
北海道斜里郡清里町スタート&ゴールのグランフォンドきよさとに参加しました。
今回のロングコースは、日本百名山の一つ、秀峰「斜里岳」の周りを反時計回りに一周する距離160km・獲得標高1600m・峠が2つある難コース。
嫁が走りきれるか不安ですが、斜里岳一周に惹かれ夫婦で参加することにしました。
嫁はいつもの「DE ROSA」。今回はDURA-ACEのホイールを履かせました。
私は「LITESPEED」まったりツーリング仕様です。
平地も、上りも、下りも、ゆっくりスピードでしか走れない嫁に付き合って、のんびり走行 。
天気は曇り。斜里岳は雲に隠れたまま・・・残念。
スタート前まで吹いていた強風が収まったのは嬉しいが。
最初のチェックポイントは裏摩周展望台。。
エイド食はおにぎり一つ・味噌汁・オレンジ半分。
ここでのメニューに大きな不満はない・・・が、味噌汁の容器がコップだったり、箸が無かったり。
どうやって食べろと。飲めって?
さらにオレンジ。横に半分に切ってあるだけ。これは食べづらいでしょ。
手がベトベトに汚れます。半分に切るだけだったら縦に切るでしょ、普通。
横に切るのなら、半分からさらにカットして、スマイルカットにすべき。
エイド食に関しては、いや~な予感がひしひしとします。
裏摩周展望台から中標津方向に向かいます。
第2チェックポイントは開陽台。
エイド食は牛乳とバナナとドーナツ1個とスナック菓子。
昼飯前だからこんなもんか。
昼飯は第3チェックポイントと予想。時間的にもおそらくそうだろう。
昼飯を楽しみに開陽台を後にした。
第3チェックポイントの、えーっと、どこだっけかな。チェーン装着場みたいなところ。
この時点で制限時間ぎりぎり。
さて昼飯は何かな~
え?スープ(ミネストローネ)と果物(パイナップル)だけ?
しかもミネストローネは具が極めて少ないし。
これって昼飯じゃないよね?昼飯無いの?
昼飯抜きで峠を登れと?(泣)
参加料8000円もとって、それは無いんじゃない?(怒)
空腹と疲労で座り込む。
怒りをバネに根北峠に向け走り出します。
嫁は怒る気力も無いのでゆっくりマイペース。
この時点で嫁の後ろを走っている私が最後尾。
それにしても、後ろの大会関係者の車、そんなに間を詰めて走らなくてもいいんじゃない?
軽自動車のエンジンのうなり音がやかましい。
それに「速く走れ、回収するぞ!」とせっつかれているようで非常に気分が悪い。
ガイドライダーを通して少し距離を置いて走って貰うことにした。
この件については以前の大会でも注文をつけているのだが、全く学習していないようだ。
なんだかんだで根北峠に到着。嫁は疲労困憊でバタンキュー。
根室地方と北見地方を分ける根北峠、今から35年前、自転車で北海道を一周してたとき、TOEIのキャンピング車で逆方向から上ったことがある。
当時はまだ知床峠が開通していなかったのでこの峠を抜けたのだが、
今だったら迷わず景色がよろしい知床峠を走るだろうなあ。
最後のチェックポイント。ここまで約130km。
制限時間を20分ほどオーバー。
もうあまり期待してないエイド食。どら焼き1つと、えーと、あと1つなんか出たな~。
この先30km、制限時間をオーバーしているし、まだ上りが2カ所あるということで、嫁は走りきれないと自己判断、ショートカットすることに。
私は余力が十分にあるので、通常コースでゴールを目指します。
最後のCPから5km、あと25kmぐらいの地点、1台のトラックが私を追い越し、止まれと合図。
なんだなんだ?
「回収しますので、自転車をトラックに乗せてください。」
大会関係者のトラックだった。
「え?まだ1時間ぐらい残ってるので走りきれますよ。」
「でも20分も遅れてるし。」
「まだまだこれからが本番、走らせてもらいます。」
時間がもったいないので、さっさと走り出すことに。
すると、この会話を聞いていたガイドライダーが、ペースメーカーになって私を牽いてくれると。
これはありがたい!素直に後ろにつかせてもらいます。
それにしても、高額の参加料を払ってる参加者に対して、
ぶっきらぼうに、「回収します。」の一言だけで引導を渡すって・・・それが普通なんですかね?
「お疲れ様です。大変恐縮ですが、時間が過ぎていますので、回収させていただいてよろしいでしょうか?」
ぐらいの言葉をかけることが出来ないのかね、いい大人が。
確かこの人は開会式で挨拶してたな。
まあ制限時間をオーバーして最後尾を走っている私が言うのもなんなのですが。
ガイドライダーのおかげで制限時間の15分前に何とかゴール。
ビリの私をスタッフが拍手で迎えてくれました。
ショートカットした嫁はすでに走り終えてましたね。
ゴール後はいつものピザとアイス。
スタートしてから9時間後、ようやくまともな食事にありつけました。
いろいろ不満が多い大会でした。
特に貧弱なエイド食は大いに不満。
グルメフォンドでなくグランフォンドだからなのか、エイド食に力が入ってなく、
けちった感がありあり。
具無しミネストローネを自慢してたけど、
清里町にはご当地グルメ「オホーツク清里虹色うどん」があるのだから、
それをCPで提供するぐらいのこと出来ないのかねえ。
とにかく参加者目線、サイクリスト目線じゃないんですよね。
九州から参加者があったとのことだけど、
わざわざ遠くから来てもらった参加者にこの程度のサービスでいいのかね。
大会運営者は人気が高い他の大会に参加・視察するなどして勉強した方がいいと思うなあ。
この時期は他にも大会があるので、来年は別の大会に出るか。
中札内グルメフォンドとか。
それから、160kmのロングコースには交通信号が2つしかないという触れ込みだったけど、
私が数えた限りでは、3つありましたよ。
温泉チケットはありがたかったです。緑の湯で汗を流してから帰宅しました。