹脂製カバーです。
これを力任せに引っこ抜こうとすると、かなりの確率で割れてしまいますXX
このカバーの単品部品は供給されていないので、割らないよう丁寧に作業してゆきます。
シート下部に突出している爪部分を先細ペンチ等で圧縮させながら、外側の円座プレートに内装剥がし用のプラ製工具等あてがい間隔を広げるようにジワリジワリと丁寧に抜いてゆきます。
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裏側から見るとこんな感じです。
でも何でこんな貧弱なプラ素材なんだろう?
ケチらずここはメタルで良くねえかぁ~
絶対割れちゃうでしょがぁ;;
★追加情報
もし割れてしまった場合どうしようかと、予め代用品となりそうなクリップを検索しておきました。結局買わずに済んだけど^^
『プラスチックリベット』 『ワンタッチクリップ』等々・・
例えば
https://www.monotaro.com/p/4102/3927/
使用するのはメス側のみです。
中空タイプで中にシャフトが通せ更にサイズがある程度合う物なら代用出来そうな感じ。
モノタロウで死ぬほど色んな車種用の物が売られているので、時間をかけてじっくり探せば、近いサイズの物がきっと見つかるかもしれませんね^^
以上、派手さも無い地味ぃな作業ですが、まだしばらく続きます^^;
ご興味のある方、次回もどうぞご覧あれ ^^/
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