
長年登りたいと思っていた雄鉾岳。やっとその機会に恵まれました。
アイヌ名はカムイ・エ・ロシキ(神々が群立するところ)。
北東面にそびえる大岸壁がその名の由来でしょう。
登山口までは2kmの林道走行。
前日までの雨で水が流れているところもありましたね。
登山口着。ひっそりとしてます。登山者は私のみ?
記入して出発。午前8時40分。
歩き始めは沢から離れた高いところを歩くけど、
ほどなくして沢沿いを進行。
登山靴でも十分行けますし、
随所に巻かれたピンクテープのおかげで迷うことはありません。
登山道が山の北側にあるので薄暗い雰囲気です。
ロープが固定されたところも。
ここの徒渉は滑りやすくて緊張。水量が多いと靴を脱いだ方がいいかも。
豪快にそびえる雄鉾岳の大岸壁が見えてきました。
この岸壁の基部まで行き、左にトラバースして頂上に行くことになります。
登山道上にザリガニ発見。沢沿いでもないのに?
大岸壁基部のトラバース道に出ました。
上を見上げて落石に注意しながらトラバース。
見上げすぎて首が神経痛になりそうなので、
通称「神経痛トラバース」と言うそうです。w
または、落石が心配で神経がすり減るので、
「神経衰弱トラバース」と言ってもイイかも。w
600mほどトラバースしたら、十数本もの固定ロープが張られた長く急なルンゼの登り。
それほど危険ではありませんが、登りも下りも細心の注意が必要。
ようやく稜線に出ました。
普通の登山道にホッとします。
雄鉾岳は双耳峰。
木々の間から覗く尖ったピークが西峰。遙か向こうには遊楽部岳。
遠くに噴火湾が見えました。
振り向くと日本海。
太平洋からの日の出と日本海へ沈む満月を同時に見ることができるらしい。
紅葉を楽しみながらゆっくり下りました。
下山。13時20分。
「おかえり!」
看板には登り3時間半、下り3時間とありましたが、
今回、登り2時間15分、下り2時間5分でした。
夏草が刈り払われていて歩きやすかったですね。
登山道を整備してくださっている八雲ワンダーフォーゲルに感謝です。
旧八雲鉱山の特定郵便局の建物を利用した山小屋、「おぼこ山の家」(有料)。
かつてここに鉱山街が存在し、何百人も暮らしていたとは・・・想像できません。
山神さんに参拝してから登山口を後にしました。
ここには八雲町立鉱山小中学校があったそうです。
秘境に静かに佇む「おぼこ荘」。ここで汗を流して帰宅することに。
「おぼこ荘」は鉱山第二温泉跡地を再開発したところだそうです。
ここの露天風呂は最高!
この日はほとんど入浴客がおらず、優雅なひとときを満喫。
(女湯から女子の黄色い声が聞こえてましたが)
管理が行き届いた綺麗な設備。
お湯には塩気がありますね。
カメには目が牽かれます。たとえタワシでも。w
長年の夢だった雄鉾岳登山、想像していたとおりワイルドでハードでしたが、
憧れていた山だけに楽しく充実した山行になりましたね。
自然に囲まれた露天風呂にも癒やされました。
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登山 | 日記
Posted at
2017/10/15 11:21:19